やまりすがたべるもの

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麺遊心  絶対に必要なクリエイティブな新しさ

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住所 福島県いわき市平中町14-2 武藤ビル1F
電話 024-621-0774
営業時間 11:00~15;00/17:00~21:00
定休日 月曜日
P なし
禁煙

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こくまくくぅ「さて、新店舗、慣れましたかね?」
人形くくぅ「店主さんは、場所が変わるだけで、驚くほど、前と同じように作れない、というようなことをおっしゃっていましたけど、今日は、だいぶ慣れてきた、と、ほっと安心な頼もしいご様子。
こくまくくぅ「前よりも、手狭になったんだけど、前は喫茶店か何かだったのかな、なんていうか、店内空間の感じは、都会っぽいというか、東京には、よくあるような感覚で、自分的には、懐かしいような馴染みやすい雰囲気だ。」
人形くくぅ「外見からしても、お茶の水あたりにでもありそうな。最近の話でもないけど。
こくまくくぅ「地方はむしろ、車社会郊外型のゆったり大きくて、広いつくりのことも多いし、それもあたりまえっぽいけど、東京ではなかなかそんな広さはなくて、贅沢な感じだ。」
人形くくぅ「ただ、最近はバックアップもあるようだ。飲食業界も、当然、企業の参入は進んでいるだろう。茨城では、新店でも、個人出資ではないような規模、なことが多いような気がする。出資プロデュース会社と店主さんの二重構成のような。
こくまくくぅ「どこまで、相互にかかわるのか知らないけど、メニューが当たらないとみると、打ち切りは早い感じだ。さすがに、リサーチ能力も高いのだろうし、新しい流れは、速やかに反映される感じかな。」
人形くくぅ「やはり、新しい、は、欲しい。軽薄な新しもの好きも考えものかもしれないけど、自分は、断然、新しいものを食べたいと、ひしひしと感じる。
こくまくくぅ「最近、福島でざっと食べてみると、数年前と変わりがないような、やや停滞気味感があるので、なんだか、すごく新しめが食べたくなってきたよ(笑)。」
人形くくぅ「新しさの感覚自体が古い。茨城でも、新しさの怒濤についていけず、昔ながらの慣れ親しんだ感触がやはりい、という声もあるけど、あんまりにも、旧態依然だと、閉塞感を感じるよ、やはり。
こくまくくぅ「いや、断然、新しさを求めるべきだし、現に、世の中、そういうふうにしかならないと思う。同じことの繰り返しは続かない。」
人形くくぅ「麺・スープ・チャーシューの新しさが、絶対に必要だけど、旧態のレシピに、新しめのアイテムを上乗せするタイプではなくてね、そういう目先の意味、のが多くて、全然新しくないんだけどね。
こくまくくぅ「形式だけとかね。つけ麺やまぜ麺のスタイルだけ、持ってくる。持ち札を、ただそれ仕様にする。内容的な革新性がない。だから、麺もつけダレもなってないし、まぜ麺も、安っぽいサラダ風ラーメンみたいなの作っちゃう。スナック菓子と卵黄と野菜を載せれば事足りるみたいな。内実がなく、全部が既存の手法の上でのアレンジなだけだから、本質的に新しい味覚体験ではない。」
人形くくぅ「まあ、勉強もしないんだろうね。食べ歩きすらもしない。見よう見まね、耳学問、みたいな。そういう店はあきらかに多い。
こくまくくぅ「あとは、食べ手だよね。結局、この辺の食べ手はこんなもんだろう、と、ばかにされている。これくらいで満足し、喜ぶだろうと、多寡をくくっちゃう。」
人形くくぅ「すごいのやったって、ウケないだろう、と。このくらいのアレンジでいいんだよ、みたいな。
こくまくくぅ「麺・スープ・チャーシューの内側から鍛え直すような新しさが欲しいんだよね。単に組み合わせ変えるのではなくて、それ自体を捉えなおして、吟味して新しくしていく。」
人形くくぅ「つまり、どうせ、どんなパターンも、すでに、やり尽くされ、出尽くしているわけだ、麺・スープ・チャーシューのパターンなんて限りがある。単純に同一平面で百花繚乱になり、飽き飽きしている。だから、種類だけでなくて、方法論自体を変更しないと間に合わない。
こくまくくぅ「とみ田(松戸)、とか、道(亀有)、とか、限りなく既存のもののよう、でありながらも、内実が変質していて、驚くべきうまさになっているみたいな。道は、つけダレのみならず、あんな、太麺は食べたことがない食感だ。いまなお、こんな、食べたことのないようなうまさがあるのか、つくれるのか、という衝撃だ。」
人形くくぅ「麺も、ありふれた、既知のものでいい加減、蔓延している。最近は、どこも、何々産小麦使用とか、カッコだけはつけて書いているけど、味わい、食感の目新しい冴え、は、ほとんどの場合ない。ブランド鶏とかを使用したスープでも、とり方の、仕上げ方の、方法論自体が古臭いのだ。
こくまくくぅ「郡山で、唯一といっていいくらい気を張っている、現在形の創作意欲にあふれる、マルゴ食堂なんかでも、もっと濃い煮干しスープを作りたい、と発言している。それ、普通に、今風の姿勢でしょ。」
人形くくぅ「そういう感じは他の店ではほとんど身請けられない。あちこち食べていれば、常識的な線だ。
こくまくくぅ「マルゴ食堂は、麺も、ずば抜けて個性的な創造性に富んでいる細麺だけど、どうも、対応できない向きも多くて、食べ手もついていけないようだし。たぶん食べ手が、地元でしか食べていないので、慣れないタイプに反応できないのだろう。好き嫌いは別としても、新しいものを作ろうとしている息吹きは汲んでほしいところだ。」
人形くくぅ「でないと、停滞するよね。内向きで活気がなくなる。
こくまくくぅ「麺は、新しくても、躓くこともあるけど、古いタイプの麺は、最近、まずく感じられて、食べることができない。10年前くらい、というか、数年前くらいのパターンでも、もう、味わいが古臭くて、いい加減食べ飽きていて、うんざりするんだよね。」
人形くくぅ「そして、現に、新しい、リフレッシュするような麺があるからね。食感のレベルが格段に向上している。
こくまくくぅ「下手すると、チルド麺の麺と変わらないようなのが出てくるからね。あれ、もはや暴利だろ。損した気がする。」
人形くくぅ「もちろん、スープ、チャーシューも、同様だ。さらには、単なるそれらの組み合わせではなくて、麺・スープ・チャーシューのリンクのさせ方の妙、だよね。うまい店がやっているのは。ラーメンって、そこがシンプルにわかっておもしろいわけだし。
こくまくくぅ「そこがバラバラな店が多い。なんとなく組み合わせている。最低でも、スープと麺はうまくやってほしい。スープ×麺で、はじめてうまさが爆発する、切り離せない、分かちがたい、っていうところまで仕上げてほしいよね。例を挙げるなら、二郎、だろう。」
人形くくぅ「まずくても、実験的な新しさはほしい、くらいかな。
こくまくくぅ「古いなら、うんとうまくなければね。でも、オーソドクスなパターンでも、常に水準に達するように絶えず鍛え直されて存在していると思うけどね。」
人形くくぅ「一直のシンプルな鶏だしの中華そばとかね。

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油そば750円

こくまくくぅ「この、特筆すべきあご油使用の、油そばは、たぶん、ラーメン世界に限定することの必要を感じない、創作料理的なうまさだ。自分は、普段、自分の好き嫌いであまり考えない。それ以上に、これは、人にウケるかどうか、あるいは、客観的にうまいかどうか、で、考える。でも、これに限っては、人がどう思うかを特に考えたくもないような、自分の好き、なのだ。人が好きでも嫌いでも、どうでもいいや、って感じだ。すごくうまいので、なんだかむしょうに食べたくなる。」
人形くくぅ「麺と油の絡みが、口の中で、風味豊かなあまい味わいに。すべてに気が利いているのだけれど、なにより、味わいに、冴え、がある。最後は、それに尽きるんだろうなあ。ド凡人は、とにかく、冴え、というものがない。上手下手でさえない。
こくまくくぅ「冴えがないと、クリエイティブになりようがない。上手にできました、くらいだと、さほど人も喜ばない。」
人形くくぅ「正直な話、福島をまわっていたら、つけ麺とまぜ麺がやたらと食べたくなった。つけ麺は、この前、ことぶきや(水戸)で、やっと満足した。まぜ麺は、この間の、喜元門(水戸)の海老混ぜ、だ。やはり、水準だ。
こくまくくぅ「まぜ麺も最近食傷気味なんだけど、なんだかもう、甦ってきた。鉄平(水戸)の、あのバター味みたいな油そばも食べたくなってきた!」
人形くくぅ「もうこの油そばは、ウマいので、むしろ、黙して語らず、で行きましょうかね。
こくまくくぅ「本当にうまいと、言葉を失う。ハマっているファンは間違いなくいるはずだ。」

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麺遊心ラーメン700円

こくまくくぅ「いまさら言うのもなんだけど、独創性の極みだ。とりわけ、自家製細麺のうまさは、替えがない。替えのある麺使用の店は山ほどある。凡庸な麺に、最近、お金を払う気がしない。」
人形くくぅ「やはり、お金を払って食べたい、という気にさせる。
こくまくくぅ「まあ、普通は、ついでに昼になんとなく食べればいい、というあり方なのだろう。遠くまで食べに行くというスタンスとは自ずと違う。じもラーと、あちこち食べ歩く人はやはり違う。」
人形くくぅ「なんとなくでいいようなラーメンを毎日食べて病気になるのは嫌だな。それなら、食べなくていい。
こくまくくぅ「あきらめはつく。でも、どうしても食べたい、というもの、はある。やはり、新しさ、にも関係があるだろう。別の次元を見たいのだ。誰でもそうだとは思うけどね。最近、そんなにラーメン食べたいって思わないし。独特の面白さがあるから食べるんでね。それがないなら、別にね。」
人形くくぅ「ものの見え方が切替わるくらいのね。おや、テレビ・コマーシャルみたいだな。人生観変わる、あれ、たぶん、本当の話だろ。
こくまくくぅ「必ず飽和状態が来る。最近、ちょっと飽和したので、これは、やはり、新鮮で、うまい。これも、冴えが独特だ。しみじみうまい。こういう麺を食べたい、と思える。チャーシューのボリューム感も、麺・スープに合って、ちょうどいい感じだ。」

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こくまくくぅ「店主さんから、突然、試食をお願いされた一品。え? 何のスープなんですか? と言うと、食べての、お楽しみで・・・、とニコニコしている。うれしいが、緊張する。格付けチェックみたいだ。わからなかったら、いやでしょ、やっぱり。でも、とりあえず、わからない、と言って、譲る、ということもあるかもしれない。でも、わかった。かなり、とろみのあるスープだ。葛とか、と、まず思うが、ざらっしてもいる。で、あまみのある味わい的にも、じゃがいものポタージュ風と気づいた。ベースは、上のラーメンと同じような醤油スープだ。見た目の当て勘では、味噌? と思ったんだけどね。で、いずれも正解でした。一月に限定で出すそうだ。ざらっとしたジャガイモのとろみが、時間経過とともに、なめらかなとろとろになる趣向らしい。創作意欲あるなあ。まあ、ベジ・ポタの一種だ。こうして、新しさは、どんどん攻められている。コーンが載っているが、ラーメンではあまり載らない、ミックス・ベジタブルを載せようかなあ、とのこと。創作料理的な和風ポタージュみたいな感じかな。麺はもちろん、細麺だ。この創意あふれる自家製細麺が、とにかく、ここの創作の核心をなしている。これは、強い。いろいろと発展、展開が効く。結果はどうあれ、この創作姿勢そのものは尊重されるべきものだろう。それがなけえば、驚くべきものは生まれない。カレーラーメンにもこのポタージュを入れたら、味わいがグレードアップした、とのこと。関心のある方、来月ぜひ、おためしを・・・。」

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by dasenkadasenka | 2013-12-30 18:55 | いわき市