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やまりすがたべるもの

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2012年 09月 15日 ( 1 )

麺屋 むじゃき

住所 茨城県水戸市東台1-5-31
電話 029-231-9008
営業時間 11:30~14:00/18:00~21:00
定休日 月曜夜の部 木曜日
P 有
禁煙
http://05.xmbs.jp/menyamujaki/



はーれー・らびっとそん「ラーメンは、今では、値段的に、けっこう高い食べ物だ。」
ぴょん吉「でも、それも仕方がない。ラーメンは、それ自体が、パワー・スポットだからだ。」
はーれー・らびっとそん「単に、食事、ではないし、単に、食べ物としての材料費に還元することはできない。諸材料は、夢の化体をこうむるからだ。単なる材料を、あるバランスのもとに配合する努力は、並々ならないものだし、魔法的なパワーさえ入る。集中力や根気がいるし、高次元へのステップ・アップがある。」
ぴょん吉「結局、おいしくないものは、まあ、これくらいでいいか、っていう妥協だよね。」
はーれー・らびっとそん「詰めの甘さ、というか、詰めの過程は、おそらく、際限なくある。見えない人には、途中でなすべき詰めが見えなくなってしまう。そこが、、限界だ。詰めの甘さをどこまで克服できるかだ。」
ぴょん吉「きびしいよねえ。徹底的に気が利くかどうか、だからね。マジでやったら、頭がおかしくなりそうだ。ちょっとしたブレでダメになるのは、目に見えている。スープ不出来のため、店を開けない店主さんの心情、察するに余りある。神経すり減るなあ。成功者はそこを潜り抜けているのだろうなあ。まあ、それで、息を呑むような、精妙さに至ることがあるわけで、この絶妙さの結実に出会える可能性を、高いと思うか、どうかだね。会えずじまいの徒労も多いし。」

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はーれー・らびっとそん「場を盛り上げるムード・メーカー的な店も、重要だけど、堅実な味作りは、何よりも貴重だろう。でも、意外と地味に受け取られがちなんだよねえ、そういうの。」
ぴょん吉「まあ、はやりすたりもあるし、ある面では、パフォーマンスで売り抜ける才覚も必要なのだろうけど。」
はーれー・らびっとそん「むじゃきも、限定、など、色気を出しているけど、地盤は、手堅い。味覚センスが盤石な感じだ。」
ぴょん吉「最後は味覚センスで、差が出るよねえ。」
はーれー・らびっとそん「こればかりはどうにもならない。」

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まぜそば 700円

はーれー・らびっとそん「さて、いよいよ、色物に手を出していくのか、と思いきや、やはり、うまさ手堅い、実直な感じのまぜそばだ。よくも悪くも、むじゃき的だ。」
ぴょん吉「むじゃんきー、だね。むじゃきは、全体として、非常にうまい、んだけど、まあ、地味に見られそうなところはある。でも、そここそが、いいところなんだけどね。話題性先行の、見た目の頓狂さとか、パフォーマンス的なごまかしがない。」
はーれー・らびっとそん「最近、まぜ麺は、食傷気味だ。一時の興奮がない。その一時とは、ズバリ、TETSU(水戸)のまぜ麺をいただいた時だ。それで、水戸は、もしかしてすごい? と思って、まぜ麺に心がはやったけど、結局、それがマックスかな。」
ぴょん吉「TETSUのまぜ麺のクオリティーがすごかったので、その余波で、他も、乗り気になったような感じか。」
はーれー・らびっとそん「このまぜ麺は、クオリティーは、さすがに、高い。ただ、派手なインパクトには欠けるかな。でも、十分な、スタンダードの風格だ。」
ぴょん吉「今まで見た中でも、一番地味なルッキングかも。逆に、そこがえらい。ありがちな、常套句的な、むしろ退屈な、ふざけた感は皆無だ。」
はーれー・らびっとそん「なんとも、真面目なまぜめんだ。具材も実に、実直だ。ちょっと苦笑しちゃうくらいだ。具材は、ほぼ、店の常備具材だ。」
ぴょん吉「むじゃきは、印象からして、がっちりしているよね。」
はーれー・らびっとそん「このプライマリーな感じ、いいなあ。でも、なんか、つまんねえなあ、という人もいるだろうなあ。」
ぴょん吉「凝った具材で人目を惹こうとする店がほとんどだからね。そして、味はたいしたことない、どころか、ばらばらだ。」
はーれー・らびっとそん「ところが、これは、やはり、味覚が優れている感じだ。この落ち着き、そつのなさ、はさすがだ。まあ、つけ麺を食べている、と言ってもよさそうな食感だ。目をつぶって食べればつけ麺と間違うような。」
ぴょん吉「第三のつけ麺、って感じか。醤油味で、鶏白湯がタレに使われているのかな。そこに、たっぷりの魚粉風味、と、かつお節、という具合だけど、まあ、無難な魚風味だけど、こなれていて、嫌味な感じはない。」
はーれー・らびっとそん「やはり、魚粉か、というきらいもあるけど、まあ、品のいい香ばしさで、文句なくうまい。」
ぴょん吉「引っ掛かることがなく、すんなり食べられる。味も、キレもいい、グレードの高いまぜ麺だ。太麺も、自家製麺ならではの、しっくり感がある。とってつけたような既製品的太麺感のまぜ麺は、実に多いからね。もっと極太も食べたいかなあ。ガツンとくる新しさはないけど、確かな腕前を感じさせる。静かに、寡黙に、いただきたい感じだ。」
はーれー・らびっとそん「後半には、ラー油と酢を。ラー油と酢をかけると、ちゃんとうまい。こういう、計算というか、調合力が、しっかりしていて、テキトーじゃあないんだよねえ。ジャンクとテキトーは、言うまでもなく、同じではない。」
ぴょん吉「まぜ麺では、めずらしく、生卵トッピングなしなのも大人っぽくていいね。やっぱり、伊達に、の生卵がない方が味がシャープでいい。さすがの落ち着いた味覚センスだ。それにしても、このラー油の容器、液だれしなくていいなあ。」

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煮干そば 650円

はーれー・らびっとそん「煮干しは、ますます完成度に磨きがかかった感じだ。なんていうか、ぎりぎりと引き絞られて、タイトな、シャープな、うまさだ。」
ぴょん吉「素っ気なさ、と見紛う、バランス感覚の妙だ。バランスがよすぎて、地味に見えかねないのだ。地味なんて、言わせねーよ、と言いたい。」
はーれー・らびっとそん「スープの素材の何もかもが、ピタッとはまっているような、予定調和的な見事さを実現している、過不足のない、透明なクオリティーという感じだ。その、研ぎ澄まされた感覚の中で、ムチャクチャ
コリコリの細麺は、歯応えだけに還元されてしまったかのようだ。」
ぴょん吉「そうだね、この充実した、緊張感のあるスープの中での選択肢は、触感と化した細麺なのかもね。すべての要素の、加減乗除のコントロールが巧みなんだろうなあ、と思わせる、嘆息ものの一杯だ。」
はーれー・らびっとそん「このスタンダード力、というか、基本的なスタイルだけで、まとめあげて、勝負できる力量がすごいなあ。抑制された色気だなあ。」
ぴょん吉「破調や乱調の派手さはない、けど、味のキメ方は冴えに冴えている。様々な選択をこなしていく上での、判断力が的確なんだろうなあ、という印象だ。」
はーれー・らびっとそん「間違いない、感じだ。限定品で、実験的な、挑発的なおもしろさ、にも、挑戦したいようではあるけどね。」
ぴょん吉「まあ、これだけ、揺るぎなく味の構成を構築しているので、動かさない方がいいのか、どう動かしていいのか、だんだん難しくなるだろうなあ。まだ、一年ちょっとだから、いろいろやってみたいだろうし。」

はーれー・らびっとそん「今日、夕方、帰り際に、いわきの旧6号線沿いで、通りすがりに、優勝軒がこつ然とできているのを目撃した。今日が初日のようだ。すごい賑わいで、駐車場満杯、たくさんの行列ができている。」
ぴょん吉「ヒュー。」

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by dasenkadasenka | 2012-09-15 18:41 | 水戸市