やまりすがたべるもの

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喜元門 水戸笠原店

住所 茨城県水戸市笠原町884-10
営業時間 昼の部 11:30~14:00
       夜の部 17:30~20:30
定休日 火曜日 水曜日
駐車場 あり(砂利の広い駐車場)
禁煙


こくまくくぅ「喜元門は、ラーメンのビジュアルも、衝撃の美しさだ。人の心に焼きつくのは、味ばかりではない。」
人形くくぅ「今日から3日間は、衝撃の美の3連チャンかもなあ。
こくまくくぅ「進化せよ、という至上命令がこの店には響いているようだ。」
人形くくぅ「喜元門のいいところは、斜に構えない、堂々たる王道、正道を正面切って行くところだ。

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こくまくくぅ「おかしな変則技を使わない。旧いタイプのラーメンの地平が煮詰まっているから、マニエリスム化が進行する。従来の手法で、パターンが出尽くしたと思い込むから、キッチュな奇形化変形化によって、商品開発の差異化を安易にはかる。ところが、喜元門は、地平そのものを変質させている。そっくり、別の次元のラーメンへと脱皮してしまっているのだ。これは、ひとえに、高度な技術の賜物だ。借り物の方法論の中で、少ない技術でこなそうとするから、手詰まりになってくるだけだ。発想の転換は、技術革新からやってくる。」
人形くくぅ「東京では、安易な発想のラーメンが乱発される。それでも、それこそが東京なのだ、とガイドブックで懸命に東京探索しよとするおのぼりさんたちに面白がられている間は、もつ。東京にはそういう人が溢れているからだ。メディアと連携して新し物好き、際物好きの話題にのれば数年は稼げる。ラーメンは、狂乱の中で、どんどん命をすり減らしていくが、まあ、商売なので、それはそれでいいのだろう。
こくまくくぅ「鉄板で焼いたラーメンを汁に入れたり、目玉焼きをのせたり、ステーキをのせたり、とにかく、まあ、味もうまいのだろうけど、変わっているということのみで、人目をひく、パフォーマンス的なラーメンが、何かと軽薄に、コラム的な話題にのったりするけど、新機軸といっても、そもそも、まともに、普通に美味しいノーマルなラーメンさえ、作れないからこそ、新しさを逆手にとって、遊んでいるのではないだろうか。事実、むなしいことに、数年で消えていくものは非常に多い。やめては次の目新しさへ、という荒稼ぎのサイクルだ。それでも、儲かるのが東京なので、むなしいとみるか、チャンスとみるか、なのだろう。」
人形くくぅ「まともにつくっても、どのみちたいしたものは作れないので、変則技に打って出る。それでも儲かれば、カリスマだ。差異化は劣化の一途だ。まあ、喫煙やジャンクフード、高カロリーの常食によって、かなり多くの人が味覚オンチ、あるいは味覚障害に陥っているという研究者の報告もあるようだから、もはや、味にこだわるということ自体、空転しているのかもしれない。かたいこと言わずに、一時でも、なんとなく楽しめればそれでいいのだろう。それに、ある意味、情報の操作、というか、空回りをこそ、むしろ楽しんでいるのだろう。
こくまくくぅ「喜元門のいいところは、変則的な技巧にたよらないところだ。いまどき珍しいほど、根本的に、しっかりした、正統なラーメンを、オール手作りでつくっている。むしろ、それこそが新しいといえる感じなのだ。しかも、技術力が高いので、そうそう真似できることではないオリジナリティを誇っている。」
人形くくぅ「もう、次のステージへ行ってしまっている。旧いステージは、乱痴気騒ぎの末期症状なわけだ。

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台湾らーめん 630円

こくまくくぅ「レッド・インパルスだ。630円の美しさではないなあ。見た目もさることながら、これが、かなりうまいんだけど、ますます冴えたうまさになっている感じだなあ。」
人形くくぅ「どれもうまい、が前提の上で、あえて、ここの全メニューの中でも、かなり上位にあげたい、インパクトあるうまさだ。
こくまくくぅ「すべての要素の味がいいことを前提の上で、とにかく、台湾肉みその味がいい。あまさ、味付けの濃さ、辛さ、ニンニク風味、ひき肉のうまみ、これらが織りなす味わいのハーモニーが、絶妙、絶品だろう。たいていの人に、うまさの衝撃を伝えるはずだ。ある意味、家でも作れそうな、こんな、簡単な料理、なのに、だ。」
人形くくぅ「わかりやすく、たべやすく、うまい。これを、初心者向き、などといってはならないだろう。だれにでも、同等にうまいと思わせることは、たいへんなことなのだから。何も、マニアックな凝った味が、必ずしも偉い、というわけではない。そういうのは、おちこぼれが陥りがちなエリート主義的反転だ。
こくまくくぅ「点数つけて喜ぶのも、おちこぼれのサディスティックな反転だ。むかし、いじめられたので、教師の立場にあこがれ、立ちたいのだろう。」
人形くくぅ「チャーシューでも麺でもスープでもそうだけど、喜元門のいいところは、一人合点にならないところ、独善的なうまさにならないで、誰にでもうまい線を確実にとらえてくる、あるいは、とらえようと努力しているところだ。
こくまくくぅ「好きな人にはウケるだろう、というタイプではない。オールマイティなうまさを実現しようとしている。競い合っているのは、ある意味、マルちゃん正麺かもしれない。」
人形くくぅ「だれにとってもうまいところ、は、なかなかそう、認めてもらえないから、たいていは、心が折れる。ある意味では、ヘンにクセのあるうまさの方が言い訳もきいて楽だ。マニアウケに、逃げられる。わかる人にはわかる、と開き直ればよいからね。そういう好みの人から見ると、完全にど真ん中ストレートは、つまらないようにもみえがちだけど、真っ向から誰にでもウケる、ということは、勇気と技術がいる。
こくまくくぅ「チャーシューもなあ、脂身好きの人にも喜ばれ、脂身苦手な人にも喜ばれるような離れ技をやってのけているなあ。くどいということも、くどくなさすぎる、ということもない。ちょうどいい誰にとっても満足度の高い肉感だ。チャーシューの素晴らしさは、頭抜けている。しかも、何種類もあって、品質が安定している。こんな店はない。一つでもまともに作れないくらいだ。」
人形くくぅ「過不足のない、肉-脂身のうまさだ。達人だ。マニアックな人にも、一般的な人にも、ウケる。ビッグ・サプライズだ。
こくまくくぅ「他店では、様々な偏りが、個性とされてなんとか、だ。」
人形くくぅ「この肉みそ、あるいは肉みそラーメン、のたべやすいうまさのパーフェクト感は、決して初心者向きではなく、誰にとっても、最大のインパクトが訪れるように計算された、力技だ。たぶん幅広い層にウケるばかりでなく、やみつきになるだろうなあ。クセになるうまさを心得ている。こうした正攻法は、なかなかやれるはずがない。
こくまくくぅ「あらゆるマイナスイメージを極力除外している。妥協なし、でないと、こうした垢抜けた味にはならない。台湾らーめんは、名古屋のご当地グルメだけど、この肉みそ、麺、スープの精度がこのうまさを実現しているので、おそらく、かえはきかないだろうと思う。今日は、両方とも、細麺だけど、細麺がすごくうまく感じる。もっちり感が増したかな。ちょっと食感が変わったような。太さも心持ち太くなったような。エッジは角ばってシャープに。食感の変化でそう感じるのかもしれない。まず、とにかく麺がうまい、ので、ぐいぐいいけるといっていい。こんな、麺やスープや、その調和は、他所にそうそうないはずだ。」
人形くくぅ「なにしろ、ラーメンのビジョンやコンセプトが、別次元だ。旧来の枠組みの中のものとは、比べられない。その核心にあるのは、ラーメンへの誠実さだ。徹底的にやる、ということだろう。社会的な妥協へのもたれかかりは、旧世代なのだ。

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鰮煮干 730円

こくまくくぅ「油浮きがしっかりあってうまい。油のくどさは皆無だ。いいところだけをついてくる。」
人形くくぅ「鰮煮干、がどういう状態なのか、知らないけど、普通の煮干し感とは、やや違い、確かに、いわしっぽいような穏やかな風味があり、それが、クセになるうまさだ。こうした特長を持たせるあたりも、実にウマいなあ。おや、と思わせる。プロ、だなあ。
こくまくくぅ「ふくいくとした充実したうまみに満ちた煮干しラーメンだ。煮干しラーメンは好きなので、かなりいろいろと食べ歩いてきたけれど、もはや、知っている中で、最高点だ。これ、終着駅だ。角が立った感じや粗い感じがなく、まろやかな円満さ、において、文句がない。バランスのよさで、抜きに出ている。醤油のちょうどよさ、も圧巻だ。こういうことは、ありそうでなかなかない。何かが気になるものだ。それを個性的というのは、単なる社交辞令だ。これは、正面きっての、ギブ・アンド・テイクだ。」
人形くくぅ「もちろん、麺のうまさも含めて、だ。そもそも、たいてい、麺がなってない。麺がうまくないと、その時点で、スープ云々ではなく、NGだ。
こくまくくぅ「チャーシューもね。三拍子そろっていることはほとんどない、といっていい。」
人形くくぅ「麺のうまさが際立っているので、スープはある意味脇役にさえなっている。というか、メインとサブの目まぐるしい交替劇と言った方がいいか。主役を競い合っていて、相互交替のスイッチが起こる。スープが主役なだけのドラマなんて、オールド・タイプなのだよ。
こくまくくぅ「麺のもちもちの食感とチャーシューの肉感との対比も効いている。喜元門ドラマは、どこがハイライトなのかわからなくなる。この結末の見えない眩暈こそ、ニュー・ジェネレーション・ドラマだ。」
人形くくぅ「世代交代だな。年寄りにはもうわからないだろう。
こくまくくぅ「この総合的な全体の流れがチャーミングだ。ぶつ切りにしない。総合力というか、チーム力というか。チーム喜元門か。麺とスープとチャーシューと・・・。」
人形くくぅ「周りを活かしてこそ、自分を活かす。チーム力がものをいう。各要素が散漫に空回りしていると、稠密な総合力をたたき出せない。

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by dasenkadasenka | 2013-03-26 18:53 | 水戸市