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やまりすがたべるもの

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ラーメン ほむら

住所 茨城県水戸市元吉田町1490-19
電話番号 非公開
営業時間 11:30~14:30/17:30~21:30(スープ切れ終了)
定休日 不定休
駐車場 あり



やまねこ「いまや、台風の目といえることは間違いないであろう、喜元門水戸店のすぐ近くにあるんだなあ。」
人形やまねこ「この勢いは誰にも止められませんよう。」
やまねこ「もし、喜元門に来て、連食でもするかなあ、という時には、ここがオススメだ。喜元門の高い満足度の余韻を損ねることなく、ハイクオリティな連チャンを堪能することができること、間違いなし、なはずだ。」
人形やまねこ「たぶん、きっとね。お店はおしゃれだし。」

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やまねこ「店内のおしゃれは、だてではないだろう。どういうところにどう気が効いているか、どう気が届くか、は、そのまま、ラーメンの質の指標にもなる。」
人形やまねこ「単なる型どおりの気配り、というだけでなく、感受性の深度が、看取できる。料理センスは、別のものの表にも、あらわれるからなあ。」

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やまねこ「それにフレッシュさもいい感じだ。豚骨スープをつくるのに、強火で15時間以上煮る、らしいけど、強火で煮続ける、って、いったい、どれくらい、ガス代がかかるんだろうなあ。」
人形やまねこ「何か、採算を度外視しても、やりたいことをやる、という意気込みが伝わって、すがすがしいなあ。これを、いただかない手はないだろうなあ。」
やまねこ「随所に、若々しい情熱が感じられて、好感が持てる。歳とると、採算、利害ばかり気にするようになって、好きなようにはできなくなりがちだけど、でも、好きなように気が済むようにやった方が、結局は、うまくいくんじゃあないかね。」

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つけ麺 並盛 750円

やまねこ「つけ麺、も、衝撃だった。さて、何かとやまりすブログでは評判の悪い魚粉だけど、そろそろ見直さなければならないのかもしれない。初めて、魚粉入り豚骨をいただいたのは、もうずいぶんと昔、世田谷の八幡山や、八王子の、長浜ラーメンで、だったと思うけど、その時のガツンときた衝撃が、再び、ひさびさに、思い出されたような、震撼もののつけダレだった。」
人形やまねこ「初心忘れるべからずか。くどさに、飽きていたからなあ。また、くどい魚粉が多くてね。でも、最近は、すっきりと品のいいものが主流になってきている。喜元門でもそうだなあ。」
やまねこ「ここへきて、軌道修正を余儀なくされる感じだ。もちろん、TESTUや活龍のつけ麺のつけダレをいただいて、ネガティブな先入観の払拭を、とそう思っていたのだけれど、ここのは、いっそう、そう確信したというに余りある、うまさで、本当に、魚粉に対する立ち位置を変更しなければならないなあ、とう感じだ。」
人形やまねこ「このうまさに、魚粉は不可欠なのだろうからね。」
やまねこ「ここの豚骨スープは、出来栄えが出色で、とにかくすばらしい、のだけれど、この、同じ豚骨スープをベースにしているつけダレは、異なる角度から、その豚骨スープの魅力を照らし出している。」
人形やまねこ「豚骨スープに、加わる、何らかの味付けや魚粉によって、この基底材の底力を膨らみあがらせ、その潜在能力を、最大に引き出している感じだ。ただ、つけ麺もメニューにあった方がいいだろうから、通り一遍にやる、というのとは、明らかに違うなあ。」
やまねこ「まあ、まず、とにかく、あまりにうまい、つけダレだ。こんなに、いろいろと、つけダレを食べてきているのに、食べたことないような、うまさのレベルだ。やたらにうまい。」
人形やまねこ「最近、TESTUや活龍のつけダレがすごくうまくて、感心し、興奮していたのだけれど、ひょっとして、直のうまさに関しては、それらを超えているかも、という勢いだ。驚愕だね。マックスがあったのに、その上があるのかっ、という、自らの認識能力をあっさりと否定されかねない、少々、色を失う驚きだなあ。」
やまねこ「このうまさに魚粉は欠かせないが、それは、この、驚くべきうまさの豚骨スープのよさを、存分に引き出すためにだ。」
人形やまねこ「なにより、このベース・スープのうまさが、すぐれているのだよねえ。」
やまねこ「たぶん、実際の成分データ的にも、うまみ要素が非常に多いんじゃあないかな。値千金のスープだ。」
人形やまねこ「下の、豚骨ラーメンの方では、あまみは抑えられているんだけれど、あまみやゆずの香り、魚粉、などが、加わって、絶妙なうまみ醸成の爆発となっているようだ。麺もうまい。ちょっと素朴で、いやみのない、細めの太麺だ。ただ、ここまでくると、麺は、まあ、何でもうまいだろう、とさえ、言いたい感じだ。」
やまねこ「もし、これで、うまい自家製麺なら、鉄壁だろうなあ。なにしろ、やはり、つけ麺ステイタスとしては、流れは自家製麺だ。いまや、TESTU、活龍、とみ田、喜元門、華丸、など、自家製麺のハイクオリティな店が乱立して、活況を呈している。そういった店が登場し、評価され、競争に競り勝っている以上、スープさえ作れば、あとは、製麺所の麺を入れるだけ、というスタイルの、素朴な時代は過去のものとなりつつある、のかもしれない。」
人形やまねこ「古き良き、昭和だ。仕事を辞めたので、ラーメン店でもやるか、的な。それに、コスパ競争でも負けてしまうからなあ。結局、購入コストはお客さんに回ってくる。」
やまねこ「喜元門のプロデュース店の、500円大盛り無料とかね。恐るべしだ。」
人形やまねこ「この店は、爆発力を秘めている。自家製麺を備えたら、大化けするかもしれない。」

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とんこつらーめん 680円 味変 辛 100円

やまねこ「さて、味変、というものも、やや安易に乱発されている。単なる付け足しのような味変。」
人形やまねこ「どうでもいいような、子供だまし的な味変。」
やまねこ「味変トッピング、とあっても、どうしても、眉唾になってしまう。正直なところ、興味がわかない、とさえいえるんだけど、ここでは、これまた、目からうろこ、の衝撃でした。本当の味変に遭遇した、という印象だ。」
人形やまねこ「これをこそ、味変というに相応しいのではないか。」
やまねこ「ここの豚骨スープは、それ自体で、十分に、十全に、うまい、のだけれど、その自己充足的な、自己完結的なうまさに、まだ、それ以上、があるのか、という、驚きだ。」
人形やまねこ「上のつけダレと同様にね。」
やまねこ「申し分ないうまさを誇っている、そのうまさに、なにかを付け足す、というのではない。その完全無欠なうまさを、より徹底的に知らしめるための、アイテムという感じなのだ。」
人形やまねこ「スープの魅力を、よりわからせるために、別の角度から、照らし返すための、味変アイテムだよね。」
やまねこ「ベースのスープは、やや豚骨の芳香が強く、かつ、濃厚クリーミー、なんだけど、この、辛-ひき肉、が加えられて、この豚骨の芳香が弱められて、目立たなくされると、その封印によって、抜群の上質なクリーミーさが、強烈なうまみ、として、前面に出てくる、という感じだ。」
人形やまねこ「魚粉の場合も同様だけど、起爆剤として作用して、ベース・スープの別の顔、別の表情が出てくる感じなんだけど、この辛肉みそ、味は、ほとんどない。辛味+ひき肉、のみ、という感じだ。」
やまねこ「けっこう、辛い。ぴりりとした、後に残らない、さわやかな辛さだ。あとは、肉の味。これを加えると、魔法のように、文字通りの味変となる。」
人形やまねこ「なんともうまい、クリーミー加減で、単純に言えば、生クリームだ。あるいは、クセのない、濃厚なクリーミーチーズ、という雰囲気だ。」
やまねこ「何か、知らない、新種のチーズみたいな趣だ。このしゃれた雰囲気、フランス人なんかにもウケるんじゃあないかねえ。乳製品を使っていないのに、未知の乳製品みたいな。これ、単に、ラーメンではなくて、もっと普遍的な射程をとらえているような感じだ。」
人形やまねこ「なんか、ドキドキするような感じだ。これ、外国でもウケるよ。味覚センスが、ジャンルを超えている。この肉みその器に、スープを入れて、麺をつけていただいたんだけど、そこにご飯を投入すると、もう、リゾットだ。ランチ時無料の半ライスも、だてじゃあない。」
やまねこ「俗っぽくないし、とっても優雅だ。こんな、味のない肉みそ、あるだろうか。」
人形やまねこ「卓上の高菜をいただいてみると、それも味がないタイプだ。良質な辛みのみ。まさか、と思って食べると、紅ショウガも、だ。」
やまねこ「京都の、味のないしば漬けみたいに、乳酸発酵の、最低限のうまみだけで、成り立っている感じだ。」
人形やまねこ「薄味で、シャープな香りのみだ。このストイックな、品のいいアイテムは、ベース・スープのうまみを引き立てるためにのみ、機能しているのだろう。こうした、味の設計が、やたらに、プロっぽい。」
やまねこ「素人くさくない。洋食出身とかでも、俗っぽいことは多い。わかりやすいうまさ、ではなく、感じ入るうまさだ。ありふれてない。」
人形やまねこ「さらに、味変アイテムとして、マーユ-ひき肉、と、トマトソース-鶏肉、がある。並大抵ではないだろうと、期待できる。たいていは、こういうのがあると、ああ、またか、と思うだけなんだけどね。」
やまねこ「これは、試さずにはいられないね。つけダレにも、辛バージョンがある。この辛肉みそが入っているのかわからないけど、食べる価値はありそうだ。」
人形やまねこ「ちょっとただ事じゃないような別の味になるからね。おもしろい。強力な豚骨スープが、別物の、パスタ・ソースにでもなるような。」
やまねこ「この実体変化、体感する価値あると思うけどなあ。実感するに値する、本格的な濃厚豚骨スープ、そして、本格的な味変だ。」
人形やまねこ「きっと爆発するよ。さすが、華丸の店主さんのお眼鏡だなあ。」
やまねこ「博多風極細麺は、今日は、バリカタでいただいた。かため仕上げだと、ちっょっと、味が、生っぽく粉っぽいかな。割と、どこでもそう感じるけど、かたくて、粉っぽくないといいんだけどなあ。前回の、かため、の方が、いい感じだ。」

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ランチタイムサービスご飯
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by dasenkadasenka | 2012-12-02 18:40 | 水戸市