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喜元門 水戸笠原店  再吟味過程が膨大になっていく無限解釈の恐ろしげな喜元門迷宮

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こくまくくぅ人形「今日は雨なので、車内から窓越しに。雨に濡れて、風邪をひくといけないからね。」
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こくまくくぅ「これだけのメニューのレパートリーがあれば、客はどれかには反応するだろう。しかし、喜元門の力量からすれば、反能力はなかなか追いつかない。というところだろう、」
人形くくぅ「評価を下すのはむずかしい。メニュー数がどんどん増えるばかりでなく、マイナーチェンジによるリニューアルが繰り返されるからだ。
こくまくくぅ「ふらっと来て、一品食べて、判断を下すわけにはいかない。どうみても、拙速になる。すくなくとも、10杯くらいは、と思う。ところが、そうするうちには、当人も学習がなされるので、食べ手の判断能力や受容能力、感度そのものが変化してしまう。すると、さらに、もう10杯・・・となってしまう。メニューがメニューを誘発する。」
人形くくぅ「しかも、しばしば内容変更があるから、古い記憶も役に立たなくなる。あわ食って慌てて、というか、なんとかねじ伏せて片づけようとして、優位を気取った通ぶって、あっちの店のあれがいい、とか、過去のあれがいい、とか言って、適当に誤魔化し、まるめこんで、やりこめよう、とするが、どうみても、逃げの姿勢のラフな処理にしかならない。そう思って、真摯に取り組むと、恐ろしげな喜元門迷宮に巻き込まれてしまうことになるのだ。
こくまくくぅ「再吟味過程が膨大になってしまうのだ。解釈は無限に引き伸ばされてしまうのだ。」
人形くくぅ「無限のネットワークの際限のないプロセスへの勧誘が機能し始める。
水戸 起源門「よろしい!
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こくまくくぅ「あ、びっくりした。いつの間にか、われらのテーブル席の横に見知らぬ子供が立っているぞ!」
人形くくぅ「なんですか?
水戸 起源門「ご注文を取りにうかがいました。
こくまくくぅ「もう、券買って出したし。水を持ってきてくれたのはありがたいが。君、店員さんじゃあないくせに。子供だろ、どうみても労働基準法違反だろ。」
水戸 起源門「じゃあ、いいです。お邪魔します。
人形くくぅ「なんで、じゃあなんだ・・・、あ、座ったし。誰なんだ、君は?
水戸 起源門「申し遅れました、水戸、起源門、と申します。
こくまくくぅ「たいそうな名前だ。」
水戸 起源門「そうなんです。そうした無限のネットワークの裏で糸を引いている神の意図は不明のままです!
人形くくぅ「え・・・
こくまくくぅ「うかがい知れない・・・と。・・・神、ですか・・・」
水戸 起源門「そうです。神とはなんでしょう。それは、それより上位の審級がない、究極の超越的な根拠ということです。
人形くくぅ「そうだな。手が届かない。
こくまくくぅ「近づくことができない場所だ。」
水戸 起源門「そうです。つまり、すべての根拠なのだとすると、それ自身は、それ自身にのみ、根ざしているわけです。
人形くくぅ「そうだな、それ以上の正当化の根拠を持たない。
水戸 起源門「通常、そういうものは、暴力的な狂気なわけです。
こくまくくぅ「われこそは正義なり、ということだからな。前例もない。」
人形くくぅ「そうした勝手な宣言の究極の打ち止め点、なわけか。われこそ、神なり・・・と言う人はたくさんいるし。
水戸 起源門「神とは、自らが正しさであると宣言する初発の暴力性、なわけです。
こくまくくぅ「0レベルの基底。開闢の無根拠な起源だ。」
水戸 起源門「実は、そうした、物事の起源でわれわれが出会うのは、不合理な一撃なのです。法の絶対命令なのです。
人形くくぅ「理由はない。法は法である、ということだ。
水戸 起源門「そうした神とは、残酷で気まぐれな、狂気の絶対権力そのもの、です。
こくまくくぅ「われこそが正義である、と、絶対服従を命令する。有無を言わせない暴力だ。」
水戸 起源門「だから、神が現実化することは、恐怖なわけです。
人形くくぅ「なるほど、神は、時として、荒ぶる神、でもある。大魔神も怒れば怖い。
水戸 起源門「だから、手の届かない、遠く彼方に想定しているのです。その限りで安全です。
こくまくくぅ「なるほど。」
水戸 起源門「善や正義の象徴、としての神は、実は、狂気の神の仮面であり、人が想定している、イメージ、なのです。
人形くくぅ「なだめて、丸めこもう、と。
こくまくくぅ「起源の狂気に対して距離をとるための方法、なわけだ。」
水戸 起源門「そうした、人格神的な、想定されたイメージとしての、人間的な善の仮面のおかげで、神そのものの暴力性に耐えられるのです。
人形くくぅ「恐怖を和らげる方便なのか。
水戸 起源門「善の顔は、過酷な神の振る舞い、について妥協するための、一種の標準的ないいわけ、なのです。
こくまくくぅ「人の考えた、人間的な善の輪郭のもとに神を手懐ける、というわけだ。」
人形くくぅ「しかるに、時々、荒ぶる神としての側面を覗かせて、人々をおののかせ、恐怖にたたき込むわけだ。
水戸 起源門「神よ、あなぜ、あなたは・・・、とよく言われる事態を引き起こす。
こくまくくぅ「まさに、計り知れない他者となる。」
水戸 起源門「かくして、神の定義は、ブラック・ボックス、なのです。もし、人間的な解釈そのまま、なら、むしろ、神は人間に従属する対象に成り下がってしまいます。
人形くくぅ「ご利益のために神を利用しようとする。
水戸 起源門「だから、偶像崇拝は禁止されるのです。おそれ多い、というより、むしろ、恐ろしさを見えにくくするため、です。
こくまくくぅ「人間の法の根拠たる神は、それ自身は、超法規的な存在なわけだ。」
水戸 起源門「彼方の虚空のおぼろげな姿ならいいが、神に近づきすぎると、露出過度な、胸の悪くなるような不透明性、に出会ってしまうのです。
人形くくぅ「なるほど。・・・おや? 君の顔も、よく見ると、なんだか露出過度で、何か変だ。それ、絵じゃあ・・・
こくまくくぅ「あ、ほんとだ、絵の顔だ! 子供のイメージだ! 本当の子供じゃあない!」
水戸 起源門「やっと気づきましたか・・・
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人形くくぅ「あ、お面をはずしている! その不透明な仮面の下は・・・、あ、ミニくくぅ、だ!
こくまくくぅ「なーんだ、ミニくくぅだったのか、すっかり騙されたよ、ははははは。」

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住所 茨城県水戸市笠原町884-10
電話番号 非公開
営業時間 昼の部 11:30~14:00/17:30~20:30
定休日 火曜夜の部、水曜
P あり
喫煙 不可


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極煮干 塩 780円 
こくまくくぅ「喜元門を攻略しようとして、まあ、安易な即断を連発しがち、なんだけど、結局のところ、キャパ(容量)が追いつかないというのが実情で、判定も、宙ぶらりの、役に立たないうわごとのようになってしまいがちだ。」
人形くくぅ「麺、スープ、チャーシュー、の三位一体、の見事な組み合わせバージョンの数々なんだけど、3要素それぞれが、頻繁にマイナーチェンジするので、本体の印象は、どんどんズレてしまうわけで、結局、食べに行くと、繰り返しやり直すことの謎めいた反復に出会う、という感じだ。
こくまくくぅ「この、繰り返し作り直していく作業は何を意味するのか。飽くなき挑戦のモチベーションは、もちろん、いいものを作ろう、ということだろうけど、何か、尋常でないほど、高みへ昇ろう、とする、意志を感じるよね(笑)。意志力が、違うなあ、というか。」
人形くくぅ「休みない、増殖だ。まあ、商売、なんだけど、他店に類を見ない情熱だ。
こくまくくぅ「そのやる気、こそが、稀有な機能態としての、フレキシブルな機能性を構築している、と言えるだろう。なんか、独特の算術がある。」
人形くくぅ「うまさもはずさない。惰性的な広がりという感じがしない。中華料理店的なラーメン店だと、メニュー数50種類以上くらいあるのは、まあ、ざらだけど、そういうのとはもちろん違う。完全に純化されたラーメン、として、のみ、考え抜かれている。そのコンセプトは明快で、間違いようがない。
こくまくくぅ「まず、特徴はシンプルさへの還元だ。無駄がない。余計な付け足しがないどころか、不必要なものはまず、潔く捨てちゃう。上載せ野菜とかやらないし、スープ素材とか、おそらく、絞り込んでシンプルなのだろう。たぶん、たまねぎとかにんじんとかじゃがいもとかりんごとか、なんて入れないんじゃあないかね(推測ですが)。まず、その取捨選択のセンスがずば抜けて、垢抜けている。その上で、諸要素を高機能に組み合わせていく。その妙技もハイセンスだ。」
人形くくぅ「現代的だよね。それに比べると普通の店は、すべてを過去の惰性でやっているところだろう。いまや、それが、はっきりしてきている。もう、手垢まみれの惰性店には行きたくなくなってきた(笑)。味噌ラーメンは野菜載せに決まってるでしょ、とかね。
こくまくくぅ「麺、スープ、チャーシュー、すべてに、言える。全部、方法論を変えている。で、これが、なんでか? というと、それがそのまま、高みへ昇ろう、というシステム、という感じがする、というわけだ。」
人形くくぅ「で、それが、自分の身の丈に見合ったサイズの世界観で丸めこもうとしても、その見取り図に、なかなかおさまってくれない、というわけだ。イライラすると、相手を非難して悪く言うのがおさだまりだ。
こくまくくぅ「ラーメン界は、荒れている。こういう、積極的な、見直し作業、洗い直し作業をする能力がないと、おもしろずくの企画ものに走る。最近思うけど、ラーメンって、スープだし素材なんかは、鶏や豚などの旧来のもので、終わりだろう。手を広げる必要ない。長年やってこなかったものは、最初から、単に、不向き、なのだ。それが、差をつける競争の激化で、再浮上して、まあ、傍系のだし素材を引っ張り出してきているけど、もともと、そんなにスタンダード・ヒットになるものではない。」
人形くくぅ「手当たり次第なんでも使えそうなものをとり上げて、新しさを売り口上にしたキャッチコピーで、つまり、情報操作テクで、なんとか、だましていくに過ぎない。ネットの新作話題性がそこに一役買っているだろう。普遍的な味ではなく、場当たり的な話題性で、味なんかわからない軽薄な人が、すごいものが出た、とか、その場限りで騒ぐ。でも、最初から、必然性がない、のだ。
こくまくくぅ「なんでも、濃く出す、とかね。地域最濃とか(笑)。まあ、珍しさ本意だ。言いたいのは、高みへ飛翔館がない、ということだ。あれば、それでもいいんだけど。むしろ、逆に、地に堕ちてい感だく(笑)。こんな余生は嫌だ(笑)。」
人形くくぅ「劣化の一途の、余りもの、拾い集め争奪戦だ。残りかすで斬新な見てくれをなんとか作るジャンクだ。気持ちが荒れる。
こくまくくぅ「で、まあ、なんでこんなことを書いているか、というと、こんな煮干しラーメンを食べてみては? という提案だ(笑)。まず、こんな煮干し感は他にない。とにかく垢抜けている。凡庸でないし、奇天烈でもない。極み煮干しは、風味がかなり強い。普通の鰮煮干しでも十分に強い。お好みで。」
人形くくぅ「この極み煮干しは、運ばれてきたときに、食べるまえから、もう、匂いがぷんぷんだ。すごい煮干しの香りだ。たぶん、浮き油が煮干し油なのだろう。強烈なつみれ汁、といった感じだろうか。でも、へんなえぐみやいやみはなく、洗練された、品のいいうまみだ。心くすぐるすっきりした清湯、だ。極細麺も合う。以前より細くなった。ここのところ、かたさもあり、充実した細い弾力が楽しめる。
こくまくくぅ「いわずもがな、だけど、スープがおいしい、とか、言うけど、合わせる麺でがらりと変わることは言うまでもない。麺感も、コミでスープを味わいたい。麺がそばっぽくもあるので、和風っぽいような雰囲気もある。まあ、何風ともいえない無国籍のような、独特の喜元門風だ。」
人形くくぅ「さて、塩、なんだけど、最近、塩は、色がこのように、少し茶色っぽい。薄い醤油色みたいな具合だ。下のラーメンンもそう。ラーメンは、以前は、無色透明だった記憶があるが。ということは、最近は、塩ダレ、が少し茶色いのだろう。何由来かはわからない。なにか、かえしのだし素材なのだろう。あるいは岩塩か。

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らぁーめん 塩 680円

こくまくくぅ「喜元門の塩系は、他店では同じようなものを知らない、独特の雰囲気がある塩だ。これが、醤油に劣らず、存在感が強い。塩の方が好きかな、とも思う。」
人形くくぅ「過去へのセンチメンタルな固着はないね(笑)。過去を脱ぎ捨てた、塩、だ。シンプルにうまい。
こくまくくぅ「喜一(喜多方、いわき)では、数種の塩ラーメンが話題だけど、革新的な喜一だけど、スタイル的に、もっと喜元門の方が近未来的な、先へ行った感がある。このらぁーめん、の醤油版は、だいぶ昔ながら風だけどね。ああ、これこれという醤油風味を効かせているけど。これも、以前と変わった。らぁーめんのだしは、鶏と魚介なんだと思うけど。これが、直火チャーシュー麺の下の醤油スープだと思うけど。最近、チャーシュー麺は、豚清湯だという説もあるけど、らぁーめん醤油のスープだと思うけどなあ。直火チャーシューの風味が流れ出て、あるいは、チャーシューダレを入れて、豚風味っぽい、とかではないかね。推測ですが。ちょっと錯綜していてわからない。誰か店の方に訊いて(笑)。」
人形くくぅ「豚清湯スープをやったなら、他にもそのメニューが出そうだしね。まあ、いつかはやるだろうね。まあ、豚清湯って言っても、一直でももみじ入れているみたいだしなあ。
こくまくくぅ「この塩は、前から、好き。ただ、前とは違う気はするけど(笑)。ここでも、本店でも、食べたけど、微妙に変わっている、けど、通じて、独特のじんわりしたうまさで、しみじみうまい。上の極み煮干しに比べると、穏やかな味わいで、喜元門は、穏やかな品のいい味わい深さに独特の華がある。なんともいい風味だ。もちろん、淡白な麺風味もコミで、だ。」
人形くくぅ「まあ、以前との味比較をしても、意味がない(笑)。どうせ、もう食べられないんだし、食べてない人には無意味だ。まあ、通時的な刹那主義でいくしかない。
こくまくくぅ「載せ野菜なしの体裁の塩ラーは何よりだ。コーンももやしも、なし。この絞り込みは本当にホッとする。ラーメンは、肉とメンマくらいでいいです。そこのところで、うまいの、が食べたいよね。」
人形くくぅ「間違いなく、そこが、垢抜けている感じの秘密の一つだ。鶏団子とかもいらないな。余計なものいらない。喜元門があるので、自信を持ってそう言える。みんな、そろそろ、やり直しでは? シンプルにうまいのを作ればいいだけだ。
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by dasenkadasenka | 2014-04-19 18:28 | 水戸市