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らぶあぶら計画 番外編  オイルパスタ(アンチョビー) チャッの恐怖の家伝説

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こくまくくぅ「華麗なるアンチョビー。本日のオイルパスタのオイルには、ガーリックオイルにアンチョビーをプラス。それを、さらに、和風テイストにアレンジ。
オリーブオイルをフライパンに入れ、にんにくのみじん切りを、弱火でじっくり炒めて香りを出し、それから、みじん切りのドライトマト、叩いたアンチョビーを、そこに加えて炒める。ついで、大根1本分の葉のざく切りを加え、強火でさっと炒め合わせる。さらに、茹でたてのパスタを、そこに入れて、乳化するように軽く炒め和える。最後に醤油少々で味を調える。これで完成だ。
う・ま・い。おススメだ。大根の葉が信じられないくらい洒落たうまい味に。

昨日のオイルパスタには、ナンプラー(魚醤)を使ったが、アンチョビー、と、まあ、結局、同じことなわけだ。こうした魚の発酵調味料は、普遍的な味なわけだ。クセがあるが、そのクセこそが、多くの人を虜にしている。にんにくとアンチョビーのオイルパスタは、最もシンプルで最も偉大な味だろう。
麺遊心の油そばは、あご油で麺をまぶしていて、まさに、この黄金のアンチョビー系の魚風味油味の系譜となっている。あるいは、ナンプラー使用のエスニック風焼きそば、の感じ、ともいえる。
もうひとつ、海老油というのもある。ガーリックオイルで海老を炒めたスペイン料理で、えびを食べた後に残ったたっぷりの油に、パンを浸して食べるのは、格別なうまさだ。パンは、ただなんとなくついてくるのではない。ソースを拭きとるように食べるためにこそ、ついてくるのだ。」

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  チ ャ ッ チ ャ ッ

こくまくくぅ「チャッの恐怖の家伝説。(こわがりの子は読まないでね。)
普段、廊下に寝ている、薄いからだのたころいどチャッは、みんなが寝静まった夜中になると、起きあがって、家の中を徘徊しているという。カサッ、カサッ、と、薄いビニールずれの音を微かに立てながら、廊下を浮遊しているらしいのだ。そして、台所で、酒を飲んだりしているらしい。夜中に目が覚めて、トイレに行って、たまたま千鳥足のチャッにばったり出くわすと、チャッは驚いて、相手の顔を、その薄い両手で、続けざまに叩くというのだ。チャッチャッと音を立てながら、したたかに打ちつけ、執拗に連打するので、目も開けていられないほどだという。そうして、何が何だかわからないうちに茫然と怯んでいると、その隙に、チャッは、すぅーっと元の場所に戻るという。
だから、夜中に、廊下を通る、カサッ、カサッ、という気配がすると、こわいから、布団をかぶって、気がつかないふりをするのだ。
翌朝、廊下に横たわっているチャッを見ると、手先が少し捲れて曲がっていたりすることがある。動いた証拠だ(!)、だが、何食わぬ顔で、さりげなく、手をそっとまっすぐにのばして、元通りにしてやるのだ。」


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by dasenkadasenka | 2014-01-19 17:57 | くくぅの食卓