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喜元門 水戸笠原店  鍛え直されたラーメン  立ち上がった水戸だいだらぼう

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喜元門 水戸笠原店  鍛え直されたラーメン  立ち上がった水戸だいだらぼう_b0219835_1214143.jpg
住所 茨城県水戸市笠原町884-10
電話番号 非公開
営業時間 昼の部 11:30~14:00/17:30~20:30
定休日 火曜夜の部、水曜
P あり
喫煙 不可
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こくまくくぅ「主体化という奇跡的な飛躍によって、気づくと、われわれは、秩序の中にいる。」
人形くくぅ「この秩序は、閉じた秩序であり、そこで見えるもの(言語的な思考)がすべてだ。
こくまくくぅ「秩序の外部はない。秩序とその外部とを比較し、両者のつながりを確証しうる、いかなる立場も存在しない。」
人形くくぅ「秩序の外部を想定するのも、秩序の内部の思考なのだ。
こくまくくぅ「秩序は、自分自身をしか、参照しない、悪循環に陥っているわけだ。そして、秩序の活動は、自己参照しながら、ある空隙を取り巻いている。」
人形くくぅ「その空隙、中心の欠如、こそ、主体性の空無だ。
こくまくくぅ「この主体性という、中心の欠如こそが、秩序の自己内連鎖の自律性を支えている。」
人形くくぅ「自然からも離脱して、中空に浮いているのだ。
こくまくくぅ「この外部の参照点を欠いた、秩序システムは、そのために、神、という外部参照点を仮想して、自らの支え、とする。」
人形くくぅ「神とは、幻想的な、究極の保証人(主人)だ。
こくまくくぅ「よって、秩序の起源としての主体化を、発生的に説明することも、不可能だ。説明はすべて、秩序内、であり、すべてが閉じた内巻きの円環構造だからだ。つまり、無から出現して、突如、何もかもが、秩序の意味を帯びる、のだ。」
人形くくぅ「前提はすべて、自分自身なのだ。なので、主体化という、不明なままの、真の前提(起源)には、神を想定する他はないのだ。


こくまくくぅ「19歳の頃の視点に戻って言うと、最近、大きい店ができない。かつてのビッグネームが出てきた時のような、確固たる決め手のある、個性的なスタイル、が、打ち出せないでいる。」
人形くくぅ「どうにも、卑小な亜種の寄せ集めみたいな、その手際はいいが、小粒な店が、やたらと増殖しているばかりだ。
こくまくくぅ「そうした、いわば劣化版が、なぜ、許容化されるのか、といえば、庶民派という流れがあるからだ。」
人形くくぅ「ゆるくていい、わけだ。
こくまくくぅ「等身大が受け入れられる風潮なのだ。もちろん、大衆消費社会の延命策だ。ネタがなくなるので、ゆるくてもいい、路線が末期症状的な活況となる。」
人形くくぅ「メディアの変化がもたらしている現象でもある。評論家も、ブロガーや投稿者など、シロウト評論家になる。もう、味なんかわからなくても、テキトーに楽しめるフィーリングでいいのだ。
こくまくくぅ「しかし、場当たり的な刹那主義なので、しょせん、長続きはしない。浮薄に、小さな流行や話題性が移ろう。」
人形くくぅ「なので、限定、ばやりだ。店側も心得ている。新しいネット・メディアをターゲットにする。新しいコミュニケーション・ツールを、最大に利用するのだ。
こくまくくぅ「ジャンク化と大衆趣味のブランド化が、大衆主義レジームの延命策として、ネットの口コミを通じて流行となるから、加速化し、蔓延し、飽和化する。」
人形くくぅ「飽きているから、新店や新商品を追いかける姿勢にも拍車がかかっている。落ち着きがなくなり、掘り下げ作業もやられない。
こくまくくぅ「うまいもの、の満足度が低下しているので、すでに、ラーメン以外の、その周辺的な隣接領域、メガ盛りや中華料理屋や定食やサイドメニューやデザートなどにも、気が散り始めている。硬派なラーメンファンが減っている感じだ。」
人形くくぅ「お店もそうなので、やることがなくて、周辺領域から手法を取り入れるので、コアが空洞化する。
こくまくくぅ「そうして、漠然と散漫になり、ぼやけた小粒乱立状態になる。韓国が終わったらハワイ、とかね、まあ、なんでもいいわけだから、その都度楽しめればいいのだろう。」
人形くくぅ「まあ、そんな中、喜元門は、別格に大きい感じがある。少なくとも、個性的な風格のあるラーメン・スタイル、というものを打ち出している。
こくまくくぅ「結局、あらゆるものと同様に、ラーメンも、閉じた差異のシステムであり、自分自身の尻尾を追いかけまわして、次第に、ポテンシャルを使い切り、可能性をやり尽くして、空回りし始めている。」
人形くくぅ「他店と差をつけようとしても、たいていのアイデアはやり尽くされている奈落のようになってくる。客も、表面的な違い、の、たいていのことには心動かされなくなる。他分野からの異種混淆(フュージョン系)も飽き飽きする。
こくまくくぅ「寄せ集めになると、末期的だ。この悪循環の頭打ち状況を脱するには、自己関係的な進展によって、当初の出発点の既存のシステムを、コード変換によって乗り越えて、先行する網目全体を、新しい仕方で、違った網目に変えてしまう他はない。喜元門は、こうした、原理的な結節点となっている感じ、なのだ。」
人形くくぅ「シェイプアップされた、鍛え直されたラーメン、という感じだ。

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濃厚鶏白湯煮干し バラ巻 780円

こくまくくぅ「さて、いつもながらに、やや混乱気味、なんだけど、先日、真空煮干し、をいただいたんだけど、今、それは、なくなって、濃厚鶏白湯煮干し、というのがある。名前が違うだけで、なんとなく同じかと思っていたら、器の色も赤いので、どうやら真空とは違う白湯なのだろう、と思って、頼んでみた(笑)。」
人形くくぅ「喜元門はむずかしい(笑)。限定なのかレギュラーなのかもわからない。
こくまくくぅ「まあ、きつねにつままれたみたいな微妙な変化は絶えず続くのだ(笑)。真空は、鶏と豚骨のブレンド白湯なのかな? まあ、これは、鶏白湯ということなんだけど、確かに、味わいは、真空とは多少違う感じだ。」
人形くくぅ「まあ、真空も固定的ではない(笑)。
こくまくくぅ「こちらの方が、あまみ、うまみが強いかな。まったりしたクリーミーなコクがあり、うまい。」
人形くくぅ「クリーム系ポタージュ・スープのような感じだ。濃厚で、とろりのうまさだ。
こくまくくぅ「太麺との絡みもいい。この間の真空煮干しと、とろみの質感が違い、麺との絡み具合がより良好なうまさかも。」
人形くくぅ「スープの中に細かい粒も見えないかな。油浮きもある感じだ。
こくまくくぅ「太麺は、ここ数回で、一番うまく感じられた(笑)。今日はいい歯応え、食感だ。スープにもよるのかもしれない。」
人形くくぅ「まあ、とにかく、鶏白湯でも盤石だ。
こくまくくぅ「喜元門ならではの、細部がピシッと合っている感、というのかな。ノビシロだかノリシロだか、なにかそういうゆるさ、たるみ、だぶつきがなくて、ぴたっと要素間の擦り合わせが、隙間なく合っている気持ちのよさがる。」
人形くくぅ「基本的に、非の打ちどころのない決め方をするよね。その上での、多少のブレはあるけど。
こくまくくぅ「この舌感覚が正確無比という感じだ。一番いいところで、キメる。他店って、まだ、変えられる、っていう、余地や遊びの部分がある、気がするものだけど、ここは、より、そういうことがない。ぴたっと感だ。」
人形くくぅ「しかも、やや未知の領域で、だ。普通の感覚より、格段に冴えた味わいをつくる。
こくまくくぅ「しかも、このぴたっと感が、シンプルな構成なのだ。キレがよく、無駄がない。」
人形くくぅ「鶏白湯と煮干しもいい具合にうまみが絡み合っている。やり過ぎ感のはみ出しもない。
こくまくくぅ「異なるいくつかの味わいの掛け合わせは、常套手段だけど、シンプルな掛け合わせで、その効果も、シンプルな、すっきりしたうまさだ。」
人形くくぅ「シンプルにわかりやすくて、かつ、非凡にうまい、という腕前だ。
こくまくくぅ「シンプルにやる腕がないと、たいてい、コテコテやっちゃう。多く、くどくなるのだ、凡店は。」
人形くくぅ「これでもかってやると安心するのだろう。うますぎちゃう。
こくまくくぅ「なんにしても、ちょうどよさ、だよね。かつ、パワフルな冴えたうまみ。」
人形くくぅ「この、冴えたシンプルな掛け合わせは、スープ内にとどまらず、×麺、×チャーシュー、×薬味類、となって、これまたシンプルな相乗効果の最大限を実現する。この感覚はすごい、と思うけどね。まあ、限定ばかり食べに来ないで、全品食べて体感したいところだ。隅々までの効果は圧巻だ。
こくまくくぅ「透明度が高いわかりやすいうまさでありながら、かつ、魔法のような謎めいた強いインパクトのあるうまさだ。」
人形くくぅ「しかも、その統一感が、緊密な強靭さだ。無駄な英肉をそぎ落として、びしっと鍛え上げている。

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海老風味 醤油 ローストポーク 680円

こくまくくぅ「こちらも同様だ。えびの風味とスープの風味との、ぴたっとした統一感はすばらしい。」
人形くくぅ「さて、これも、変わりましたね、以前と(笑)。というか、喜元門系で、かなり、異なるえび系の味わいを知っている。一番ガツンと来たのは、森田店長さんの、にがいような強い風味、のものだ。そして、同じ東光台店出身のアンディさんのグリッターのも、やはり、強い風味でステキだった。しかし、去年のここのもよかった。そして、今日、と、風味は変わってきている。おおむね、強い感じから、品のいい軽やかな感じになってきている、のかな。
こくまくくぅ「まあ、カジュアルに親しみやすい感じに洗練させているのだろう。それに、えびの高騰などで、種類なども変えているのかも。やや、赤味が増したような。まあ、焦がしてない、のかもしれないけど。」
人形くくぅ「ピンク色のえびの砕片が、しょりしょりと丼の底に大量に沈殿している。表面には浮き油しか見えないけど。軽い香ばしさになった。
こくまくくぅ「風(いわき)のも、スタイリッシュに洗練された、軽~い風味の香ばしい海老油だけど、それよりは、強めかな。」
人形くくぅ「前から、えび系は好きなので、詳しくは過去の記事を。
こくまくくぅ「下のスープは、前回いただいた、支那そば、の醤油スープ、かな。あれは、魚粉入りだったけど、こちらはえび油入り、という感じなのかな。この鶏スープは、喜元門独特の華やかな風味で、それと、えび油の風味が、きっちり合っている。双方の波長がぴったりとうまく重なっている感じで、いい具合に一つになっている。だから、迷うことなく、雑念を思い浮かべることなく、そこに集中して浸れるのだ。」
人形くくぅ「それに、この中細麺がうまい! 前言撤回で、前回、ややのびやすいかなあ、と書いたけど、今日は、かたさは良好、いい感じで、とりわけ、最初の方は、ぱつぱつの歯応えでうまい、し、持続的にいい食感でうまかった。
こくまくくぅ「浮き油が多く絡んでいることも影響するのかもね。やや、そばを思わせ、かつ、やや、うどんも思わせ、結局、なにか、やや、ラーメンとも違う、未知の麺類を食べているようでもある。未来派の麺類だ。」
人形くくぅ「最初、小美玉店で食べた時、そばっぽい食感に違和感があったものだけどね。私、遅れていました(笑)。アンディさんのところで、そばっぽい麺に開眼した(笑)。
こくまくくぅ「小美玉店では、えび系は食べてないけど、店内に他のお客さんのえび風味の香りがすごくしていた。においだけ、知っていて、今も強烈に記憶にあるのだ(笑)。まあ、喜元門は、一筋縄ではいかない。決めつけてくくっても、するりと逃げちゃう。うまさの緊張感は高いまま、ヘビィな感じからカジュアルなうまさに路線変更している気もするけど、本当に、どうなっていくのか、どうなるのか、が楽しみな店で、そこも醍醐味のような気がする。」

立ち上がった水戸だいだらぼう

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水戸だいだらぼうについては、こちら


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こくまくくぅ人形「偕楽園に花見に行きました。水戸黄門様がいらしたのです。その模様は次々回で。」
by dasenkadasenka | 2014-03-05 17:23 | 水戸市