やまりすがたべるもの

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らーめん えるびす

住所 茨城県水戸市千波町2806
電話番号 029-241-7242
営業時間 11:00-15:00/17:30-22:30
定休日 第2、第3月曜日
喫煙 可

こくまくくぅ「距離をおいて、自分を含めたすべてを眺める視点を獲得した人間は、狡猾であり、自然からはみ出して、有利に自然を遠隔操作する文明を築く。しかし、問題は、自意識は、抽象的な宙空のまなざしであると同時に、具体的な身体(自然)でもある、ために、自らの外側には、完全には立ち切れない、ということだ。」
人形くくぅ「自己分裂に陥っている。
こくまくくぅ「そのために、身体的な(動物的な)、快感や利害や実利など、身体の本能的な自己中心的動機にも基づき、狡猾さ(知性)によってそれを増幅させる。しかし、一方では、身体的条件(動物的行動)から切り離された、快感原則をはねのける意志、として、倫理的にもなりうる。」
人形くくぅ「倫理を持つのは人間だけだ。理想のために、現実原則をも乗り越える。
こくまくくぅ「われわれの抱く、理想や理念とは、そうした倫理に基づくものであり、神とは、仮想されたその頂点の指標に他ならない。」
人形くくぅ「神は、肉体を持たないからなあ。
こくまくくぅ「自意識は、こうした、精神性と肉体性に引き裂かれたジレンマの中にある。われわれが、善にも悪にも転ぶのは、このためだ。」
人形くくぅ「エゴイスティックな実利を欲望するし、ストイックな神をも欲望する。

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こくまくくぅ「問題は、多くの人が、他人に何を求めているか、だ。人間関係の中で、自己中心性は相殺される。だから、結局、お客さんの反応というものが、一番おもしろい。」
人形くくぅ「集っているお客さんを見ていれば、その店がどんなかよくわかる。
こくまくくぅ「お客さんで成り立つ以上、結局は、お客さんが何を求めているかで、お店は決定される。意外にも、お客さんが、すべてを決定しているのだ。」
人形くくぅ「お客さんが、そこに、何を求めているか、だ。
こくまくくぅ「たとえば、人々の欲望こそが、カリスマやヒーローや、あるいは逆に、いじめられる人のポジションを生み出している。そのポジションに、たまたま誰が入ってくるか、なのだ。」
人形くくぅ「たまたま、もともとあるその想像的な位置に適合すると、もてはやされたり、あるいは、貶められたりする、わけだ。人々の精神バランスのために利用される。
こくまくくぅ「そのポジションを占めた者の、当人の責任ばかりではないのだ。当人にその資質や要因はあるけど、それより重要なのは、人々の想像力が結集しているそのポジションだ。」
人形くくぅ「だから、詐欺師でもカリスマになりうる。
こくまくくぅ「だから、カリスマが、自分の力を過信することはできない。周囲がもてはやしているからこその力である、ことが大きいからだ。人々は、自分たちの都合で、人を持ち上げたり貶めたりする、ので、人気商売は、実力はもちろんのこと、なんだけど、それ以上に、たまたまそのポジションを占められるかどうかにかかっている。」
人形くくぅ「アイドルやスターが、自分の実力だけでのし上がったと勘違いすると、悲惨なことになるわけだ。自分が、たまたま、人々の欲望の行方に合致するかどうかだ。ポジションに当たるかどうかは、運、でさえあることを、よくわかっているために、芸能人や政治家は、けっこう占いや神頼みになるわけだ。
こくまくくぅ「政治的指導者は、責任を負う、ものだけど、案外、政治的指導者を祀り上げ、仕立てあげているのは、むしろ民衆の欲望であったりもするわけだ。歴史を動かしているのは、むしろ、匿名の無数の欲望のうねりの方かもしれない。」
人形くくぅ「というわけで、ラーメン店も、人々の欲望のうねりに左右されるわけだ。読み間違えると大変なことになるけど、でも、意外と読みきれるものではない。
こくまくくぅ「そう、人の欲望を裏切るとこわいことになる。お店は、何より、人々の欲望が交錯する特別な場所だ。」

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スタミナラーメン ホット 650円

ミニくくぅ「BSMだ。
人形くくぅ「なにそれ?
ミニくくぅ「ブラック・醤油・マジック。
こくまくくぅ「サウンズ・グッド、だ。毎回、スタミナを食べ続けると、どうなるか、ためしているところだ。」
人形くくぅ「飽きないなあ。毎回、微妙に違う感じもある。
こくまくくぅ「今日は一人分でつくってもらえた。そのためか、やはり、充実感がある感じでもある。餡が、本当に溢れるほどに、たっぷりで、そのせいか、甘さも、いつもより、強めな気がする。この強く出ている甘さが、ガツンときた。」
人形くくぅ「ちょっと、もはや、スイーツみたいな甘さだ。迫力ある、魔術的な、とろけるような強烈なあまいうまさ、だ。
こくまくくぅ「カボチャやニンジンを油で揚げると、そのカロチンの色が溶け出して、油がきれいな透明な黄色に染まるんだけど、やはり、そうなっているようで、漆黒のスープや餡の上で、油が黄色っぽく黄金色に輝いている。色ばかりでなく、カボチャやニンジンの香ばしさも溶け込んでいるので、独特の黄金色のいい香りとなっていて、だから、よけいに、パンプキンか何かのスイーツみたいな雰囲気でもある。」
人形くくぅ「その香ばしさが、ある意味、エキゾチックなゴージャス感を煽り立てている感じでもある。
ミニくくぅ「レバもゴージャス感がある食材だ。イギリス料理の詰め物にも使われるし。
こくまくくぅ「レバは、今日はいい状態だ。まったく臭みがない。条件が良ければ、ここのレバは、チョコレートみたいだ。」
人形くくぅ「油の香ばしさにも波がある。今日は、かなりアタリの日かもなあ。
こくまくくぅ「タイ料理では、あまいと辛いが同居していて、独特にうまいんだけど、そういうエキゾチック感もある。甘い、辛い、は、うまくやれば、使い方で爆発する。けっこうラーメンのポイントだと思うけど。とりわけ、醤油のパワーを全開させる。」
人形くくぅ「あと、油だ。とにかく、この品は、スープと餡のダブルの醤油パワーが全開なんだけど、油の香ばしい風味、あまみ、辛み、野菜やレバの味わい、などの強力な相乗効果が、それを支えている、見事すぎるバランスだ。
こくまくくぅ「そうした、いろいろな要素が入っているにもかかわらず、うるさくなく、むしろ、シンプルなまとまりがあり、ストレートにガツンとくる味わいを作り出している。」
人形くくぅ「野菜炒め、とか野菜餡は、ネタのごり押し感が付きまといがちだけど、そういう感じはまったくない。手際のよさだ。
こくまくくぅ「そう、醤油の黒い静寂のようなものさえ張りつめている。凄味の効いた醤油力だ。落ち着いた、静かな、熱い醤油の迫力が、稀有な存在感を湛えている。これ、欲望の対象だろう。」

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油そば (特注 背脂入り) 650円

こくまくくぅ「今日は、手前の悪ノリで、背脂プラスにしていただいた。実は、背脂のかかった油そば、というものを食べたことがある。ぽっぽ屋でだ。あの感じがなつかしくて、食べてみたくなったのだ。」
人形くくぅ「ぽっぽ屋の油そばは、衝撃的だった。二郎風の麺の上に、背脂が、かき氷のように山をなして真っ白に降り積もっているのだ。透明な油の古典タイプの油そばに馴染んでいるので、これ、油そばじゃあないだろ、というリアクションなわけだけど、その量も半端ではない多さだ。味は、まあ、くどくて、まったりしすぎる、わけなんだけど、でも、なんだか、好きでもあるんだなあ。
こくまくくぅ「めんでるや、平大周や、てらっちょ、などでも、まあ、そんな背脂地獄(天国)の印象だ。角ふじのまぜ麺や二郎のつけ麺も、そんなだった。」
人形くくぅ「で、やっぱり、ここの油そばのシャープさは、失われている。醤油ダレが、ぎりっとしているタイプなので、あるいはいいんじぁあないか、と思ったんだけど、やっぱり、背脂に醤油がくるまれてしまい、醤油テイストはほとんど感じられないほどだ。かなり、濃厚くどめの、脂っぽい焼きそばのような感じかな。でもまあ、個人的にはうまい。郷愁とともに満足がいったわけだけど、一般的ではないかもね。やはり、おススメは、ノーマルな油そば、だな。
こくまくくぅ「酢とラー油をかなり入れて、パンチをつけた。背脂とタレを混ぜ込んで和え麺のようになったので、セパレートの方がシャープだったかも。でも、面倒をおかけして申し訳ございませんでした。感謝、感謝です。」
人形くくぅ「かつてのぽっぽ屋でもそうだけど、背脂は、やはり、スープの上に浮いている状態がベストなんだろう。直に食べると、見た目もくどそうな感じになるし、食感もくどいかもね。わかってはいたけど、懐かしくて、よかった。
こくまくくぅ「パンチラーメンのスープオフ、なわけだよね、これ。まあ、やはりスープありで、だね。でも、また、いつか頼んじゃうかも。客観的にはお勧めしないけど、主観的には好きだ。なんか、いい体験をさせてもらったなあ。感謝感激だ。」

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by dasenkadasenka | 2013-05-30 18:21 | 水戸市