やまりすがたべるもの

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喜元門 水戸笠原店

住所 茨城県水戸市笠原町884-10
営業時間 昼の部 11:30~14:00
       夜の部 17:30~20:30
定休日 火曜日 水曜日
駐車場 あり(砂利の広い駐車場)
禁煙




こくまくくぅ「まあ、メニュー数が多いので、特に初めてならなおさら、券売機の前で、何にしていいか迷うのは、万人、必至の思いだろう。どれがおいしいですか、という質問には、内容を知っている者も戸惑う。」
ミニくくぅ「まあ、愚問だな。どだい、はじめの一回ですべてを、というわけにはいかない。
人形くくぅ「本当にそうなので、どれもうまいですよ、と、手もなく、芸もなく、愚直に答える他はない。
ミニくくぅ「どれもうまい、と答える自分がばかみたいな気持ちになる。
人形くくぅ「全部食べてみるしかない、というのが、正しい答えだ。
こくまくくぅ「たいしたアドバイスですなあ。しかし、メニュー数がハンパなく多いので、狂ったように、こうした質問が飛び交っている。」
ミニくくぅ「そんな風にきかれたら、睨みかえす。黙って、睨んでやる。
人形くくぅ「とりあえず、いくつか食べ進めるしかない。そもそも、一回では無理難題だ。
こくまくくぅ「アンサー・チェック。ご立派な意見だ。泣けてくるよ。もう少し親切に。とりあえず、グループをごく大雑把に、おおまかに、二つに分けよう。
あっさりな清湯系と、こってりのグループだ。まずは、そこで、二者択一する。
あっさり清湯は、支那そば(鶏だし)、らーめん(魚だし+鶏だし)、鰮煮干、あごだし、濃厚魚だし、だ。
こってり系は、さらに、四つに分類して、四者択一する。
1、白湯系。 真空、黒真空、つけそば、喜元門(白湯+清湯)。
2、清湯香味油系。 海老油、鶏油。
3、台湾系(辛肉みそ)。 清湯ラーメンと混ぜそば。
4、海老混ぜ系。」
人形くくぅ「整理しても、選択肢が多いことに変わりはない。やはり、迷うな。醤油と塩の選択もある。チャーシューまで、選択しなければならない。麺食らう前に面食らう。
ミニくくぅ「ファースト・コンタクトは、けっこう心象を左右するけど、目をつぶって、ボタンを押すしかないかも。
こくまくくぅ「やはり、3回くらい食べないと、といったところか。券を買う時に、前のお客さんを見ていると、初めての人は、けっこう、喜元門そば、を押す人が多い感じかな。左上のボタンだし、店名を冠しているからなあ。ただ、内容はともかく、喜元門らしいのかどうかは、むずかしいところかな。清湯+白湯で、いいとこどりとも、一番中庸とも、いえそうだ。まあ、結局、言いたいのは、驚くべきことに、どれも、粒ぞろいだ、ということだなあ。こんな店は他に知らない。ちなみに、全商品写真は、こちら。参考になれば・・・。」

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こくまくくぅ「ネット上で、けっこう、信じた失敗談として、ランキング-採点・サイトの是非が話題になる。サクラ、ヤラセ、疑惑の苦情めいた騒動も多い。」
人形くくぅ「ランキングや採点、なんか、信じていないけどね、と、誰もが言いながら、けっこう、それに半信半疑で左右され、それに基づいて行動してしまうところが、結局のところ、ランキングの効果だし、その実態的な常態だろう。
ミニくくぅ「そもそも、もはや、その手の風聞の方が勝っていて、味、よりも、情報-話題、を消費しているといって過言ではないだろうなあ。味なんか、わからなくても、話題になっているものを知れば満足だ。
こくまくくぅ「サクラでなくても、そもそも、採点の基準も、資格も、問われないのだし、採点者の評価チェックも、結局、採点なので、以下同様にあいまいなままだ。」
人形くくぅ「まあ、開かれた、民主主義的議論から、よりよい結果が、コンセンサスとして、得られるはずだ、という、理念があるのだろう、けど、しかし、それが、常に、楽観的な理念でしかないのが、民主主義の危ういところだ。
ミニくくぅ「民衆というか、大多数の者が理念的な市民、であるのが、民主主義の前提だからね。大多数の者が、相変わらず無知のままなら、自ずと、民主主義は最悪のものになる、というわけだ。
こくまくくぅ「だからこそ、民主主義国は、大衆と切り離された官僚制度を採用している。大衆に任せたら、どうなるかわからない、というのが合意なのだろう。投票ランキングには、そうした懸念が付き物だ。」

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支那そば しお 650円

こくまくくぅ「これは、一番の透明度で、まさに、清湯だなあ。まず、見た目が、やはり、美しく嘆息ものだ。」
人形くくぅ「見た目通りに、あっさり、すっきりのスープだ。シンプルなうまさで、水炊き、を思わせる感じだなあ。でも、うまみはしっかりしている。このうまみのおさえ方が、うまいラーメンスープとして機能している。
こくまくくぅ「よく、鍋のうまいスープに、中華麺を入れれば、うまいラーメンになる、という、安易な発想があるけど、麺とスープの機能が計算されていなければならないことを、喜元門くらい実証している店はない感じだ。下手をすると、本当に、素人のように、うまいスープにてきとうな中華麺を投入してしまう店がある。ラーメンとして、うまいスープ、うまい麺、という組み合わせを、考慮していない、というか、わかっていない。」
人形くくぅ「ラーメンになっている、なっていない、は、確実にある。そこをつかんでいる店が、結局、ヒットしている。
こくまくくぅ「わかっていなければ致命的だ。単にうまければいい、にはならない。家庭内ならともかく。」
ミニくくぅ「というか、そんな発想、旧世代だな。なんでもラーメンにしちやう。
人形くくぅ「この恐るべき高機能を前にするとね。プロ、って、高機能のことだろう。
こくまくくぅ「スープがシンプルに透明なので、やはり、この淡さとネギとの相性がよく、風味が際立って、一番、ネギの香りが立って効いている感じだ。ネギ感がうまい。」
人形くくぅ「とにかく、構成もシンプルで、青み野菜や、ナルトもない。それらは、もう、旧世代なのかも。
ミニくくぅ「もやし、も、そろそろ旧世代かもなあ。糸唐辛子も、そろそろいらないものかもなあ。ナルト、は好きなんだけどなあ。
こくまくくぅ「メンマはあるけどね、これがまたうまい。あとは、ほとんど、ほぼ、肉だけ、というのが、ひとつの高機能だ。無駄を徹底的に省いている。」
人形くくぅ「味的にも、ビジュアル的にも、チャーシュー・オンリー的な構図が、インパクト大だし、本当に絵になっている。肉の色味も美しいんだなあ。そして、肉とスープと麺のフィット感が、絶妙で、最高だ。
こくまくくぅ「これぞ、ラーメン、的な揺るぎなさがあるね。奇を衒ったスープを持ってくる必要は、さらさらない。普通のラーメン素材だけで、十分に魅せ尽くす力量だ。」
人形くくぅ「肉、スープ、麺の緊密な合わせ技だ。そこをばらばらに考えるから、下手なラーメンになっちゃう。ラーメン・センスがない。
ミニくくぅ「こういうのがある以上、単に付け合せとしてつきものだから、といった動機だけで、機械的に、あれこれ組み合わせるのは、やはり、旧世代だ。機能的な一体感から入らなければ、料理人ではないだろう。
こくまくくぅ「チャーシューも、とってつけたように、ただ用意してのせるだけ、という、コンビネーション感の感じられない店は多い。盲目的な習慣としてだけ、具材をただの申し訳のようにのせる。稚拙というか、一流と二流の境目だろうなあ。」
人形くくぅ「そういう意味で、旧グリッターの、ほうれん草のトッピングはおもしろかった。ほぼ喜元門のラーメンに、青み野菜を載せるとこういう感じかあ、という図が見れたのは、貴重な事例だ。
こくまくくぅ「とにかく、具材と、麺と、スープとの、強烈なコンビネーション感がある。一目で、喜元門とわかるスタイルを確立している。」
人形くくぅ「この、肉の前面化、野菜の後退化、だけでも、独創的だ。本当に、思い切っていて、斬新だ。単に、ステーキとか、カニとか、フカヒレとか、のせるのは、・・・、もう言う気も失せる。
ミニくくぅ「野菜たっぷり、もなあ。お店が、お客さんのからだを気遣う必要なんてないと思うし。。
こくまくくぅ「細麺が、今日は、違うものになったかのような印象でもあるけど、スープとの関係のせいか。もちろんうまいんだけど。はじめのこりこり感が強烈だ。ただ、のびてくると、いつもと同じかな、と思ったり。」
人形くくぅ「麺が微妙に表情を変えているのか、スープとの相性による、食感の変化なのか。このうまい範囲内でのブレのような感覚も、喜元門ならではの楽しみだ。揺らぐようなうまさに、翻弄されて、実体がつかみづらい感じだ。肉も日により、微妙に違う。この微妙なずれの中の、有機的なうまさのかっちり感がたまらない。
こくまくくぅ「退屈しない。うまさの幅に厚みがある。」

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黒真空そば 730円

ミニくくぅ「小耳にはさんだところでは、定休日以外は毎日通って、真空そばを食べ続けているファンもいるそうだ。
人形くくぅ「耳、すごく大きいけどね。
こくまくくぅ「こちらは、不透明なスープだ。しかも、どろどろしている。この暗色系の配色が魅惑的な一杯だ。」
人形くくぅ「恐ろしげな名前、魅惑的なルックス。
こくまくくぅ「この、質感の異なる、茶灰色とタール色のどろどろした液体の中を、もちもちの白い中太麺がのた打ち回る、息を呑むようなダイナミックな絵だ。」
ミニくくぅ「ひっ、恐ろしげだけどうまそうだ。
人形くくぅ「やっぱり、黒は、マー油の分、よりくどめではある。でも、重厚なうまさだ。
こくまくくぅ「このとろみは、ベジポタかなあ。ガラとじゃがいもとかをいっしょに真空調理にかける、とか。ある種の和風っぽいようなすっきり感があるし。はじめ、とろみは、強烈にきついんだけど、後半は、とろみが解けて、ゆるく、シャバシャバとしてくる。不思議な触感変化が楽しめる。」
人形くくぅ「麺、チャーシューを含めて、だけど、近年、いただいた、この手の濃厚な魚介白湯系では、一番うまい。このどろどろスープに絡んだチャーシューも絶品だ。もちろん、迫力あるもっちり麺にスープがまとわりついている感じも、超美味だ。やはり、くどさを極力、消し去っている、食べやすい感じがいい。食後のすっきり感も抜きに出ていると思うなあ。
こくまくくぅ「なにしろ、毎日、くらい食べている人もいるくらいだからなあ。すっきり感を実証している。しかも、女性だそうですよ。」

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by dasenkadasenka | 2013-03-31 18:36 | 水戸市

やまりす食堂 春菊と帆立貝柱、キムチのサラダ

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春菊は葉の部分をつみ、キムチはざく切り、帆立貝柱刺身用は縦二つ切り、長ネギは白髪ねぎにして、茗荷はうすい小口切りにしておきます。
ボウルにすべて入れ、ごま油大さじ2、しょうゆ大さじ1、レモン汁大さじ1強の順に加えよくあえ、あれば松の実大さじ2を加えよくなじませます。


普段は鯛などの白身を使いますが、今日は帆立にしました。海老でも何でも合います。


残った春菊の茎は


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めんつゆで薄めに味つけし、今回の量なら卵1個でとじます。
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by dasenkadasenka | 2013-03-30 12:15 | やまりす食堂

やまりす食堂 焼き竹の子サラダ

やまりす先輩「わたしは竹の子フェチ。出回る期間中何十回食べるかしれません。旬の竹の子サラダはいかがですか。オリーブ油で焼き、米酢としょうゆで味つけするととてもこくが出ます。」
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やまりす先輩「ドレッシングは同じで、合わせる野菜を変えます。クレソン+せり+木の芽。三つ葉+クレソン+チコリ+ミント。
たけのこにミント?と思われるでしょうが好相性ですよ。」





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小さめのゆで竹の子1本(市販のゆで竹の子ではなく、生をゆでたものを)を、食べやすく切り、フライパンにオリーブ油大さじ2で焦げ目がつくまでしっかりと焼き、しょうゆ大さじ2をかけ回す。
大きめのボウルに、しょうゆ小さじ1、米酢大さじ2、オリーブ油大さじ2を入れよく合わせ、熱いうちに焼いた竹の子を入れ和える。水気をよく切った、葉の部分を摘み取ったせり1わ分、下のかたいところを切ったクレソン1わ、木の芽を加え和える。

三つ葉+クレソン+チコリ+ミントも同様に作ります(三つ葉は先の葉の部分を使う)。
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by dasenkadasenka | 2013-03-29 15:25 | やまりす食堂

麺遊心

住所 福島県いわき市平字童子町4-13
電話 024-621-0774
営業時間 月-金 11:00~15:00/17:00~20:00
       土 11:00~15:00
定休日 日曜日
駐車場 公共(会計時Pチケットを提出してください)
禁煙




おばけ人形「、ハンパないです!」
ぎぃ「いまや、いわきの至宝だ。今日は新メニューが紹介できる。楽しいなあ。」
おばけ人形「場所は、いわき市役所の前。店前の、ゲートをくぐる共同駐車場は、食事した方は無料です。ご安心を。」

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ぎぃ「この店の魅力は、ものづくりの筋が通っているところだ。店主さんに、というか、商品に、やりたいと思うことの情熱の核が感じられ、熱心なひたむきな手さぐりで、純粋にやりたいことを、こつこつと実現している感じだ。」
おばけ人形「たいていの多くのラーメン店は、あちこちで仕入れた、知識や技術を、適当に組み合わせ、アレンジするにとどまる、から、技巧的にうまいし、そつがないんだけど、うわべだけうまいような、空疎な器用貧乏になりがちだ。はやらないと、すぐに、まったく別のものをつくったりする。何でも一通りできるけど、何がしたいのかわからなくなるので、売れ筋ばかりをあれこれ試行錯誤する。」
ぎぃ「引き出しをいっぱい持っているのも考えものだ。オリジナリティや独創性を持っていないとね。」
おばけ人形「似たような凡庸な技巧派の店が多い中、この店の独創性の高さは、傑出している。たぶん、これからは、こうした創造性が、人をぐいぐいと引っ張るはずだ。喜元門やこうした創造力溢れるお店を劈頭にして、旧態依然とした新し物好きとは別次元の、新しい地平が、すでに切り拓かれているからだ。」
ぎぃ「日和見主義、八方美人にならずに、自分の興味-関心に集中して、確実に、ラーメンを仕上げているために、驚くべき個性的なラーメン世界を達成している。ある意味、いわきならではの、落ち着いた風情と言えるかもしれないなあ。東京や首都圏だと、軽佻浮薄な風見鶏になってしまいがちだ。それにしても、このお店、東京にあったら、すぐに、ちょっとした騒ぎになるだろうなあ。」
おばけ人形「極細麺や魚に特化しているため、慣れない人には、とっつきにくいところはあるかもしれない。でも、人の心を動かし、引き込むには十二分なうまさ、魅力を持っている。」
ぎぃ「おもしろいものが、できちゃっているんですよ。」
おばけ人形「東京からでも、食べにくるっきゃないだろう。」

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油そば 750円

おばけ人形「衝撃の一杯の誕生だ。これは、はっきり言って、やばいうまさだ。」
ぎぃ「いつも、はっきり言い過ぎていると思うけどね。」
おばけ人形「この誕生に立ち会えたなんて、感激です(涙)。」
ぎぃ「実は、まだ、レギュラー化していない。先日、試行の期間限定の紹介販売がなされたらしい、のだけれど、それは、知らずに逃してしまった。前々回に、試食させていただいてかなりやばかったので、前回の来店時に、油そばはどうなったのか、たずねると、まだ、できていなかった。今回も同様にたずねたので、現在は出していないのだけれど、特別に作っていただけたのだ。うるさく言って申し訳ありませんでした。そして、わがままをきいてくれて、ありがとうございます。」
おばけ人形「いやあ、逃しちゃった、と思っていたら、なんと、うれしいことに、好意で作ってくださった。」
ぎぃ「期間限定時のお客さんの反応もよかったとのことで、いずれ、レギュラー化するとのこと。我らも、ぜひそうなるよう、お願いした。たぶん、定番になる予定だと思いますよ。」
おばけ人形「食べてみて、納得どころか、そう望みたい。また、食べたいうまさだ。ラーメンとして、だけでなく、世の中にあるうまいものの、何本かの指の中に入るうまさだ。」
ぎぃ「これねえ、ある種の人には絶対ウケる。ある種の人って、魚好きの人だ。特に、魚の皮や脂が好きだという人、来たれ!」
おばけ人形「ある種の珍味的なうまさだよね。からすみ、とか、ああいう手の。」
ぎぃ「そもそも、この店、すでに、単なる、魚だしのラーメンの店、を超えている。たぶん、どの、魚だしラーメンとも違うはずだ。ギアを入れかえる必要を感じる、と思いますよ。」
おばけ人形「近年感じたことのない、やばい手応えなんだけど、混ぜそば-油そばとしては、喜元門の混ぜそば(海老混ぜ、台湾混ぜ)に匹敵する。目下、2位以下を、遠ーく、大ーきく引き離して、ダントツ1位の喜元門の混ぜそば、なんだけど、いきなりそこに来ちゃいましたか、という衝撃だ。」
ぎぃ「喜元門と同様に、自家製麺の力が、いくら力説しても足りないくらいに、大きい。混ぜそば-油そばは、麺をうまく食べさせる料理法に他ならない。そのことに無自覚な店は、多い。ただ、なんとなく、そういう技巧があるとだけ思っている。無頓着に、流行っているからやろうか、みたいな。混ぜそば-油そばは、自慢の麺を、魅せるやり方の一つなわけだ。その点、つけ麺も同様だ。」
おばけ人形「自慢の麺にすら到達していないなら意味がない。形骸化だ。」
ぎぃ「まず、この店の、この、個性的な麺があればこそ、だ。そして、この釜揚げ状態の、うまうま状態の麺に絡むのは、伝家の宝刀の、魚脂だ。たぶん、この時点で、この店に通じている、魚好きの人は悶絶しているはずだ。」
おばけ人形「この魚油、ラーメン店でまずお目にかかったことない質のものだ。かなり、コアな魚脂感だ。」
ぎぃ「これ、ハマると、やばいハマり具合になるうまさだ。ここから先は、魚好きの人の時間かもしれないなあ。」
おばけ人形「これを機に、魚好きになる人もいると思うけどね。」
ぎぃ「麺の、独特な小麦粉風味、と、油タレのガツンとくる魚風味が、立ち昇る湯気の中で融合して、鼻孔をくすぐる。」
おばけ人形「もう、気絶したかもなあ。」
ぎぃ「この麺と油タレの絡んだうまさだけで、全編クライマックス、なので、これだけで、飽きずにぐいぐいいける。最低限の脇役だけで、よけいな飾りはないのは、優秀な料理人の正解だ。」
おばけ人形「ここに、生卵を入れるやつは、・・・。」
ぎぃ「この、麺と油タレの絡んだ根幹をなす味わい、を、とにかく、それだけでいいから、つくってくれぇー、と言いたい感じだ。そこが、100%なら、他にいろいろ必要ないことがわかるはずだ。ペペロンチーノやアンチョビーなどのオイル・パスタに、生卵をかけるだろうか。」
おばけ人形「いま、ペペロンチー麺と言いそうになりましたね。人前で、そう言いそうになること、しばしばです。知らない人には、え? って感じですよね。」
ぎぃ「だいたい、オイルパスタをさびしく感じ、仔牛のカツレツが載っているようなパスタをごちそうと思う手合いも多い。マヌケ面もたいがいにしろ、と言いたい。」
おばけ人形「乱暴ですなあ。」
ぎぃ「この、うまい麺と油タレの基底をなす味わいの醍醐味を信じ切れずに、下手な具材を投入してしまう愚を犯していない、ところが、やはり、さすがだ。このど真ん中に横たわる、ゴージャスな味わいを堪能するために、必要なだけの補佐的な演出にとどめている。」
おばけ人形「本体がうまいし、それが、最後まで機能している。よく考えてみれば、極細麺の油そばは見たことがない。見た目だけでも、狙いが適格だ。」
ぎぃ「一見似ているけど、ソーメン・チャンプルーや細麺焼きそばとも、明らかに違う、味わい、食感だ。かなり独特の食べ物、だ。」
おばけ人形「誠実に味を追求していることが、うかがえる、納得できる、共感できる、一杯だ。」
ぎぃ「もとより、うまい麺とうまい油タレを持っている。これが、生まれてきたのは、ある意味、必然だろう。」
おばけ人形「もう空中浮揚しているな~、きっと。」

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しおラーメン(無料替え玉1付) 700円

おばけ人形「これは、ここのラーメンのイチオシかな。わりと、毎回、微妙に味わいが違ったりもするんだけど、ブレでなく、意図的に、細部の仕様や、塩ブレンドの種類を変えている、というか、微調整している、らしい。季節もコントロールに関係するのかな。今日は、塩の味わいが、ぎりっとしている感じだ。そうした微妙な変化を通じて、常に、総じて、うまい。」
ぎぃ「回数を通じて、うまいラーメンのイデア的な幻影が、浮かび上がってくるかのようだ。遠くから来る人に自信をもっておすすめしたいなあ。」
おばけ人形「トラウマ的な衝撃を受ける、と言って過言ではない。DNAに食い込んでくるような質的なうまさだ。ケミカルなうまさというか。認識の枠組みに変化をもたらす。喜元門と同じだ。」
ぎぃ「個性的な斬新さでは、似ている、相当する、ラーメンを知らない。あごだしは、けっこうどこにでもある。でも、たぶん、誰も知らないあごだしだ。店名が出たついでに言うと、喜元門のあごだしとも、まるで違う。同じ名前とは思えないくらいだ。」
おばけ人形「だしもさることながら、浮き油の風味が独特に鮮烈で、効いているのかもしれない。うまい、というよりも、魚への賛辞に近いかもしれない。」
ぎぃ「愛とか、リスペクトとか、オマージュとか。」
おばけ人形「さらに、強烈なことに、麺への愛、だ。店主さんは、愛の人だ。」
ぎぃ「たぶん、うろたえていると思いますよ。」
おばけ人形「愛×愛の独創性の高さは、比類ない。麺への愛、魚への愛が、前面化している。もはや、芸術的で、賛辞を送られてしかるべき店だ。無料替え玉は、ぜひ、しましょう。麺への愛が堪能できます。」
ぎぃ「スープには、鶏や豚のガラも使われているようで、その感じもじーんとくるすばらしさで、独創的な、なんともいえない不透明な甘い風味を出している。スープとはこれだ、と思う人、多いんじゃあないかなあ。スープらしい、スープだ。」
おばけ人形「チャーシューは、鶏と豚の二種類なので、スープとも呼応しているわけだ。海の幸、山の幸への、愛だ。バランスよく融合して、ごちそう、となる。」
ぎぃ「絶妙の緊張感だ。なんていうか、深山を背景にし、大海を前にした、雄大な荒野で、ドラム缶風呂にでも入っているような気分だ。」
おばけ人形「スゴすぎませんか。」
ぎぃ「野趣豊かな風情だなあ。かんらかんら・・・。すみません、替え玉お願いします。」

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by dasenkadasenka | 2013-03-28 18:46 | いわき市

らーめん えるびす

住所 茨城県水戸市千波町2806
電話番号 029-241-7242
営業時間 11:00-15:00/17:30-22:30
定休日 第2、第3月曜日
喫煙 可


ミニくくぅ「おや! おかしいなあ。ラーメンの上に餃子が一つ載っているぞ。これは、もしかして、常連盛りなのか。
人形くくぅ「ばか! なんてこと言うんだ。常連盛り警察に通報されるぞ!
こくまくくぅ「違うよ。これは、おまけなんだけど、お詫びのしるしだよ。今日は、12時半頃に訪れたら満席状態の盛況ぶりだ。一歩店内に入ったものの、後からもお客さんが押し寄せている混雑ぶりなので、一度あきらめて、1時間ほど時間をつぶしてから、再びお店に行ったので、すみませんね、という、お詫びのしるしらしい。」
人形くくぅ「それにしても、餃子が載っているところ、おもしろくていいなあ。えるびすらしいチャーミングなおまけだ。

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こくまくくぅ「最近、喜元門をよく食べている。そのためか、そのために生じたバイオリズムの変化か、えるびすが無性に食べたくなってきて、またやってきた。」
人形くくぅ「反動のためか、えるびすがとても食べたくなる。
こくまくくぅ「喜元門は、とにかく異次元なので、もとの次元に戻ってバランスをとる必要があるのかも。」
人形くくぅ「夏目漱石は、午前中に英文を読んで、午後に漢文を読んで、精神のバランスをとっていたそうだけど、そんな感じか。
ミニくくぅ「そんな比較ですか。字面からすると、えるびすは英文で、喜元門は漢文か・・・。
こくまくくぅ「喜元門とつり合いがとれ、対抗できるのは、どうやら、えるびすのようだ。喜元門と似たような傾向のラーメン店だと、すっかり見劣りしてしまうんだなあ。」
人形くくぅ「理由はわからないけど、うまく補い合えるのかな。相互にうまく感じる食べ合わせのような。
こくまくくぅ「とりわけ、醤油感が、なつかしくなる。醤油味が、ぐっとくる。」
人形くくぅ「雰囲気もあるなあ。雰囲気のある人、と言ったりするけど、雰囲気のあるお店、雰囲気のあるラーメンだ。味な、味がある、いい味出している、とも言うかな。
こくまくくぅ「雰囲気は貴重だ。出そうと思って出せるものじゃあない。」
ミニくくぅ「英文だと、オーラか。

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スタミナラーメン 冷やし 650円

ミニくくぅ「スタミナも英文か。なぜ、冷やしは日本語なのだ。
こくまくくぅ「ホットは、醤油スープが入っている。ホットは、その、異なる質感の、ダブル醤油味がゴージャスに効いていてうまいが、冷やしは、餡それ自体の味をシンプルに楽しめる。ホットの複雑な醤油感にとってかわって、一段と甘い醤油味が味わえる。」
ミニくくぅ「いずれにしても、スタミナは、ここがオススメだ。って、他のお店は、食べたことなくて、知らないけど。
人形くくぅ「同じ餡だけど、スープの醤油感がそっくり抜けて、冷しは餡の甘さが際立つ。まあ、とにかく、どちらにしてもじーんとくるなあ。
こくまくくぅ「餡には、けっこう、一味が入っていて、小気味よく辛いんだけど、ホットの方が熱い分、ひりひりするかも。冷しも、餡自体は、かなり熱々なんだけどね。やはり、麺が冷やされているので、口の中で、食べ方によっては、温度が中和される。油断して、下手に餡をたくさん口に入れると火傷しそうになる。」
人形くくぅ「ここでは見たことないけど、大進では、焼肉冷やしを、最初に全部、完全に混ぜ込んじゃう人を見かける。まあ、温度的にも食べやすいかもね。
こくまくくぅ「けっこう違いはあるんだけど、ホットと冷やし、甲乙つけがたいうまさだ。しかし、やはり、なんとなく、だけど、冬には、ホットがよりおいしく、夏には冷やしがよりおいしく感じるかなあ、という感はあるかもね。」
人形くくぅ「自ずと感じる温度感が違う。寒い日に冷しだと、ぬるい印象が出てくる。
こくまくくぅ「きちんと処理された、油通しされた野菜やレバーが、やはりうまい。腕がないとこうはいかないだろうなあ。素材選び、切り方、火の通し方、下手にやると、野菜やレバーが絶対にまずいはずだ。料理人の腕前が試される料理だ。とりわけ、野菜をおいしく感じさせるのは、むずかしいだろう。」
ミニくくぅ「レバニラ炒めとは感じが違う。まあ、レバニラもいろいろあるだろうけど。
人形くくぅ「おしゃれ感もある。見た目もきれいで、ブラック・インパルス、といったところか。
ミニくくぅ「餡の味もいい。郷愁をそそるような、泣けちゃうような味ですよう。
こくまくくぅ「餡や野菜やレバーに絡む、つるっと、さらっとした中太麺も、しなやかなのび感が実によく合っていて、最高だ。」
ミニくくぅ「やっぱり、スタミナは、ここが一番ですな。
人形くくぅ「餃子もおいしかったですよ。

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油そば 650円

こくまくくぅ「油そばも、しつくりくる味だ。濃い目の醤油味にインパクトのある、特徴的な味わいだけど、前より、マイルドになった気もするかなあ。透明な油が増えた気もする。もちろん、うまい。油は多めがいいかもなあ。」
人形くくぅ「オイル・パスタだからね。オイル・パスタは油が命だし、麺との絡みが身上だ。シンプルなだけにむずかしいし、しかし、うまいとなれば、最高の料理だ。最もうまい食べ物の形態かもしれない。
こくまくくぅ「油そばの老舗、宝華(東小金井)では、数ある他の料理は、たくさんいるお弟子さんたちに作れせるけど、油そばだけは、考案者である、店主さん意外の人には作らせない。むかし、本当に、ガツンと来たなあ。こんなうまいものはない、とうなった。けど、少し前にしばらくぶりに行ったら、ちょっと味が変わったのか、それとも、最近、こちらが他でいろいろと食べているせいか、少々、地味に感じた。こんなもんだったかなあ、と。」
人形くくぅ「まあ、味覚は関係性の中にあるからね。いつも同じに感じるとは限らない。様々なファクターが経験に入り込むと、すぐにずれが生じる。
ミニくくぅ「生きてる、ってことですな。
こくまくくぅ「今現在、喜元門ファクターは大きい。認識が塗り替えられてしまう。最近、たいていのものが、地味に、つまらなく思える。特に新しめのものを気取っている店は、喜元門で修業しなおしてもらいたいなあ。」
ミニくくぅ「ほんのちょっと、店にいただけで、どこどこで修業した、というのも、ヘンだなあ。修行という言葉が安売りされている。人もやたらとそれを鵜呑みにして喧伝するし。
人形くくぅ「見習いやバイト程度を修行と称していいのか。
こくまくくぅ「話を戻しましょう。油そばは、シンプルな食べ物だ。麺のうまさ、油タレのうまさで、決まる。必要最低条件にして必要最大条件だ。全神経を集中しなければならない。」
人形くくぅ「麺と油タレとの絡みのいい状態こそが命だ。
ミニくくぅ「ここに生卵を入れるやつは、・・・。
こくまくくぅ「荒っぽい言葉なので、伏せました。東京の油そばのメッカ武蔵野でも、生卵は普通は、入らない。お好みで入れる人はいるけど、そう多くはないと思うけど、もちろん、好みは自由だ。」
人形くくぅ「シンプルな基本形で、シンプルなフォームで、うまさを細大に引き出さないと、単なる真似事だ。
ミニくくぅ「フォームがなってないと、スポーツもうまくならない。油そば-まぜ麺は、力任せの店が多い。
こくまくくぅ「これは、さすがに、フォームがなっているよね。基本的にシンプルにうまい。たいていのまぜ麺は、そこのところ、おさえていない、と思うなあ。ごた混ぜでごまかしちゃう。」

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by dasenkadasenka | 2013-03-27 18:00 | 水戸市

喜元門 水戸笠原店

住所 茨城県水戸市笠原町884-10
営業時間 昼の部 11:30~14:00
       夜の部 17:30~20:30
定休日 火曜日 水曜日
駐車場 あり(砂利の広い駐車場)
禁煙


こくまくくぅ「喜元門は、ラーメンのビジュアルも、衝撃の美しさだ。人の心に焼きつくのは、味ばかりではない。」
人形くくぅ「今日から3日間は、衝撃の美の3連チャンかもなあ。
こくまくくぅ「進化せよ、という至上命令がこの店には響いているようだ。」
人形くくぅ「喜元門のいいところは、斜に構えない、堂々たる王道、正道を正面切って行くところだ。

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こくまくくぅ「おかしな変則技を使わない。旧いタイプのラーメンの地平が煮詰まっているから、マニエリスム化が進行する。従来の手法で、パターンが出尽くしたと思い込むから、キッチュな奇形化変形化によって、商品開発の差異化を安易にはかる。ところが、喜元門は、地平そのものを変質させている。そっくり、別の次元のラーメンへと脱皮してしまっているのだ。これは、ひとえに、高度な技術の賜物だ。借り物の方法論の中で、少ない技術でこなそうとするから、手詰まりになってくるだけだ。発想の転換は、技術革新からやってくる。」
人形くくぅ「東京では、安易な発想のラーメンが乱発される。それでも、それこそが東京なのだ、とガイドブックで懸命に東京探索しよとするおのぼりさんたちに面白がられている間は、もつ。東京にはそういう人が溢れているからだ。メディアと連携して新し物好き、際物好きの話題にのれば数年は稼げる。ラーメンは、狂乱の中で、どんどん命をすり減らしていくが、まあ、商売なので、それはそれでいいのだろう。
こくまくくぅ「鉄板で焼いたラーメンを汁に入れたり、目玉焼きをのせたり、ステーキをのせたり、とにかく、まあ、味もうまいのだろうけど、変わっているということのみで、人目をひく、パフォーマンス的なラーメンが、何かと軽薄に、コラム的な話題にのったりするけど、新機軸といっても、そもそも、まともに、普通に美味しいノーマルなラーメンさえ、作れないからこそ、新しさを逆手にとって、遊んでいるのではないだろうか。事実、むなしいことに、数年で消えていくものは非常に多い。やめては次の目新しさへ、という荒稼ぎのサイクルだ。それでも、儲かるのが東京なので、むなしいとみるか、チャンスとみるか、なのだろう。」
人形くくぅ「まともにつくっても、どのみちたいしたものは作れないので、変則技に打って出る。それでも儲かれば、カリスマだ。差異化は劣化の一途だ。まあ、喫煙やジャンクフード、高カロリーの常食によって、かなり多くの人が味覚オンチ、あるいは味覚障害に陥っているという研究者の報告もあるようだから、もはや、味にこだわるということ自体、空転しているのかもしれない。かたいこと言わずに、一時でも、なんとなく楽しめればそれでいいのだろう。それに、ある意味、情報の操作、というか、空回りをこそ、むしろ楽しんでいるのだろう。
こくまくくぅ「喜元門のいいところは、変則的な技巧にたよらないところだ。いまどき珍しいほど、根本的に、しっかりした、正統なラーメンを、オール手作りでつくっている。むしろ、それこそが新しいといえる感じなのだ。しかも、技術力が高いので、そうそう真似できることではないオリジナリティを誇っている。」
人形くくぅ「もう、次のステージへ行ってしまっている。旧いステージは、乱痴気騒ぎの末期症状なわけだ。

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台湾らーめん 630円

こくまくくぅ「レッド・インパルスだ。630円の美しさではないなあ。見た目もさることながら、これが、かなりうまいんだけど、ますます冴えたうまさになっている感じだなあ。」
人形くくぅ「どれもうまい、が前提の上で、あえて、ここの全メニューの中でも、かなり上位にあげたい、インパクトあるうまさだ。
こくまくくぅ「すべての要素の味がいいことを前提の上で、とにかく、台湾肉みその味がいい。あまさ、味付けの濃さ、辛さ、ニンニク風味、ひき肉のうまみ、これらが織りなす味わいのハーモニーが、絶妙、絶品だろう。たいていの人に、うまさの衝撃を伝えるはずだ。ある意味、家でも作れそうな、こんな、簡単な料理、なのに、だ。」
人形くくぅ「わかりやすく、たべやすく、うまい。これを、初心者向き、などといってはならないだろう。だれにでも、同等にうまいと思わせることは、たいへんなことなのだから。何も、マニアックな凝った味が、必ずしも偉い、というわけではない。そういうのは、おちこぼれが陥りがちなエリート主義的反転だ。
こくまくくぅ「点数つけて喜ぶのも、おちこぼれのサディスティックな反転だ。むかし、いじめられたので、教師の立場にあこがれ、立ちたいのだろう。」
人形くくぅ「チャーシューでも麺でもスープでもそうだけど、喜元門のいいところは、一人合点にならないところ、独善的なうまさにならないで、誰にでもうまい線を確実にとらえてくる、あるいは、とらえようと努力しているところだ。
こくまくくぅ「好きな人にはウケるだろう、というタイプではない。オールマイティなうまさを実現しようとしている。競い合っているのは、ある意味、マルちゃん正麺かもしれない。」
人形くくぅ「だれにとってもうまいところ、は、なかなかそう、認めてもらえないから、たいていは、心が折れる。ある意味では、ヘンにクセのあるうまさの方が言い訳もきいて楽だ。マニアウケに、逃げられる。わかる人にはわかる、と開き直ればよいからね。そういう好みの人から見ると、完全にど真ん中ストレートは、つまらないようにもみえがちだけど、真っ向から誰にでもウケる、ということは、勇気と技術がいる。
こくまくくぅ「チャーシューもなあ、脂身好きの人にも喜ばれ、脂身苦手な人にも喜ばれるような離れ技をやってのけているなあ。くどいということも、くどくなさすぎる、ということもない。ちょうどいい誰にとっても満足度の高い肉感だ。チャーシューの素晴らしさは、頭抜けている。しかも、何種類もあって、品質が安定している。こんな店はない。一つでもまともに作れないくらいだ。」
人形くくぅ「過不足のない、肉-脂身のうまさだ。達人だ。マニアックな人にも、一般的な人にも、ウケる。ビッグ・サプライズだ。
こくまくくぅ「他店では、様々な偏りが、個性とされてなんとか、だ。」
人形くくぅ「この肉みそ、あるいは肉みそラーメン、のたべやすいうまさのパーフェクト感は、決して初心者向きではなく、誰にとっても、最大のインパクトが訪れるように計算された、力技だ。たぶん幅広い層にウケるばかりでなく、やみつきになるだろうなあ。クセになるうまさを心得ている。こうした正攻法は、なかなかやれるはずがない。
こくまくくぅ「あらゆるマイナスイメージを極力除外している。妥協なし、でないと、こうした垢抜けた味にはならない。台湾らーめんは、名古屋のご当地グルメだけど、この肉みそ、麺、スープの精度がこのうまさを実現しているので、おそらく、かえはきかないだろうと思う。今日は、両方とも、細麺だけど、細麺がすごくうまく感じる。もっちり感が増したかな。ちょっと食感が変わったような。太さも心持ち太くなったような。エッジは角ばってシャープに。食感の変化でそう感じるのかもしれない。まず、とにかく麺がうまい、ので、ぐいぐいいけるといっていい。こんな、麺やスープや、その調和は、他所にそうそうないはずだ。」
人形くくぅ「なにしろ、ラーメンのビジョンやコンセプトが、別次元だ。旧来の枠組みの中のものとは、比べられない。その核心にあるのは、ラーメンへの誠実さだ。徹底的にやる、ということだろう。社会的な妥協へのもたれかかりは、旧世代なのだ。

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鰮煮干 730円

こくまくくぅ「油浮きがしっかりあってうまい。油のくどさは皆無だ。いいところだけをついてくる。」
人形くくぅ「鰮煮干、がどういう状態なのか、知らないけど、普通の煮干し感とは、やや違い、確かに、いわしっぽいような穏やかな風味があり、それが、クセになるうまさだ。こうした特長を持たせるあたりも、実にウマいなあ。おや、と思わせる。プロ、だなあ。
こくまくくぅ「ふくいくとした充実したうまみに満ちた煮干しラーメンだ。煮干しラーメンは好きなので、かなりいろいろと食べ歩いてきたけれど、もはや、知っている中で、最高点だ。これ、終着駅だ。角が立った感じや粗い感じがなく、まろやかな円満さ、において、文句がない。バランスのよさで、抜きに出ている。醤油のちょうどよさ、も圧巻だ。こういうことは、ありそうでなかなかない。何かが気になるものだ。それを個性的というのは、単なる社交辞令だ。これは、正面きっての、ギブ・アンド・テイクだ。」
人形くくぅ「もちろん、麺のうまさも含めて、だ。そもそも、たいてい、麺がなってない。麺がうまくないと、その時点で、スープ云々ではなく、NGだ。
こくまくくぅ「チャーシューもね。三拍子そろっていることはほとんどない、といっていい。」
人形くくぅ「麺のうまさが際立っているので、スープはある意味脇役にさえなっている。というか、メインとサブの目まぐるしい交替劇と言った方がいいか。主役を競い合っていて、相互交替のスイッチが起こる。スープが主役なだけのドラマなんて、オールド・タイプなのだよ。
こくまくくぅ「麺のもちもちの食感とチャーシューの肉感との対比も効いている。喜元門ドラマは、どこがハイライトなのかわからなくなる。この結末の見えない眩暈こそ、ニュー・ジェネレーション・ドラマだ。」
人形くくぅ「世代交代だな。年寄りにはもうわからないだろう。
こくまくくぅ「この総合的な全体の流れがチャーミングだ。ぶつ切りにしない。総合力というか、チーム力というか。チーム喜元門か。麺とスープとチャーシューと・・・。」
人形くくぅ「周りを活かしてこそ、自分を活かす。チーム力がものをいう。各要素が散漫に空回りしていると、稠密な総合力をたたき出せない。

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by dasenkadasenka | 2013-03-26 18:53 | 水戸市

くくぅの食卓 なんちゃってケンミンSHOW

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ぎいにいさん「宮城県で食べられているらしい、マーボー焼きそばだ。作ってみた。なかなかうまい。油で焼きつけて香ばしく焦がした麺に、マーボー豆腐がよく合う、というか、今まで食べたことがないようなマーボー感の味になるので、新鮮な驚きだ。単に、マーボー豆腐がかかった麺という以上の味わいがある。皿うどんの麺にかけてもイケるような気がした。今度やってみよう。
茨城には、マーボーホットやマーボー冷やしがある。いつもえるびすで食べてみようか迷う。基本、マーボーまでは守備範囲に入れていないからだ。しかし、少し、感じがつかめたかも。うーん、迷うなあ。」

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ぎいぃにいさん「こちらは、宮崎県のご当地グルメ、チキン南蛮だ。今や、説明は不要だろう。
まあ、総じて、田舎のごちそうは、やり過ぎ感、これでも感があるものだ。東京の感性では、茶室のように、シンプルな美意識となる。あるいは、武士は食わねど高楊枝、か。いいものをちょっとだけ、が、贅沢なごちそうだ。やはり、農家の美意識なのか、地方のごちそうは、うまいものたっぷりでないと気が済まないようだ。けちくさいのは、いやなのだろう。
しかし、沖縄県が顕著のようだけど、いまや、食べ過ぎの暴走が起きていて、高カロリー、メガ盛りで、メタボ体系が増え、すでに平均寿命が落ちているが、研究者によると、年齢が若くなるほど、寿命が短くなる傾向になるだろうと予測され、警告が発せられている。確かに、この揚げ物にたっぷりかけられたタルタルソースを見ていると、なるほどと思う。まあ、でも、たっぷり食べちゃいましたけど。」


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by dasenkadasenka | 2013-03-25 13:22 | くくぅの食卓

明星 究麺(きわめん) 醤油味

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こくまくくぅ「麺が、特徴的だ。正麺インスパイアの中でも、はっきりと際立った、個性的な食感の麺だ。確かに、生麺っぽい、もっちり触感だ。そして、味も、かなり小麦粉っぽい味がしていて、おもしろい。
マルちゃん正麺の麺が、非常に洗練されたノーマルなポジションを提示している感じだけど、それに比較すると、ややどろくさいような感じでもあるけど、ちょっと変わった感じで、差別化をはかっている感じだ。やや、くどいような感もあるけど、自分的には、この小麦粉風味好きだなあ。なんか、これからを予感させるような、ありうべき方向性を示しているようでもある。まだまだ、これから発展していくかもしれない線の可能性を開拓しているかもしれなような感じだ。そういう意味で、新鮮なドキドキ感がある。
正麺もうまいし、ラ王のもちもち麺もうまいし、これもうまい。この手の生麺感インスタント麺の路線は、いずれもレベルが高い感じだ。
スープは、まあ、さしさわりのないうまさだ。やはり、正麺の何か張りつめたような完成度の迫力のある揺るぎなさに比べると、やや、普通っぽいかな。ゴマ油の香りが効いていて、個性を出している。麺の独特の小麦粉風味がスープに溶け出ているので、それが、おもしろいアクセントを加えている。
パッケージや商品名は、もはや、正麺のパロディのような、おかしさがある。正麺のブームを逃す手はないし、正麺の存在感をぼやかす狙いもあるだろう。正麺は、なにか華やかな輝きを確立している。それに比べると、やや地味な感じで、逆に正麺の権威を、難攻不落の揺るぎなさ、として、支えてしまっているようでもある。
しかるに、正麺のインパクトの続く中で、まだまだ、いろいろ出てくるのだろうなあ。」


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by dasenkadasenka | 2013-03-23 17:48 | インスタントラーメン

らーめん えるびす

住所 茨城県水戸市千波町2806
電話番号 029-241-7242
営業時間 11:00-15:00/17:30-22:30
定休日 第2、第3月曜日
喫煙 可


こくまくくぅ「喜元門が、もはや、近未来的なラーメンを体現してしまっている、あるいは、次世代的なラーメン観の座標軸を提示してしまっている、とすれば、旧い座標軸の上で、新しいラーメンを提示している店は、その中途半端さにおいて、どうも、霞んでしまう感じだ。いっそ、太刀打ちできるのは、旧世代の核心を守っている、えるびすのような、ノスタルジックなタイプなのかもしれない。」
人形くくぅ「確かに、ここのところ、喜元門を食べ続けている感覚からすると、えるびすのような感じは、すっかり郷愁を帯びているもののような感があるかもしれないなあ。しかしながら、まさにそのスタンスにおいて、一つの、アンチ・テーゼ的な、フアィナル・アンサーとして屹立してくるようでもある。」
こくまくくぅ「イメージ的には、昭和っぽいというか。ふるきよき在りし日の感性を、エッセンスとして凝縮している最良の店だなあ。半端な、軽い、新しい感性も、浮薄に流行っては、結局すぐに古臭くなって、くすんで見えていく中で、いっそのこと、堂々たる旧世代の方が、すたれない味をもっているかもしれない。ある種の核心をついているからね。」
人形くくぅ「一種どろくさいともいえるかもしれないけど、ハマってしまうようなツボを、シンプルに押さえている。ラーメンの味ばかりでなく、それを取り巻く環境も、なんだか、いい感じで、揺さぶりをかけられるようなところがある。」
こくまくくぅ「こう言ってよければ、店舗裏の駐車場の、砂利肌の地面のひどいでこぼこの穴にいつ降ったとも知れない雨水がたまっている水たまりさえが、なにか心を打ってくるようでさえある。水たまりの奥には、木が生えていて、その向こうには、粗放に打ち捨てられた自転車が倒れている。」
人形くくぅ「風にばたばたとはためく、のぼりやのれんとか、古びて焼けた色染みの浮かんだ障子とかね。この店舗はいぶし銀だ。」
こくまくくぅ「まあ、こうした情緒も含め、だ。近所のオヤジさん連中や高校生や、小さな子連れ家族が食べている風情もいい。煙草は、ちょっと、だけど、そうしたひっかかりすらが・・・。」

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人形くくぅ「うまく言えないけど、こころの味、か。」
こくまくくぅ「まあ、そうした、もろもろの周辺的な情緒をも含めて味わいなのかもしれない。でなければ、食べ物など、しょせん、単なる栄養摂取に還元されてしまう。ところが、食事は、むしろ、総合的な味わいの方が本質なのだ。世界との関わり、だからね。」
人形くくぅ「単なるインプットだけで終わらずに、食べたものについてあれこれと語ったりするアウトプットが、こうして盛んなのも、そのためだ。人が、食べたものについてのお喋りに興じ、夢中になるのは、食べ物以上の何かか、があるからに他ならないだろう。」
こくまくくぅ「食べて、黙って寝ちゃう、わけではない。」
人形くくぅ「そういう意味で、味は、時代や土地や人に根差していて、切り離せない。取り巻く環境も何事かだ。まあ、あちこちの土地で食べ歩くと、なにかと面白く感じるわけだ。」

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スタミナラーメン 650円

こくまくくぅ「ご当地グルメ、というわけだけど、ここと大進以外で、スタミナをいただいたことはない。この店で、初めてスタミナをいただいた。超うまい。いきなりマックスに達してしまい、それで、満足してしまったかな。」
人形くくぅ「コンパクトにまとまった、なかなかしゃれた料理だ。スタミナ、という言葉が、なんとも古くて、どろくさい感じなわけだけど。」
こくまくくぅ「それに、レバーというのがね。それほど、万人向きの食材と言えるわけでもないだろうし。レバー、に、引っ掛かってしまう人も多いだろう。でも、ここのスタミナは、まあ、あえて、お試しを、と言いたい感じの、かなりうまい、レバー感だ。」
人形くくぅ「目からうろこ、も期待できると思うなあ。しゃれた味わいのレバーで、レバーくささは、ほとんどない。食べやすい、どころか、かなりうまい。チョコレートみたいだ。」
こくまくくぅ「大きさ、形状、調理法、によって、こんなにも冴えた味になるのかと感心させられるね。これ、肉、じゃあだめだな。」
人形くくぅ「肉、なら、大進の焼肉ラーメンへ、だなあ。」
こくまくくぅ「野菜も、同様に、ここのは、大きさ、形状、調理法、が冴えている。最適の処理を通過した、野菜やレバー、という感じだ。シンプルな料理だし、シンプルな味わいなんだけど、計算が行き届いていて、しゃれている。」
人形くくぅ「こういうものは、すこしでも、諸局面がずれていくと、おいしくなくなるだろう。きっちりした手際が要求される。まあ、なんでもそうか。」
こくまくくぅ「手つき次第で、最上にも台無しにもなる。たとえば、温度一つでも、雲泥の差だ。ぬるいラーメンは、やはり、最悪だなあ。味が良くても、とは言えない。」
人形くくぅ「料理は精密で精巧だ。B級だろうがなんだろうが、そのことにかわりはない。」
こくまくくぅ「ちょっとした差が、味に大きく影響する。神経すり減ると思うなあ料理人は。」
人形くくぅ「料理人によるし、同じ料理人でも、年齢とともに変化してしまう。いつも変わらぬ味、というのは、実情がそうではないからこそ言われる幻想だな。」
こくまくくぅ「ある偶然の一致によって、すべてがうまく重なり運んだ時がビンゴだ。人、それを僥倖という。」
人形くくぅ「一期一会とかね。」
こくまくくぅ「このホットは、とにかく、熱々がうまい。餡が熱いので、かなり熱いし、非常に熱々なところにちりばめられた一味が、また、この上なく、刺激的なうまさだ。」
人形くくぅ「熱と辛みが、最強度で共振している。一種、独特の、熱い味の領域を形づくっている。この熱さとともにある味わいが、うまさだ。」
こくまくくぅ「餡とスープの二重構造になった、醤油味が、また格別だ。この醤油味、ファイナル・アンサーだろう。とにかく、醤油が、攻めてくる。ちょっと苦いような、独特の醤油自体の風味もいい。」
人形くくぅ「ファイナル・餡さー、とかね。東京流の、真っ黒なつゆの、そばやうどん、あるいは、揚げもちの雑煮、あるいは、醤油味の煎餅などを、遠く思わせる味わいだ。そういうの好きな人なら、ツボのはずだ。」
こくまくくぅ「この中太麺も秀逸だ。油そば、パンチラーメン、スタミナ、つけ麺、と、微妙に表情が異なる、食べ比べが楽しい、中太麺だ。」

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パンチラーメン 650円

こくまくくぅ「二郎インスパイア、だけど、どろくささにおいて、最強だ。二郎自体に通じる、どろくさいエッセンスが輝く。おそらく、二郎インスパイア店のどこよりも、シンプルに二郎風をこなし、軽々と、本物に迫っている傑作だ。値段もいい。」
人形くくぅ「この、濃い醤油味と、にんにくと、背脂、からなる、シンプルな味がたまらない。シンプルに急所をついている。」
こくまくくぅ「ある時代の味、匂いだなあ。ホープ軒も思い出す。最低限の要素が強力だ。簡単すぎる、ところがいい。手際よく、無駄がない、と言おう。」
人形くくぅ「やはり、この醤油の苦いような味が効いている。適確に、ある時代、ある世代をとらえている。とにかく、郷愁をそそる醤油味だ。」
こくまくくぅ「ファイナル・アンサー。涙ものです。」
人形くくぅ「簡単にやってのけているようだけど、スピリットがないとね、こうした味にはならないだろう。プリズムのように屈折させ、焦点化させた、うまい表現の二郎風だ。甘い味つけのバラロールチャーシューも絶品なんだなあ。うまいっ。」


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by dasenkadasenka | 2013-03-22 18:23 | 水戸市

喜元門 水戸笠原店

住所 茨城県水戸市笠原町884-10
営業時間 昼の部 11:30~14:00
       夜の部 17:30~20:30
定休日 火曜日 水曜日
駐車場 あり(砂利の広い駐車場)
禁煙





こくまくくぅ「常連盛り、とかが、とかくどこの土地でも話題になったりしてるけど、我らは、あまり常連となることもないのだけれど、チャーシューや煮玉子をサービスしてもらったりすることが、いろいろな店で、しばしばある。」
人形くくぅ「常連になるともらえるのかどうか、よく知らないけど、我らは、1回目、2回目でもらえることがほとんどだ。これは、むしろ、お店からのプレゼントという事象だと思っている。盛りがいい、厚みがある、隠れている、別皿、惣菜をいただく、などあるなあ。
こくまくくぅ「店主さんと知り合いになることもあまりない、どころか、話をすることもほとんどなく、むろん、それゆえ、身分を明かすことも皆無だ。まあ、いつも通りすがりのただの客でいたいからだ。ところが、お店からのプレゼントはよくいただく。驚くべきことに、福島では、初めて行った店で、帰りに、かなり上等な大きな桃を6個も、おみやげにいただいたこともある。理由はわからない。帰ろうとして車に乗ろうとしていたら、やってきた店員さんに手渡されたのだ。こちらが理由を聞きたいくらいだ。ありがとうございました。」
人形くくぅ「山形では、鳥中華の寿々喜食堂で、まあ、遠いから店名を明かしてもいいだろう、やはり、初めて行ったのだけれど、帰り際に、店主さんが駆け寄ってきて、だしに使った、かなりもののいい、しいたけと昆布とかつお節の残りを、煮直して佃煮にしたものを、かなり大量に大パックでいただいた。半年はもとうかいう量だ。お店で、商品としても売っているものだ。それきり、まだ、再訪していない。ありがとうございました。おいしかったですよ。重宝しました。と、この場でお礼をさせていただこう。同じ山形で、今一つの鳥中華の名店、水車、では、朝一で行ったら、店周りのお掃除をなさっていらした店主さんが、はやく開けてくれたうえに、自ら、鶏中華を作ってくださった。店員さんによると、そんなことはめったにない、ことだそうらしい。やはり、格別においしいお味でした。ありがとうございました。
こくまくくぅ「まあ、ブログをやっているということはあっても、たいていは、向こうは知る由もないはずだ。それに、こうしたことは、ラーメン店にだけ及ぶわけではない。すし屋で、尋常ではないくらい安くしてもらうこともあるし、飲み屋では、ウーロンハイを頼んだら、酎ハイグラスに表面張力いっぱいまで、焼酎が注がれていて、もう一つの同じ酎ハイグラスにウーロン茶が出てきたこともある。ツマミの量も他客の数倍だった。泥酔するほど飲んで、たまたま居合わせた年配のお客さんが支払いを全部してくれたことも何度もある。泥酔帰りに、個人タクシーの運転手さんが料金をうんと安くしてくれた、など、まあ、ほかにもあるけど、そんなわけで、プレゼント、というか、よくわからないけれど、さかなちゃんに訊いてみるべき事象なのではないだろうか。」

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こくまくくぅ「スープ、麺、チャーシュー、のできばえの見事さにおいて、三足のわらじスト、とでもいえそうな喜元門なわけだけど、3大要素の、3つの仕事を、目に見えて明快にきっちりとこなしている。」
人形くくぅ「3つに絞り込んで、強調的に力を入れていることが、わかりやすくて、実に、効果的だ。その帰結が行列なのは当然だろう。
こくまくくぅ「この基本ラインの上で、スープ、麺、チャーシュー、づくりを、個性的にこなせる、優秀な料理人を、四天王、五天王、六天王と、増殖させていけば、化け物のおうな店に膨れ上がっていくのではないだろうか。」
人形くくぅ「スープにおいては、喜元門は、思いのほか、浮き油の使い手だ。なんとも、ちょうどいい油量をだしてくる。けっこう多めに使うこともあるんだけれど、まぜ麺、でも、ラーメンでも、スマートに使いこなしている印象だ。
こくまくくぅ「油感は、良質で、くどいと感じることはない、し、後味が持たれるようなこともない。すっきりした、適度なこってり感によって、うまさの満足度が高い。ラーメンは、油浮きがつきものだけど、やはり、適度に油があった方がうまい。ラーメンらしくていい。」
人形くくぅ「まあ、東京で、一時期、健康志向ブームのようなもので、油浮きのまったくないラーメンがはやったこともあるけど、やはり、たいていは、ちと、さびしい、というか、うまい場合でも、ものたりない。基本的に多め、が、好きだけど、全体のバランスの中で、のことだ。ただ、ラードが多いのもよくない。
こくまくくぅ「ラードが蓋をしている、純連、牛久の山岡家、大盛軒のつけ麺、は、やや苦手だ。しかし、燕・三条系の杭州飯店は、いい。など、場合による。ちなみに、燕・三条系は、自分的には、杭州飯店のみ、だなあ。なにはさておいても、おススメはここだ。」
人形くくぅ「なんにしても、うまい適量があるから、たいていは、まず、スタンダードでいただいて、油多め、は、あまりやらない。たいていはよくない。いいのは、必ずするのは、かまや(須賀川)のみ、かもなあ。二郎の多め(仙川店)は、本当に多くて、不透明な脂身もたっぷりで、かなりきつかったなあ。あれ以来やらない。郡山の春木屋も、多めにすると、すごく多くてきつい。北方(郡山)も、油多めきついなあ。
こくまくくぅ「山形のケンちゃんラーメンは、たっぷりの浮き油でうまい。富士雄(常陸大宮)も背脂たっぷりでうまかった。やはり、油の適量は、スープと麺の質、との関係で、決まるんじゃあないかなあ。そこが合ってないとうまくない。」
人形くくぅ「相性が良ければ、多めでもいい。麺とスープに合っていないのに、ただ増やしてもなあ、というところだ。
こくまくくぅ「やはり、お店は、最適のところをコーディネートしてほしい。基本、多め少なめなんか、なしでね。」

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鶏油 醤油 720円

こくまくくぅ「まず、不透明な茶色の浮き油の見た目のインパクトが、何よりのうまそうなポイントだろう。ごちそうの色合いで、うまそうな予感に満ちている。食欲をそそるし、見た目だけでも楽しい。」
人形くくぅ「ここは、スープのブレンドが得意だけど、油も、鶏と魚がブレンドされているという凝りようだ。チー油にかつお節粉、なのかな。なんともいえない、ダブル・テイストの妙となっている。
こくまくくぅ「なんていうか、あくまでもイメージだけど、お雑煮っぽい味のような。鶏だしとかつだしの風味があり、それに、ゆずがあり、炙り肉の焦げ味もある、ためだろうか。焦げたおもち、みたいな。」
人形くくぅ「もちが合いそうだ。もちのような、もっちり中太麺が入っている。よく合っていて、うまい。ここの中太麺は、最近、うまさ爆発、という感じだ。味わい、歯応え、舌触り、など、満足度の高い食感だ。色も、もちみたいに、きれいで、うまそうな、すぐれものだ。
こくまくくぅ「そして、茶色の粉油にまみれた、白肌の中太麺が色彩的にもおいしい。黒っぽい茶色の微粒子のつぶつぶ群が、引き立って、一見、何か、スパイシーなごちそうみたいなんだなあ。もちろん、ごちそうテクスチュアーを裏切らない、うまうま味だ。イメージの膨らむ、すぐれた才色兼備だ。」
人形くくぅ「変則的なようだけど、こなれていて、やり方がうまいなあ。鶏油(チー油)とは、こういうものなのか、と思い込んでしまっても、まあ、いいか。
こくまくくぅ「鶏油って、くどい時もあるけど、この相殺の効果のせいか、油が、くどく感じない。絶妙なうまい油になっている。」

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海老風味 醤油 680円

こくまくくぅ「グリッターや東光台店で、同商品が、香ばしく炒られた小海老の本体が、浮き油とともに、上部に載っていた形で、ガツンとくる、うまさだったんだけど、これは、ラーメンの表層に、海老本体の姿はない。きれいな淡い透明な赤色の香り油がういているばかりだ。香りはよいが、同じ海老油を使用の、海老混ぜそばの時のような、海老本体の香ばしさがなくて、最初は、さびしいと思ったけど、慣れると、まあ、いいっか、という感じでもあるかな。」
人形くくぅ「よもや、と思って、丼の底の方をまさぐってみると、案の定、かなり大量のクラッシュされた小海老群の堆積物があった。どうやら、いくらか入っているけど、細かいので、すべて、沈んでしまっているようだ。
こくまくくぅ「砕け散った海老の本他の中に、たくさんの目玉が見えるなあ。その堆積物を食べると、香ばしい、しょりしょり感がうまい。こちらでは、細麺がそれに絡んでうまいなあ。細麺も、うまさの精緻を極めてきている感じだ。こちらは、コリコリとかたい触感があり、かつ、微妙なソフト感もある、おもしろい食感だ。中太麺とは、成分内容は異なるのかな。質感、趣がかなり違う感じで、同じものの、太さ違いではないような感じに思える。」
人形くくぅ「中太麺と細麺の2種類が用意されている。太麺がないけど、まあ、これでもいい感じだ。中太麺のもっちり感が強力で、太麺の感じも併せ持っている。中太をおさえ、太麺もカバーしている、守備範囲が広い感じだ。これが、このまま太麺になったら、あごが疲れるかも。
こくまくくぅ「この2種類を食べ比べながら堪能する、だけでも、十二分に楽しめる。まだ、しっかり攻略できていない、未消化状態なので、3種類は、時期尚早というところか。」
人形くくぅ「チャーシューも、喜元門は、潜在的には、5種類ある。ここの3種類のほかに、あと、直火と、低温がある。これも、まだ、3種類でちょうどいいところかもね。この、スープ×麺×チャーシューの、相当数の組み合わせを、まだ、味わいつくせていない。次の、テイスティングのステージも、可能性としてあると思うと、恐ろしい感じだ。
こくまくくぅ「チャーシューも、いずれも、均質的にうまさが際立ってきている。うまいばかりでなく、飽きがこないところも、強みだ。うまい味わいがクセになるし、繰り返しに耐えうる、うまさだ。不思議に飽きない。それ自体のうまさもさることながら、麺やスープとの組み合わせによる、味のバリエーション変化も巧みなのだろう。」
人形くくぅ「組み合わせの効果が秀逸だ。どう組み合わせてもうまいんだなあ。なかなか攻略できない上に、飽きがこない。こうしたうまさの諸相をおさえていることで、稀有な店だろう。なかなかできるワザではないと思うなあ。



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by dasenkadasenka | 2013-03-21 18:54 | 水戸市