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やまりすがたべるもの

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支那そば 正月屋

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住所 〒963-8025 福島県郡山市桑野2-7-15
電話番号 024-935-6363
営業時間 11:00〜15:30/17:00〜20:30
[日・祝] 11:00〜20:30
定休日 水曜
喫煙 不可
P 14台
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こくまくくぅ「われわれには、まず、万人の万人に対する闘争、という、自然状態があり、それを、打開、調停、調整するために、無制限の権力者、という、まとめ役を必要とする、というのではない。集団や、それを構成する個々の自己は、むしろ、はじめから、中心化をなす、絶対的な他者、という強力な主体化、に依存しており、その媒介を通してこそ、秩序的まとまりの中の各々の主体として中心化される。」
人形くくぅ「一つの全体性には、その全体を見通す、絶対的な他者性へと高められた、例外的な人物(視点)が必要不可欠だ。それが、主人の形象だ。
こくまくくぅ「そうした主権者が、主体間の相互作用を調整する。」
人形くくぅ「集合の中の空集合だ。各要素はそれとの関係で、一元化される。
こくまくくぅ「多様な人々が、自主的な交渉に基づいて、敵対関係を解消して共存する、成熟した社会を形づくるとしても、社会全体との差異を示す、主人のシニフィアンは必要だ。初発の、手の届かない絶対的な他者は、何らかの、規範的主人の形象として残らなければならない。」
人形くくぅ「現実の支配者がいなくても、空想的に、主人の形象を探し求めている。民主主義的な合意や、カリスマ的な英雄待望や、神様、などだ。
こくまくくぅ「個人は、常に、自分の責任を完全にとる、などということはない。」
人形くくぅ「自己完結することはない。
こくまくくぅ「個人が、自分の経験(人生)を、自己という物語(アイデンティティ)として、再構成する場合、それは、公の主体間の文脈に沿って行われる。」
人形くくぅ「個人の意識、無意識、など、内面は、そもそも、あらかじめ、公共の主体間の言語ネットワークに、絡め取られていて、そうした間主観性を背景にして、こそ、形づくられている。
こくまくくぅ「個人が、そうした、環境との複雑に入り組んだ相互作用の全容を、十分に平明な形で明らかにすることなど、あらかじめ、とうてい、不可能だ。」
人形くくぅ「自分の人生や体験を、反省的に再構成しようとすること、自体、既存の記号体系の中の物語の一つであるにすぎないからね。自分史、とか、自分探し、とか、本当の自分、といった主題は、そもそも、ありふれた物語だし、そもそも、前提となる空っぽの自分を穴埋めする作業、として、主体性の対処法なのだ。
こくまくくぅ「だから、そもそも、言語によって、自分を完全に説明することなど、理論的に無理であり、個人は、すでに常に、、社会の命令や要請やに応える、諸関係の中に規制されているのだ。」
人形くくぅ「汝を知れ、というソクラテス的な命令は、すでに、構造上の理由により不可能だ。
こくまくくぅ「アプリオリな公共構造の中にある個人は、ある意味、完全に開かれており、その内面など、他者との繋がり次第なのだ。だからこそ、人の心理は、たまらなく傷つけられやすい。」
人形くくぅ「内面的な心理は、むしろ、社会的であり、主体としての個人的立場は、実質的に、他者の評価にさらされている中で、こそ、成立している。
こくまくくぅ「自発的な自主性と思われるような、内密な自我は、こうして、他者への露出、としてあり、そこに基礎づけられ、制限されているために、根本的な脆弱性としてある。個人を人間(主体)たらしめているのは、むしろ、外部にある、物語のメカニズムなのだ。」
人形くくぅ「でも、どうして、自分は自分だ、という単独的な意識があるか、といえば、それは、主体性の空虚のためだ、というわけだ。
こくまくくぅ「自らの核は、空っぽなのだ。だから、それは、自由でもある。自らの存在が、他者への根本的な露出に基づいている、という、自らの有限性や弱さや脆さや限界、を、知るのは、その主体性(主語)の空虚な残余としての視点、なのだ。この自己内の、不可解な謎、こそ、主体間で共通して連動している点なのだ。」
人形くくぅ「だから、その欠落(謎)の共有において、諸主体は、空虚な原理的な中心的主体性(主人の形象)、に、基礎づけられ、中心化されているわけだ。中心の主人が、現実であれ、幻想であれ、それを媒介にして、一つのまとまりという関係性を互いに取り結びうる。

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支那そば 650円

こくまくくぅ「今回、郡山大勝軒に来て、さて、もう一軒どうしようか、と、わりと悩む。新店とか、煮干しとか、純鶏とか、どうも気がそそられない。」
人形くくぅ「じゅらく、がなくなって、郡山には穴があいたようだ。選択肢はいっぱいあるけど、意外とフリーズする。
こくまくくぅ「行ったことない食べたことない、でも、どうも好奇心わかず、どの店も気ノリしない。単なる勘ですけどね。」
人形くくぅ「結局、ランキングでもトップだし、久しぶりなので、正月屋へ。いつもならそっちへ行くところの、数軒隣の春木屋分店も、どうも、前回の味噌つけのトラウマか、というか、麺もスープも味が変わった疑惑で悶々としているので、気乗りせず、店舗を見た時は、心なしか、外見、がらんとしているし。
こくまくくぅ「こちら正月屋は、日曜日の昼下がり、常に駐車場満杯状態の大盛況ぶりだ。かなりの収容人数なのに、中にも外にも待ち客アリだ。少し空いてからと、あたりを回って何度か戻ってきたんだけど、混雑状況がいっこうに変わらない。ちょっと、凄い感じだ。」
人形くくぅ「中へ入るとわかるけど、まあ、接客のエスタブリッシュメントだ。
こくまくくぅ「まず、この店は、全体的なプレゼンテーションの力がすばらしいのだろう。要するに、何にせよ、気配りがよくできている。」
人形くくぅ「まあ、この並びの春木屋も、郡山大勝軒も、接客はすばらしい。
こくまくくぅ「客を、引き寄せる、総合的な、配慮や工夫や魅力なども含めてね。魅せ方が上手だ。まあ、商売として、当たり前といえば当たり前かもしれないけどね。世辞万端に長けたやり手、ということに尽きるよね、商売上手は。レジ台の上に、店の、ではなく、店主さんご自身の個人名の名刺が置かれている。責任者の堂々たる矜持だ。」
人形くくぅ「この店舗も借りているものではなく、自ら買っているものだからねえ、根を張って商売をする、という決意の、意志表明だろう。そうした信頼度の高さも、地元の人たちにウケている理由だろうなあ。
こくまくくぅ「ま、地元の雄店なのだろう。ラーメン内容とともに、感じや印象が、棚倉のかなざわ亭や、会津の頓珍館や、磐梯熱海の味噌屋や、郡山のきららなどに、似ているかな。いずれも、老若男女、個人から家族連れまで、に幅広く親しまれている、カジュアルな雰囲気の、超メジャー繁盛店だ。」
人形くくぅ「ファミリー・ターゲットがコンセプトとされている喜元門サイエンス店も、このような路線が、理想として、やりたいところ、目指しているところ、なんじゃあないかなあ、という感じだ。
こくまくくぅ「まあ、ランキングの上位店って、だいたい、基本的に、わかりやすい、親しみやすい、カジュアルな店だよね。一部のマニアックなラーメンファン向けというよりは。まあ、それはそうだよね。繁盛の形態として。」
人形くくぅ「マニアック向けのラーメン店から、ファミリー向けメジャーに、脱却、展開、しようとすることは、しばしばみられる商売的な常道だけど、意外とそこで躓くことも多い。そこんとこの拡大路線への切り替え、転換、難しそうだよね。こけていることは多い。上に挙げたような店は、成功店といえるわけだけど。
こくまくくぅ「ここも、個人店と、エンターテイメントなチェーン店の間の感じの、折衷と融合の、いいとこどりを、うまく実現している雰囲気だ。」
人形くくぅ「ラーメンも、今風と昔ながらを、うまく、折衷融合させているような感じだ。新しすぎないし古すぎない。先へ行きすぎないし、古臭くもない。商売の定石の優等生だなあ。
こくまくくぅ「自家製麺も、かたすぎず、柔らかすぎず、だ。ちょうどいいところをもってくる才があるなあ。」
人形くくぅ「ある意味、チルド麺とかにも、そう遠くないような。そういう意味でも、親しみやすい、受け入れやすい感じだ。
こくまくくぅ「鶏の香りもいいんだけど、やはり、キメテは昆布だしかな。かなり効いている。これ、行列店に多い、よくあるパターンだ。やっぱり、日本人は昆布が好きなんだよね。昆布を効かせている人気店は多い。この並びの春木屋もそうだ。あの、雷文(町田)なんか、ズンドウに昆布をものすごくたっぷり入れてたなあ。」
人形くくぅ「あと行列店に多い、よくあるのは煮干しだ。日本人は好きだよねえ。
こくまくくぅ「結局、おでんつゆ、に似ているんだよね。昆布のあま~い風味だ。麺を食べ終わった頃、スープが少し冷めたころ、それがよくわかる。」
人形くくぅ「わかりやすいし、安心なうまさだ。特に何か突出した特徴的なうまさがある、というよりは、ほんわりとした、うまくこなれた、カジュアルなおいしさ、という感じだ。癒される感じ、かつ、当たり障りのない、王道の感じ、かな。

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味噌そば 780円

こくまくくぅ「味噌は、後味のキレがすごくよく、超すっきりしている。飲み水がやはり、同様のうまさなので、水の効果もあるのだろうなあ。」
人形くくぅ「すっきりした、かなりうまい水だ。川越シェフの店は、料理はいい水が勝負、ということで、水代も、800円をとるらしい。まあ、日本くらいだからね、水がタダ、が常識の感覚は。外国は、たいてい、水質が悪いからだけど、ミネラルウオーターで高い。
こくまくくぅ「味噌味は、きわめてオーソドクスだ。エンターテイメントに徹しているという感じのうまさだ。最近、食べていないけど、どさんこ、とかを思い出す感じかな。昔、子供の頃、初めて、どさんこで、味噌ラーメン食べた時、うまかったなあ。」
人形くくぅ「チャーシューだけは、かなり、凝っている珍しいものだ。豚バラ軟骨、だ。パイカル、パーコー、等ともいわれるやつだ。中心を貫く軟骨が、生だと噛めないくらい骨のようにかたいけど、それが、極上のトロトロになっていて、かなり美味だ。これ目当ての、ファン多いだろうなあ。かくいう、われもそうです。

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by dasenkadasenka | 2013-08-27 18:28 | 郡山市