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拉麺厨房 北斗 たまに食べたくなる旭川ラーメン

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住所 福島県いわき市四倉町上仁井田字前原37-1
TEL 0246-32-6747
営業時間 11:30~14:30/17:30~21:30
定休日 火曜日
P あり
昼の部禁煙
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こくまくくぅ「ラーメン界も爛熟した末期段階で、だって、一杯のどんぶりにスープと麺、というシンプルな形態ですからねえ。自ずとパターンは出尽くして、やり尽くして、マンネリ化になり、新味を出せなくなる。」
人形くくぅ「飽きは来る、からね、何にせよ、新しさは求められる。それに応えられなかった場合、その分野はすたれる。映画や小説なんかも、もうそんな感じだし。惰性はしばらく続くとしても。
こくまくくぅ「生き残るには、0から生まれ変わる必要がある。あとは、積み重なった既存の財産目録から、使えそうなものを手当たり次第、引っ張り出してきては、つぎはぎして新しさの見せかけを作る。」
人形くくぅ「そうした焼き直し的な総動員の作業に入っているので、終わりが近いのだ。行き詰っている。限定なんかは、そうした閉塞感に対するあがきだろう。
こくまくくぅ「ラーメン・フェスタとかがあることも、そうした爛熟の証だし、店舗間コラボなどの、横断的混合的豊かさも、逆に言えば、関心をつなぐための必死の話題性作りという、むしろ、閉塞的なじり貧の貧しさなのだ。」
人形くくぅ「いろいろやんないと人を呼べない。そう、かつてどこかで見た光景だが、つまり、バブル、なのだ。
こくまくくぅ「何でもやり出す。一見、豊かさに見えるが、倦怠的な行き詰まりなのだ。一方では、静かな質的転換が、着実に進行している。ノーマルなラーメンを根底から見直して作り直すことだ。しかし、その意味が分からない、あるいは、それを果たせない、ところでは、量的な変換がじゃんじゃん進行している。」
人形くくぅ「質的な変換、つまり、内側から、わきあがるように形を生まれ変わらせる場合、と、量的な変換、つまり、外側から、見かけを変えていく場合だ。
こくまくくぅ「内側からの熟成による内容の変成は、独創的になるが、外側から入ると、やることは知れている。」
人形くくぅ「バブルでおなじみの状況だ。
こくまくくぅ「てっとりばやいのはブランド志向だ。最近顕著だ。すでに確立されているブランド的なスタイルやアイテムを、ウケそうなら、何でも投入し、あるいは、素材自体の高級素材化による、新鮮味づくりだ。」
人形くくぅ「高級感とかで、差をつけて、差を強調する、一番安易なやり方だ。まさにバブル。
こくまくくぅ「すべてが、二番煎じの、寄せ集めになる、から、やることは、エスカレートする。」
人形くくぅ「何とかして、人為的に売れ筋をでっちあげるようと、躍起になる。つぎはぎの過剰になり、落ち着きがなくなり、ド派手な田舎芝居のようになる。
こくまくくぅ「実体のない、パフォーマティブな、でっちあげのから騒ぎのようになる。」
人形くくぅ「一見、賑わっているように見えるから、マスメディアも飛びつく。
こくまくくぅ「てっとりばやく結果を出そうとするから、安易な手法に手を染めて、しかし、それだと古臭い、ので、既成の欲望には対応できても、新しい欲望には対応できないから、結局は、新しい欲望をとらえ損ねて、バブルは膨らんだはいけど、破綻してしまうのだ。」
人形くくぅ「ある程度市場が成熟しているのに、思いのほか思うように結果が出せない場合のところでは、必ず、バブルが進行する。ノウハウばかりが蓄積して、情報が先行して、成果を上げようと、どんどん焦るのだ。
こくまくくぅ「一発当てようとする参入者も多いしね。やっていることが派手でも、遅れているように感じられてくるので、形骸化したようなやり口がエスカレートするけど、あまり中身がないから、人はだんだん離れてしまう。」
人形くくぅ「ラーメン店は、これだけある上に、どんどん増えているからね。
こくまくくぅ「一発当てられることもある、という経験則というか信用があるから、そこに地域おこしや町おこしなども、いっちょかみで絡んでくると、にわか名物づくりみたいになるから、よけい拍車がかかる。」
人形くくぅ「名物って自然に育つものだからね。昨今、人為的に無理にやるけど、地元ウケ、内輪ウケ、しかしない、ということも多い。バブル期の箱物、と同じことだ。
こくまくくぅ「自然成長性がないとね。内容は自然成長する。やはり、その成果だけをまねて、後から頭で考えたことは、あまりうまくいかない。しょせん単純な浅知恵なのだ。」
人形くくぅ「ラーメンも、自然成長的に内実から生まれ変わる他はない。作り手も食べ手もね、ゆっくり、落ち着いて向き合って、じっくり長い時間かけないと、いい味、なんて成熟しない。
こくまくくぅ「急に、うまいものできた! なんて話は、やめた方がいい(笑)。底が浅い。まあ、そういうの、もうすぐ燃え尽きるだろうけど。」

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北斗北海道旭川らーめん 750円

こくまくくぅ「ここは、そういう軽佻浮薄な動向とは無縁の、良心的な、手堅い、職人気質の店です(笑)。」
人形くくぅ「まあ、ラーメン・ブロガーでも、イベントや限定や派手な話題性が好きな人、すぐに食いつく人、多いからね。格好の、手っ取り早いネタ、なのだろう。せっかくネットなのだから、長いものに巻かれる体質とは別の、地味で地道な味わいの探究もしてもらいたい、ところだけどね。
こくまくくぅ「旭川系濃厚魚だしラーメンは、東京では、特一富屋(あきる野市)とかが、すごく濃厚で好きだったけけど、ここもけっこう濃厚でいい。特一富屋は、すごくドロドロの印象だけど、もしかしたら記憶、なので、このくらいの濃度だったのかもしれない。ただ、ここのは、比較的あっさり感がある感じだ。」
人形くくぅ「旭川ラーメンといえば、胆振(郡山)、ゆーから(南相馬)、などがある。ゆーからは、数年前に最後に行ったときは、麺があのぽきぽきの麺でなくなって、普通っぽいめんになっていた。ぺーぱんで修業なさった方だけど、ぺーぱんの弟子の山小屋(相模原)で食べたことがある。水戸にある旭川ラーメンのひでまるにも行ったことがあるし、その修業先のまるしゅう(小金井)にも行ったことがある。やはりぽきぽきの麺だ。ひでまるの弟子のはちに(高萩)は、旭川ラーメンではなく、北海道ラーメンになっていた。岳(いわき)に似ている感じかな。
こくまくくぅ「まあ、ひょっとしたら、ここが、一番好きかな、旭川ラーメン。みんないいけどね。ここのが、一番、白湯や魚だし(節系)の濃度が濃い、というか、好きな濃度だ。濃いけど節系の風味が穏やかでいい。かまや(須賀川)や郡山大勝軒を思い出すような感じもあるけど、最近、両店は、節系がきつくなったかな。」
人形くくぅ「まろやかな味わいだよね。節系のマイルドな香気が軽くあって心地よい。
こくまくくぅ「しばらくぶりに来てみたら、他に変化はないようだけど、自家製麺が、少し変わったかな? 心持ち細くなったというか、薄べったくなったというか。」
人形くくぅ「だから、弾力が弱まってやわらかくなった印象だ。
こくまくくぅ「白河麺に、まあ、似ているかな。ちょっと独特で、旭川ラーメンとしては、異彩だ。おいしいんだけど、ちょっとやわらかいかな。」
人形くくぅ「麺は、むずかしいよね。でも、なんにせよ、自家製麺はいい。やはり、記憶の中で、あの麺、と思い描ける印象が強い。スープも麺も印象強くないといけないけど、スープばかり記憶に残る店は弱いな。麺がバカウマでないと再訪する気にならない。そういう店多い。
こくまくくぅ「ド派手な、パフォーマンスをやる店は、スープばかりいじくる傾向がある。麺は、適当なものを取り寄せる程度で、センスもぱっとせず、あまりうまくないことが多い。いま、麺が先に立つくらいの勢いでないと、ダメだろう。」
人形くくぅ「ここのは、スープにもよく合っているんだけど、ケラン(郡山)と同じで、やや変わっている、ともいえる。
こくまくくぅ「このスープは、一般のスープに比べれば、かなり個性的だし、品のいい、強いひきのあるうまみを持っている。いつも思うんだけど、あるいは、麺が変わると、もっと違う感じに化ける可能性も大だろう。」
人形くくぅ「自家製麺だから、少し、違ういくつかのパターンも試したいなあ、という感じだ。旭川ラーメンのポキポキ麺とか、ストレート麺、とかね。どんなだろう、と思うよ。
こくまくくぅ「かなり精度の高い、職人技の凝ったスープだ。キレもいい。濃い魚系にはめずらしいすっきり感がある。潜在的な可能性は高い。」
人形くくぅ「チャーシューの味わいも美味だし、メンマも独特のシャキシャキ感でうまい。トータルの出来は、かなりいい。自家製麺なので、麺、大盛無料、とかあれば、もっと賑わいそうな気もするけど。

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北斗醤油らーめん 650円

こくまくくぅ「これも、なんか、見た目、白河ラーメンに似ている気もするけど、食感はかなり違う。地味めなんだけど、すっきり味わい深い一品で、外連味を求める人には、物足りないかもしれないけど、質的変換を求める向きには、興味深いはずだ。一度、こうした、ラーメンのプライマリー・ベースに立ち返った方がいい気がする。」
人形くくぅ「シンプルな味わいはぴか一だ。醤油のこなれた風味もいい。ラーメンの基本をおさえきっている。
こくまくくぅ「たまに、食べたくなるよね。しみじみうまい。変なクセがない。」
人形くくぅ「本当に、良心、という感じのラーメンだ。
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by dasenkadasenka | 2014-02-12 18:35 | いわき市