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やまりすがたべるもの

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ラーメン ほむら

住所 茨城県水戸市元吉田町1490-19
電話番号 非公開
営業時間 11:30~14:30/17:30~21:30(スープ切れ終了)
定休日 木曜日
駐車場 あり
禁煙



こくまくくぅ「仄暗い店内には、若き情念のほむらが、めらめらと燃え上がっている感じだ。」
人形くくぅ「やはり、今日も、お客さんは、若者が多い感じだ。たまさか垣間見た光景にすぎないかもしれないけど。やはり、お店もかわいいしなあ。それに、豚骨自体にも、独特のおしゃれ感がある。何か、ライフスタイルというものを感じさせるというか。
こくまくくぅ「やはり、今日も、喜元門の後の連食で来た。近いからねえ、ついつい吸い寄せられるなあ。連食でも、あの豚骨と思うと、食欲がわく感じだ。リセットされるうまさだからなあ。」
人形くくぅ「食べたい、という気分が盛り上がる。喜元門とはタイプも違うし。贅沢なラインナップだ。

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こくまくくぅ「前にも書いたけど、博多豚骨は飽き飽きしている。しかし、これは別、だなあ。」
人形くくぅ「海の向こうのニューヨークでは、博多豚骨ラーメンの一風堂が大流行りだという。なるほどねえ。ひょっとして、食文化など、日本文化は、これから主要な輸出産業になるのかもねえ。インスタントラーメンなんかも、質が高くなっているし。
こくまくくぅ「これは、自分にとっては、博多豚骨ではない、というか、超博多豚骨だなあ。質的に博多豚骨以上な気がする。」
人形くくぅ「この豚骨スープの、硬質な濃い味わいが、独自の領域だし、脳内の豚骨メモリーのストックの、未開の間隙を突いてくるかのようで、だから、飽きているものとは同列じゃあない感じで、それどころか、刺激的だなあ。
こくまくくぅ「こんな、未知なる領域があったのか、と驚かされる。多くの豚骨はまあ、似たり寄ったりなんだけど、これは、新鮮なんだなあ。ここまで、シャープに、異なった輪郭を描けるのは、才能なんだろなあ。みんな同じ豚骨だしなのに、違うものだなあ。」

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とんこつらーめん 680円 味変 辛 100円

こくまくくぅ「とにかく、この豚骨スープは、クセになるうまさだ。ここでは、濃厚スープは失敗なく作られているようだ。味わいは、安定している。」
人形くくぅ「今日は、途中で、卓上に用意されている、にんにく片を、つぶし器でクラッシュして、入れてみた。今まで、その必要を感じなかったし、それに、おそれもあるので、入れずにいたけど、やはり、ちょっと怖れていた通りか。
こくまくくぅ「いかにも博多豚骨というイメージになり過ぎるからねえ。あまりにはまり役にハマリ過ぎて、博多ど豚骨という味わいになってしまうなあ。個人的な反応だけど、幾多もの、記憶の中の、博多豚骨にニンニクが溶けたイメージが、甦り過ぎて、なんとなく新鮮さが損なわれていくような感じだ。」
人形くくぅ「やはり、ニンニクは強いから、紋切り型の味になりがちだ。もちろん、このスープの個性は損なわれないけど、これもわるくないんだけど、やはり、食傷気味のあの豚骨+おろしニンニクの風味に近づきすぎてしまう。この、シャープなオリジナリティが、濁ってしまう感じだ。あくまでも、個人的な見解だけど。
こくまくくぅ「昔、好きで、やたらに、ニンニクを投入しすぎたせいだ。後遺症だ。それ自体としてうまいんだけどね。ニンニクは、やはり、いかにも、という味になる、なりすぎる、なあ。」
人形くくぅ「清楚な恋人が、突如、厚化粧のケバい感じに豹変したみたいだ。やはり、この硬派な豚骨も、ニンニクを入れると、ありふれた博多豚骨のイメージに近づいてしまうんだなあ。あくまでも、偏見です。
こくまくくぅ「それでも、この、その下のすっぴんのテイストはうまい。今日は乱調ついでに、トッピングの辛子肉みそを、そのまま、全部、丼の方に投入してみた。この辛子肉みそは、やはり、スマートなうまさだ。くどさがまったくなく、フレッシュな辛さが際立って、この食べ方も、うまい。」
人形くくぅ「はじめから、入れても、あり、な、おしゃれな、うまい味わいだ。ストイックなまでに薄い味つけの、ほとんど肉自体のうまみと辛さだけの冴えわたる辛み風味が、豚骨スープの、やはりストイックなまでに甘みのない濃厚な味わいと、うまく絡んで呼応し合い、ゴージャスな饗応関係を取り結ぶ。俗っぽくないんだなあ。感心するほどに。
こくまくくぅ「ひき肉と辛子とクリーミーさで、冴えた坦々麺、ともいえそうな感じかな。このスープをベースに、華丸のように、坦々麺となってもイケそうだ。」
人形くくぅ「胡麻系が入っていないけど、むしろ、ストイックが保てて、いいかもなあ。大人っぽい味わいの、坦々麺風だ。コクは、生クリームのような、豚骨スープで十二分だし。この上質な辛みも、うまさ、だなあ。
こくまくくぅ「というわけで、さらに、卓上のすりごまも加えてみた。すりごま器をシャカシャカ。これも、上と同様の理由で、最近あまりやらないんだけど。」
人形くくぅ「すりごまは、なんか安っぽい味になる気がしてね。ラーメンにゴマを浮かべるのもあまり好きではない。安直な味になりすぎる。
こくまくくぅ「やはり、すりごまでは弱くて、胡麻ペーストのような、濃厚な坦々麺風テイストにはならない。」
人形くくぅ「思ったより、坦々麺感は増幅しないね。まあ、この硬派な豚骨スープには、すりごまも不要かな。そんなに似合わない感じだ。もちろん、個人的な偏見だ。
こくまくくぅ「やはり、結論としては、この豚骨は、博多豚骨の外観でいながら、それを超えた独創的な豚骨、という感じだなあ。乱暴に言えば、豚骨スープのグレードが高いので、よけいな足し算はいらないんだなあ。」
人形くくぅ「重厚なうまさなので、ニンニクやゴマが、ちゃちに見える、のかもね。
こくまくくぅ「紅ショウガと高菜は、このハードな豚骨に合わせた、ハードなものとなっているので、グレードを損なわない感じだけど。」

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つけ麺 並盛 750円

こくまくくぅ「動物系濃厚白湯と魚系風味の絶妙な組み合わせが、スイーツのようなつけダレを生み出している。似たようなノリの、TETSUや活龍のつけダレも激ウマなんだけど、これ、かなり突出してうまく感じてきたなあ。」
人形くくぅ「あまくて、うまいよねえ。あまいコク、あまい風味、で、メロメロになる感じだ。ごく単純にうまい。
こくまくくぅ「太麺が、つけダレをくぐるときに、ちょうどいい濃度や、うまさ、だ。太麺の噛み応えもいい感じで、そのさらっとした小麦粉味の食感に、つけダレが絶妙に絡んで、うまいし、また、レンゲで、そのまま飲んでも、脳天直撃のうまさだ。」
人形くくぅ「ダイレクトに飲むと、インパクトある、あまーい刺激に、何か、軽い恍惚感を感じる。魚粉がたっぷりだけど、くどさを感じさせない。気に障る魚粉のくどい食感が多いせいで、悪いイメージになりがちだけど、うまく使うと魔法のような効果を生み出すのは本当だ。うまいブレンド、センスのよい調合だなあ。魚粉は、センスが直に出るなあ。
こくまくくぅ「魚粉をかきまぜる前には、ベースの豚骨の風味がしているんだけど、まぜると絶妙に噛み合って、豚骨風味がかなりなくなって、スイーツ的な味わい化体する。ここの豚骨スープが、ブラックコーヒー+生クリームの芳醇なほろ苦さ、だとすると、つけダレは、あまい香り高いココア、といった趣かな。」
人形くくぅ「その、おしゃれな味わいが、おしゃれな店内や音楽と、ベスト・マッチしているなあ。
こくまくくぅ「なんだか、優雅なライフスタイルだなあ。」

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by dasenkadasenka | 2013-01-15 18:34 | 水戸市