やまりすがたべるもの

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2011年 10月 21日 ( 1 )

中華そば ことぶきや

住所 茨城県水戸市袴塚3丁目11-9
電話番号 029-224-7584
営業時間 11:30-14:00/18:00-21:00(売切れ次第終了)
定休日 水曜・日曜定休
駐車場 店舗横6台
禁煙


目に見えるというほどでもない、光の通過の気配ようなものが、町から町、街道から街道、へと高速で通り抜けていった。その猛スピードの光の幻影のようなものが、通り過ぎる刹那、しゅん、という通過音とともに、「やい、どこへ行く・・・背中に乗りな・・・どこへ?・・・いいからついてきな・・・」というような声が、幻聴のように聞こえる気もした。その、ほとんど見えない光の通過の気配は、水戸の街に入ると、次第に、走る光として見えはじめ、ついには、疾走する、ととり、と、その背にまたがった、りすざる、であることが、見て取れるようになる。そして、こんな会話も、聞き取れるようになる。

りすざる「やい、君は、走ってるのか、飛んでいるのか、どっちだかわからないなあ。」
ととり「どっちでもないよ。念力の高速移動なんだよ。」
りすざる「へえー、新人のくせに、いつからそんな能力を獲得したんだ。」
ととり「まあ、生まれつきの才能だね。」
りすざる「迷子の新人の割には、ずいぶん、えらそー、だな。ラーメン俳句の才能もある、とかいう噂だな。」
ととり「いや、それほどでも・・・」
りすざる「ちょっといやらしい感じだな。それ、流行ってんのか。」
ととり「さあ、どうだか。」
りすざる「僕もやってみたいな。教えとくれよ。」
ととり「簡単だよ。言いたいことを、5・7・5の文字数にはてはめればいいんだよ。」
りすざる「それだけのことか。」
ととり「まあ、そうだね。」
りすざる「じゃあ、こんな感じか。」
ととり「どれ。」
りすざる「ラーメンに イデアっていう、なるとあり」
ととり「ん、なんか、ちょっとかっこいい感じ。」
りすざる「どうだい?」
ととり「うーん、ちょっとわかりにくいかなあ。」
りすざる「りすふくろう大先生に、教えてもらった、ラーメンの奥義、なんだけどなあ・・・。」
ととり「イデア、って?」
りすざる「そんなこともわからないのか。君、ばかなんだなあ。」
ととり「ちぇ、言われたくないね(くやしい)。」
りすざる「まあ、難しい概念なんだ。つまり、なるとは、渦巻き模様だ。イデアとは、渦巻きのようなもの、なんだよ。」
ととり「うーん、確かに、渦巻いて、目が回る。」
りすざる「僕も、理解したのは、ここまでだ。」
ととり「ぬう、奥深い・・・」
りすざる「もっと勉強したいんだけど、りすふくろう大先生の本が、木の葉化しちゃったんだよ。」
ととり「時限装置付きのきつね本か。ばななりす師匠の本の場合と同じか。」
りすざる「綴じ糸もどんどん解けちゃって、ばらばらだよ。」
ととり「残念だったね。」
りすざる「ばらばらになって、床に散らばっているから、足で踏んじゃって、粉々だよ。」
ととり「くっくっくっ・・・。」
りすざる「ついでに、また、できた!」
ととり「なに!」
りすざる「きつね本 いつのまにやら 木の葉だよ」
ととり「うまいとこ、ついてる。無心なところがいいのか。うーん、じゃあ、お返しだ。」
りすざる「どら。」
ととり「りすざるや いつのまにやら てんぐざる」
りすざる「なに! ぼくは、てんぐざるなんかじゃないやい!」

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ととり「さあ、着いたよ。まだ、開店15分くらい前だけど、もう並んでいる。」
りすざる「並んでいるのは6人。」
ととり「客席数は9席だから、ぎりぎり、座れそうだ。」

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りすざる「写真でわかる通り、店内は、やや薄暗くて、ムーディーな照明だ。ちょっと手狭な店内に、ジャズみたいな音楽が、比較的大きな音で、がんがんかかっている。」
ととり「ぼくは、静かな方が好きだな。」
りすざる「そうだね、それに、ラーメンをいただくにあたっては、自然光っぽい、明るい店内の方が、どちらかといえば、好きだなあ。まあ、おしゃれな夜の飲み屋っぽい雰囲気だね。」
ととり「まあ、人によって、お店の雰囲気の好みもいろいろだからね。」

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つけめん 大盛 ライム付 780円

ととり「つけ麺は、つけダレの感じは、大雑把に言えば、えなみ(福島市)に似ているかな。」
りすざる「うん、ごろごろしたチャーシューの形態も肉肉しさも似ている。」
ととり「くどくなく、甘酸っぱさがあって、味の濃さもほどよくやや控えめな、上品な味だ。」
りすざる「熱々で出てくるね。」
ととり「麺も、自家製麺だから、えなみに似ているけど、タイプは違って、やや細い太麺だし、かたくて、ぼそっとした感じだ。」
りすざる「やっぱり、自家製麺独得の個性があって、それが、評判をとっているんだろうな。えなみと同様に、人気店だ。」
ととり「まあ、良し悪しなんだけど、製麺所の麺は、画一的で、そつがなくて、やっぱり、どこか、既製品っぽい感じがするよね。」
りすざる「大盛り無料で、330gだけど、まあ、つけ麺好きなら、このくらいは普通の量だね。」
ととり「えなみほどの超大盛り感はない、けど、大盛り無料、ができるのも自家製麺の強みだね。」
りすざる「麺は、低加水で、癖があるから、人によって好みは分かれるかもね。ぼくは、さっぱりして、好きだけど。」
ととり「くし型のライムがついてくる。風味の変化に、ということだけど、あっさりした香り、酸味、なので、それほど劇的に変化しない。」
りすざる「味を損なわない程度に、ということかな。」


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塩らーめん 普 700円

ととり「塩ラーメンは、お店のおすすめ、だけど、この白濁した鳥パイタンスープは、さっぱりしていて、ミルキィで、うまいね。」
りすざる「ほんのりと甘いコクがある。それに、浮き脂の、魚粉脂が、合っていてうまい。。」
ととり「一口目は、インパクトあるね。でも、後半は、少し、魚粉風味が飽きるかな。」
りすざる「魚粉入りをはじめていただいたのは、だいぶ昔に、長浜ラーメン(世田谷烏山)で、だと思うけど、すごくうまくて、驚いたなあ。」
ととり「とんこつに入っているんだけど、衝撃的だった。これも、それに似ている。八王子の長浜ラーメンも、ガツンとくる魚粉入りだった。」
りすざる「でも、その後、あっという間に、ありふれて、どこもかしこもで、ちょっと食傷気味だなあ。」
ととり「でも、この鳥白湯はさっぱりしていて、おしいね。」
りすざる「麺は、つけ麺より、ずっと細いけど、やっぱり、噛み応えのある、かたくて、ぼそっとしたタイプで、このほんのり甘いスープによく合う、硬質な感じだ。」
ととり「梅肉がついているけど、これも風味酸味が軽くて、それほど味を変えることのない、アクセントだ。」
りすざる「おいしかった。ごちそうさまでした。」
ととり「ごちそうさまでした。」

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(ラーメン俳句ビギナー ととり & りすざる)
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by dasenkadasenka | 2011-10-21 16:59 | 水戸市