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やまりすがたべるもの

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らーめん 竜屋(りゅうや)

住所 〒319-1222 茨城県日立市久慈町6丁目101
電話番号 0294-54-0223
営業時間 11:00〜15:00/17:00〜21:00
[土・日・祝] 11:00〜21:00
定休日 水曜日
P 店舗前2台
喫煙 可(ランチタイム11:00~13:30まで禁煙)

ぶじかえる「また、ご一緒ですね。」
らーめんぽりす「ひさしぶりだなあ。」
ぶじかえる「ところで、赤いきつねと緑のたぬきは捕まったんですか。」
らーめんぽりす「開口一番、痛いところを突かんでくれよ。」
ぶじかえる「あら、失礼しました、へへ。」

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ぶじかえる「このお店は、ずいぶん、前から知っていたんですけどねえ。なぜか行きそびれていて。行こうと思うと休みの日だったりとか。すでに、店の前まで来たこともある。」
らーめんぽりす「まあ、立地が奥まっていることもある、かな。国道6号線から254線に入って、すぐなんだけど、さらに道を2度曲がって、見知らぬ街中へと、奥深い地域性へと、分け入る感じだ。」
ぶじかえる「その254線をさらに先へ進むと、大甕駅の前に行く道との交差点があって、そこを、最近よく通るんだけど、その交差点に、この店の案内の小さな看板があって、何度か見ているうちに、うながされて、来てみた、という次第。わかりにくくて迷うことを考慮して、通り過ぎた人のために、あそこに貼ってあるんだろうなあ。」
らーめんぽりす「看板には、久慈中学前と書かれているが、まさに、中学校の真ん前で、店の斜め前の校門から次々と出てくる中学生の群れをかき分けながら進む感じだ。」
ぶじかえる「わかりにくいというか、奥まっていて、地域の人以外、通りすがりの客は皆無だろうなあ。」
らーめんぽりす「駐車スペースも2台分ほどだしなあ。」
ぶじかえる「あきらかに、教員や父兄など、学校関係者御用達みたいな感じで、安牌確保として、手堅く、賢い、のだろうけど、あまりに手堅すぎるかな、というほど、学校の前、というか、地域密着的雰囲気、だ。」
らーめんぽりす「まあ、学校関係者を中心に賑わっているのだろうなあ、という、この立地だと、自己完結的なローカリティへの埋没へと閉じこもってしまっていそうだ、という予感を抱く人も多いだろなあ。」
ぶじかえる「まあ、なんとなく、広く門戸を広げる気のない、内向き姿勢を読み取ってしまう、かもしれないね。」
らーめんぽりす「そう、なんとなく内向き志向的な立地の感触が、広く外からやってくる客の足を、無意識のうちに、鈍らせがちにする、かもしれないね。」
ぶじかえる「常連客の社交場的な雰囲気が嫌いな人もいるからね。部外者にとっては、そういう他人のふところに入り込むのは、余計な緊張感だからね。事実、今日も、長居の教師風のお客さんと、四方山話で盛り上がっていたしなあ。」
らーめんぽりす「まあ、ついでに言えば、単に食べるだけでなく、食事だから、一時の居住性のよさ、というか、くつろげる、落ち着ける、感じもほしいからね。店主さんとの対面にも緊張を感じて、いやがる人もいるし。」
ぶじかえる「オープンキッチンのカウンターのみだとね。透明性があっていいし、店主さんの人柄とのコミュニケーションも食事の内、だけど、見通しのいいところから、見られる角度だと、監視されているみたいで、気まずく思う、苦手意識の人もいるし。まあ、ゆったりできる配慮、というか、リラックスできる工夫も必要なんだろうなあ。」

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ラーメン 500円

ぶじかえる「醤油ラーメンは、焦がしネギ入りの、なかなかしゃれたラーメンで、香りよくうまい。」
らーめんぽりす「うーん、なんとなく、ほろっとするような、懐かしい感じの味わいだ。焦がしネギといえば、香湯ラーメンちょろり(恵比寿)とか、永楽(大井町)、喜楽(渋谷)、なんかを思い出すなあ。」
ぶじかえる「福島では、正月屋(郡山)、頓珍館(郡山、会津)、三嶽屋(郡山)、まんまや(いわき)、などで、焦がしネギ入りラーメンをいただいたなあ。」
らーめんぽりす「焦がしネギは、インパクトが強い、というか、風味が強いので、好き嫌いは分かれるところだろう。気に入ればクセになる。」
ぶじかえる「作り方によって、けっこういろいろで、スマートにやらないと、くどいし、どろくさい感じになる。これは、いい感じだ。いい香りでうまい。」
らーめんぽりす「醤油スープも、多めの浮き油も、しっくりくるうまさだ。なんかバランスがいい感じだ。細麺もコリコリしていてうまい。チャーシューも柔らかくておいしいなあ。シナチクも手裂き風で繊細な感じがいい。」
ぶじかえる「オーソドクスな感じの黄色い細麺だけど、久しぶりに、懐かしい感じだ。500円で、この精度の高さは、お値打ちな感じだなあ。」
らーめんぽりす「手堅いうまさだね。ある意味では、こじんまりとまとまっているのかもしれない。」

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タンタンメン 650円

ぶじかえる「タンタンメンも、うまい。やはり、この値段はお値打ち感があるなあ。安くてうまくて申し分ない。」
らーめんぽりす「まあ、基本的に、担担麺は、胡麻ペースト自体が、うまみのかたまり、だからね、たいてい、うまいことはうまい。」
ぶじかえる「自ずとね。まあ、だから、どの店でも、だいたい似たような味わいの、手堅くうまい一品ではあるよね。だから、担担麺は、うまい、といっても、かすんでしまいがちだ。」
らーめんぽりす「そうね。ここはうまいよ、と言っても、ここも、あそこも、となりそうだ。実際、甲乙つけ難くなりそうだし。」
ぶじかえる「ぼくも、お気に入りがあるよ。すこぶるうまい店を知っている。」
らーめんぽりす「知ってますよ、店頭に、かわいこちゃんが待ち受けている店、でしょ。坦々麺は、安全牌的な食べ物だ。無難に誰もが好きそうだし、比較的誰もがおいしいという味を実現しやすい。」
ぶじかえる「でも、これは、通り一遍な、表面的なうまさではなくて、ちょっと奥行きのある、立体的なうまさがて、なかなかいい感じだね。」
らーめんぽりす「濃厚、かつ、余韻がある、ようなね。けっこう複雑なので、うまく表現できないけど。太めの麺も合っていておいしい。やはり、オーソドクスながら、歯応えも味もいい。」
ぶじかえる「そつなく、よくできていて、優等生的だ。」
らーめんぽりす「かなり、いいセンスって感じだけど、心配なのは、常連客の顔を見過ぎて、内向きのスパイラルになること、だろうなあ。もちろん、それでいい、といえば、それでいいんだけど。」
ぶじかえる「手堅くね。世の中には、そういう店はたくさんあるわけだし。安定性と冒険性との間で、揺れ動くわけだ。」
らーめんぽりす「人が揺れるのは、恒常性と自己拡大の狭間、なんだろうね。あまり安定しても、つまらないと思われるし、珍奇なウケ狙いもそうそう当たらないし、ね。」




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by dasenkadasenka | 2012-05-11 18:23 | 日立市