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yotsukura 喜一  量的な実験的お遊びをくぐり抜けた質的な本格志向へ  純化された喜多方ラーメン

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こくまくくぅ「おや! ラーメンをカウンターにとりに行って、戻ってきたら、われらのテーブル席に、誰かが座っているぞ。」
人形くくぅ「小さい子供だ。あ、もしや、また、恐るべき、子供ブロガーか!
こくまくくぅ「テーブルの上でキーボードを打っているようなしぐさをしているが、置いてあるのはただの帳面だ。帳面の表紙を打っている。」
人形くくぅ「素振りだけの、エアー・キーボードだ。モニター画面もないのに、あたかも見ているように中空を眺めている。ブロガーのふりだな。
こくまくくぅ「あ、こちらに気付いた。」
藻塩 喜一郎「あ、ちょうど今、四倉喜一の記事を入れていたんですよ。
人形くくぅ「もしかしてだけど、エアーでしょ?
藻塩 喜一郎「エアでも十分です。導入部を入れときました。
こくまくくぅ「うそだな。帳面の表紙にキーボード絵が雑に書いてある。」
藻塩 喜一郎「あ、申し遅れました。ハンドルネム、藻塩 喜一郎、です。
人形くくぅ「あやしい名前だな。
藻塩 喜一郎「遅かったですね。
こくまくくぅ「何を言っているか意味がわからない。」
人形くくぅ「あ、こんどは、キーボード表紙の帳面を開いた。便利だな。
こくまくくぅ「ページをめくっている。演技派だな。指で探しているような、わかりやすいアクションをする。」
藻塩 喜一郎「君たち! 子供ブロガを舐めてはいけない。ひやかしは、やめたまえ。
人形くくぅ「意味が分かんない。下をむいたまま、次々にページをめくっている。
藻塩 喜一郎「聞こえているよ、誹謗中傷はやめたまえ。大人のくせに。
こくまくくぅ「口の減らないガキだ。」
藻塩 喜一郎「だいたいなんだ、ラメンばかり食べて。
人形くくぅ「大きなお世話だ。
藻塩 喜一郎「たまには、海鮮丼でも食べたまえ。
こくまくくぅ「なんで、上から目線なんだ。」
藻塩 喜一郎「まあ、いい。あった、ここだ。
人形くくぅ「探している帳面のページを見つけたようだ。文章を指さしている。汚い字だ。読みだした。
藻塩 喜一郎「ラメンは、いまや、超ラメンの時代に入ったのです!
こくまくくぅ「いきなり本題か。」
藻塩 喜一郎「今日のお題は、実験的なお遊びをくぐり抜けた本格志向へ、です。
人形くくぅ「大きく出たな。いつの間にかこんなスタイルになったのか。
藻塩 喜一郎「、既成のラメン界の地平の中での、新しい刺激を求めての流行変化で、とめどもない差異化の進行に、かつての名店さえもあやうく、内容をまったく変えてさえいる。可能性をやり尽くすドミノ倒しのようだ。
こくまくくぅ「うまいこと言ったつもりだ。一拍置いた。」
藻塩 喜一郎「閉じた地平、だから当然です。その地平とは、20世紀的な大衆消費社会だ。
こクマくくぅ「大衆という市場の開拓だ。大衆的な需要に合わせて、大衆趣味へと、すべてを作り直せば、その間は、大きな需要を確保できる。」
藻塩 喜一郎「つまり、ジャンク化であり、エリート主義から大衆主義への変換過程が、消費を創り出す、という局面なわけです。大衆的な好みへと、すべてを置き換えていく作業の間は、安定して、消費の賑わいが延命できる。
人形くくぅ「気張らない、草の根運動だね。だって人間だもの、なんかは、象徴的だ。政治的には民主主義の名のもとに進行した。
こくまくくぅ「でも、その、ええじゃないか、みたいな秘策も、いきづまってきたと。」
藻塩 喜一郎「ジャンク化の乱痴気騒ぎも手詰まりになってきた。大衆的なものへの焼き直しで、消費の裾野を広げたけど、一通りやったし、それに、実はあまり、変化はない。
人形くくぅ「いまや、末期的だからだろう、有名人もテレビ番組もすべてが総動員で広告媒体だし、ブロガーやネット投稿者なども、そうなわけだ。まさに、素人の時代で、素人目線の開拓を進めている。でも、それも、飽和してきた。
藻塩 喜一郎「そして、いよいよ、差異化をやり尽くして、こうした土台そのものが見直されてきてもいるわけです。差異作りのための実験的なお遊びの時代は終わりつつあるようなのです。
こくまくくぅ「差異化の勢いに追いつかないので、限定の乱発になる。でも、限定は、そろそろ問題になるだろう。差別的だからだ。一部の人しかありつけない。みんなに安く平等に行き渡らせる配慮がない。客に迷惑や負担をかけ、いたずらに混乱を招く。出し惜しみで、供給側優位なわけだ。」
人形くくぅ「差異化競争なので、これは、まだ誰もやっていない、という方法論を探すのに、ラーメン店主さんたちは血まなこだ。本家、元祖と争う。
こくまくくぅ「これは、自分が初めてです、と、しょっちゅう聞く(笑)。そこ、とも思うんだけど。」
藻塩 喜一郎「しかし、みんなが同じ発想をして、身動きがとれなくなってきている中で、新しいムーブメントも、確実にあるのであります。本格志向、であり、ラメンのシンプルでタイトな見直しを図っているのであります。
人形くくぅ「聞いたことある語尾だな。大衆好みでも、いいものを、本物を食べたい、になってきている。
藻塩 喜一郎「そうです! それが、ここ・・・
こくまくくぅ「あれ? どうしたんだ、口ごもってきたぞ。あ、口を動かし過ぎて、子供のお面がずれてきて、話しにくくなってきたんだ!」
人形くくぅ「ずれたお面を付け直しているぞ。・・・あ、お面が下に落ちた!
こくまくくぅ「あ、藻塩 喜一郎の下は、ミニくくぅだ! なんだ、すっかりだまされたよ。はははは。」
ミニくくぅ「ばれたか。ははははは。
人形くくぅ「そうか、ずっと、出ていなかったんで、我慢できなくなって、出てきたんだな。はははは。
こくまくくぅ「虎視眈眈と機会をうかがって、こんな準備をしていたわけか。」

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住所 福島県いわき市四倉町字5丁目218 道の駅よつくら港 2階フードコート内
電話番号 0246-32-8075
営業時間 10:00~18:00
定休日 第3火曜日
喫煙 不可

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藻塩ラーメン 600円

こくまくくぅ「さて、藻塩ラーメン、です。三日間限定です。道の駅よつくらの春の感謝祭の期間中です。」
人形くくぅ「本店と同じもの、です。お見逃しなく。あと二日ある。行くべし。
こくまくくぅ「まあ、ラーメンは昼食、というのが、自分の習慣だけど、喜一本店では、喜多方の多くの店と同様に朝ラーをやっていて、朝7時からの通し営業だけど、噂によると、朝からの行列で、午前中に品切れで、お昼にはやっていない、という話を見かける。」
人形くくぅ「天高盛、も、早々に終了して、昼にやっていないよねえ、という噂だ。
こくまくくぅ「まあ、それを考えたら、ここは、穴場だ。並ぶ苦労せずに、楽勝で食べられますからねえ!」
人形くくぅ「うまいし、らくちんだし、いいよねえ。苦労なく食べられて幸せ!
こくまくくぅ「フードコートなので、もちろん混雑時、満席のこともあるけど、まあ、座席数は多い、からね。日や時間を選べば余裕だ。」
人形くくぅ「スープは、本店からの直送だ。麺だけは、ここオリジナルで、やや細麺の仕様だ。
こくまくくぅ「で、なんと、この藻塩ラーメンは、麺も、一緒に直送してきているので、麺も本店と同じ仕様だ。本店は、太麺と細麺から選べるけど、味噌ラーメン用の細麺が、たぶん、この藻塩のと、同じ、じゃあないかな。」
人形くくぅ「今日は、麺が、直に比べられて、おもしろかった。色艶や味は同じ感じ、なので、組成は一緒だと思う。形状が違う。四倉オリジナルは細めで丸太、縮れているけど、それを、さらに手もみして、薄く平たくしたような感じ、なのが、この藻塩ラーメンの麺だ。
こくまくくぅ「やはり、食感がまるで違う。四倉バージョンは、当然固めもっちりで、藻塩バージョンは、ぴろぴろしたもっちりだ。楽しい食べ比べだ。この、ひらひら麺もいい、なあ。食感比べも楽しいので、できれば、導入されると嬉しいね。」
人形くくぅ「さて、藻塩、ですが、すでに、喜一は、塩は、ノーマルな塩ラーメンの他に、山塩ラーメンと藻塩ラーメン、と3種類出している。塩、に凝っている。
こくまくくぅ「考えてみれば、喜多方は、醤油が多いから、塩は、じもらーにも、ウケる、のかもね。それに、下の味噌、も強烈な魅力だし。」
人形くくぅ「魅せる、やり方が上手だ。塩だけでも、すでに話題性をつかんでいる。引き込む、よねえ。
こくまくくぅ「まあ、喜一自体が、ニューウェーヴだけど、この塩が、また、鮮烈なニューウェーヴな塩、だ。喜多方で、こんな店はない、だろう。」
人形くくぅ「まあ、遠くから来るなら、できたら、ここへきて、一気に、塩、味噌、醤油、3種類は食べたいね。合間に腹ごなしに海岸でも散歩して(笑)。味だけでなく、ぜひ、3種のベーススープの違いを比べたい。うーん、赤魂も入れたいか。
こくまくくぅ「喜多方の粋、を堪能できる。しかも、並ばずにだ! 昼に! だ(笑)。これ、大きい。」
人形くくぅ「藻塩ラーメンの色は、塩ラーメンと違って、なんか薄い醤油ラーメンみたいな色をしている。塩ラーメンと同じ鶏スープだと思うけど、薄い茶色っぽい色のついた、藻塩ダレ、を使用している模様。
こくまくくぅ「味わいは、塩に比べると、あきらかに、ほのかな磯の風味が漂っている。山塩は一度しか食べていないので心もとないが、しょっぱさの角がなく、まったりした感じのイメージかな。」
人形くくぅ「藻塩は、海水を煮詰めているだけあって、やはり、ミネラル質の質感も感じる。
こくまくくぅ「まあ、いずれも、おだやかなもので、ギリギリはしていない。でも、これが一番、塩気主張がある、かな。」
人形くくぅ「微妙な、うまみ、なんだよね。それが、鶏スープを活かしながら絶妙に融合する。
こくまくくぅ「塩を味わい分けている人は通ですなあ(笑)。どれも、まろやかさと塩気の緊張が張りつめている。」
人形くくぅ「地質学的なラーメンとでもいうべき、情趣がある。山塩は、山の地中の岩盤の中に閉じ込められ、圧縮された海水から抽出されたものだ。藻塩は海水。
こくまくくぅ「と、まあ、地球の鼓動を分け持ってでもいるかのような、センシティブな感動もある一杯だ。」
人形くくぅ「茶室のように風流で、室内の一杯に器の中に、自然を感じる、ような趣だ。
こくまくくぅ「まあ、食べながら、窓から、海が見えているけどね。何か、響き合う、かもね。」
人形くくぅ「人間の血液は海水と同じ成分だし。小さな海を陸に運んで歩いている。
こくまくくぅ「ひらひら麺の甘い小麦の味わいも活きるスープだ。地球のおすそ分けの、干渉し合い、響き合う、心地よさを、極めようとしているのが伝わるに十分なだけのシンプルさ、だ。質的な転換点にあるラーメン店だ。」

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熟成味噌ラーメン 750円

こくまくくぅ「さて、こちらも、地球の息吹きを最大に発揮できるように調理された傑作だ。味噌の可能性を、従来型とは違う切り口で魅せる。」
人形くくぅ「先日食べた、一直(水戸)の味噌つけそばの味噌の香気も素晴らしいが、でも、さほど、未知の領域、でもない。うまいんだけど、既知の地平の地続きだ。
こくまくくぅ「あまりにもよくできている点で未踏の領域だけどね。」
人形くくぅ「でもこれは、既知の感じとは全く違う。こんなふうに思ったの一福(初台)だけだ。あれ以来の衝撃作だ。ともに、独自の世界観を確立しているけど、共通して、自然の息吹、かもしれない。
こくまくくぅ「ため息ものだよね。これは鶏白湯スープ仕様だけど、白湯を使った濃厚味噌系とも違う。まあ、濃厚味噌って、意外とありふれた味わいだし、そういう意味では退屈なところもある。みな同じ、紋切り型の発想の、濃さの質、にとらわれている感じだ。」
人形くくぅ「白湯をこんなにおしゃれに使い切っている店も知らない。まったく異質な作り方を平然とやってのけている感じだ。
こくまくくぅ「クリーミーさが増してきたかな。こなれたまろやかさだ。それを、やや重厚な味噌風味が引き締めていて、独特の良質なまったり感を作り出している。たとえて言えば、ミルクとコーヒーの関係かな。ある意味、味噌ラーメンですらない。」
人形くくぅ「クリーミーなコクが絶妙で、単においしいだけでなく、引き込むような吸引力がある。
こくまくくぅ「喜一は、和と洋の風味の融合が巧みだ。冴えているし、知的でさえある。ありきたりな和洋折衷ではない。」
人形くくぅ「洋シェフの、風変わりな、わざとらしい和洋折衷ラーメンも珍しくない、けど、なんか、やり過ぎが多い。いきおい、トリッキーな実験になる。そういうのと違って、無理なく、自然なすり合わせ、という感じだ。
こくまくくぅ「自然体だ。喜多方という田舎がいい方に作用しているおかげか。落ち着いている。上っ調子な感じがない。」
人形くくぅ「逆に田舎者臭いんだよね、変に奇抜な和洋折衷やると。
こくまくくぅ「これは、それどころか、なんか、おりてきている、という感じだよね。無我夢中の、無心の、毎日の試行錯誤の中で、おりてきた、という感じの、きらめき、がある。おいしさ、ということ以上だ。」
人形くくぅ「やはり、それか、本物志向は。


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by dasenkadasenka | 2014-03-21 18:21 | いわき市