やまりすがたべるもの

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麺 一直  大当たりの限定 塩つけの幻の金字塔  シンプルにして強靭

こくまくくぅ人形「一直の裏山です。桜が咲いています。花を見て、これから一直へうかがいます。
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小皇帝くくぅ人形「お山の上から、一直のうしろ側が見えるぞ。さあ、行ってみようか。」
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こくまくくぅ「おや、券売機で券を買い、テーブル席に向かっていたら、後ろから見知らぬ子供がついてくるぞ。」
人形くくぅ「おかしいなあ。どこの子だ。あれ、そのまま、一緒に席に座ったぞ。
こくまくくぅ「君は誰? どこの子だ?」
塩つけ ゆずる「いえ、いいんです。
人形くくぅ「だって知らない子だ。
塩つけ ゆずる「しおつけ、ゆずる、と申します。
こくまくくぅ「え! あの金メダルをとった・・・」
塩つけ ゆずる「いえ、違います。あれは、ゆづる、です。私は、限定10食の、ゆずる、です。
人形くくぅ「ますますわからない・・・
塩つけ ゆずる「限定とは、中味のわからないプレゼント、です。
こくまくくぅ「ああ、食べてみるまではなんだかわからない、お楽しみ、だ。」
人形くくぅ「福袋も流行っているしなあ。
塩つけ ゆずる「人の欲望は、常に、謎のX、を追い求めているのです。
こくまくくぅ「結局、ないものねだりだからなあ。期待感こそが、本命なのだ。」
塩つけ ゆずる「もう一つの側面。限定とは、意図的に設定された、品不足です。
人形くくぅ「品不足も、人の欲望を煽る。
こくまくくぅ「希少価値、という思い込みだ。貴重価値に転ずる。」
塩つけ ゆずる「人は、常に、経験的に、ハイパー・インフレーションに怯えているからです。総需要を総供給がうわまわってしまうと、インフレになります。
人形くくぅ「そうなると、人は商品を追いかけ回す。
塩つけ ゆずる「そうです! というのも、今日より明日、明日より明後日・・・、の方が品薄で値が上がりそうな懸念が高まると、商品を買うことが困難なる、という予想から、安いうちに買う競争になる。
こくまくくぅ「そうなると、売り手の立ち場は、優位になる。値を上げても売れる。」
人形くくぅ「その悪循環が貨幣の購買能力の暴落をまねく。それが、ハイパー・インフレだ。活発な商品交換が失効する。
塩つけ ゆずる「行列ができていると、なんで並んでいるのかわからなくても、とりあえず、並んでしまう人がいます(笑)。
こくまくくぅ「品不足に備えた、一種の予行演習だ(笑)。損はしないだろうから、とりあえず、期を逃さずに、早めに並んでおけ、と。」
人形くくぅ「順番が回ってきて、手に入った時の喜びのシミュレーションだ。品不足-インフレが身に染みている。
塩つけ ゆずる「限定は、幻想的なハイパー・インフレなわけです。
こくまくくぅ「限定はそうした心理を利用している。ゲットした人は自慢げにふるまえる。」
人形くくぅ「限定数の人しか知らないから、それがいいものであったかのような幻想を煽り立てる。逃した鯛は大きい、という心理がターゲットだ。なので、実体感の希薄な、風評が広がる。
塩つけ ゆずる「どのみち、ネット上の風聞になるので、簡単に、伝説が作れるのです。内実は、結局わからないまま、だ。
こくまくくぅ「あ、わかったぞ。ゆずるも、限定品なわけだな。」
人形くくぅ「あ、そうか、期間限定の子ども、が答えだ!
塩つけ ゆずる「ご明察です。
こくまくくぅ「あ、子供のお面をはずしている。」
人形くくぅ「不気味な子供だと思ったら、その下は・・・、ミニくくぅだ! なんだ、そうだったのかあ。
こくまくくぅ「プレゼントの中身は、ミニくくぅか。すっかり騙されたよ。ははははは。」

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住所 茨城県水戸市見川2267-3
電話番号 029-241-1330
営業時間 11:00 ~ 15:00/18:00 ~ 21:00
定休日 月・木曜日
駐車スペース 有
https://twitter.com/menittyoku
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つけそば ゆず塩 750円(限定)

こくまくくぅ「今日は、醤油豚清湯のつけ麺が食べたくて来たのだけれど、何と、来てみると、券売機に張り紙がある。」
人形くくぅ「まさかの塩つけそばが、限定で! 僥倖だ。
こくまくくぅ「前に、塩味のもの、も食べてみたい、と書いたけど、念願かなった。もちろんうまい。この期に及んで、技術点、表現力、ともに高い、この店で、まあ、うまくないはずがない(笑)。」
人形くくぅ「限定って、才能だよね。やって、効果的にきちんとキメる店は少ない。限定もがっかりが続けばマイナス・ダメージだ。疲弊する。
こくまくくぅ「まあ、だいたい、たいていは印象に残らない。それきりなくなると記憶も薄れる。でも、これは、大当たりだな。過去一番の限定の感激、かもしれない。」
人形くくぅ「これは、意味のある限定だ。塩つけ、って、うまくこなすことは、これからの、ステイタスになるかもなあ。
こくまくくぅ「つけ麺がきちんとこなせることはステイタスだ。自家製麺がこなせることも、とりわけ、つけ麺店のステイタスだろう。そして、塩つけ、かあ。塩つけって、たぶん、そんなに出ていない。五鉄(いわき)の塩清湯つけ麺が極上だった以外は、清湯では、特にぱっとするものが思い出せない。」
人形くくぅ「基本的に、ここの、超うまい醤油豚清湯つけダレの、塩バージョンだ。まあ、ほとんど、本体はそのまま、醤油が塩に変わって、柚子が加わった感じだ。でも、それがうまい。つけダレ本体の根本的なうまさが実証される感じだ。
こくまくくぅ「華麗にして骨太だ。なかなかできないと思う。醤油と同じくらい塩もガツンとくるなあ。パンチのある甘さ、豚清湯×豚ひき肉のパンチのあるうまみ、は、共通だ。塩味、という、しょっぱいイメージではなく、むしろ、甘さが際立つ。しょっぱさより甘さが優位で、凌駕しているのだけれど、そこが、うまい。その甘さに豚清湯×ひき肉のうまみが絡むさまは、新鮮で圧巻だ。」
人形くくぅ「柚子も鮮烈だ。素晴らしい香りだ。誰でも柚子は使用できるわけだけど、効果的に香っている、かどうかは、また別問題だ。ハッとするような匂い立ち、だ。
こくまくくぅ「結局、ただ使う、ではなく、最大限に何もかもが活きる配慮、が腕前なわけだけど、すべての要素の相乗効果の最適化の上で、香り立っているわけだ。それが、厳密で、才気、と言うほどだよね。」
人形くくぅ「入浴剤みたいな、芳香剤みたいな、激しい匂いのする店もマジであるからね(笑)。それを、柚子の香りがいい香り! って評する人もいるからなあ。ただ入れるだけ、ただ言うだけ、という月並みは多い。
こくまくくぅ「しかも、この店は、限られた要素にしぼって、シンプルな効果をはじき出すのが上手だ。才能がモノを言う、簡にして要、だ。できすぎる!」
人形くくぅ「豚だし、甘さ、ひき肉、柚子、のそれぞれ選別され吟味された上での相互干渉のスパーク度が高い。
こくまくくぅ「まとめ方が、絶品だよね。同じ材料や条件でも、まとめ方が下手だと、悲惨なことになるだろう。こんなにシンプルに味わせるのは至難だ。」
人形くくぅ「甘さは、ポイントだ。適切な甘さで、しびれる。メガヒットのつけ麺店は、甘さに精通している。この間、茨大付属優勝軒(いわき)で食べたつけ麺も、甘さが何より、だった。甘さは下手にはできない。
こくまくくぅ「まあ、ラーメン、つけそば、を名打っているし、けっこう、勝軒系っぽい感じでもあるんだけど、大勝軒系も超えちゃう、かもなあ(笑)。鶏清湯と豚清湯のそれぞれのラーメンとつそばの取り揃えで、かなりな極め付けな比類ないハイレベルだ。塩、もやっちゃったし。塩ラーメンも、かなりうまいのが、間違いなくイケる、ポテンシャルだろう。この豚清湯中太麺塩ラーメン、想像しただけで、鳥肌ものだ。」
人形くくぅ「甘さと、そして、酸味、も上手だ。甘さと酸味の真髄というべき押さえどころをスタイリッシュに決めている。そこが、つけ麺の最大の見せ場であることを心得ている。
こくまくくぅ「それから、つけ麺は、熱い⇒冷める、までの変化の中での一瞬の輝き、という粋な食べものだ。ずるずるすする数分間に、豪奢な輝きを魅せる、よねえ。」
人形くくぅ「絶品感は、寸分の狂いもなく、バランスをキチッとキメる、店主さんの絶妙な才覚だ。
こくまくくぅ「こうして、豚清湯に慣れてくると、たしかに、鶏清湯は、ややとりすましたようなところがある。上手く言えないけど、なんていうか、豚清湯は、ぶっちゃけうまい、というかな。下世話なうまさとは言わないけど、パンチのあるわかりやすいうまみ、なのかもしれないかもね。大勝軒もそんな感じだし、これは、ウケるよね。」
人形くくぅ「つけダレも最高だし、自家製麺も最高だ。
こくまくくぅ「ここへきて、きたあ~、と言う感じかな。もとよりうまいんだけど、かたいもっちりが、このところ、つるりんこぬっちり、になって、その弾力感が最高だ。」
人形くくぅ「つけ麺王の、道(亀有)やことぶきや(水戸)も、柔軟な弾力が、最先端の麺力、という感じしね。
こくまくくぅ「やわらかくて深い、しなやかなもっちり感、なのだ。」

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ラーメン 650円

こくまくくぅ「ラーメンも、太さ形状違いだけど、やはり、自家製麺の麺質が、つるりんこぬっちり、になって、ウマさ爆発だ。食感、感触なので、うまく表現できないけど、この麺感の魅力アップで、これ、最高峰のラーメンだろう。」
人形くくぅ「先回、100点満点で120点としたけど、今日は140点かもね。魅惑的なラーメンの達成感あるなあ。
こくまくくぅ「前3回は午後だったけど、今日は開店と同時に食べた。やはり、時間によるスープ感の差はあるのかな。数少ない経験なので、決めつけはしないけど、朝一だと、すっきりしていて、午後は、強めの味わいになる、感じ、なのだろうか。で、この、スープのすっきり感が、極上だ。人によっては物足りなく思う向きもあるかもしれない、けど、澄んだうまさは、格別だ。この状態、トップクラスのラーメンだろう。知る限りの、過去最高だ。」
人形くくぅ「類を見ない、独特のシンプルなうまさ、だ。真髄、と言っていいだろう。醤油も控え目、スープもあざとさのかけらもない。ただひたすら純粋に強いうまさがある。
こくまくくぅ「スープは、もとより、うまいけど、この中太麺のうまさアップ、の効果は大きい。このところ、すごく、麺がグングン、レベルアップして、ひっぱっている。細かく変わるわけだけど、自家製麺ならではの微調整の成果が大きそうだ。ここの鶏清湯の中華そばの細麺も極上なんだけど(あれも食べたい!)、この中太麺のうまさは、よりインパクト大、なのかもなあ。もちもちの勝利感だ。これ、まちがいなくウケるでしょ。」
人形くくぅ「もう、ウケているけどね(笑)。茨城県民というか水戸市民、幸せだ。うちは、片道100キロだからねえ。
こくまくくぅ「まあ、これぞ、ラーメン、なんだけど、昔ながらの・・・、という逃げ口上ではない。ブランド使用のキャッチ・コピーもない。いまや、ただ、なんとなく、ラーメン、というわけにはいかない。もはや、高度に成熟しきって、反省化の時代に突入しているからだ。惰性的に素朴にアプローチできる時代ではないだろう。なにしろ、日本中を食べ歩いている食べ手も作り手もたくさんいて、あらゆるラーメンを、知悉し、精通しており、その上で、どうするか、考えているわけだから。」
人形くくぅ「否応なく、すでにある成果の上で、どうするか、考えざるを得ない時代に達している。そもそも、その上でこそ、素朴な昔ながら、もある、わけだし。
こくまくくぅ「進化し尽くした諸結果が目の前にある以上、その上で、どうラーメンを提示するか、がないと、強度が弱くなる。ポテンシャルや可能性は、あとどこに残っているのか。この問題意識が希薄だと、だれた感じになるけど、まあ、実際にはだれた店がほとんどだ(笑)。」
人形くくぅ「一直や喜元門を食べるとよくわかる、のだから、仕方がない(笑)。麺、スープともに、明らかに質感の冴え、が違う。
こくまくくぅ「自意識過剰になってくる局面での生き残りだ。自己言及的なラーメンになる。ラーメンって、これだ、という、煮詰まり方をしている。素朴にやると、たぶん、詰めの甘い、足りない感じがする。すでにありふれたもののどこかにしかならないからだ。しかも、精度の低さがありふれたものなわけだし。シンプルならシンプル、複雑なら複雑、で、方法論に自覚的になって、強さを出さないとならない。」
人形くくぅ「最良化の一定の成果の上で始めなければならない段階だからたいへんだ。まあ、食べ手が、どれくらい満足度を求める水準が高くなっているかにもよるわけだけど。だから逃げ道はたくさんあるんだけどね。ただ、ジャンク化でさえ、行き詰ってくる。
こくまくくぅ「まあ、高度な段階だから難しくなるわけで、押さえるべきツボを心得たうえで、さらに、手探りで、精度を上げなければならないのだろう。」
人形くくぅ「まあ、自家製麺も標準装備になりそうだ。
こくまくくぅ「な~んて言ってるけど、実は、一直のラーメンなんか、もう、打ち止め点かもしれないよね(笑)。押さえどころを抑えきって、無駄がない。ギリギリと精査し尽くしている。悪いところ、不要なところははずしていく。」
人形くくぅ「これ以上ないくらい純化したうまさの強度に達している。140点ですからねえ。どーしますかね、これから。

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by dasenkadasenka | 2014-04-03 18:57 | 水戸市