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カテゴリ:つくば市( 23 )

喜乃壺(きのこ)

住所 茨城県つくば市稲岡728-13
電話番号 029-836-2553
営業時間 12:00~14:00頃、18:15~20:30頃、昼の部、夜の部、共に材料無くなり次第終了
定休日 土、日(土曜休は隔週) 土、祝は昼の部のみの営業
喫煙 不可
駐車場 あり(6台)←もっとあるような気がしますが・・・・
http://www.ki-no-ko.com/




こくまくくぅ「いろんなラーメン店に行っていると、食べている時は、まあ、おいしいと思うんだけど、」
人形くくぅ「まあ、代金をとっている料理なので、当然のことながら、ある程度、どの店も一度食べてうまいとは思わせるところはある。
こくまくくぅ「あとあと、どこへ行こうかなあ、と思う段になると、だんだん自然と、行きたい店と、そうでもなくなる店とが出てくる。となると、分かれ目は、一度食べておいしいと思うのみならず、さらに、何か強烈な引き、を備えているかどうかだ。」
人形くくぅ「記憶の中に蓄積された時に、数ある店の中から、自ずと、淘汰が起きる。無意識が拾い上げる情報はおびただしい。なんとなく思うこと、は、けっこう的確だ。
こくまくくぅ「やはり、リピートは、総合的な魅力だし、味の引き、だけど、頭で考えてもよくわからない。」
人形くくぅ「まあ、そんな理由を、おいおい、のちのち、あれこれ考えるために、こうしたネットワーク上の際限のないおしゃべりがあるのだろう。

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こくまくくぅ「さて、よく、どの店でも、ここのスープはうまい、とはよく語られるけど、ここの麺はうまい、と語られる頻度は、比較すると少ない気がする。」
人形くくぅ「また、語られても、それぞれに、ばらばらにだ。
こくまくくぅ「しかし、麺とスープは不可分なので、同時進行で、相互依存的に、成長していくものだ、という事実を、よくよく理解させてくれるのが、喜乃壺を含めた、喜元門系の、新しいラーメン観じゃあないかなあ。」
人形くくぅ「あたりまえのようだけど、なかなか具体的に気づかないところを、はっきりと実地で提示しているのかなあ。
こくまくくぅ「喜元門系が切り拓いている、新しいラーメンの地平は、スープの中の麺が、文字通りに核芯となっているよね。両者の有機的な組み合わせが、間に合わせではなく、まさに、不可分の妙味となっている。」
人形くくぅ「両者が、せめぎ合い、互いに鍛え上げながら、独特の、麺スープ一体の境地を確立いている。多作の秘密もそこにありそうだ。
こくまくくぅ「スープなしで麺は語れないし、麺なしでスープは語れない、という緊密な連携プレーの賜物、という感じだ。両者が相互嵌入的に深く関わり合いながら、立体的に、超モダンなラーメンを成立させている。」
人形くくぅ「自家製チャーシューを入れると、まさに、3次元的な立体派ラーメンとなっているわけだ。当たり前のようでいて、意外と、スープ中心主義的な、1次元的な感性は多い。喜元門系は、感覚が違う感じがする。
こくまくくぅ「スリー・ディメンション感覚なんだよねえ。新たなる、自家製の麺-スープ-チャーシュー、の、3D的な創造説のはじまりかもなあ。」

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鶏支那蕎麦 醤油 680円


こくまくくぅ「支那蕎麦、これは、もう、見た目だけでも、過去最高をたたき出している感じなあ。」
人形くくぅ「見た目だけでもいいよね。とりわけ、自家製極細麺の美しさは、圧巻だ。作る価値があろうという、出来栄えだなあ。
こくまくくぅ「ラーメン進化説に、この、麺作りのパフォーマンスは、必要不可欠、だ。もはや、味、食感だけでなく、見た目の、ビジュアル的な美しさは、コントロールされるべき重要な要素であり、こうした、はっとするような視覚的な印象は、単なる余分な贅沢といった楽しみどころか、生活のすべてに役立つし、リピートの引きを生み出す、最重要なポイントだろう。」
人形くくぅ「見た目は、自ずと内容をあらわしている。
こくまくくぅ「さて、そのお味は、というと、まさに、衝撃的だ。かなりうまい。ほんのりと生姜の香る鶏だしの風味で、東京でわりとありそうな感じで、あれやこれやのラーメン店の記憶の中の滓が、遠い底の方から、ゆらりと浮上してきて、やにわに騒ぎ出すような感じでもあるのだけれど、そうしたすべての、支那蕎麦、というネーミングのラーメンのうまさの、最高峰、という感じだなあ。」
人形くくぅ「見た目も味も、支那蕎麦という商品名の、過去最高の1位だなあ。
こくまくくぅ「醤油の味、油の味、鶏だしの風味、極細麺の食感、が織りなす総合力が、絶品だ。人によっては、甘すぎるとも思うであろう、この甘みが、ある意味、重要なポイントとしての、引き、かもしれない。」
人形くくぅ「鶏だしの甘みではない、糖分の甘み、だよね。
こくまくくぅ「あまじょっぱい醤油味のかえし、なのだろう。どうやら、これで、はっきりとわかったけれど、この店主さんの味の特徴的な秘密は、甘さ、にあるようだ。」
人形くくぅ「甘みの使い手で、個性的なうまい味の要は、あまさ、のようだ。
こくまくくぅ「そう思うと、チャーシューの独特のうまさも、甘みにあることがよくわかる感じだ。甘みと塩気の絶妙さというか。」
人形くくぅ「メンマも甘いよね。
こくまくくぅ「塩ラーメンや煮干し系では、それほど、甘みが前面に出ていないので、強く感じなくて、それほど意識しなかったけれど、この半端なく甘い醤油味は、すごいなあ。」
人形くくぅ「この醤油ラーメンがベースとなっていると思われる、下の台湾らぁめんは、かなり甘い、とは、思っていたけどね。本体は、衝撃的に甘めだったわけだ。
こくまくくぅ「喜元門にも、同じ名前の、鶏支那蕎麦、醤油、があるけど、実は、欠番になっていることが多くて、それだけ、まだ未食なので、惜しいことに比較ができない。支那蕎麦の塩は、どちらでも知っているんだけど、それらは、それほど、目立って甘いというわけではない。」
人形くくぅ「次には、ぜひ、それをいただかないとね。しかし、これは驚きの発見だなあ。他のメニューとやや異なる感じの感触だ。
こくまくくぅ「思い切った甘さだ。しかし、悪くない。独創的なうまさといえる。それに合わせてある、極細麺もシャープなキレが絶妙で、こんな極細麺は、最近知っている中にはないなあ。」
人形くくぅ「この独創的な味作りと、見た目の美しさの、調和のとれた合流ぶりは、クセになるうまさ、だ。並大抵の感性ではないよねえ。
こくまくくぅ「シンプルながら、非凡な達成感を感じるし、多くの人が押し寄せて、その成果を支持している事実が、また、すごいなあ。」

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台湾らぁめん 650円

こくまくくぅ「台湾らぁめんは、続けていただいている。引きが強力だ。このおもしろいうまさは、ハマる。慣れてくると、さほど、辛く感じないかな。まあ、程よい辛さだ。疲れない程度の。」
人形くくぅ「上の支那蕎麦をいただいたので、このラーメンの魅力が、立体的に、よく見えてくる感じだ。辛さに気をとられていたけど、甘さの強い独特の味わいが、基調だ。そういえば、喜元門、東光台店でいただいた、台湾らーめんスープオフも甘かったなあ。
こくまくくぅ「支那蕎麦もこれも、極細麺が同じだし、毛色の違う双対をなし、相互照射されて、おのおのの構造的なうまさの輪郭がより鮮明になる感じだ。」
人形くくぅ「この、間違いなく、強力な武器である、極うまの食感の自家製極細麺は、ひょっとして、現在最強の極細麺ではないだろうか、ということを気付かせてくれる、ツーショットだ。この自家製極細麺をひっさげて、喜乃子のお弟子さんが水戸に来るらしいからなあ。楽しみだなあ。
こくまくくぅ「ただただ、おいしい、好みに合っている、だけでもいいんだけど、この2品、麺あってのスープ、スープあっての麺、という、感じを、よく理解させてくれる、好対照な、ゴージャスな食べ比べ、だなあ。」

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by dasenkadasenka | 2013-01-10 18:32 | つくば市

麺屋 正元 AMZつくば南店

住所 茨城県土浦市乙戸谷ッ道1129番1
電話番号 029-843-0755
営業時間 12:00~24:00(L.O.23:30)スープなくなり次第終了
禁煙



こくまくくぅ「喜元門、完全プロデュースのお店だ。まあ、喜元門のお店、姉妹店、と言って、さしつかえないのだろう。」
人形くくぅ「直轄の喜元門系で、ラーメン系のメニューは、見た目には、ほぼ喜元門と同じ感じだ。そばやカレーもある。
こくまくくぅ「ラーメン店によくあることとして、醤油ラーメンと塩ラーメンの2種類があるのは、よくわかる。それらのそれぞれに、こってりとあっさり、中華そばと支那そば、などの2種類があるのも、よくあることだ。しかし、喜元門系のように、醤油ラーメンと塩ラーメンが、それぞれ、5種類も6種類も、かなり多くのバージョンをもって用意されている店は、そうそうないだろう。」
人形くくぅ「清湯系は、見た目もほとんど同じような感じだし。
こくまくくぅ「それぞれが、均質的に精度が高く、味も、それぞれ違って、輪郭が鮮明ではある、けれど、複数のスープ×複数の自家製麺×複数のチャーシュー、さらには、×系列店舗数、の目もくらむような膨大な組み合わせが醸し出す多彩な味わいを考えると、味の印象を、記憶として、頭の中で整理し、把握する、許容限度をはるかに超えている、品目数だ。」
人形くくぅ「思い出して精査しようとすると、ごちゃごちゃ、もやもやしてくるなあ。マイナー・チェンジやブレや店舗ごとの個性やしくみや、さらには、こちらの体調や場数や経験、などを、考慮に入れると、幾何級数的に差異が膨れ上がってしまう。
こくまくくぅ「厳密に言えば、あれこれ、食べ進めるうちに、食べ手の舌も肥え、味覚感覚が深化し、経験-反省のストックが増大するから、一巡目、二巡目、と、次第に印象が変わるので、通り一遍ではすまなくなる。」
人形くくぅ「要するに、古い記憶データは、すぐに古ぼけてしまうわけだから、常に最新の吟味が必要になる。まさに、喜元門ワールドだ、ひとたび、門をくぐったら、喜元門ラビリンス、に迷い込んでしまう。
こくまくくぅ「そうやって、一つ一つ丹念に食べて、常に逃げ去る全体像を把握しようとすると、いつしか、喜元門的な螺旋的反復のループに入り込んで、その魔術的な渦に巻き込まれ、その迷宮世界に囚われてしまう、というわけなんだなあ」
人形くくぅ「ひぃ、恐ろしい。一通り食べてみようと思うと、次のローテーションが待っている、というわけだ。
こくまくくぅ「これは、巧妙な罠、精緻な陰謀だなあ。その複数的な味わい深さの幅を吟味しようとすると、自己促迫的な螺旋にも似た、魔法のような、際限のない探究、追及、のループに囚われて、単なる食事、という栄養補給の手段が、いつの間にか、至高の目的へと格上げされてしまい、日常のルーチンとしての栄養摂取は、まさに、欲望-快楽へと物神化されてしまうかのようだ。」
人形くくぅ「こうした、閉ざされれた、循環的なループの領域にはまり込んでしまうことこそ、フェチ、フリーク、と呼ばれる状態なんだろうなあ。

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こくまくくぅ「しかし、こうした無限ラビリンスを支える均衡は、絶妙さのもとにあるので、少し、バランスを崩すと、ぱっと魔法が解けたように、一瞬で瓦解しかねない。」
人形くくぅ「砂上の楼閣のように、幻影となる。百年の恋も一瞬にして醒める。
こくまくくぅ「などと、パチンコ店の一隅にあるこの店舗の、パチンコ店から流れ込む、煙草やパチンコ玉洗浄剤などのにおいや騒音が、うっすらと漂う店内で、つらつらと考えた次第なんだけど、まあ、通常の常識から言えば、劣悪なと言われることもあるであろう食事環境だけど、こうした、清濁併せのむ、ような懐の深さ、とも言えるところなのだろう。」
人形くくぅ「パチンコ店に出店という、なんともいえない派手な展開ぶりで、喜元門のブランドとしての勢いを、勢いのままに、勢いのあるうちに、最大に活かしきる、という事業展開なのだろう。今なら、あの有名行列店の喜元門が、なんとパチンコの合間に食べられちゃう、という願ってもない贅沢と言うことで、実際、かなりな盛況ぶりで、2時台なのに、店内は満席で、常に数人の待ち人ありの状態だ。ちなみに、真空を注文している人が多く、目立つ感じだ。
こくまくくぅ「まあ、事業を拡大して多くの人が関わるようになると、粗さやゆるい部分などが、綻びのように、あらわれもするだろうけど、まあ、それも呑み込んでいかないと拡大などできないのだろう。」
人形くくぅ「企業体などが入り込んで、一番、懸念されるのは、店主さんの個人的な才能による統御、という、職人の要となるような、ものづくりの感覚的なコントロールが、集団的な合理主義の技術的ノウハウにどこまで反映されるか、という問題じゃあないかな。感覚的なディティールは、たいていの場合、ほとんど他人に期待できないだろうからなあ。
こくまくくぅ「有名店がチェーン店展開すると、結局、別物のようになっていくことは多いからね。それでも、勢いのあるうちに、売り抜けよう、というところでもあるのだろうからなあ。実際、流行っていても、何年持つかはわからないからなあ。」
人形くくぅ「けっこう、いい時は数年で、前後入れて十数年くらい、って感じもするしね。
こくまくくぅ「散漫になりすたれていく感覚と、大ウケを狙う感覚とを、最大利益をもたらすように、交錯させる、という、安全確保の算術になるのだろうなあ。」
人形くくぅ「細部の隅々にわたるまで、店主さんの注意を行き届かせ、才気を細心の注意、集中力をもって結晶化させていく仕事をなし得るには、やはり、一人が一番だろう。人に任せるとなると、人材がネックになる。そうそう思うような人材に出会うことはないだろうからなあ。
こくまくくぅ「結局、喜元門でも、一部の店長さんにカリスマ的な人気が見られるなど、そうした事業拡大に伴う散漫さへの不安感を反映して、個人的な安心感を求めているようなところもある感じだ。」
人形くくぅ「華丸のような鉄壁の孤高の牙城、と、他者に伝播する喜元門メソッド、個人主義と集団主義、という感じだけど、小美玉ではじまった両雄の相反するような方向性の行く末がどうなるのか、興味深いところだなあ。

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正元まぜラーメン 700円

こくまくくぅ「この店にしかない、普通のまぜ麺なので、頼んでみたけど、ちょっと、冴えがなく、特にこれといった特徴もなく、普通にうまい、という感じだ。」
人形くくぅ「まあ、正元、なので、喜元門とは、違う製法なのかもしれない。麺も、かたくぼそっとしていて、ちょっと精彩を欠くかなあ。
こくまくくぅ「やはり、カジュアルな方向性なのかなあ。メニュー数が多いにも関わらず、ピシッとしたクオリティの高さを持つ喜元門として考えると、印象が弱いかなあ。」

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正元そば 550円


こくまくくぅ「そばは、ちょっとよくわからない。麺は、自家製麺なので、興味があったけど、まあ、普通においしいという感じで、特に、どうという印象はないなあ。幅広の形態が、自分の好みではないなあ。スープは、鰹出汁が効いてうまいんだけど、カジュアルに徹した出来という感じだ。」
人形くくぅ「喜元門って、もともと、立ちそばがいけるような、印象があるけど、こういう展開で、巨大チェーン店化するような感じもしないでもないよねえ。未来のレジェンドの先読みだったりして。
こくまくくぅ「かつて東京の吉祥寺のラーメン店、一二三が、蕎麦粉入り麺のラーメンで、大ブレイクしたことがある。連日、長蛇の行列だった。あの感じ好きなんだけど、その後、追随する店が何軒かあり、よかったんだけど、なんとなくブームが終わり、蕎麦粉入り麺を出す店も少なくなった。まあ、難しいのだろうけど、けっこうおもしろいんだよなあ。喜元門なら、スープにも合っていそうだし、そこのところうまくやってくれそうな気がするけど、と、自家製麺のそばをいただきながら、何気にちょっと思ったんだなあ。」


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by dasenkadasenka | 2012-12-30 18:13 | つくば市

喜乃壺

住所 茨城県つくば市稲岡728-13
電話番号 029-836-2553
営業時間 12:00~14:00頃、18:15~20:30頃、昼の部、夜の部、共に材料無くなり次第終了
定休日 土、日(土曜休は隔週) 土、祝は昼の部のみの営業
喫煙 不可
駐車場 あり(6台)
http://www.ki-no-ko.com/

こくまくくぅ「ラーメンは、最低限では、スープと麺、という、シンプルな構成要素から成り立っている。それだけに、他の諸料理と比べて、とりわけ、才気がモノをいうし、才気を強く感じられる食べ物だ。そこがおもしろいところだ。才気の冴え、こそが、多くの人にウケる可能性の中心となっているはずだからね。」
めかくくぅZ「シンプルな構成ながら、いろんなやり方で、人々を魅了している。」
こくまくくぅ「このシンプルな構成を甘く見て、誰にでもできそうだと、見誤りがちだ。誰にでもできるし、誰にでもわかりやすい、大衆的な食べ物だ、と、まあ、それはそうでもあるけど、そこを安易に勘違いしすぎる向きは、作り手にも多い。しかし、喜乃壺のような、才気、集中力の高さ、は、もはや、並大抵ではない、だろう。」
めかくくぅZ「残すべきところと、捨て去るべきところを、間違うことなく、少しの狂いもなく、完全に見極めているなあ、と思わせる凄味がある。」
こくまくくぅ「中途半端な迷いがない感じだね。」
めかくくぅZ「そうとう、感性と精神を研ぎ澄ませていないと、できない技だ。こういう感じは、華丸にもある。」
こくまくくぅ「郡山に、ボルドーというラーメン店があり、店主さんは、洋食出身、というよりも、店主さんが経営しているフランス料理店が、そのまま、ラーメン店になっているんだけど、それだけに、むちゃくちゃうまい渾身のスープを作る。そして、麺もうまいので、自家製麺なんですか? とたずねたら、とんでもない、いやいや、とてもじゃあないけど・・・、という返事が返ってきた。まあ、謙遜であることは考慮に入れるとしても、ただ、やっぱり、プロの料理人なので、力強い応えも期待したいところだ。」
めかくくぅZ「素人ではなく、他ならぬ料理人なんだからねえ、とは、思うよね。いまどきは、昔と違って、日本は文化的にもう一流国だから、洋食屋さんでも、パスタやパンやピザ台、などは、これが作りたいというビジョンやこだわりを貫いて、手作りする店が多くなってきている。ある意味、当然な、自然なことだろう。よりシンプルな構成要素であるラーメンにも、あてはまらないわけがない。」

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こくまくくぅ「喜乃壺の店主さんは、パンチェッタとカルボナーラを習い、勉強しているらしい。パンチェッタはイタリア料理の塩漬けした豚ばら肉だ。それをチャーシューとして、カルボナーラ風のラーメンを作るのだろう。とてもうまそうで、楽しみだけど、まあ、いろんな諸文化の御多分に漏れず、ラーメン文化も、強迫的な差異創出の資本主義的な競争進化によって、考えられうる限りのあらゆる可能性が試される、爛熟期に突入しているんだろうなあ、という感じだ。」
めかくくぅZ「話題性だのみの客寄せの必然的な流れとして、実験的な珍奇な限定品を乱発する傾向も顕著で、周辺的な諸要素が素材として取り込まれている、など、徴候的だね。かつて、ロック・ミュージックや映画なども、そうした、華々しいアイデアのやり尽くし、出し尽くし、という百花繚乱の過熱ぶりのあと、しらじらした停滞期を迎えた。もっとも華やいでブレイクしているように見えるピーク時が、実際は、末期症状だったりするものだ。バブル期を考えるとわかりやすい。」
こくまくくぅ「豊かなんだけど、新しいものへの過剰な好奇心の咲き乱れは、逆に言えば、行き詰まり的な飽和状態の閉塞感の裏返しでもある。でも、過激化するサバイバルゲームは、行きつくところまで行っちゃう運命にある。大いに楽しめる、と同時に、一抹の不安もある、というわけだ。」

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煮干蕎麦 塩 中太麺   730円

こくまくくぅ「もう、この煮干し塩ラーメンは、今までに食べた清湯系の一番、じゃあないかなあ。白湯系の一番は、華丸のマイルド豚骨だ。なんとなく、もう、うまい店を探す必要はないような気がする。これは、やり残しのない、マックスだろう。」
めかくくぅZ「穏やかな、貫禄あふれる、極うま、だね。スープも麺も、可能な限り、目一杯に、最良さを凝縮させきった感じだ。スープには、煮干しの、この上なく品のいいうまさが漲り、優雅なあまい風味に満ち溢れている。塩ラーメンが、こんなにおいしく感じられることがあるだろうか、という感じだ。」
こくまくくぅ「これ以上は望めない、極限的なうまさではないでしょうかねえ。これ以上うまい必要はない、というか。太麺のうまさもマックスだ。麺の力強い食感は、スープのうまさに見合う、強烈な存在感だ。」
めかくくぅZ「さらに、それだけではない。直火焼きチャーシューのうまさは、超チャーシューだ。これはもう、ゴージャスな肉料理だ。チャーシューの場所を占めているのは、味わい深い肉のうまさの化け物だ。味付けの仕方も、従来のチャーシュー観を超越しているよね。」
こくまくくぅ「メンマすらもが、感心するほど、超うまい。あまさと品のいいごま油の香りが、単なるうまさではない、極上の出来栄え、という感じだ。もちろん、全体の調和に貢献するという意味において、だ。」
めかくくぅZ「やるべきことのすべてを、一つ一つ丹念に押さえ、丁寧に詰めていった、のだろうなあ、と想像させる、実感できる完成度だ。この店主さん、天才でしょう。また、この土台にある、喜元門の才気だなあ。何か、恐ろしいシステムを作ったなあ。」

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台湾らぁめん 650円

こくまくくぅ「台湾らーめんも、気合に満ちたうまさだ。スキがない。前回は黒い丼だったけど、今日は白い丼だ。一段とビジュアルが鮮烈で刺激的だ。この、見た目の、恐ろしいまでの色合いの美しさ、恐ろしいまでのあま辛さ、恐ろしいまでの細麺のシャープなうまさ、だ。」
めかくくぅZ「あまいスープと辛い唐辛子肉みその、相まみれるうまさが、絶妙だね。パーフェクトな料理だ。この台湾ラーメンというもともとの形態は、名古屋のご当地グルメらしいけど、これを機に、特に他のものをいただいてみたい、という気にならないくらいだ。比較をする必要がないくらいに、自己充足した、自己完結した、うまさなんだよなあ。」
こくまくくぅ「むしろ、この満足度を濁したくないよね。他は知らないけど、たぶん、これの方がうまいはずだ、と勝手に、直感的に決めつけよう。出色の出来であることは間違いないだろう。想像するに、独自の再構成によって、絶対に換骨奪胎されているはずだ。こういうのを技というのだろう。」
めかくくぅZ「たぶん、カルボナーラも恐ろしいものになるだろうね。いろんな意味で、ラーメンの終わりが近づいているような恐ろしさだ。」
こくまくくぅ「やわらかい豚ひき肉と細かい微塵切りのねぎの物質的な触感が、すごくうまい。それと、極細の触感がこれまたうまい細麺との絡みが、至福だ。陳腐な言い回しながら、芸術的というほかないなあ。」
めかくくぅZ「勝浦タンタンメンというのもあるし、たっぷりの真っ赤なラー油とひき肉+ネギの絡みは、よくある定番のうまさ、ではあるのだろうけど、完成度の高いバランス感覚の見事さだ。」

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by dasenkadasenka | 2012-12-29 18:09 | つくば市

博多らーめん バリ龍

住所 茨城県つくば市筑穂1-10-12
営業時間 11:30〜14:30/17:30〜22:00
席数 カウンター10席
駐車場 あり(11台、共用)
禁煙



こくまくくぅ「今年は、豚骨が充実していたなあ、という個人的な印象で、華丸(小美玉)とほむら(水戸)の豚骨ラーメンが特によかったなあ、という感じだけど、と思っていたら、活龍グループの、バリ龍という博多豚骨ラーメンのお店がオープンした、というので、行ってみました。」
ろぼくくぅA「場所は、なんと、活龍の隣だ。なんだか弟分みたいだけど、なかなかおもしろい立地戦略だ。すぐ裏手の方には、お友だちの油虎もあるしなあ。」

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こくまくくぅ「店内は、新しくてきれいだ。不透明なガラスの高窓から差し込む日差しが明るくて気持ちいい。」
ろぼくくぅA「博多豚骨ラーメンって、だいぶ前にブレイクしているけど、今はどうなんだろうね。自分は飽きているから、よくわからない。若い人は、はじめて食べる人もいるわけだしなあ。ウケるぅ~、って感じもあるのかなあ。」
こくまくくぅ「鉄風(東海)や赤土(日立)やほむらなど、新風の博多豚骨ラーメンの店もできているので、再ブレイクの兆しもあるのかな。確かに、自分的には今さら感があるけど、今あげた店などは、感覚が新しくて、なるほど、と興奮させられるところがある。」
ろぼくくぅA「特に、ほむらは強烈な存在感があるね。博多豚骨もこんなふうに展開するのか、という感じだ。御多分に漏れず、世代交代があり、昔ながらの博多豚骨は、スープ、麺ともに、やはり、ちょっと古い感じもいなめない。」

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らーめん 500円

こくまくくぅ「この豚骨は、古い感じではない。極細麺も自家製麺だし、スープも、今風でしゃれた食感だ。ただ、ものすごく斬新という雰囲気でもない。同じグループの龍神麺の豚骨の方が、むしろ、斬新なタイプかなあ、と言う気さえする。そう思うと、オーソドクスな感じで、おとなしい感じかも。」
ろぼくくぅA「スープの濃さもほどほどだし、豚骨臭もほどほどだ。あたりさわりなく、うまい、という感じだ。龍神麺もそうだけど、もとより、ポップでカジュアルな手堅い味作りを得意としているのだろう。企業体というか、複数の経営陣なので、落としどころが、そう過激にはならないのかもしれない。」
こくまくくぅ「まあ、複数の頭脳だと、どうしても中庸にもなりがちだけど、不特定多数にウケるなら、その方がいいのかもしれないしね。」
ろぼくくぅA「いわゆる博多豚骨としては、濃い目の味わいで、品がよく、秀逸な感じだけど、なにしろ、ほむらの豚骨スープがあるので、濃さとしては、むしろ、軽い感じだ。味わいとしても、ほむらに比べると、普通っぽい。」
こくまくくぅ「しかし、自家製麺だからね。やはり、上質で、うまい麺だ。これで、500円は、かなり、お値打ちな感じだ。この値段で、文句はないなあ。」
ろぼくくぅA「この値段でなら、100点だね。栄養的にも500円で、十分すぎる栄養濃度だろうなあ。お肌の美容健康を気にしている向きには、朗報だろうなあ。」
こくまくくぅ「500円というのは、少し前の東京で、わりとあった博多豚骨ラーメンの値段相場だ。自分は、博多豚骨ラーメンは、安い、安いたべもの、という認識が染みついている。」
ろぼくくぅA「替え玉もするからね。基本設定は安い。屋台みたいな店で、安い、というイメージだ。本場でもそうなのだろうし。屋外で、大釜で炊き出していた労働者のための、安くてうまい食べ物だからね。しかも、替え玉一杯無料サービスもよくあったしね。」
こくまくくぅ「だから、いまだに、さらっとした感じの普通っぽい博多豚骨ラーメンが、600円以上だと、習慣的に、ちょっと高いような気がしてしまう。今は、いくらが適正なんだか。」
ろぼくくぅA「だから、これは、正しいあり方な気がしちゃうね。ほむらも、本体、替え玉ともに、値段が高い、という声がネット上で囁かれているけど、まあ、わかる気もする。ただ、あの超濃厚なゴージャスさだからねえ。満足感の高さでは、見合っている気もする。あれ、むしろ、ブルジョワだろう。」
こくまくくぅ「ここは、さすがに、自家製麺だから、コスパがきくのだろう。よく、博多から直送の麺というのもあるけど、その費用を払うのは結局はお客さんだからなあ。」
ろぼくくぅA「この自家製細麺は、粉っぽさがなくて、フレッシュな、洗練された味わいだ。最近、博多麺の粉っぽい味がやや気になる。バリカタにすると、かたい、というより、ねちねちしていたり。これは、その感じがない。」
こくまくくぅ「ひょっとして、その方が、正統派なのかもしれないけど、鉄風など、最近のニューウェーブのしゃれた味わいの博多風極細麺に慣れると、従来のものが古臭く感じられてきているのかもなあ。」
ろぼくくぅA「まあ、疑いなく、うまいんだけど、ただ、華丸やほむらの、マックスな濃厚なうまさを思うと、普通っぽく思えてしまう、恐ろしさだ。一昔前なら、間違いなく、感激ものの濃いうまさなんだけどね。」
こくまくくぅ「華丸やほむらの、進化した濃厚豚骨の前では、これさえもが、こじんまりした食べやすさに感じる、というところだ。ちょっと、ものたりないかな。味わい的にも、意外性、というか、クセになるような引きが弱い。まあ、それもターゲット次第だから、いいのだろうけどね。」
ろぼくくぅA「豚骨、だからね、どうしても、知っているような味になっちゃう。でも、これから食べる人にはね。食べやすいし、優等生な感じだし。そして、この高品質でこの値段なんだし。他の博多豚骨ラーメン店にとってはやばいよね。」

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らーめん 500円 マー油 50円

こくまくくぅ「さて、博多豚骨ラーメンにマー油という取り合わせも、最近は、定番のつきもので、ウリにしているのが、トレンドのようだ。鉄風や赤土のマー油も、おしゃれなまろやかな味わいでうまい。ほむらのマー油は意外性なんてもんじゃあない。」
ろぼくくぅA「いまや、マー油はありふれているけど、ちょっと前には、数少なく、真っ黒で、ドギモを抜かれる驚きものだった。マー油といえば、それで、名をなした、マー油の草分け的存在のなんつッ亭が、水戸のエクセルにあるので、ぜひ、そちらも、という感じだ。」
こくまくくぅ「マー油を語るならはずせないかもね。」
ろぼくくぅA「本来、博多豚骨にマー油があるものなのか、知らないけど、マー油の入った豚骨ラーメンで有名なのは、熊本ラーメンだ。」
こくまくくぅ「この、マー油も、上品で香りがよく、うまい。さて、来年は、博多豚骨ラーメン、くるんでしょうかねえ?」



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by dasenkadasenka | 2012-12-28 18:13 | つくば市

つけめん・らーめん 活龍

住所 〒300-3257 茨城県つくば市筑穂1-10-27
電話番号 029-864-8889
営業時間 11:30〜14:30、17:30〜22:00
定休日 年中無休
喫煙 不可(店外の灰皿で喫煙可)
P あり


こくまくくぅ「活龍は、自家製麺、スープ、ともに、本当にハイレベルという感じだ。」
人形くくぅ「茨城で、もっともハイレベルなつけ麺じゃあないかなあ。
こくまくくぅ「お店も、おしゃれでいい。」
人形くくぅ「ハイセンスなコンパクトさだ。

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こくまくくぅ「非の打ちどころなく、よくできているので、ある意味、先を行きすぎて、食べての方が未消化なくらいかもね。」
人形くくぅ「ついていけてない、食べてが周回遅れ、という感じ、という懸念もありそうなくらい、秀逸だ。

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中華そば 600円

こくまくくぅ「ここの中華そばは、ずっと気になっていたので、今日はそれをいただいた。まあ、この店は、濃厚魚介豚骨の店、で、そのラーメンもある、から、この普通タイプのラーメンは、危ぶまれる、という気もしちゃう。」
人形くくぅ「やっちまったタイプは多いからなあ。メインのラーメンがおいしくても、けっこう、メインのラーメンに対する傍系のラーメンが、とほほ級、なことはよくある。
こくまくくぅ「豚骨系とか、白湯系とかの店に、場違いのように、普通のあっさり系醤油ラーメンがおいてあることがあるけど、お客さんがグループで来た時に、一人くらいはあっさり系や普通のラーメンしか食べないような人がいるので、そういう場合の配慮のために、とりあえずおいておこう、くらいの動機が見え見えの商品のことがけっこう多い。」
人形くくぅ「ちゃんと一生懸命つくっている場合でも、動機の情熱がその程度で、そこそこだと、やっぱり、自ずと、とってつけたような、ゆるい感じなるからなあ。
こくまくくぅ「これくらいでいいだろうという、添え物感があり、うちはメインの凝った方のラーメンがウリなので、という感じが透けているタイプだ。でも、こういう店は、まず、たいしたことない、ダメな店だと思うなあ。」
人形くくぅ「脇役をつくる店は、根本的には、ラーメンを愛していない気がしちゃう。結局、そういう店にはあまり行かなくなる感じだなあ。
こくまくくぅ「やる気のない商品は出さない方がましだ。出すなら、隅々まで、精根こめてほしい。それが一流店だろう。結局は能力不足ということだ。何がメインの店でも、ノーマルな醤油ラーメンがある場合、それを食べれば、だいたい、お店のレベルのメルクマールになる。」
人形くくぅ「醤油ラーメンをないがしろにしては、絶対にいけないのだ!
こくまくくぅ「よく、お寿司屋さんで、卵焼きを食べれば、その店の腕前がわかる、と言われるのと同様じゃあないかなあ。」
人形くくぅ「とまあ、こんな具合に、頼んでから、商品が出てくるまで、やきもきした、というわけですね。気になるし、気がかりな、醤油ラーメンだ。しかし!
こくまくくぅ「そこは、やはり、さすが、活龍だ。」
人形くくぅ「興味津々、どきどきで、疑心暗鬼もよぎったけどね。吹き飛ばしてくれた。
こくまくくぅ「果たして、やはり、かなり高レベルな中華そばだった。まず、細麺のインパクトがすごいなあ。」
人形くくぅ「やはり、自家製麺なのだよねえ。しかも、粉は、心の味、使用なのかな。太麺と同じような味わいの気がするけど。
こくまくくぅ「でも、太麺では感じないような、独特な香気が立ち上っている。それが、おもしろいし、すごくうまい。」
人形くくぅ「麺の独特な風味が、スープにも溶け込んでいて、いかにもラーメンらしい、すぐれた、リッチな風味になっている。しかも、うれしい熱々!
こくまくくぅ「そのスープは、ちょっと複雑な味わいだけど、鰹出汁が効いているのかな。その感じが、ちょっとだけだけど、かまや(須賀川)の絶品名品ラーメンを、遠く思いださせる、かのようだなあ。」
人形くくぅ「なんとなく、似ていますね。
こくまくくぅ「魚系のうっすらした苦みもあり、これ、かなり、かなり、うまいなあ。」
人形くくぅ「麺とスープに、かなりな力がある。なおざりな、おざなりな、醤油ラーメンでなくてよかった、どころか、あまりある、という感じですね。
こくまくくぅ「新鮮な驚きだ。こんなハイレベルな醤油ラーメンが、ひっそりと脇役のようにあるなんて、もったいない、というか、贅沢、というか。」
人形くくぅ「なんたって、濃厚豚骨の店ですからねえ。どうしても、かすんだ存在感になってしまうけど、なかなかどうして、の代物だ。
こくまくくぅ「どうしても、濃厚豚骨のイメージが強烈だから、その陰に隠れてしまいそうだけど、濃厚豚骨と並んでいて、整合性があるようなないような、不思議な感じもしないでもないけど、ぜひまた食べたい感じだ。」
人形くくぅ「香りとコクのある一杯だ。細麺の味わいは、特筆ものだ。このラーメンだけでもあたりそうな存在感がある。腕前、というより、ラーメンが好きなのだろう、という情熱がうかがえる。

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つけめん 無料大盛 750円

こくまくくぅ「つけ麺は、文句のない最高峰ではないだろうか。もはや、技術的には最善を尽くしているんじゃあないかなあ。」
人形くくぅ「濃厚御骨魚介の長所を最大にのばし、欠点をそぎ落とした、マックスの出来栄えだ。
こくまくくぅ「魚粉は、くどさを消し去り、濃厚なコクだけを活かしている。その心地よい香味が、豚骨の濃厚なコクと絶妙に相俟って、なんともうまい、あまいブレンド風味を作り出している。この手の甘いコクのある風味は、あちこちの店で感じられるものだけど、ここが、一番上質なところをうまく提示している感じだ。」
人形くくぅ「濃厚豚骨魚介は、ありふれている。あとは、バランス感の精度だろうなあ。これは、規範的なバランス感という感じだなあ。これを基準に考えなくてはいけないような。
こくまくくぅ「ギリギリと引き絞って、焦点が鮮明だ。昔は、気持ち悪くなるようなのが多かった。後味のすっきりしたキレが大事だと思うなあ。渡邊(高田馬場)や、渡辺プロデュース1号店の、ぷかぷか(中目黒)など、以来、ずいぶんと長い時を経て、高度に進化したんじゃあないかなあ。いまや、この手のものをつくるんなら、完成度、洗練度、なのだろうなあ。」
人形くくぅ「過不足のないちょうどいいうまさで、我は、ロゼオのものが好きであります! もちろん、ここも大好きであります!
こくまくくぅ「すでに、確立した分野で、全体にレベルが高いわけだけど、活龍は、麺スープともに、完全版という貫禄がある。」
人形くくぅ「まあ、カジュアルなものもいいのだろうけどね。ここのは、凄味がある。でもまあ、いまや、ありふれているから、少々飽き気味で、印象がぼやけるところはある。
こくまくくぅ「でも、考えてみよう。恐ろしい想像だ。活龍グル―プには、龍介の鶏白湯版もある。この、豚骨と鶏の、二つのマックスのバージョンがあったら、大変なことにならないかねえ。」
人形くくぅ「え、まさかの、禁断の二枚抜きですか!
こくまくくぅ「他店に、こんな技量はそうそうないだろうなあ。なかなか、成し遂げられるものじゃあない。」
人形くくぅ「神にのみぞ、許された二枚抜きですよう。あまりの贅沢さに目まいがしそうだ。450gの麺大盛りで、すでに、ホワイト・アウトしそうなのにぃ。
こくまくくぅ「たしかに、自家製太麺の歯応えが半端なくすごいので、この小麦粉の弾力を、ひたすら、がむしゃらに、咀嚼、嚥下する繰り返しで、脳天から、つけ麺ハイが降りてきそうだ。」
人形くくぅ「この大盛り無料といい、ここのつけ麺は、とにかく、正解、ですね。
こくまくくぅ「最良の正解をはじき出している。こうした正解だけがスタンダードとして生き残るんじゃあないかなあ。」


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by dasenkadasenka | 2012-11-08 18:56 | つくば市

喜元門つくば東光台店 

住所 〒300-2635 茨城県つくば市東光台3-7-10
電話番号 029-847-1219
営業時間 12:00〜14:00 18:00〜21:00 なくなり次第終了
定休日 水(夜の部)、木
喫煙 不可
駐車場 あり
http://kigenmon.com/




人形くくぅ「タイムマシーン、タイムマシーン、玄関に、大きなタイムマシーンがある!
こくまくくぅ「これは、ずいぶんと大きな真空調理器だなあ。」
人形くくぅ「タイムマシーンと張り紙がしてある、ばけものみたいな圧力釜だ。
「こくまくくぅ「これで、あの、真空鶏白湯をつくるのだろうか。タイムマシーンとあるけど、ここのラーメンは、まさに、時間を巻き返し、空間をさかのぼって、あたかも、新たなラーメンの0度を実現しているみたいな感じだ。」
人形くくぅ「そうか、元、という字は、0レベルか! すごいなあ。
こくまくくぅ「新しいラーメンの地平、というか、新しい味わいの座標軸の、0地点を指し示しているかのようなんだなあ。」
人形くくぅ「タイムマシーンの中では、ビッグバンが起きているのか! 宇宙が収縮して、凝縮されたゼロ度から、新たなラーメン宇宙が膨張するのか!
こくまくくぅ「そうかもなあ。」
人形くくぅ「その凝縮した一点の外側はなんだ?
こくまくくぅ「その外はないよ。その点の中に、宇宙のすべてはあるんだからね。」
人形くくぅ「・・・

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こくまくくぅ「喜元門は、いまや、新しいすべてのラーメンのマトリックスという感じだ。ラーメンのトータルなデザインが新しい、と思わせる。」
人形くくぅ「新しい、新しい。でも、どこが?
こくまくくぅ「何がどう、というんじゃああなくて、スープ、自家製麺、チャーシュー、の織りなす、ッ全体の味わいが、既知のものとは、明らかに違う気がする。既知の地平の中で、新しい、というのではなくて、新しい地平そのものを切り拓いているような。」
人形くくぅ「そう、だから、最初は、戸惑うこともある。
こくまくくぅ「新しい母体の持つ、素朴な力強さ、どろくさい、とさえいえるような、力強さが漲っている感じだ。現在の茨城のラーメン・シーン、というか、ニュージェネレーションを語る上での、羅針盤、という感じだなあ。」
人形くくぅ「麺が、かたくて、すっきりした味わいだ。スープは、うまさがシンプルだ。肉の薄い味つけも肉っぽい食感も、冴えている。
こくまくくぅ「それらのすべてが、どこか新感覚なので、それが、慣れていない人には、とっつきにくい、ということもあるかもしれないけど、ところが、ひとたび、新しいうまさだ、と、実感して、そう自覚的になると、オセロ・ゲームの駒の白黒の反転のように、がらりと、味感覚の変化が起きてしまうような感じだ。」
人形くくぅ「恐ろしそうだなあ。ノー・リターンか。古い味にも、飽きてくるからなあ。
こくまくくぅ「結局、あらゆるものがそうかもしれないけど、とりわけ、ラーメンは、新しい味わいを求める傾向が強い感じだ。ネット上の情報の氾濫が拍車をかけているということもあるのだろう。常に、多くのラーメン好きが、新しいものを探し回っているような。限定品ハンターとかね。」
人形くくぅ「まあ、お笑い芸人の世界ほど、移り変わりが激しくはないかなあ。
こくまくくぅ「まあ、人によって、新しさのレベルはまちまちだろうけどね。」
人形くくぅ「マイルドだろうぅ・・・でどうでしょう?

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海老風味・醤油・直火 700円

こくまくくぅ「前回、海老まぜ、が、うまかったので、今日は、海老ラーメンがどうしても食べたくて来た。」
人形くくぅ「おや! これは、知っている! 知っているぞ! 水戸で、食べたことがある! グリッター、グリッター。
こくまくくぅ「そうだね、グリッターで何度か食べたことある海老ラーメンに、ほとんどそっくりだよね。」
人形くくぅ「でも、もう、なくなった! そしたら、ここにあった! タイムマシーンみたいだ。
こくまくくぅ「グリッターは、喜元門リスペクトだからね。似ているんだよ。」
人形くくぅ「かなり、そっくりだ。
こくまくくぅ「うん、見た目も味もそっくりだ。完全に、かぶっているんで、喜元門の水戸出店を機に、旧メニューをやめたんだろうなあ。」
人形くくぅ「グリッターは、ほうれん草が入っていたところが違うくらいだ。それで、そばっぽい感じが強調されていた。
こくまくくぅ「グリッターは、製麺所の麺なので、そこが、決定的に違う点だ。」
人形くくぅ「グリッターはグリッターでよかったけど、喜元門は、さすがに迫力がある感じだ。
こくまくくぅ「グリッターは、喜元門を、ライトにした感じかなあ。さらっとした、おしゃれ感があり、あれはあれで、いい感じだったんだけど、まあ、なくなっちゃったものは、何を言ってもしょうがないなあ。」
人形くくぅ「海老ラーメンが、また食べられてよかった!
こくまくくぅ「さすがに、喜元門の海老ラーメンは、インパクトが強い。やはり、さきがけるものの、一日の長だから仕方がない。」
人形くくぅ「こちらは、より、海老の量が多い感じで、海老感がすごく強いなあ。
こくまくくぅ「海老油の海老感が重厚で、手応えが、ずしりと重い感じだ。こんなにうまい海老ラーメン、そうそうないだろう。」
人形くくぅ「ヘビー級のうまさだ。
こくまくくぅ「ただ、前回の、海老まぜ、よりは、軽い感じだ。スープが多いせいか。焦がしたような、海老の苦みも軽いかなあ。日によって、多少ブレがあるのかな。」
人形くくぅ「とはいえ、そうとう、ガツンとくる、海老味、だ。この骨太な海老風味の、シンプルな力強さでは、たいていの海老ラーメンは、敗北だろう。
こくまくくぅ「グリッターは、格好としては、喜元門の出先機関、サテライトみたいな感じだったけど。」
人形くくぅ「キラキラ輝く衛星だ。
こくまくくぅ「喜元門の、ハイレベルな亜種としても、すごくおもしろい感じだったわけで、輝いていたんだけどね、まあ、相当に実力はあるので、新メニューとなったこれからに期待だろうなあ。」
人形くくぅ「グリッターだけでなく、いろいろなラーメンが、半端ない輝きを放っている喜元門の周囲を旋回している感じだ。
こくまくくぅ「そうだね、おしゃれだったり、洗練されていたり、垢抜けていたりするけど、やはり、中心の、白熱するような迫力には欠けるかもねえ。みな、その重力圏の中にあるような。」
人形くくぅ「我らも、大きく旋回し、迂回しながら、その核心へと吸い寄せられて行ったのか!
こくまくくぅ「そういえば、喜元門の、さらなる源流ともいえそうな小櫻(土浦)の前を、今日、通った。」
人形くくぅ「小櫻がやっていないんですよう。
こくまくくぅ「どうも、閉店したようだね。すっかり、人けがなく、前の駐車場の契約も打ち切られているみたいなので。」
人形くくぅ「さびしいですよう。燃え尽きた、巨大な白色矮星になってしまったかのようですよう。
こくまくくぅ「前回、二月くらい前に行った時も、店はやっていなかった。その時と同じく、かたく閉じたような感じだったなあ。」

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台湾らぁめんスープOFF・炭火 700円

こくまくくぅ「台湾、は、喜乃喜のインパクトが大き過ぎたので、期待しすぎたせいか、やや、普通っぽいうまさに感じた。ちょっと喜元門らしくないおとなしさというか。」
人形くくぅ「単刀直入で、骨太な感じのインパクトがないかもね。
こくまくくぅ「でも、別の意味では喜元門らしいかも。喜元門のよさは構成がシンプルなところだけど、シンプルすぎて、ちょっと物足りない感じだ。」
人形くくぅ「もうちょっと、辛い、とかね。唐辛子がたくさんとか。
こくまくくぅ「味つけがもう少し独特、とかね。魚醤か、何かエスニックな味もしているんだけど。まあ、わかりやすい、普通においしい、ラー油系の肉みそ和え、という感じだ。」
人形くくぅ「山椒粒が入っているので、担担麺風かな。ゴマペーストなしの。
こくまくくぅ「坦々麺も、最近、ちょっとありふれているからなあ。意表を突かれない、というか。」
人形くくぅ「坦々麺よりも、もっと、スパゲッティっぽい感じかな。
こくまくくぅ「そうだね。ミートソースを食べている食感に似ている。麺も、スパゲッティぽい表情だ。おいしいんだけど、意外性や斬新さは弱い。気分転換にはいいかもしれないけど、遠方から来るものにとっては、やや軽いかな。スープオフとあるけど、台湾ラーメンは、これにスープがある、ということなのかな。」
人形くくぅ「喜乃喜がすごすぎたからなあ。
こくまくくぅ「パスタっぽいので、若者にはウケそうだ。」
人形くくぅ「水戸で待つ!
こくまくくぅ「?・・・」

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by dasenkadasenka | 2012-11-07 18:18 | つくば市

喜乃壺(きのこ)

住所 茨城県つくば市稲岡728-13
電話番号 029-836-2553
営業時間 12:00~14:00頃、18:15~20:30頃、昼の部、夜の部、共に材料無くなり次第終了
定休日 土、日(土曜休は隔週) 土、祝は昼の部のみの営業
喫煙 不可
駐車場 あり(6台)
http://www.ki-no-ko.com/



長靴りす「前回の初訪では、喜、という文字に気をとられて、うかつにも気づかなかったけど、よくよく表の看板を見てみると、看板の下部には、小さなきのこの絵が描かれていた。」
りすっち「看板の四辺の縁の部分が、なんとなく不気味に、不定形になり、ムンクの叫びみたいに、あるいは、妖怪人間ベムの冒頭部のみたいに、有機的な曲線が描く風景のシルエットのようになり出していて、下辺は、まさに、なだらかな山のような丘のようなシルエットに、ひらけた空、といった按配で、そのどことなく憧憬に満ちた中間色の背景の前景に、端っこの方の目立たないところに、やはりシルエット様の、小さなきのこが一つ、ぽつねんと描かれている。しかも、2枚の看板に、それぞれ、違った構成で、だ。」

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長靴りす「なんだか薄気味悪く無音のような、きのこを配した、ちょっとシュールな気配の、静かな風景画だ。なんでもない看板絵、のようでいて、しかし、妙に気になる細部だ。」
りすっち「なにげに気になる、奇妙なポンチ絵だ。細部にきのこが宿る、か。神は細部に宿る、みたいだ。」
長靴りす「神は細部に宿る、という。この世の真ん中にひしめくのは、人間的な、あまりに人間的なものばかりだからだ。神がある、としたら、この世の端っこ、というわけだ。」
りすっち「悪魔は細部に宿る、ともいう。契約書の、よく注意しないと見落としがちな、目立たない細部に、契約者にとって不利となるような条項が、わかりにくいように、さりげなく書き添えられている、というものだ。」

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長靴りす「店員さんたちの着ている、揃いのユニフォームの、黒いTシャツにも、白抜きで、絵が描かれているよね。大木が一本、ど真ん中に描かれているんだけど、その鬱蒼とした葉むらの中に、枝にとまっているフクロウが一羽いて、その木の根元あたりには、たくさんのいろいろなきのこが群生している、というものだ。うーん、ただならぬ感性だ。この木は、喜びの木(喜)か。お店の背後にも大きな木があるしなあ。雑木林の美しい茨城へのオマージュでもあるのかなあ。いい雑木林があちこちに残っているんだなあ。」
りすっち「蠱惑的な絵心だ。華丸に迫る、気がかりな、ときめきピクチャレスクだ。なんだろう、もともと、店主さんは、きのこ好き、なのだろうか。きのこ、がまず頭にあって、ついで、喜元門にひっかけた店名を考え付いたのか。底知れぬ感性だなあ。おもしろついでに、完全に場違いな蛇足ながら、連想的なエピソードとして、前衛音楽家のジョン・ケージが、きのこマニア、だったことを、書き添えておくべきだろうか。無音の1分何秒かのコンサートをやった人だ。静まり返った会場内には、たまたま会場の外に降っていた雨音が静かに響いた、という。」

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鶏支那蕎麦 塩 直火  680円

長靴りす「喜乃壺の衝撃は、うまさ、のみならず、ラーメンのビジュアルの美しさだ。こんな美しい塩ラーメン、も、めったにお目に掛かれないだろう。」
りすっち「味を考えて作るのは当たり前だけど、見た目の美しさに腐心していないはずがない。ビジュアルと同時に味作りもすり寄せているはずだ。車輪の両輪というか。見事な両立ぶりだ。」
長靴りす「ここは、ラーメン作りの手際において、味覚と視覚の調和は、はじめからはずせない、といった緊張感が高いなあ。まあ、見た目にも秀麗な、美しいコンソメ・スープの実現に心を砕くように、料理の味と見た目の美しさは、もともと不可分だ。」
りすっち「美しいものは、まず、うまい、はずだ。科学者の実用的な観察スケッチにも、美しさが求められ、その優劣がある、というからね。実用本位だろうとも、およそ何であれ、優れたものは、機能と一体の外観も美しい、ということのようだ。」
長靴りす「単に美的、美意識、というのではなくて、カチッとはまった見事な感覚、というかね。そういう、揺るぎなさ、あるなあ、ここのラーメン。味のことは言わずとも、見ただけで、自ずと伝わろうというものだなあ。味わい、見た目、いずれも、シンプルで、ピュアだ。こんなものに出会ったら、賞賛を送らなければ失礼だろう。」
りすっち「見た目同様、この上なく品のいい、うまい味わいだね。美的のみならず、なんか知性の感じられる味わいだ。」
長靴りす「常識的に勉強して、ラーメンのことをいろいろ知っている、とか、そういうことじゃあなくてね。脳や五感の高度なはたらきが、ここに結実している感じだ。」
りすっち「料理の引き出しがいくつもある、とかいうのとは別の、もっと直観的な知性、感性がすぐれている、と思わせるなあ。きのこ絵のセンスなんか、ある意味、それを教えてくれる徴、なのかもなあ。」
長靴りす「ちなみに、ついでに言っておくと、喜元門の、猫の絵、もいいなあ。喜び腹巻きねこ(下図参照)。」
りすっち「まあ、こういうものを実現する、集中力や忍耐力は並大抵ではないだろうね。息を呑むような、鶏スープの穏やかなうまさだ。」
長靴りす「ここの、味覚センスは、これみよがしのうまさ、というより、さりげない絶妙さ、だよねえ。十分に、万ウケするであろうのに、俗っぽくないというか。スゴ業だ。」
りすっち「店主さんは、たぶん絶対に完璧主義だろうなあ。味の黄金比率なんじゃあないかなあ。たかがラーメンと言わせない迫力がある。」
長靴りす「個性的なブレはそぎ落としているような。やはり、直火チャーシューも絶品の味わいだ。こんなものに出会えたことって、喜び、だろう。」

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つけそば 炭火 760円

長靴りす「真空、といえば、昔は、赤胴鈴之助の真空斬り、とか、キックの鬼の沢村忠の真空飛び膝蹴り、とか、だったけど。」
りすっち「古いですよう。」
長靴りす「まあ、今では、喜元門の鶏白湯、なのかもしれない。」
りすっち「真空って、最初、失礼ながら、ださいネーミングだ、と思ったけど、安直というか、ベタというか、でも、慣れてくると、しっくりくるなあ。何だか不気味なスゴ業のような気がしてくる。」
長靴りす「なんとなく、引き、があるよね。」
りすっち「この、喜元門ゆずりの、つけダレ、自家製太麺、うまみが、クライマックス、だ。」
長靴りす「泣けますよう。」
りすっち「茶色い色をしているつけダレの鶏白湯は、白い色の系統とは別の、独特のうまみがある。巨大な圧力鍋で、鶏を丸ごと溶かしているので、こんな色なのかなあ。」
長靴りす「かつお節の節粉が、かなり強いうまみを添えている。パンチの効いた味わいで、徹底的にうまみのバランスを整えている感じだ。クリーミー・ホワイトな、マイルドな、ミルクっぽい鶏白湯より、大人っぽい感じだ。」
りすっち「こういうのは、そうそう家で作れないからなあ。栄養ありそうだ。自家製太麺は、かたくもっちりしていて、うまい。」
長靴りす「チャーシューも、シナチクも、味玉も、やはり、絶妙なうまさ、淡い甘めの味わいで、とってもテイスティ、だ。味玉は、とても煮しまったような感じなのに、半熟で、すごくうまい食感だなあ。」
りすっち「自家製麺とスープは、肝胆、相照らす、といった具合で、不可分だ。この味覚の新しさ、新しい味わいのプレゼンテーションは、自家製麺とスープとの、切り離せない車輪の両輪だ。この店が、なお、それを証明している。喜元門に弟子入りした喜乃壺の店主さんは、賢明だなあ。」

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おまけ 喜元門ねこ




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by dasenkadasenka | 2012-11-02 18:47 | つくば市

喜元門 つくば東光台店

住所 〒300-2635 茨城県つくば市東光台3-7-10
電話番号 029-847-1219
営業時間 12:00〜14:00 18:00〜21:00 なくなり次第終了
定休日 水(夜の部)、木
喫煙 不可
駐車場 あり
http://kigenmon.com/


長靴りす「こんにちわ。喜び系りすです。とうとう、喜という文字が、頭の中で点滅してしまいました。」
なたりーす「喜という文字が、ラーメンを食べる喜びを超えて、魂のサプリメントとなりつつあるかのようだ。」
長靴りす「喜元門というより、こりゃあ、羅生門だ。」

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なたりーす「喜元門は新しい。麺もスープもチャーシューも新しい、と思うけど、ラーメン地図というかラーメン世界観を塗り替えられてしまうかのようだ。」
長靴りす「何かが新しい、ということは、他が色褪せて見えてしまうということだ。こんな骨太な斬新さは、めったにない、という感じだ。結局、茨城の新しめのラーメンのたいていのものが、喜元門の潮流の中にあるように思えてくる。」
なたりーす「麺の感触は、ちょっと、小櫻(土浦)の自家製麺に触発されたのかなあ、という気もするような。小櫻の太麺も細麺も、革命的にうまい。独特の触感がなんとなく、小櫻を思い出すんだなあ。」

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海老まぜ・醤油 720円

長靴りす「最近食べたまぜ麺、まあ、TETSUのまぜ麺だけは別格で殿堂入りとして、あとは、似たり寄ったりで、あまり、ぱっとしないなあ、と思っていたら、なんと、喜元門は、まぜ麺まで、驚きの斬新さだった。まさか、まぜ麺で新しい感じに出会えるとは予想外だった。」
なたりーす「そうだね。まあ、ありきたりな感じだろうと思ってた。初めて小美玉の喜元門に行ったとき、ちょっと食べてみたくて迷ったんだけど、なにしろ、初訪の者にとって、混乱するほどメニューが多いからね、でも、桜海老粉入りと説明されていたので、頭の中で想像して、高をくくって却下した。魚粉や海老粉のまぜ麺は、イマイチだ、と思っているので。そんなわけで、気になってはいて、まあ、食べてみたいと思いつつも、なんだかんだ、なんとなく、今日まで先延ばしになっていたんだけど、ようやく、今日、いただいてみたら、御見それしました、ということにあいなった、というわけだ。」
長靴りす「ひょっとして、内容が変わったのかもしれないね。桜海老粉末、という感じでもないからね。グリッターの、あの激ウマの海老油をもっと過激にした感じだ。」
なたりーす「小海老を油で揚げてあるのだと思うけど、小海老のクラッシュされたフレークが、香ばしい、なんてもんじゃあなくて、これでもかと、過剰に香ばしくて、苦みさえかなりあり、恐ろしいほどにうまい。このやりすぎ感満載の、強力な力技は、いったいなんだろう。」
長靴りす「よくぞ、やってくれた、という感じで、余りあるほどだ。超、という接頭語がつかわれる他はない感じだ。」
なたりーす「ひさびさに、ガツンときた。これがくどすぎると思う人は、食べなくてよろしい、と言いたいなあ。こんな海老味は、食べたことがない。手加減のない、焦がし味のインパクトが大きく、さしずめ、にがえび、といったところだ。喜元門は苦み走っているなあ。」
長靴りす「この躊躇のない、味の作り方は、間違いなく先を行くもの、だろう。半端ない海老風味の、マックス強調形という感じだ。たぶん、やたらに、マネはできない。バランスを崩すからだ。おそらく、この自家製太麺の力強さがあって、はじめて成立するのだろう。太麺のうまさも、負けずに、ぐいぐいと押してくる感じだ。」
なたりーす「たいていのまぜ麺が、子供じみた手すさびのように思えてくる。ガキくさく、ジャンクとばかりに、いろいろな具材を投入したりもしていない。この一本気なシンプル感が、凄味だ。本当に、忘れ難いうまさだなあ。」
長靴りす「この激ウマ海老油の、油そば、という仕上がりだね。うまい自家製太麺と、うまい香味油だけの構成で、十分に成立している感じだ。この手際、強力なうまさ、天才的という感じで、これが、まぜめんだ、と再定義をうけたかのようだ。」
なたりーす「これは、醤油味だけど、なんと、塩味バージョンもある。これはもう、やばいだろう。まぜ麺の塩味自体、はじめてだ。ぜひ、これも食べてみたいなあ。さらに、海老ラーメンというのもある。これも食べたい。」
長靴りす「台湾ラーメン、スープオフ、というのもある。絶対にうまいだろうなあ。太麺は、前回のつけ麺の時より、弾力に富んでいる。調理法で表情が変わるのか、日によって違ったブレなのか、あるいは、違う太麺なのか、わからないけど、いずれにしても、とにかくうまい。」

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芳醇煮干・醤油 760円

長靴りす「最近、よく煮干しラーメンを食べるので、まあ、なんとなく、まあまあ煮干しなんだろう、と油断して構えていたんだけど、こちらも、予想を裏切られた、感じだ。想像上に、強い煮干し感だ。この店は、とりわけ、強いのか。」
なたりーす「本当に驚くほどうまいし、最近の中で、マックスの煮干し感だ。芳醇と名づけられているのは、このためなのだろうなあ。形容詞は伊達じゃあない。形容詞に恥じないインパクトの強い香味だ。」
長靴りす「油が多めで、こってりしたうまさだけど、その油からも煮干し臭さがたちのぼってくるような、強力な布陣だ。ものはまったく違うけど、かまや(須賀川)の超濃厚かつおだしスープの油多めを思い出すようだ。」
なたりーす「使用されている細麺も、にがにぼしの極細麺とはべつの、それよりやや太い細麺で、この自家製細麺が、また、格別にうまい。この強いスープに負けないのは、やはり、この強い食感を誇る、自家製麺なのだろう。」
長靴りす「世の中に、たくさん煮干しラーメンはあるけど、こんなに違いがある、独自の感じはなかなかない。たいていのものが、色褪せて感じられるような、印象深い冴えがある。作り手のコンセプトや情念がはっきりしていて、それがよく伝わる、という感じなのかな。」
なたりーす「喜乃壺、むじゃき、TETSU、など、うまい煮干しの中でも、最強かもね。細麺の満足感も高い。なんていうんだろう、ここの麺は、硬質な味わいでキレがあり、そして、身質が詰まっているというか、みっちりと中身の密度のある麺で、食べごたえがあり、充実感があり、かつ、うまい。スープだけ、でなく、この麺との組み合わせでうまいことが、味わう上で欠かせないだろう。半端ない、力強い相乗効果を演出している。煮干しラーメンはめずらしくない、けど、やはり、全体に、斬新な感じがする。」
長靴りす「ここのラーメンを食べると、とにかく新しいという感じがして、周囲のラーメンが、なんだか古臭く感じられてくる。ひとたび、この新しさに意識的になると、世界観が変わってしまうといって、大げさでない、と思うなあ。絶対に、ありふれているものではない。一見、ただのラーメンなのに、何もかもが、変わってしまっているかのようなのだよねえ。」
なたりーす「気づくと、元に戻れない、ような。スープも麺も、オリジナリティの感触が高く、それが、新しさの指標になる、感じなんだよねえ。常識的なうまさにとらわれていない、ということなのかなあ。普通にうまい、じゃあなくて、おや、と思う、うまさ、なんだよねえ。」
長靴りす「麺とスープばかりでなく、チャーシューも、新しい食味の手ごたえだ。判でしたような、チャーシュー観、ではない。目からうろこが落ちる思いだ。」
なたりーす「やはり、貪欲なまでの、独特な強い動機づけに裏付けられている、と思わせる。そういう強い自己主張のパッションに、裏打ちされ、支えられていることが、精彩のある新しさを生み出す、ということなんだろうなあ。まじめに一生懸命アンテナを高くして、常識的に、流行っているものや、変わっているものなど、新しいものを見つけて、取り入れる後発的な姿勢とは、明らかに違う、源流の凄味やエレガントさがあるんだよねえ。」
長靴りす「なんと、長年の我のチャーシュー嫌いを叩き直してくれた。直火好きぃー、炭火好きぃー、低温好きぃーーー、という感じ。」
なたりーす「確かに!」

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by dasenkadasenka | 2012-11-01 18:26 | つくば市

喜乃壺(きのこ)

住所 茨城県つくば市稲岡728-13
電話番号 029-836-2553
営業時間 12:00~14:00頃、18:15~20:30頃、昼の部、夜の部、共に材料無くなり次第終了
定休日 土、日(土曜休は隔週) 土、祝は昼の部のみの営業
喫煙 不可
駐車場 あり(6台)
http://www.ki-no-ko.com/


こざるききぃ「おくれてやってきた喜乃壺びとです。その存在は知っていたけど、喜乃壺には、長い間、行かないままだった。」
のりす「勘違いして遠いと錯覚していたということもある。まあ、遠いんだけど。でも、遠いから行かない、ということもないんだなあ。なぜか、その空白の周りをまわっていたかのようだね。すぐ近くの旧猪貴には来ていたのに、ここにあるの気づかなかった。」
こざるききぃ「きのこ、という店名の響きが、自分にとってはどことなく居心地悪いというか、違和感があったせいもある、だろうか。」
のりす「奇妙で、ユーモラスだけど、少し窺い知れないような。ラーメン店と思えないような響きだ。なぜ、きのこ、と。漢字の字面を見ても、なお、やはり奇妙だ。表の看板の、喜乃壺という文字の背後には、喜びという文字が、喜元門のオーラのように、透かし見えているね。喜元門ラブなのだろう、と、納得はいく。」

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こざるききぃ「まあ、尋常ではない語感センスながら、漢字の意味から、まあ、そういう意味なのかと思って、そういうことなのかと合点して、店内に入ると、なんと、きのこの置物というかオブジェが棚の上に飾ってあり、きのこの絵が壁に掛かっている、ではないか。うーん、くらっとするなあ。」
のりす「他に装飾らしきもののない中にポツンとね。このしぶい趣味は並大抵のものではないなあ。かなりな趣味人だなあ。ただものではない、高度な装飾センスだ。」
こざるききぃ「さりげなく不気味にハイセンスな感じで、華丸に匹敵するなあ。なんていうか、少しだけ、時空が歪むというか。」
のりす「店主さんは、喜元門にお客として通っているうちに惚れ込んで弟子入りした、とのことらしいけど、これだ、と思ったのであろう、その直感的に見抜いた眼力は、慧眼だなあ。その直感的なビジョンの実現力が、ラーメンに、見事に結実している感じだ。一口食べて、圧巻の出来栄えだ。」
こざるききぃ「やばい、という感じだね。自家製麺もスープも冴えに冴えているという感じが伝わる。まあ、弟子である以上、師匠にとっても、自分を超えてくれるのが本望と思うけど、本当に、師匠を超えるのではないか、と期待できる勢いが感じられる。頼もしいなあ。」
のりす「ラーメン以外の運営システムもスマートだ。おさえるべき基本的な接客システムは、すべて、無難に、軽々とこなしている。もう、これくらい、常識だし、標準装備だろう。店員さんがきびきびしているので、お客さんも、自ずときびきびしている。店主さんが、そうとう、お客さんの流れに気を配っているのがうかがえる。」
こざるききぃ「何より、喜元門ゆずりだけど、12時開店で、昼は2時間しかやらないから、そのタイトな営業時間内を充実させようという気迫があるし、その心地よい緊張感が、お客さんのだらけた姿勢をも許さないのだろう。これは、商才だ。混雑時にもかかわらず、マンガ読んでたり、だべっていたり、煙草吸ったり、乳幼児に食べさせたりしている、ような、だらだらした姿勢を、許さないし、防げるだろう。」
のりす「ちょっとあわただしいけれど、賢い選択かもね。公共空間なので、何事も、てきぱきとこなして、最低限のことはさっさとかたづけて、次へのステップと、次のステージへと向かわなければね。喜びは、みんなで、努力して、協力し合ってこそ、うまく形作られるものだ。」
こざるききぃ「まあ、喜元門というネーミングには冴えがある。才覚というかね。それを受け継ぐ、喜びの相乗効果のような、師弟コンビだ。」
のりす「最強の喜びタッグかもね。喜び、はすごい。前に、喜元門の研究学園店に行ったときに、お店に電話して、お店の人に場所を確認したら、駅前までくれば、喜びという字が見えます、と言っていた。そのこたえが、妙に印象的で、いつまでも頭の中でこだましている感じだよ。」
こざるききぃ「喜元門の水戸進出で、喜びパワーは、ますます勢いにのりそうだ。水戸は、喜びのホットスポットになるだろうなあ。」
のりす「喜び最前線だ。茨城は、喜び一色になってしまうかもね。大勝軒の勝の次は、喜、か。」
こざるききぃ「龍の字の勢いも気になるところだよね。喜元門は、大勝軒のようなモンスターに成長するかもね。喜乃壺はそんなことを予感させる、喜び系のすぐれた萌芽であるかのようだ。」
のりす「喜びの俊英だ。」

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台湾らぁめん 650円

こざるききぃ「台湾ラーメン、というのは、名古屋の名物らしい。食べたことはないので、よく知らない。ネットでざっと見てみた、けど、写真で見る限り、この喜乃壺のものほど、美しい感じはなかったかな。」
のりす「これは、あの、名品、えるびすのぺペロンチー麺を思い出すよう、だけど、あれを、超えてしまったか。というような、圧巻の出来栄えだ。」
こざるききぃ「デビルドラゴンとかも。料理人として、凄腕、と感じさせる、非常にハイセンスなうまさ、だ。これが650円、は、打ちのめされる。しびれるなあ。」
のりす「見た目だけでも価値ありの、きれいさだ。この見た目の美しさで、すでに、腕前、才覚のほどが知られようというものだ。こんなふうに、そうそう誰もがつくれるわけじゃあない。おしゃれ感もそうとうなものだ。」
こざるききぃ「ちょっと感動的だ。これは、もともとは限定品だったそうだけど、限定品を出すなら、このくらいのレベルのものを出さなくてはならないだろうね。見た目だけでなく、食べても裏切られない、どころか、衝撃だ。麺を引きずり出すと、麺も美しい。自家製細麺の、なんというシャープな出来栄えだろう。」
のりす「スープは、甘酸っぱく、そして、当然、かなり辛い。激辛で、ちょっとよくわからないけど、煮干しも入っているのかなあ。」
こざるききぃ「スープの味、辛さ、ともに、心地よいほどに、ストレートなうまさだ。特筆すべきは、この自家製極細麺のうまさだ。スープとの絡みの中で、極上のうまさ、食感だ。」
のりす「麺が、スープに合っているなんてもんじゃあないね。非常に精巧にできている。そう言っちゃあなんだけど、こんな、やや辺鄙な街道沿いに、唐突にぽつんと一軒あるお店で出てくるとは思わない感じだ。」
こざるききぃ「喜元門の与えている独創的な形式の中で、スタイリッシュな精妙さを極めている感じだ。スマートで、鮮やかで、しかも、地に足の着いた安定感がある。」
のりす「色物的な、上っ調子な感じはないよねえ。恐るべき、期待の料理人という風格だ。」
こざるききぃ「まあ、もう、みんな、そう思っているのだろうね。」
のりす「ひき肉がたくさん入っていて唐辛子やネギと絡んですごくうまい。具は他にない、シンプルな構成が心憎い。」

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煮干蕎麦・醤油・中太麺・直火焼き 730円

こざるききぃ「煮干しそばは、券売機の左上の角の、看板メニューの場所にあるので、それを。中太麺か細麺か選べる。最近、中太で煮干しスープをあまり食べていないので、中太にしたけど、これもうまい。」
のりす「看板だけあって、すごくうまい。パーフェクトな感じだ。うまいといっても、ヘンにうますぎず、俗っぽくない、品のいい味わいだ。煮干しの香り高く、煮干しのまろやかなうまみの厚みがある。中太麺のせいでよけいにそう感じるのだろうけど、中太麺の味が強く感じられるので、穏やかなあっさり感がある。たぶん、細麺だと、また、味わいが違うのだろう。」
こざるききぃ「自家製中太麺は、粉くさくなく、食感もさっぱりとした、かたい味わいで、上質で、新しい、と感じさせる、喜元門ゆずりの麺の味だ。」
のりす「この喜元門系の麺の味は、食べているうちに、知らぬ間に、他店の既存の麺を古臭く感じさせるもので、これが、一番、現在そつない味と思うようになってしまうような、支配力や決定力がある。」
こざるききぃ「今風の麺の潮流の源流という感じだ。スープにも同じことが言える。今風の鑑という感じだ。何がどう、と、うまく言えないけど、新しい、と思わせるのだよねえ。むじゃきなんかも、こうした流れの中にある、という感じだし。もう、もどれないのかっ。」
のりす「そうした流れの、まあ、やはり、選り抜きのエリートという感じを、思わせるなあ。たいへんに優秀だという感じが漂っている。」
こざるききぃ「喜元門ゆずりの、チャーシューの選択制で、4種類の中から選べるんだけど、この直火焼きチャーシューが気に入っている。しかし、ここの、直火はすごかった。厚み、形状が、完全に肉、ゴージャスな肉、だ。肉質が独特の噛み応えで、うまい、を超えた、うまい、だ。」
のりす「この絶妙な噛み応え、というか食感は、絶妙で、考え抜かれたもの、と思わせる感じだね。」
こざるききぃ「この、絶品的ピンポイントの提示がすごい。何より、とりわけ感心したのは、味つけの薄さだ。語弊があるかもしれないが、ほとんど味がない、のに、うまい。通常のチャーシューの味つけ感が、凡庸に思えてくる感じだ。」
のりす「最低限の塩味なのかな。これは、肉のうまさを知り抜いていないとできないだろうね。シンプルな、しかし、肉の味を最大に活かしている、スゴ業の味つけじゃあないかなあ。肉のチョイスや扱いや調理に自信がなければ、できないんじゃあないかなあ。前回、喜元門の直火に感激している旨を書いたけど、この肉感が、また、ラーメンのの中で、すごく合っていて、これもあり、というより、チャーシューより高度な感じがしてきた。」
こざるききぃ「ラーメンとしてうまいよね。キレにキレているなあ。チャーシューに入れ込むことが、少ないんだけど、これは、ハマるなあ。こんなことってあるんだなあ、という驚きだ。ラーメンだけでなく、さらに感激ひとしおだ(喜)。」

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by dasenkadasenka | 2012-10-26 18:45 | つくば市

喜元門 つくば東光台店

住所 〒300-2635 茨城県つくば市東光台3-7-10
電話番号 029-847-1219
営業時間 12:00〜14:00 18:00〜21:00 なくなり次第終了
定休日 水(夜の部)、木
喫煙 不可
駐車場 あり
http://kigenmon.com/


のりす「遅れてやってきた喜元門キッズです。ようやく、なんとはなしに恐れて遠ざけていた、茨城ラーメン事情のことの核心、喜元門の中枢、東光台店に足を踏み込んでしまった、とまあ、そんな感じかな。」
りすざる「無邪気にキラキラしていた時を過ぎると、恐ろしげな門が立ちはだかっていた、というわけだ。」
のりす「つくばというのは、だだっ広くて、めまいがするような土地だ。お店はけっこう見つけづらかった。いかにも名店的な、派手な華やかさ、というのでもない、意外にも、割と地味なたたずまいだ。うーん、できるなあ、という感じかもねえ。」
りすざる「店内に入ると、店長さんが、強烈な存在感を放っている。ああ、やばいやばい、って感じだ。」
のりす「ある意味ワイルドな店内だ。かつての小美玉店に通じる。いろいろな意味で勉強になるなあ。」
りすざる「喜元門の水戸店ができるので、そこで行けばいいかなあ、とも思えるのだけれど、やはり、店は味の一部だとも思い、行っていない東光大店に来た次第だけど、来てよかったという感じだ。」

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のりす「はじめて、喜元門、小美玉店に行ったときは、いただいた2杯が、両方とも魚粉入りだったので、ちょっと躓いた。他にも、躓いた理由は考えられる。東京などからやってきて躓いた人も同じ理由じゃあないかな。メニュー数が、やたらに多くて散漫な気持ちになること、チャーシューの選択が面倒くさいこと、座敷が相席なこと、店内がやや粗放な感じなこと、などなどだ。」
りすざる「開店時間が12時からなのも慣れない。他県や東京だと11時が定番だ。茨城はたいていが、11時半だ。喜元門は、昼2時間しか空いていない。」
のりす「そういうことが、なんとなく、なんだか、単なるローカリティだと思って、面食らうのだけれど、ところが、慣れてみると、けっこう意外に、それらは独創的なことではないか、と思えてくる。12時開店というのも、すごい才覚ではないだろうか。」
りすざる「ある意味、店の独創性が、はじめての人には、とっつきにくいだけだ。」
のりす「ラーメンも独創性に富んでいる。でも、初めての人は、名店のラーメンと身構えすぎるために、いい出会い方を、し損ねがちだ。最初にいただいた印象だけで、判断し、先入観を持つ、のは、けっこう危険だ。」
りすざる「けっこう、俗っぽいわかりやすさ、でもないしね。何度かいただいていくと、なかなかすごいことに気がつくなあ。簡単にやり過ごすのは簡単だけど、一筋縄ではいかない。」
のりす「おそらく、茨城県に、独創的な新しいラーメンの味わいの流れを開拓したことは、まちがいない。その影響力は大きいなんてもんじゃあないね。」
りすざる「コロンブスの卵、と同じで、やってしまうと、できてしまえば、簡単なことのように思えてくる、けど、最初の一歩は、大変なことだ。多くの人はそれに倣うだけだ。」
のりす「何もないところに、創造的な一撃があったのだ。まあ、一種の破天荒な力業というか、手腕の発揮ぶりの大胆さがある。剛腕で大きい感じだ。」
りすざる「スープも、自家製麺も、チャーシューも、独自性がある。けっこう大変なことだ。ある意味、その個性的な調和は天才的だ。」
のりす「これくらい、東京にもある、って言ったりする人もいるけど、それはどうだろう、たぶん違うな。意外にないのだ。そういう話は、たいていスープのことを言っているけど、スープ+自家製麺の独特の味わいは完全にオリジナルだ。」
りすざる「東京に、それほど自家製麺の店があるわけじゃあないからね。独創的なものに出会うと既知のものと並べて安心しようとするからね。」
のりす「自家製麺の風味、その麺自体の独特の持ち味は、スープに独特の影響を与える。そうした感じにおける、清湯、白湯の新しいオーソドクスを提示している感じだ。スープのだしの仕上げは、意外にも、けっこう、そこに溶け込む、麺の風味だ。とりわけ、自家製麺は、その店ならではの独特の風味を持つ。」
りすざる「それがオリジナルな、強いつかみ、を生むよね。意外と重要な決め手だよね。」
のりす「製麺所の麺にもうまい風味があるけど、品質管理や衛生管理などの徹底の必要があるから、独特の個性的な、マイナーならではの手作り的な風味がない。手塩的な熟成感が違う。すしで言えば、名人が素手で握ったシャリと、機械的に型抜いたシャリの違いのようなものだ。」
りすざる「日本人は、すしやおにぎりなど、あるいは漬物など、手塩的な、微妙な味わいには敏感だからね。そういうものには、鋭い感受性がある。」
のりす「自家製麺の名店には、そういう、最後のひとくせ的な味わいがある気がする。とみ田しかり、小櫻しかり、華丸しかり、大進しかり、ことぶきやしかり、むじゃきしかり、大盛軒しかり、活龍しかり、などなどだ。」
りすざる「とみ田や活龍なんか、さらに、ゆであがった麺を素手で、ぎゅうぎゅうしごいてさえいるしね。近年は、ビニール手袋している店もあるけど、あれ、だめだなあ。あれだと、まさに衛生管理だ。素手だと思うけどなあ、最後の決め手の味つけは。」
のりす「自家製麺は、最後、その店にしか出せない、独特の風味を仕上げる感じが、喜元門を食べるとわかる気がする。その麺+スープの独自性の高いうまさが、強い愛着のもとになる。この自家製麺を製麺所が真似しても、たぶん、追いつかない。どうしても軽い感じになる。もちろん、そういった、画一的な処理感がいい、といえば、それはそれだ。」
りすざる「匿名の既製品ではなくて、創作者の手作り感がの強さがあるね。湿気や湿度の管理や、寝かせ方、熟成や発酵、など。それが、決定的な詰めになるのかなあ。最後の独特の深みというか、重さというか。まあ、理屈ではない、麺とスープとチャーシューのトータルなセンスの新しい感じが、喜元門にはあるんだよね。それまでのラーメンが古い気がして困るよ。」
のりす「贅を尽くしてスープを作っても、人をうならせるような、何かが足りないなら、一つ考えられるのは、その店独特の自家製麺そのものの味や香りだ。とまあ、喜元門で食べていて、そんなことを思った次第だ。」
りすざる「ラーメンづくりの手際に、オリジナリティが高くて、トータルに新しいスタイルを確立している。繊細かつ、何か、荒ぶる力技を感じるよね。店主さんが、カリスマ的な人気を誇るのも頷ける。」

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苦煮干・塩・炭焼き 760円

のりす「とりわけ、この自家製の細麺のうまさは絶妙だ。かための感触で、最後までへたれない。独創性にあふれる、うまい細麺だ。まさに、ここから、歯応えの細麺時代がやってきそうだ。」
りすざる「最近の自家製麺の細麺に、こんなうまい細麺食べたことないと思う人は多いのではないかね。既存の細麺が食べられなくなる感じだ。それに、うまい煮干し味だ。スープも、単に、いたずらに、いろいろとつくっているのではなくて、煮干しなど、が、本当に好きなのだろうなあ。煮干しラブ、が伝わる。」
のりす「煮干しへの感性が鋭いのだろうね。このスープの苦さは、煮干しを愛する人ならではだろう。」
りすざる「炭火焼きチャーシューも肉感がすごくうまい。チャーシューにも革命が起きている。」
のりす「麺スープともに、強い共感のインパクトがある。まだ、喜元門全体を攻略できていないのだけど、研究学園店で出しているものとは、違うのかな。今後の楽しい課題だなあ。」

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鶏魚介煮干つけそば300g・直火焼き 800円

のりす「つけダレは、かなり、独特のにおいがしている。おそらく、ナンプラー、とか、しょっつる、などの、魚醤系のにおいではないだろうか。けっこう強く、思い切った使い方だ。すごいといえる。知らない人は、なんのにおいだか、頭を悩ますかもしれない。」
りすざる「こういうセンスが才覚だよねえ。魚粉が入っていないので、その代わりに登場した新機軸なのかな。魚粉より、グルメな深みがある。クセになる風味だ。好き嫌いはあるかもしれない。」
のりす「太麺は、やや平たい形状だ。やわらかめで、独特の食感だ。こうした麺のやわらかさは、二郎の、三田本店やモリジなどもそうだけど、通俗的にウケるような歯応え感、凡俗なもちもち感、しこしこ感のわかりやすさとは違い、通好みかもね。時代は、やわらか太麺時代に突入するのかもしれない。」
りすざる「こちらは、直火焼きチャーシューで。これは、とにかく気に入っている。もう、肉、だ。近年、チャーシュー食傷気味なので、この肉感は、目からうろこの感激だ。」
のりす「ラーメンにチャーシューではなくて、肉が合う、という、衝撃の新感覚だよね。」
りすざる「まあ、とにかく、他では、まねのできない、わしづかみのうまさがあるなあ。」

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by dasenkadasenka | 2012-10-25 18:34 | つくば市