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やまりすがたべるもの

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博多らーめん バリ龍

住所 茨城県つくば市筑穂1-10-12
営業時間 11:30〜14:30/17:30〜22:00
席数 カウンター10席
駐車場 あり(11台、共用)
禁煙



こくまくくぅ「今年は、豚骨が充実していたなあ、という個人的な印象で、華丸(小美玉)とほむら(水戸)の豚骨ラーメンが特によかったなあ、という感じだけど、と思っていたら、活龍グループの、バリ龍という博多豚骨ラーメンのお店がオープンした、というので、行ってみました。」
ろぼくくぅA「場所は、なんと、活龍の隣だ。なんだか弟分みたいだけど、なかなかおもしろい立地戦略だ。すぐ裏手の方には、お友だちの油虎もあるしなあ。」

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こくまくくぅ「店内は、新しくてきれいだ。不透明なガラスの高窓から差し込む日差しが明るくて気持ちいい。」
ろぼくくぅA「博多豚骨ラーメンって、だいぶ前にブレイクしているけど、今はどうなんだろうね。自分は飽きているから、よくわからない。若い人は、はじめて食べる人もいるわけだしなあ。ウケるぅ~、って感じもあるのかなあ。」
こくまくくぅ「鉄風(東海)や赤土(日立)やほむらなど、新風の博多豚骨ラーメンの店もできているので、再ブレイクの兆しもあるのかな。確かに、自分的には今さら感があるけど、今あげた店などは、感覚が新しくて、なるほど、と興奮させられるところがある。」
ろぼくくぅA「特に、ほむらは強烈な存在感があるね。博多豚骨もこんなふうに展開するのか、という感じだ。御多分に漏れず、世代交代があり、昔ながらの博多豚骨は、スープ、麺ともに、やはり、ちょっと古い感じもいなめない。」

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らーめん 500円

こくまくくぅ「この豚骨は、古い感じではない。極細麺も自家製麺だし、スープも、今風でしゃれた食感だ。ただ、ものすごく斬新という雰囲気でもない。同じグループの龍神麺の豚骨の方が、むしろ、斬新なタイプかなあ、と言う気さえする。そう思うと、オーソドクスな感じで、おとなしい感じかも。」
ろぼくくぅA「スープの濃さもほどほどだし、豚骨臭もほどほどだ。あたりさわりなく、うまい、という感じだ。龍神麺もそうだけど、もとより、ポップでカジュアルな手堅い味作りを得意としているのだろう。企業体というか、複数の経営陣なので、落としどころが、そう過激にはならないのかもしれない。」
こくまくくぅ「まあ、複数の頭脳だと、どうしても中庸にもなりがちだけど、不特定多数にウケるなら、その方がいいのかもしれないしね。」
ろぼくくぅA「いわゆる博多豚骨としては、濃い目の味わいで、品がよく、秀逸な感じだけど、なにしろ、ほむらの豚骨スープがあるので、濃さとしては、むしろ、軽い感じだ。味わいとしても、ほむらに比べると、普通っぽい。」
こくまくくぅ「しかし、自家製麺だからね。やはり、上質で、うまい麺だ。これで、500円は、かなり、お値打ちな感じだ。この値段で、文句はないなあ。」
ろぼくくぅA「この値段でなら、100点だね。栄養的にも500円で、十分すぎる栄養濃度だろうなあ。お肌の美容健康を気にしている向きには、朗報だろうなあ。」
こくまくくぅ「500円というのは、少し前の東京で、わりとあった博多豚骨ラーメンの値段相場だ。自分は、博多豚骨ラーメンは、安い、安いたべもの、という認識が染みついている。」
ろぼくくぅA「替え玉もするからね。基本設定は安い。屋台みたいな店で、安い、というイメージだ。本場でもそうなのだろうし。屋外で、大釜で炊き出していた労働者のための、安くてうまい食べ物だからね。しかも、替え玉一杯無料サービスもよくあったしね。」
こくまくくぅ「だから、いまだに、さらっとした感じの普通っぽい博多豚骨ラーメンが、600円以上だと、習慣的に、ちょっと高いような気がしてしまう。今は、いくらが適正なんだか。」
ろぼくくぅA「だから、これは、正しいあり方な気がしちゃうね。ほむらも、本体、替え玉ともに、値段が高い、という声がネット上で囁かれているけど、まあ、わかる気もする。ただ、あの超濃厚なゴージャスさだからねえ。満足感の高さでは、見合っている気もする。あれ、むしろ、ブルジョワだろう。」
こくまくくぅ「ここは、さすがに、自家製麺だから、コスパがきくのだろう。よく、博多から直送の麺というのもあるけど、その費用を払うのは結局はお客さんだからなあ。」
ろぼくくぅA「この自家製細麺は、粉っぽさがなくて、フレッシュな、洗練された味わいだ。最近、博多麺の粉っぽい味がやや気になる。バリカタにすると、かたい、というより、ねちねちしていたり。これは、その感じがない。」
こくまくくぅ「ひょっとして、その方が、正統派なのかもしれないけど、鉄風など、最近のニューウェーブのしゃれた味わいの博多風極細麺に慣れると、従来のものが古臭く感じられてきているのかもなあ。」
ろぼくくぅA「まあ、疑いなく、うまいんだけど、ただ、華丸やほむらの、マックスな濃厚なうまさを思うと、普通っぽく思えてしまう、恐ろしさだ。一昔前なら、間違いなく、感激ものの濃いうまさなんだけどね。」
こくまくくぅ「華丸やほむらの、進化した濃厚豚骨の前では、これさえもが、こじんまりした食べやすさに感じる、というところだ。ちょっと、ものたりないかな。味わい的にも、意外性、というか、クセになるような引きが弱い。まあ、それもターゲット次第だから、いいのだろうけどね。」
ろぼくくぅA「豚骨、だからね、どうしても、知っているような味になっちゃう。でも、これから食べる人にはね。食べやすいし、優等生な感じだし。そして、この高品質でこの値段なんだし。他の博多豚骨ラーメン店にとってはやばいよね。」

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らーめん 500円 マー油 50円

こくまくくぅ「さて、博多豚骨ラーメンにマー油という取り合わせも、最近は、定番のつきもので、ウリにしているのが、トレンドのようだ。鉄風や赤土のマー油も、おしゃれなまろやかな味わいでうまい。ほむらのマー油は意外性なんてもんじゃあない。」
ろぼくくぅA「いまや、マー油はありふれているけど、ちょっと前には、数少なく、真っ黒で、ドギモを抜かれる驚きものだった。マー油といえば、それで、名をなした、マー油の草分け的存在のなんつッ亭が、水戸のエクセルにあるので、ぜひ、そちらも、という感じだ。」
こくまくくぅ「マー油を語るならはずせないかもね。」
ろぼくくぅA「本来、博多豚骨にマー油があるものなのか、知らないけど、マー油の入った豚骨ラーメンで有名なのは、熊本ラーメンだ。」
こくまくくぅ「この、マー油も、上品で香りがよく、うまい。さて、来年は、博多豚骨ラーメン、くるんでしょうかねえ?」



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by dasenkadasenka | 2012-12-28 18:13 | つくば市