やまりすがたべるもの

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喜元門 水戸笠原店

住所 茨城県水戸市笠原町884-10
営業時間 昼の部 11:30~14:00
       夜の部 17:30~20:30
定休日 無し(要確認)
駐車場 あり(砂利の広い駐車場)
禁煙



こくまくくぅ「タンクローリーのうしろを走っていると、巨大な円筒形のタンクの後部が見えているわけだけど、その凸型の円形の金属面が、凸面鏡のようになって見えることがある。」
人形くくぅ「そこに、タンクローリーが後にする世界が魚眼レンズのように歪んだ世界になって映り込んでいるね。ここに来る途中にも見た。
こくまくくぅ「そう、その、あたかも映画のトラッキング・ショットのみたいに見えている歪んだ風景が、まるでもう一つの別の世界を覗き込んででもいるみたいに感じられる。こうした錯覚のような奇妙な感興は、色眼鏡や透明な色ガラス越しに見た世界でも、ずれた色彩の異化効果によってそんな風に感じられるし、あるいは、端的に鏡でもそうだし、そもそも、まさに、映画やドラマや小説なんかのフィクションでも、そうしたアナザー・ワールドを喚起しているわけだ。」
人形くくぅ「そうでなければ、フィクション世界をあえて覗き込んだりする必要はない。
こくまくくぅ「たぶん、人は、この現実世界とは、別の世界がある、という直観的な思い込みを特色とする生き物だ。そもそも文明は、この現実とは、別の何かがあるという思い込み-動機づけによってこそ、進化という歩みを進んでいる。」
人形くくぅ「欲望の原因-対象は、まさに、それだ。常に、今、ここにはない、何か、を求めている。すなわち、アナザー・ワールドだ。
こくまくくぅ「ラーメンでもそうした感覚はある。」
人形くくぅ「やっと来ましたか。なんの話をしてんねん、というところだ。
こくまくくぅ「食べ物は、現実だけど、単に、現実(栄養補給)だけで機能していない。たとえば、デザートの夢のような効果は、それ以上の何か、を求めているために、こそ、付け加えられる。本体の食事だけでは、仮に、おなかいっぱいでも、まだ何か物足りない気がしてしまうから、余分に、念入りに、もう一つ付け加えるわけだ。」
人形くくぅ「デザートの時間は、余剰的な妄念の空回りをなだめるために発達した、プラスアルファのチョイ足し儀式でもある。太るのも、ムリないなあ。
こくまくくぅ「現実だけでは足りない。現実以上のものを求めるからこそ、おいしいもの、もっとおいしいもの、を求めて、あれこれ、あちこち、食べ歩いたりする。」
人形くくぅ「単なる食欲には還元できない、過剰な行動だ。まさに現実をはみ出した道楽だ。
こくまくくぅ「過剰な期待が常に先行している。フィクションかもしれないけど、もっと別の何か、を待望する。」
人形くくぅ「そうでなければ、ラーメン本やラーメンサイトなどない。
こくまくくぅ「もちろん、過剰な期待としての幻影に対して、たいていは、ただの現実なので、いわば、幻滅する。」
人形くくぅ「だから、際限ない。もっともっと・・・、だ。
こくまくくぅ「喜元門は、そこのところをうまく乗せ、また、うまく機能させるような、メニュー構成のシステムを持っている。」
人形くくぅ「やっと来ましたか。無事着陸しました。欲望ともうまくリンクしている。
こくまくくぅ「さらに言えば、あたかも、そうした幻影が、現実化でもしたかのような、ラーメン感覚なのだ。」

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こくまくくぅ「スタッフ方の態勢も、整ってきたためか、いよいよ、無休、となったようだ。」
人形くくぅ「毎日、解禁だ。白樺の青葉も出てきましたよ。真空夫人もより活動しやすくなる、か。
こくまくくぅ「小耳にはさんだところでは、真空夫人は、今も、健在のご様子で、せっせと、週に3~4日のペースで、大好きな真空そばを食べ続けているらしい。すごいなあ。たぶん、もう、通算、50杯を超えているはずだ。」
人形くくぅ「カッコいいなあ。
こくまくくぅ「真空そば、うまいからなあ。まあ、日々、ラーメンの出来も申し分ない証拠だ。」
人形くくぅ「スタッフの方々も板についてきて、活き活き、きびきびと、円滑に展開している感じだ。
こくまくくぅ「インスピレーションとプラグマティズムとが、バランスよく機能している。どっちかだけに、偏ることはしばしばだ。」
人形くくぅ「プラグマティズムに偏ると、すでに文脈化された状況を後追いするだけの日和見主義的な策略による、プロフェッショナルな戦略ばかりになり、ラーメンにインスピレーションがンくなる。結果、アナザー・ワールド的なラーメンの期待に対応できなくなるので、うまく機能しなくなるわけだ。
こくまくくぅ「意外と、そこに、食いついてくる、からね。」

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真空まぜそば 700円

こくまくくぅ「最近、大甕の駅前あたりに、油そばの専門店ができたらしい。以前だったら、すぐに駆けつけたところだけど、今では、その意欲を失っている。」
人形くくぅ「もちろん、ここの混ぜそばで、マックスの充足だからだ。
こくまくくぅ「他の、油そば-混ぜそばには、やや失望気味で、あまり多くを期待しなくなった。それより、真空混ぜそばが出た、というので、こちらには、飛びつきましたよ。」
人形くくぅ「真空まぜそば、って、知らない人が聞いたら、御大層な名前で、いったいなんだろうと思うかもなあ。
こくまくくぅ「海老混ぜ、台湾混ぜ、揺るぎないうまさだ。さらに、種類が増えるとはね。これだけでも、すごい店だ。」
人形くくぅ「券売機の横に貼り紙がありましたよ。海老混ぜを食べたい気もしていたけど、真空まぜそば出来ます! の誘惑に逆らうことはできない。
こくまくくぅ「さて、ゴージャスな見栄えのうまうまチャーシューをめくってみると、ほかほかのうまうま中太麺の上には、かつお節粉が湿った餡状の状態で載っている、麺には、たっぷりの油と真空ダレがかかっているようだ。油がかかっているところをいただくと、油そばを彷彿とさせるような風味のテイストがもっちり中太麺にからまっていてうまい。これなあ、シンプルな油そば、も作れそうだなあ。真空ダレは、甘めで、混ぜると何とも不思議な甘い感触で、けっこう個性的なうまさだ。」
人形くくぅ「濃厚な醤油ダレは、よくあるパターンだけど、この、品のいい、淡いあまさが、喜元門らしくていいなあ。
こくまくくぅ「喜元門の垢抜けた感じがするところは、品のいい味付けのセンスだ。微妙なうまみで攻めてくる。そこが面白いんだけど、これも、はんなりあまくて、いい感じだなあ。」
人形くくぅ「醤油一辺倒が主流の中で、新鮮だ。ほんのりした風合いが個性的だ。
こくまくくぅ「真空シリーズでは、つけそばのつけダレが、パンチがあって、ガツンとくるうまさで、すごく好きなので、あのつけダレが、ダイレクトに入っていてもいい感じだ。酢の酸味が欲しいのかな。」
人形くくぅ「東京の武蔵野古典タイプの油そばには、ラー油と酢をお好みで入れるシステムがあるけど、その方向性も入ると、もしかしたらいいかもね。まあ、真空つけそばと同じになっても仕方ないけどね。
こくまくくぅ「でもまあ、この淡いあまい感じが、麺のふっくら感を上質なうまさに仕上げているなあ。こういう淡いうまみ、非凡な感性だと思うなあ。正直言うと、どぎつい下品な感性の混ぜそば-油そばが多すぎるんだよなあ。」
人形くくぅ「麺にも問題がある。やはり、麺が勝負だ。油そばは、このあたりではえるびすがいい。喜多方の黒長谷川の油そばも気を吐いている。ちょっと変わった感じでは、いわきの麺遊人がうまい。いわきのガキ大将と花月嵐では、まさに、古典タイプの王道の油そばを出していて、いずれもうまい。タレよりも、油自体のうまい味が地方ではほとんど見かけられない、けど、この2店はそこはしっかり押さえている。
こくまくくぅ「真空の微妙な複合的なうまみが効いているんだけど、それ自体はややパンチがないので、かつお節粉で、風味をつけている。この魚粉系がへんに効きすぎると、凡庸な味になってしまうところだ。」
人形くくぅ「魚粉やかつお節でまとめる店が多いけど、やはり、イマイチなんだなあ。
こくまくくぅ「喜元門のかつお節粉は穏やかな風味でいい。やはり、麺のチョイス、ついで、それに合う油タレづくり、ぐっと混じり合った瞬間、しびれるうまさだ。」

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鰮煮干 しお 730円

こくまくくぅ「喜元門くらい、醤油と塩が同等の力関係で渡り合っている感じの店もあまりないだろう。どっちを選んでもいい感じだ。醤油派とか塩派とかいうこだわりが、見直される感じだ。」
人形くくぅ「どちらもが、煮干しスープのうまさを、同等に、引き立てている。
こくまくくぅ「この煮干スープが優れていて、もう、ただ単に、うまい。なにか、わかりやすい特徴があるとかそういう感じではなく、風味、うまみなど、なにもかもが過不足なく、ちょうどいい、という感じだ。」
人形くくぅ「角がなく、穏やかなんだけど、パンチもあるまろやかさだ。完成度が高いという感じだ。ちょうどいい落としどころ、ちょうどいい満足度、なんじゃあないかなあ。
こくまくくぅ「稠密なうまさに満ちている。粗い味わいがない。一口目から、終わりまで、食べての気持ちがだれないように設計されている感じだ。」
人形くくぅ「最初に、ふわっとした品のいい香りの煮干し感にくすぐられ、誘われるけど、その誘いが最後まで持続する。細麺も限りなくうまい。
こくまくくぅ「東光台店のにが煮干し、芳醇煮干しの味わいの強さも絶品だし、喜乃壺のストレートな上品さも絶品だ。そして、このベースの煮干しもすこぶるうまい。これ、ヤバいでしょ。もう、他で、煮干し食べなくてもいいなあ。」
人形くくぅ「足る、を知ってしまう感じだ。スープだけでなく、麺のうまさが際立っていることも、はずせない。追い求めていたファイナル・アンサーじゃあないかねえ。
こくまくくぅ「大功は拙なるがごとし、と言う。真に上手なもの、本当の名人は、見せかけの小細工をしないので、ちょっと見たところでは、むしろ下手にも見えかねない、ということだけど、まさに、偏った小細工なしの充実ぶりだ。」

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メンマ増し 100円

こくまくくぅ「メンマもうまいんでね、今日はいただいちゃいましたよ。」





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by dasenkadasenka | 2013-04-19 18:44 | 水戸市