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やまりすがたべるもの

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煮干しらーめん ㊄ 食堂

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こくまくくぅ人形「来ました、よ。」
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住所 福島県郡山市喜久田町堀之内字向原7-108
電話 024-959-1666
営業時間 11:00~14:30/土日祝11:00~16:00
定休日 木曜日
P あり
禁煙
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こくまくくぅ「今一番行きたいっ、のは、喜多方の天高く輝く星っ、天高盛、なんだけど、しかし、その通過点である郡山にも強烈な吸引力の店があらわれた。ここだ。店までいく距離が、ざっと半分くらいなので、それを考慮に入れると、どっちへ行くか迷ってしまう!」
人形くくぅ「遠さをマイナスとして差し引けば、ヒキが、ちょうど釣り合うのだ。
こくまくくぅ「しかも、なんだか急に寒くなって、雪や凍結の気配がしてきたので、臆病なやまりすブログは、喜多方へは近づきにくくなってきた。」
人形くくぅ「雪の季節には、もういけない。
こくまくくぅ「実はもう、何年も前になるが、凍結路面でスリップして、ひゃっとしたことがあるのだ。雪残る、ところどころ凍結した国道288号線(にっぱっぱ)で、都路から双葉の方へ降りる山道の、カーブした下り坂の途中で、急に車が制御不能の横滑りになり、右へ45度ほど、さらにいったん前向きに立て直して、今度は左へ45度ほど、回転しながら滑ったのだ。ゆっくりブレーキを踏むと、ガードレールの手前10センチほどのところで車はギリギリ止まった。ガードレールの下は崖だ。遠くで対向車が何台も停まって、口を開けて、あっけにとられているドライバーの顔が見えた。」
人形くくぅ「あれから、すっかり臆病になって凍結道路恐怖症で震え上がっている。凍結時期は内陸部には絶対に行かない。なので、もうすぐ、郡山もだめだなあ。49号の長沢峠も怖いしなあ。阿武隈山系を越えられない。

こくまくくぅ「さて、今回は、前回の初訪でガツンときた衝撃を補足すべく、麺をチェンジした。」
人形くくぅ「絶品の自家製麺2種類、細麺と中太麺を、交差せたのだ。
こくまくくぅ「つまり、今日は、前回と逆に、煮干しラーメンを中太麺で、カレーラーメンを細麺で、いただいたわけだ。煮干しラーメンは、もともと麺の選択可能システムなんだけど、カレーラーメンの方は、中太麺のみの対応で固定している。でも、細麺でお願いしたいんですけど、と申し出ると、快く、いいよ、という、二つ返事での、OK、だった。ありがとうございます!」
人形くくぅ「そのアンダーライン、もしかして、フランケンじゃあないでしょうねえ。・・・ん、今、思いついたけど、フラン軒、っていう店名もいいなあ。注文すると、いいよぉ、という返事が返ってくるとか。

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煮干しらーめん 中太麺 650円

こくまくくぅ「煮干しラーメンは、自家製の麺(細、中太)も、スープも、ぐっと、今風だ。非常に現代的な味わいだ。まず、このことに、ちょっと驚く。」
人形くくぅ「たとえば、茨城でいうと、むじゃき、喜元門-喜乃壺、イチカワ、などを思い出す、先端的な煮干しラーメンの感じだ。とりわけ、喜元門は、鰮煮干し、芳醇煮干し、にが煮干し、など、煮干しバージョンの出色の新境地を開拓している。喜乃壺(つくば)も同系だけど、旧来と違う次元の絶品なので、煮干し好きな人は、自家製麺、スープ、ともに、絶対にはずせない、ぜひ味わいたい逸品だ。
こくまくくぅ「むじゃき(水戸)、は、なあ、ここのところ、不調が、ブログなどのコメントで報告されている。われも、店員さんメンバーが入れ替わった時点で、内容的に違和感を覚え、その後、ずいぶんと行っていない。むじゃきは、開店一周年くらいが、恐ろしげな爆発力を秘めているように見受けられた、モンスター的な行列店だけど、どうも、店員さんの顔ぶれが変わったあたりから、不安定化しているようだ。限定の乱発に疲れたのだろうか。」
人形くくぅ「うまい煮干しラーメンも、そのころ、レギュラーから外された。
こくまくくぅ「店って、けっこうデリケートで、ちょっとした精神的な、物理的なバランスの乱れで、がたがたっとおかしくなることが、往々にしてある。職人のピークは、10年とかなんとか、とか、よく言われるけど、たしかに、急にダメになったりすることがあるものだ。」
人形くくぅ「イチカワは、純煮干しで、煮干しに特化したラーメンが味わえる。ここのは、こうした新潮流とはまた違うんだけど、新しいうまい煮干し感で、前回も、書いたけど、そっくりというのではなく、雰囲気的には、ここのは、TETSUの煮干しラーメンに似ている感じだ。垢抜けた都会的な感じなのだ。
こくまくくぅ「煮干しの味わいが、感心するほど垢抜けている。煮干しだしと煮干し粉の両面攻撃も効いていて、功を奏している。濃い味わいで、かつ、かなりすっきりしている。今、一番、好きな煮干しだ。煮干しのしっかり感がツボだ。」
人形くくぅ「麺もいい。細麺で、まず、ぶっ飛んだ。あれ、独創的のきわみで、今や、煮干しファンは、郡山へぜひ駆けつけるべきだろう。スープはもちろん、日清のカップヌードルみたいな、細いひも状の細麺は一食の価値ありの個性的な麺だ。好き嫌いとは別に、ラヲタは、知識として知っておくべき異色の麺だろう。
こくまくくぅ「今日は、麺を中太にしたんだけど、中太麺といっても、中細麺といっていいような太さで、やはり、こうなると、俄然、TETSUの中華そばに、形態的にも味わい的にも似てくる。味というより、むしろ、現代煮干しラーメンといっていいような風合いが似ているのだ。」
人形くくぅ「最先端的な感覚がある。この辺では珍しい(笑)。レシピが古くない。
こくまくくぅ「中太麺も、けっこうオリジナリティが高くて、ウマい麺だ。独特の弾力感がある。製麺所の麺って、こういう微妙な弾力ある伸び感みたいなのが、なかなかない。小麦の味そのものもいい。」
人形くくぅ「麺も、今風の麺センスだよね。古臭くない。細麺は、超新しいし。自家製麺って、突然、こういうのが登場するからおもしろい。自家製麺でも普通っぽいのも多い。
こくまくくぅ「単なる味覚の話に限らず、こういうのって、ニューライフみたいなフィーリングもあるんだよね。イマジネーションが湧く、というのか。いい刺激になる。ノリが新鮮だ。」
人形くくぅ「まあ、先を行きすぎると、人がついていけない、ということもある。過激な、個性的細麺よりは、中太麺の方が、むしろ、食べやすいかもね。最初から、こちら、の方が、とっつきやすかったかもしれない。でも、もちろん、創作的な野心は大事だ。
こくまくくぅ「どつちもいい、ので、どっちがいい、ともいえないけど、まあ、中太麺の方が、比較的、受け入れられやすそうだ、という感じだ。」
人形くくぅ「自分は、このスープにはこれ、とお店側が、最適化の組み合わせを、揃えて用意しておくのが、好み、だけど、完全なパーフェクト感を職人技として望みたいからだけど、この店のケースの場合は、かなり、例外的に、麺選択制がありだ、という気がする。甲乙つけ難く、どちらも、かなりうまい。
こくまくくぅ「あえていえば、中太麺の方がややカジュアル、細麺の方がやや通向け、という感じかな。両方試す価値ありだ。」
人形くくぅ「それに、ジャンクモードで考えると、このカップヌードル的な細麺には、マニアックなファンがいそうな気がするけどね。インスタント麺マニアは、ぜひ、郡山に来るべし、だ。
こくまくくぅ「これは、完全なほめ言葉だよね。カップヌードル的、イコール、けなし言葉、というのは、短絡的で、頭が悪いだろう。煮干しラーメンは、山ほどある。さ・れ・ど、煮干しだ、の感がある。ありがちでない、この感触。」

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煮干しスープカレーラーメン 細麺 中辛 750円

こくまくくぅ「こちらも、イマジン(今人)なラーメンだ。これは、今日は、細麺にしたが、自分的には大ヒットだ。大きな衝撃だ。こちらに関しては、自分的には、細麺でしょ!
人形くくぅ「笑っちゃうほど、日清のカップヌードル・カレー、のテイストだっ。
こくまくくぅ「これ、おもしろすぎる。見た目からして、カップヌードル・カレー、をそのまま丼にあけた、みたいだ! しかも、逆転の発想などと言うにはもったいないくらい、味わいも、超うまい。さすがに、スープの味は、カップヌードルとは違うんだけど、なにせ、基調が、カレー、ですからねえ、似ないわけがない、ともいえるわけです。」
人形くくぅ「ひょっとして、トッピングに、バター、チーズ、などを用意すれば、工夫次第では、あのカップヌードルカレー味にも近づくかもしれないし。その路線も、絶対にありだな。
こくまくくぅ「先日、なみえ焼きそばが、B-1グランプリ、を獲得しました。おめでとうございます!下の写真のパンフは、数年前に、なみえ焼麺太国を訪れた際にいただいたものです。来年は、郡山で、B-1グランプリが開催予定だそうですね。ひょっしての直感だけど、次は、この、カレーラーメン、B-1グランプリ、イケるんじぁあないかなあ、と突然そんな気がしてきた(笑)。もちろん、この細麺仕立てで、カップヌードルカレーのインスパイア-リスペクト路線がいい、だろう。インパクト、説得力、、だ。かなり、ウケると思うけどなあ。」
人形くくぅ「この細麺で食べたら! と前回思ったわけだけど、ビンゴ! ですよねえ。
こくまくくぅ「僭越ながら、ちょっと失礼ながら、細麺バージョン、ハマってしまいました。まあ、事実上、選択可能なようですのでね、うれしい限りです。興味のある方は、ぜひ、ですね。」
人形くくぅ「今日は中辛にした。うちは、激辛もイケるんで、辛さ自体に問題はないんだけど、ただ、じっくり味わいたい時には、あまり辛すぎない方が楽だ。で、中辛だと、やはり、ちょうどいいかもしれない。より落ち着いて味わえる、という点では。
こくまくくぅ「辛いと、どうしても、その分、気が散るからね。ここの辛口は、わりと本格派の辛さだし。」
人形くくぅ「これねえ、カレーラーメンの傑作だなあ。たいていのよくあるカレーラーメンは、ラーメンスープに、カレールウを上掛けするもの、だけど、それに、麺も、普通にありふれた中華めん使用だけど、ここは、麺スープともに、凝った自家製だ。この創作性は、あまりないんじゃあ、ないかなあ。
こくまくくぅ「麺遊心(いわき)にも、同じような条件のカレーラーメンがあるけどね。もうちょっと、カレースープが、ほんわかした、家庭的というのか、お蕎麦屋さんのカレー南蛮的な雰囲気というか。でも、麺は、ここに匹敵する、キレキレの、個性的な、自家製極細麺だ。」
人形くくぅ「ここのカレースープは、なにしろもともとの母体のカレー屋さん仕込みなので、ちょっと凄味がある。この、大人っぽい感覚が、珍しい気がする。カレーというと、どうしても、子供っぽい対応になりがちなことが多いからだ。
こくまくくぅ「ちょっと、エポック・メイキング的な感じがある、ということだよね。カレーラーメン・ファン、全国から集まれ、だなあ。とりわけ、カップヌードル・カレー・ファンは、食べたいだろう。われもそう、なので、これすごくおもしろくて、かつ、うまい。」
人形くくぅ「食感も、細い方がむしろ、よりいい気もする。カップヌードルで慣れている感触だからかなあ。おいしい食感だ。
こくまくくぅ「インスタント麺は、生めん風流行りだけど、逆向きのベクトルもあり、だろうなあ。現在の非常識は未来の常識だ。これは、日清のカップヌードルの生みの親、百瀬さんのお言葉だ。」
人形くくぅ「これを原基として、新しいカレーラーメンの潮流が生まれそうな気もするなあ。起爆剤というか。凝った本格的なカレーラーメン。
こくまくくぅ「なにしろ、ジャンク化は、どんどん進行するはずだからね。しかも、ジャンクといっても、精度が高くないといけない。」
人形くくぅ「この店は、カレーライスも出している。なんと、カレールウ掛けバージョンもできるのだ! 可能性あるなあ。

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4年前くらいに浪江焼麺太国に行った時にいただいたパンフレット。夢の太国だから、どこでも甦るのだ!


    

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こくまくくぅ人形「心が、紅く燃えた!」
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by dasenkadasenka | 2013-11-12 18:28 | 郡山市