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カテゴリ:水戸市( 184 )

麺 一直  思わぬところで、らぶあぶら計画の最終章なのか!? という衝撃

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住所 茨城県水戸市見川2267-3
電話番号 029-241-1330
営業時間 11:00 ~ 15:00/18:00 ~ 21:00
定休日 月・木曜日
駐車スペース 有
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こくまくくぅ「今やラーメンは、軽薄なノリだけの時代ではなくなってきた。」
人形くくぅ「いい加減、話題性オンリーは飽き飽きしてきたろうし、内容の浅いものの底がすけて、やることが知れてきただろう。一過性で、すぐに消えるし・・・
こくまくくぅ「ネットの普及が、派手な話題性に、とりあえずおもしろずくで、まず飛びついただけの、上げ底現象だ。」
人形くくぅ「若者人気と言っても、そもそも若者の見識や舌感覚など、はじめから信用なんかできないわけだし。多くの人が、そろそろつき合わなくなるんじゃあないかね。ローカルな珍しもの好きも、冒険どころか、余計なゆるさの容認だったわけだ。そうした、情報上のから騒ぎも消費され尽くした感じがする
こくまくくぅ「たぶん、ラーメンももう末期なので、三流の乱痴気騒ぎも終息し、落ち着いた実力主義に収束していくだろう。」
アブラ―マン「私は、いなくならないわよ!
人形くくぅ「あ、びっくりした、だれだ、君は! いつ間にか、われらのテーブルの横に子どもが立っている・・・
こくまくくぅ「しかも、不気味なマスクをかぶっている・・・」
アブラ―マン「アブラーマン、です。わたしは、消えないわよ!
人形くくぅ「あ、横に座った。その覆面なんだか怖いなあ。
アブラ―マン「油ソバは、不滅です! 透明な油と茶色い醤油ダレ、をあらわしたマスクです。
こくまくくぅ「わかるような、わからないような・・・、それで? なんなんだ、君は。」
アブラ―マン「らぶあぶら計画と聞いてやってまいりました。
人形くくぅ「アンテナが高いな・・・
アブラ―マン「いえ、たまたまです。・・・まあ、興奮して、邪険にせず、お邪魔させてください。
こくまくくぅ「別に何も言ってないけど。」
アブラ―マン「では、らぶあぶらの、ラブ、の話からはじめましょうか・・・
人形くくぅ「・・・・・・ラブ?
アブラ―マン「そうです。男女関係です。
こくまくくぅ「そこかい。全然関係ない気するなあ・・・。それに、子どものくせに・・・」
アブラ―マン「男女関係は存在しません。
人形くくぅ「はあ・・・?
アブラ―マン「秩序世界は、自然から遊離した空虚な人為的世界であるために、動物本能はストレートに作動していません。中断されている本能の代わりに、文化があるわけです。
こくまくくぅ「はあ・・・」
アブラ―マン「男女差は、文化的に強調され、歪曲されます。単純化すれば、男性は誘惑し、女性はそれをはぐらかす、という、動物的な誘惑とはぐらかしのかけひき、が、文化的に再構築され、人工的にクローズ・アップされ、誇張されています。
人形くくぅ「なるほど、それで・・・
アブラ―マン「本能的な落としどころを欠いている、ために、そうした極端に規範化されたかけひきが、延々と増幅されて空回りするわけです。
こくまくくぅ「ふむ。」
アブラ―マン「まあ、なので、そのため婚姻という文化制度もあるわけです。
人形くくぅ「徹頭徹尾、人工的なわけだ。落としどころも文化的にしつらえる・・・
アブラ―マン「しかも、歴史的には、多く、男性中心主義であるために、男性的覇権の執拗な誘惑から逃れる、ヒステリー的なベクトルとして、それをかわす女性性が形成されます。
こくまくくぅ「あなたのいうところのものではない、というヒステリー的な否認だ。」
アブラ―マン「こうした接点のない平行線のため、男女関係は存在しないというわけです。
人形くくぅ「男性中心主義と、その支配への対抗、として、分化してしまうわけか。
アブラ―マン「そうした両者を引き離す距離を正確に測ることができるような中立的な立場は、存在しません。
こくまくくぅ「なるほど。中立的な仲裁の場所に立つ者などいない・・・」
アブラ―マン「立場は、必ず、男か女の立場に還元されてしまうわけです。
人形くくぅ「どのような立場であっても、何かを支持することになるため、正確に公平に語ることができるような、客観的な第三者の立場は、存在しない、ということか。
こくまくくぅ「ある立場は、すべて、それ自身において、他のすべてを一方的に包括している、ということだ。」
アブラ―マン「だから、伝統的な知恵は、世界を擬人化してとらえて、陰陽や、光と闇、能動と受動、のように、性差の含意をぬぐえない対立構造によって、世界を把握します。がしかし、こうした落とし穴によって、あたかも、男女は、対極がお互いに補完しながら全体を構成する、かのように、思い込みがちですが、実は、男女は、そのような対立にはない。そもそも、対立そのものを眺めている、中立的な公平な立場など、存在しておらず、あるとすれば、それは、男性中心主義でしかありません。
人形くくぅ「男性の見た、ご都合主義的な世界観なわけだ。
こくまくくぅ「常に、どちらかの原理によって中心化される他はないわけか。一方通行のすれ違いなわけだ。」
アブラ―マン「さあ、時間が来たようです!
人形くくぅ「え! 何の時間? 一方的だなあ。
アブラ―マン「おいとまです。次の講演が待っているのでね。
こくまくくぅ「講演?」
アブラ―マン「次に行くのは、これをご覧になっているあなた、のところ、かもしれませんよ!
人形くくぅ「なんだそれ。
こくまくくぅ「そんなこと、あるかい!」
人形くくぅ「あ、立ち上がった。
アブラ―マン「油ソバを食べていれば、私が来る、かもね。ふふふ。
こくまくくぅ「歩き去っていく。」
アブラ―マン「さようなら、また会いましょう!
人形くくぅ「背中越しに手を振った。・・・店から出て行った。
こくまくくぅ「釈然としない。誰なんだ、あれは・・・。あれ、向こうからミニくくぅがやってきた。」
人形くくぅ「あれ、ミニくくぅ、いま、謎めいたアブラ―マンとすれ違わなかったか?
ミニくくぅ「ええ、確かに。実は、アブラーマンから、これを預かったんですよ。
こくまくくぅ「おお! 東京多摩地区 油ソバ・コレクション、だ。」
ミニくくぅ「これを、らぶあぶら計画のページの最後に載せたらどうか、という提案です。
人形くくぅ「なるほど・・・
こくまくくぅ「ありがたいが、それにしても、いったい誰なんだ・・・」

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油ソバ 700円

こくまくくぅ「前回の一直プレゼンツ・旭川ラーメン計画は、メニュー替えのための、つなぎだったようだ。まあ、特別メニューを挟んで、値上げ申請があるのかな、と予感はしてたんだけどね。」
人形くくぅ「メニューが増えた! えびつけ、も帰ってきた! 豚清湯+えびも楽しみだなあ。
こくまくくぅ「おや、柚子醤油つけ(↓)、もある、忙しくなるなあ、と思った、その瞬間、見慣れぬ文字が! なんと、衝撃の新メニューとして、油ソバがあるではないか!!!」
人形くくぅ「見た瞬間、迷いなくメニューボタン押しました(笑)。これは、予期せぬ出来事だった。ついに、こんな事態がきてしまったか!
こくまくくぅ「今日は、前回フラれたんで、ぶたちんラーメンを、と思ってきたんだけど、ぶたちんらーは、今日もお預けだっ! (これも、食べたかったー)」
人形くくぅ「さて、メニューボタンには、油ソバ、と、油ソバ生卵、がある。えらい!
こくまくくぅ「生卵を悪く言うつもりはないけど、これは、オプションでいい! これを選択制にしないのは、一流店と二流店の分かれ目だ!!!(笑)」
人形くくぅ「もう、そういう店には行かないからいいけど。
こくまくくぅ「まあ、二流店は放っておいて、本題に。これは、古典タイプの油ソバ、です。」
人形くくぅ「下↓の写真に、東京多摩地区の古典タイプの油ソバの名店を紹介しました。地元なのでね。もちろん、自分で撮った写真です。
こくまくくぅ「一直の油ソバはねえ、古典タイプだけど、最新センスかもねえ。麺、油、タレ、ネギ、など、要素のグレードが高い。まあ、ニュークラシック油ソバ、としておきましょうか(笑)。」
人形くくぅ「まあ、ついでなので、比較すると、ここのは、油とタレの感じが、近所のえるびす(水戸)に似ていて、自分的にはやや、油が少ないかなあ、という印象もある。下の東京の大御所は、油がもっと多い気がするんだけどね。
こくまくくぅ「なんとなく、地方は、どこも、油が少なめ、なような印象だ。油っぽいと敬遠されるのかなあ。東京のだと、食べ終わったどんぶりの底に油が残るくらいだけど、今回も残らない。もったいなくて、残った油を舐める、のでよく覚えているのだ(笑)。写真の見た目でも、油で麺がもっとぬらぬらしてませんかねえ。ついでに言うと、器が、ぶぶかと、同じ(!)、ですねえ。」
人形くくぅ「まあ、あと、それに、定番の、ラー油と酢がつかない。ラー油はかけてみたかったなあ。酢は卓上にあるんだけど。最後にそれをちょっと入れたけど、やはり酢だけじゃあねえ・・・
こくまくくぅ「もちろん、何も足さなくても、十分にうまい、けどね。油ソバって、麺も勝負どころだ。麺食感と油タレ食感の相性以外の何ものでもないわけだ。この自家製麺は、極上なのでね、文句ないところ。それに、ゆで上がった釜揚げ状は初めてなので、この食感も感激。麺のかたさは、最近ずっと食べているけど、わりと交互くらいに、かため、やわらかめ、のサイクルだ(笑)。今日はかため。まあ、どちらでも良好なんだけど、やわらかめだと、もっと合うような予感がした。次はそれにあたるといいなあ。」
人形くくぅ「やわらかもっちり、ね。よりアブラに合いそうな。油の風味はいい感じだ。主観的イメージだけど、卵っぽい風味のするうまい油だ。これ、王道だ。下では、珍来軒が、まさに、それ中のそれ。タレの汁多いが油もたっぷりだ。宝華も珍々亭もそれ。あと、ゴマ油系もある。ぶぶかはそっちだ。ぶぶかは、タレと乳化させてでてくる。これも激ウマだ。ぶぶかは行列がすごかったなあ。あの辺りでは、ぶぶかと近所のホープ軒がすごい行列だった(だいぶ前の話だけど)。そろそろまた行くかなあ。
こくまくくぅ「最近、多摩地区油ソバご無沙汰だけど、ひょっとしたら、いまでは、素朴かもなあ、の懸念も。それに、向こうも変わったかもしれないし。」
人形くくぅ「とにかく吸引力抜群のパワフルなうまさ、だったけどね。
こくまくくぅ「一直のは、洗練された感じだ。最近いただいた中では、一番かもね。えるびすもいい。というか、えるびすに、タレの醤油感の濃さやあまり甘くない感じ、とかが、似ている。ちょっと面白い共通項だ。」
人形くくぅ「ここの特筆すべき特徴点は、ネギ量の多さだ。かなりな量で、まるで、モツ煮とかを食べる時のよう、だ。これが、ちょっと多めで濃いめかなと思う漆黒の醤油タレと、よく合う設計となっている。かなり特徴的なネギ感テイストの油ソバだ。ネギでガンガンくる味わいだ。
こくまくくぅ「ニュータイプ(笑)。まあ、とにかく、一直なのでね、高品質なこなれたうまさだ。」
人形くくぅ「ほんとうに、ひょっとしたら、次の流行り、油ソバ、ですよ(笑)。前回は、旭川ラーメンが次に来る、と放言したけど・・・(笑)、やっぱ、油ソバです(笑)。
こくまくくぅ「嘘から出た真もあるからなあ(笑)。蝶の羽ばたきが、台風を引き起こす、という説もあるからなあ。みなさん、今年は、ニュークラシック油ソバですよ。ニュークラシック清湯なんて、もう古い!(笑)」
人形くくぅ「いずれにしても、センス問われる。流行りといっても、そう簡単に垢抜けたものなんてつくれない、油ソバも清湯も。シンプルなだけに、やったところで、やっぱり三流店でした、と、化けの皮がはがれる店続出だろう。実力が求められている、ということでもあるのかもね。まあ、それでもって、油ソバや混ぜそばに生卵載せるんだろうけど。あれ、まずいことの免罪符ですよ。
こくまくくぅ「お詫びに(笑)。なんとか、誤魔化して食べてください(笑)。栄養もあるし、みたいな。」
人形くくぅ「下の名店には、もちろん、ついてきません。生卵載せる人ときどき見かけるけどね。高校生が、ぶぶかで、よく、生卵とマヨネーズ、トッピングして、ぐちゃぐちゃにしてたなあ。食べ盛り向け。
こくまくくぅ「だって、ラーメンに生卵載せないよねえ。それと同じだよ。普通はね。やる人もいるけど。別にやるのはいいんだけど、選択でしょ。」
人形くくぅ「まぜ麺より、具が少ない、とさびしがる人もいるけど、それも、まあ、誤魔化し、の類ですよ(笑)。シンプルさで、潔く勝負できる実力主義なら、具なんてあまりない方がいい!
こくまくくぅ「これからの、一番の流行りは、実力主義です(笑)。ハメはずしすぎたんでね。」

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つけそばゆず醤油 780円

こくまくくぅ「さて、油ソバのインパクトでかすんでしまいそうだけど、自分的には、こちらも、衝撃的に感激です!!!」
人形くくぅ「ゆず塩もいいけど、これもいい。まあ、絶好調だなあ。
こくまくくぅ「醤油に柚子は、個人的な好みではかなり好きだ。ただ、ラーメンをなめている、ふざけた使い方をする店は多いので(笑)、柚子使用を、普段、みじんも望んでいないけど、これは、いいねえ。やってくれましたねえ。柚子塩もいいし、これも、同じ仕様要領だけど、贅沢な柚子感だ。うまみたっぷりの甘い醤油味に合う!」
人形くくぅ「リッチな気持ちになれる。そうでなかったら、柚子なんて使う必要ない。あまりにも、ただ何となく使う店が多すぎだ。やはり、気が利いたふりをした、オシャレを装った、誤魔化しかも(笑)。それでまた、これは柚子ですね! いい香り! と、すぐに、おざなりに紋切り型のほめ言葉で返す食べ手コメントも多いし。
こくまくくぅ「甘からに、苦みと芳香が加わって、豪勢なつけダレだ。つけダレ、だけで、幸せな気分にしてくれる! これでしょ。」
人形くくぅ「冴えた柚子風味。トータルの味の設計、を感じるよね。ただの添え物、ではなくて。柚子と豚ちんは合うかもしれない、という、あらためての発見をさせてくれる。
こくまくくぅ「麺も思う存分うまいし。要するに、麺も、何となく用意するんだよね、凡庸店の腹立たしいところは。それ風な装いだけで。内実がない、どころか、杜撰な印象さえある。まあ、それでも喜ぶ人がいればいいのか。」
人形くくぅ「上のネギ、でもそうだけど、こちらでは、柚子、シンプルな素材の、シンプルな使い方の、頭のよさだ。惰性的でない。最大に活かせるように使う。
こくまくくぅ「どのみち、ラーメンなんて、いくつかの限られた素材から成る、わけだ。それを、吟味するセンスに尽きるよね。頭のいい組み合わせ、結合のさせ方をすれば、ブランド素材とかを喧伝する必要もない。」
人形くくぅ「それができない人が、美辞麗句の売り口上でしのぐ。キャッチコピーと生卵、同じ役割だ。
こくまくくぅ「実は三流の安普請だけど、なんとか、それでふくらめて、気持ち盛り上げて、誤魔化して食べてください、と」
人形くくぅ「まあ、あえて、ジャンクなものを食べたい、という欲望もあるんだろうけどね。
こくまくくぅ「心ひとつ分の、誠意、だよね。心ひとつ分、気が回る、とか。柚子、なんて、そこに尽きる気がする。」
人形くくぅ「心ひとつ分、そこが、店に行く気になるかどうかの分かれ目だ。

・・・・・・アブラ―マン・プレゼンツ
 東京多摩地区 古典タイプ・油ソバ・コレクション

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珍々亭@武蔵境


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宝華@東小金井


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ぶぶか@吉祥寺


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珍来軒@吉祥寺


らぶあぶら計画

油そば専門店 油゛油゛ 大甕店 その1 油そばインスパイヤー・ザ・ネクスト
油そば専門店 油゛油゛ 大甕店 その2  世界の油そばへ
まぜそば鶴也  らぶあぶら計画1 アブラ―よ、出撃の時が来た!
ラーメン ガキ大将  らぶあぶら計画 2
らあめん花月嵐 いわき湯本店  らぶあぶら計画 3  アブラー覚醒!
らーめん えるびす  らぶあぶら計画 4  蜘蛛の糸の理想
らあめん花月嵐 いわき湯本店 らぶあぶら計画5  バブルよりアブラ(?)
麺遊心 らぶあぶら計画6 らぶあごあぶら×らぶあごだし   裸の王様
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by dasenkadasenka | 2014-04-30 11:31 | 水戸市

喜元門 水戸笠原店  新メニュー台湾つけ、生理的覚醒による心拍数の上昇だ!

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住所 茨城県水戸市笠原町884-10
電話番号 非公開
営業時間 昼の部 11:30~14:00/17:30~20:30
定休日 火曜夜の部、水曜
P あり
喫煙 不可

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こくまくくぅ「最近、日曜日は、新しい店員さんが、イケメンぞろいの若手男子だなあ。」
人形くくぅ「麵屋武蔵(新宿)や坂内食堂(喜多方)ばりに、イケメン若手男子を取り揃えてきている。これは、女子必見、いや、必食、かもなあ(笑)。
タイワンマスク「私のことですか?
こくまくくぅ「あ、なんだ、君は? いつの間にかわれらのテーブルの横に子どもが立っているぞ。」
人形くくぅ「君、店員さんじゃあないだろ。それに顔見えないし。覆面かぶってて、なんかこわいぞ。
こくまくくぅ「なんだ、君は、タイガーマスクか?」
タイワンマスク「いえ、タイワン・マスクです! お邪魔しますよ。
人形くくぅ「あ、横に座った!なぜ?・・・
タイワンマスク「まあ、気になさらずに・・・・、どうぞ、そのままおくつろぎください。
こくまくくぅ「・・・って言われても、その赤いマスク、ひどく気になるよ、こわ・・・」
人形くくぅ「なんで、マスクなんかかぶって・・・
タイワンマスク「隠れているもの、が重要です。
こくまくくぅ「え・・・?」
タイワンマスク「今ここ、にはないもの、つまり、死者を利用するのが、主体の構造です。
人形くくぅ「死者・・・?
タイワンマスク「なぜか、というと、主体とは、空っぽの自己意識ですが、それは、肉体に足を引っ張られるからです。
こくまくくぅ「で・・・・?」
タイワンマスク「そうした精神-肉体の分裂、という行き詰まりにおいて、身体を欠いた死者は、ある意味、理想の主体、だからです。
人形くくぅ「はあ・・・。
タイワンマスク「エウリディーチェとオルフェオの神話をご存知ですか?
人形くくぅ「死んだエウリディーチェをよみがえらせるために、オルフェオが冥界に連れ戻しに行く話だ。
こくまくくぅ「何があっても決してエウリディーチェを振り返って見ないことが条件である。もしオルフェオが振り返ったりすると彼女を永久に失うという・・・。」
タイワンマスク「よろしい、そうです。それに、日本の神話のイザナギとイザナミも、同様の話です。
こくまくくぅ「日本神話もギリシャ神話も、生き返ることの条件、として、絶対に妻を見てはいけない、という条件をつけている。」
人形くくぅ「ところが、見てしまう・・・。
タイワンマスク「いいでしょう。こうした、神話の構造は、身体という自然的実体を故意に殺して、空っぽの主体を獲得するための儀式、の寓意、と、見ることができます。
こくまくくぅ「はあ、なるほど。視線の一撃だ。主体化なわけだ。見る機能そのものと化しているわけだ。なにしろ、その、見られる対象となるイザナギは、といえば、からだは腐敗している。死すべき身体-自然、なわけか。」
タイワンマスク「ここで、象徴的なのは、相手が女性だ、ということです。女性は、肉体性-自然性を象徴しています。
人形くくぅ「男性は、精神性-主体性、か。
タイワンマスク「そうです。神的な儀式において、女性は排除されるのは、そうしたためです。
こくまくくぅ「主体化の儀式、ということか。」
タイワンマスク「儀式のあかき空間とは、自然性を排除した、祓い清められた空間の確保です。
人形くくぅ「つまり、空っぽの主体性だ。
タイワンマスク「女性は排除されますが、男性は殺害されます。肉体を失って、空虚な名、になるのです。
こくまくくぅ「カエサル(シーザー)は、暗殺されて、皇帝の称号となる。」
タイワンマスク「要するに、死者は、身体を失って、純粋な名(空っぽの主体)となることで、継承されるようになります。原父殺しの神話とは、そうしたものです。
こくまくくぅ「なるほど、地獄の黙示録では、カーツ大佐(父)は、ウィラード少尉(息子)が自分を殺しに来るのを待っている。継承儀式の完遂なわけだ。」
人形くくぅ「キリストもそうだ。死んで、普遍的な名となり、象徴的な権威の姿となって、再び戻ってくる、わけだ。
タイワンマスク「伝統とは、死んだ者たちの作業の継承者となること、です。
こくまくくぅ「ふむふむ。それぞれの肉体は、特殊な固有性だけど、主体化は、肉体を超えた普遍性たろうとするものなわけだ。」
タイワンマスク「われわれの罪とは、結局、自らの存在そのもの(身体)、なのです。
人形くくぅ「人間の身体-自然を根源的な悪とみなしている、というわけか。
タイワンマスク「結局、道徳とは、本性-本能に従うことではなく、宇宙(自然)の彼方の不可知で、到達不能な、最高善を目指す、ということなのです。
こくまくくぅ「つまり、神、だな。人間身体には不可能だということだ。」
人形くくぅ「不完全とは、主体と身体とに分裂している状態、ということか。
タイワンマスク「その通り。まさに、そうした不完全な存在であるからこそ、目指す、ということになるわけです。
こくまくくぅ「むずかしい。」
タイワンマスク「もちろん、これは、悪循環を生んでいます。知りえない彼方や死者の意志は、人が勝手に想定して、自らをその代弁者として正当化するのに利用してしまうからです。
人形くくぅ「自らが仮想した未知の理想の根拠に基づいて、代理人という立場を利用して現実を裁断する倒錯に至る。
こくまくくぅ「その極端な例が粛清だ。」
タイワンマスク「それこそがイデオロギーなわけです。自己正当化のために、今ここにないものの代弁者となるわけです。
人形くくぅ「民主主義代表制の代表者にも、そういうところはある。見えない国民の意志は勝手に恣意的に想定されがちだ。
タイワンマスク「しかしながら、重要な点は、それ以外に、つまりは、不完全性から善に憧れる以外に、善なるものは、この世に存在しえない、ということです。
こくまくくぅ「われわれは、たいていの場合、神や死者の代弁者なわけか・・・。それで、君の仮面は仮初の身体を覆っているわけか。」
タイワンマスク「そう。美しいもので覆う。
人形くくぅ「しかし、その奥の目は、なんか、見たことあるなあ・・・
タイワンマスク「さ、そろそろ、去り時のようですな。
こくまくくぅ「あ、立ち上がった。」
タイワンマスク「どうも、お邪魔しました。ごゆっくりどうぞ・・・
人形くくぅ「ま、まて、君はひょっとして・・・
タイワンマスク「えっっ?!
人形くくぅ「・・・だて、だてみきお、じゃないか?
タイワンマスク「それを言うなら、だてなおと、でしょ。しかし、違いますな。見当違いです。的外れです。・・・また、お会いしましょ、さらば!
こくまくくぅ「背中越しに手を振りながら、立ち去って行った・・・あれはいったい・・・」

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小皇帝くくぅ「われにもマスクを・・・・・」


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台湾つけ麺 200g バラロール 780円

こくまくくぅ「またまた! メニュー増殖だ!(笑)」
人形くくぅ「そうきたかっ! の新メニュー、台湾つけ麺、だ!(笑)
こくまくくぅ「台湾系が、ラーメン、まぜ麺、つけ麺、の3種類になった! しかも、この台湾味、進化系じゃあないですか! うまい!!!」
人形くくぅ「思わずうなる(笑)。
こくまくくぅ「まず、色も美しい深紅だ!」
人形くくぅ「おいしいものは、美しい・・・、そう思いませんか?
こくまくくぅ「しびれるような、深みのある赤色で、思わず、喜乃壺を彷彿とさせるんだけど、なんと、予感どおりに、味わい、までが、そんな感じなのだ! これは、事件だ!」
人形くくぅ「生理的覚醒による心拍数の上昇だ!
こくまくくぅ「果たして、内容的にも、喜乃壺の、あの大人っぽさ、だ。これは、衝撃的。」
人形くくぅ「喜元門の方がやや甘口の印象だった。それが、路線変更か。すると、台湾系、ラーメン、まぜ麺も、ギア・チェンジ、なのか?
こくまくくぅ「甘さは、まあ、そのままな感じなんだけど、辛みが増して効いた。そして、ローストした唐辛子と山椒粒(ホアジャ)が入っていて、まあ、酸辣湯的な、かなり凝った本格的な辛いうまい味になっている! これは、すてきな、贅を凝らした唐辛子味だ。」
人形くくぅ「酸味辛味苦みの効いたような、大人っぽい処理だ。これ、待ってました、だなあ。実は近々、喜乃壺(つくば)に行こうと思っていたんだけど、やや、動機を失ったような・・・
こくまくくぅ「しかし、喜元門のすごいところは、大人っぽい処理をしていながら、かつ、同時に、親しみやすい、という、きわどい細い線を難なくこなす才能だ。」
人形くくぅ「よく、地元向けアレンジという、迎合的な、へんな中途半端な処理があるけど、そういう妥協策はない。己のやりたいことは鮮明だ。
こくまくくぅ「ものすごく凝ってマニアックにうまいと、一般ウケする、から離れる。そういう、店も多いし、また、生き残り選択というのか、営業年数を重ねるとマニアック向けから一般ウケ狙いに路線変更する店も多い。なかなか両立しないところ、でもあるだろう。しかし、喜元門は、そこのところ、かなりうまくやる。両者の狭い重なり部分を果敢に攻める感じだ。品のいい、質の高い味わいを完全に目指している上で、多くの人にウケないことはやらない、という姿勢も徹している。」
人形くくぅ「迎合的カジュアルになりすぎることはない。まあ、喜元門で一番ハラハラする懸念は、そこだろう。多店舗展開の大衆路線にいっちゃうのか? みたいな。
こくまくくぅ「高品質かつ一般ウケ、という相反しそうな微妙な難しい路線を踏み外さない。むしろ、一般の人を、うまく、いい方向に誘導していくさまは、理想的といえるだろう。ここが、生き残っていくポイントだろう。」
人形くくぅ「きわどいエッジに向かうと、マニアにしかウケなくなる。しかし、俗ウケの凡庸な味わいは、競争相手も多いし、印象もぼやける。鋭いうまさへと切り込みながら、人を引っ張っていくのはむずかしいが、それが、ちゃんとできているのは喜元門くらいだろう。他にこの規模で該当する店をあまり知らない。この突出感はすごい。
こくまくくぅ「というわけで、充実した、ハイクオな品のいい大人味のつけダレなんだけど、これ、多くの人にウケるだろう。新作をはずさない、はずす新作を出さない、という感じだ。」
人形くくぅ「これで、またぞろ、ガキ臭い凡庸店の数々が、必ずや、台湾つけ、を、その劣化版で、むじゃきにはじめることだろうなあ(笑)。なにしろ、台湾混ぜ、がそうなっている。喜元門周辺では、局地的に(?)、台湾混ぜが大ブームだ(笑)。
こくまくくぅ「しかも、+追い飯というラーメンを捨てたジャンクへとなだれつつある。まあ、どうでもいいけど。麺もうまい。ただ、最近、喜元門ノイローゼ(笑)で、毎回、マイナー・チェンジが起きているような気がしているわけで、今日もまた、何となく疑心暗鬼状態だけど、もちろん、常にうまい水準なので、いいんだけど。」
人形くくぅ「帰属錯誤かな?
こくまくくぅ「まあ、今日はうまい、と言っても、その状態もまた変わる可能性があるので、大声で言いづらいような(笑)、というかな。まあ、さらりと、うまい、と言っておこう(笑)。あせらず、地道につきあいましょう(笑)・・・。」
人形くくぅ「コンスタントにうまいのでね。それに、チャーシューは、今、揃っている! ここへきて、スロット・マシーンみたいに、完全にそろっている感じだ(笑)。
こくまくくぅ「チャーシューがかなりのうまさになった。バラロールも、やはり、ナンバー1、だ。こんなに、クセやいやみがなく、品のいいうまい肉感、の店は他に知らない。」

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支那そば塩 炭火焼 680円

こくまくくぅ「この特徴は、薬味が玉ねぎなこと。これは、大きい。なので、また独特のあじわいだ。支那そば塩はやはりうまい。しかし、喜元門ノイローゼのためか、スープが前と違う味わいののようにも感じる、かな。ひょっとして、鶏だしに、豚だしも加わった? チャーシューの影響かなあ。」
人形くくぅ「スープが何かを突き止めるのはむずかしい。透明で、ラーメン塩や煮干し塩のように、薄茶色くないので、かえしは違うのだろう。ひょっとしt、そちらは、魚介系の塩ダレ、仕様なのかな。これは、魚系はないと思うけど。
こくまくくぅ「それにしても、独特のうまさの塩だ。塩ラーなんか、みんな似てきそうだけど、他店で似たようなのを知らない。最近、他店の清湯塩を食べる意欲なしだ。」
人形くくぅ「ま、一直を除いてね。あそこの塩ラーはないけど、食べてみたいねえ。ついでに言うと、次回は一直だけど、そちらも衝撃の新メニューだ。いやはや、ここの台湾つけといい、今日は、衝撃2連チャンですよ。なーんて日だ!
こくまくくぅ「味が変化してずれていくのに、ずっとうまい。あの時のあの感じ、ということもあるんだけど、まあまあ、言ってもしょうがない。常にうまいので、流れに身を任す(笑)。うまさの流れにたゆたう感じだ。」
人形くくぅ「前回のラーメン塩とまた、違う塩味スープのうまさなんだけど、違いは分かるんだけど、どう表現していいかわからない。ラーメンの方がしっとり穏やかな感じかな。こちらは、あまいうまさだ。
こくまくくぅ「それに、この細麺が、より細くなったような。ノイローゼか? そして、バキバキのかたさで、うまい! ここのところで一番いい極細麺食感だ。小麦の香りもいい。文句ない極細麺だ。スープにもバッチリ合っている。」
人形くくぅ「実は喜乃壺の支那そばや台湾らーめんのキレキレの極細麺も食べたいので行こうかと思っていたんだけど、その動機も薄らいだかも。かたい食感の満足度が高くなった。
こくまくくぅ「ひょっとして、醤油の方も変わったかもしれない、のでまた食べようかな。まあ、最近思うけど、近年、とみに、ラーメンの浮薄な移り変わりサイクルが激しく、ちょっと前にウマいと思ったものがなくなることはザラで、名店でもそうなので、なんとも虚しい限りなんだけど、なので、例えば濃厚な煮干しバターとか聞くと、ガキ臭そうだけどきらいでもなく、食べてみたい気もあるんだけど、すぐになくなるだろうなあ、とか予測すると、なんだか、食べに行く気がしなくなる(笑)。回転が速く、ああ、これねえ、なくなるだるなあ、と、すぐになくなるのもだんだんわかってくる感じなので、いちいち浮薄に付き合って、あちこち食べる気がしなくなってきた。無意味というかね。」
人形くくぅ「あらかじめ、むなしいよね。発展性もなく、短発の話題性で消える。
こくまくくぅ「すぐに消えるから逃しても惜しくない(笑)。喜元門だけでも、スリリングな変化が激しい(笑)。ただ、高品質好印象の持続の継続発展があるからいいわけだけど。」
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by dasenkadasenka | 2014-04-28 18:29 | 水戸市

麺 一直  果てしなき挑戦状 特別メニューは精度の高い旭川ラーメン風の濃厚魚介

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住所 茨城県水戸市見川2267-3
電話番号 029-241-1330
営業時間 11:00 ~ 15:00/18:00 ~ 21:00
定休日 月・木曜日
駐車スペース 有

https://twitter.com/menittyoku

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こくまくくぅ「いやはや、一直からのお客様への挑戦状、ですかね。」
人形くくぅ「大胆不敵。大胆素敵というのもあったな。
こくまくくぅ「何しろ、通常メニュー、全部棚上げで、特別限定メニューのみ、ですからねえ。よく考えてみれば、そんな店あるかねえ(笑)。」
人形くくぅ「イベントとかじゃあなくて、平時に、唐突に、だからね。来てみたら、突然こうなっていた、んですよ。
こくまくくぅ「まあ、自信がなければできない芸当だ。下手な店がやったらお客さん怒るよ(笑)。」
マスク・ド・ラーメン2号「よろしい! やりまっしょう! 挑戦状です!
人形くくぅ「あ、ビックリした。突然、われらのテーブル席の横に覆面を被った子供が立っている。
マスク・ド・ラーメン2号「お話の途中ですが、お邪魔させていただきますよ。
こくまくくぅ「な、なに、? ・・・あ、横に座った。不気味なマスクだ。」
マスク・ド・ラーメン2号「マスク・ド・ラーメン2号です。いえ、なに、心配ご無用です。どうぞ、お続けください。
人形くくぅ「おかしいでしょう、突然割り込んできて、そんなわけには・・・
マスク・ド・ラーメン2号「特別メニュー、ですよ。言葉の野球で、三振を奪えばあなた方の勝ち、です。
こくまくくぅ「え、なんですか、それ。ゲームですか?」
マスク・ド・ラーメン2号「もし、三振を奪ったら、その時は、マスクを脱ぎましょう! 潔く正体を明かしますよ。
人形くくぅ「強引だなあ。ルールもよくわかんない。
マスク・ド・ラーメン2号「サプライズですよ。
こくまくくぅ「ラーメン食べるのに、何で、こんな寸劇が必要なんだ?」
マスク・ド・ラーメン2号「まあ、いいでしょう。われわれ主体は、自然とは異なり、唐突なもの、です。
人形くくぅ「もう始まっているのか、意味の分からないゲームが・・・
マスク・ド・ラーメン2号「主体は自然とは異なり、その中に否定性を持っています。それは、中断する力、です。
こくまくくぅ「なるほど、まさに、中断だな。」
マスク・ド・ラーメン2号「つまり、主体は、自然の因果の連鎖の中で決定づけられておらず、原因と結果の間を中断する、ひび割れ、なのです。
人形くくぅ「確かにひび割れだよ。
マスク・ド・ラーメン2号「主体が介在すると、原因と結果の関係が説明のつかないものになってしまいます。
こくまくくぅ「説明つかないな。」
マスク・ド・ラーメン2号「冷やかしの合いの手は、たまにでけっこうです。つまり! それこそが自由です。
人形くくぅ「確かに自由だ。
マスク・ド・ラーメン2号「因果のつながりの中へ、自分が絡め取られることを拒否する、わけです。
こくまくくぅ「ふむふむ。不意に割り込んできた君みたいだ・・・」
マスク・ド・ラーメン2号「結局、そうして、土着の自然の生から離脱することが、普遍性へ至る、ということになるわけです!
人形くくぅ「確かに、そうだ・・・
マスク・ド・ラーメン2号「こうした主体を媒介とすることで、自然の一部でありながらも、自然から切り離された、宙に浮いた、人為的な秩序世界が形成されます。
こくまくくぅ「なるほど。」
マスク・ド・ラーメン2号「つまり、主体は、空っぽのゼロ、であることによって、特権的な例外、として、すべてを客観的に統一的に眺める基点となりうるのです。
人形くくぅ「意味の統一性を保証する例外的な中心、なわけだ。
こくまくくぅ「人は、身の詰まった実体、つまり自然存在、であると同時に、無であり、そのため、自然から遊離して、その世界は宙に浮くわけか・・・」
マスク・ド・ラーメン2号「そうです。肉体と欠如を併せ持つ、主体というねじれが、自然の領域と、脱自然化された秩序の領域とを、分かつはたらきをする、のです。
人形くくぅ「自然の肉体を、中立的な思考へと移行させるわけだ。
こくまくくぅ「秩序世界は、肉体という原因が導き出す結果だけど、しかし、その結果は、原因とは異なる独立的な、表層の宇宙になるというわけだ。」
マスク・ド・ラーメン2号「けっこう。そのため、秩序に入るために、主体は、無限に断念し続けなければなりません。その埋め合わせとして、無限な範囲にわたる権利が出現し、それを獲得していきます。
人形くくぅ「社会に入る代価としての無限の断念と引き換えに、権利を手に入れる、のか・・・
マスク・ド・ラーメン2号「人は、自然的な実質によって、もはや守られていない、根無し草、であるめに、国家などの共同体が保証する、人権によって守られています。
こくまくくぅ「寄る辺なさ、という、逃れ難い行き詰まりだ。」
マスク・ド・ラーメン2号「しかし、権利、という概念は、あらゆるものに適用されれば、事実上、互いに相殺されて、なくなってしまいます。
人形くくぅ「誰にでも何にでも権利があるというパラドクスだ。何もできなくなってしまう・・・
マスク・ド・ラーメン2号「そうです。なので、家族、部族、国家、民族、などの共同体が保証する権利によって、自分が守られていなければ、新たなる権利を保証する、新たな組織をつくりあげる必要があるわけです。
こくまくくぅ「組合なんかもそうだ。」
マスク・ド・ラーメン2号「そういう動きは常に、世界中にあります。新しい権利の枠は、既成の共同体を超えた統合を創り出す可能性があります。
人形くくぅ「そうだ、同性愛や富裕層や宗教などの様々な原理のアイデンティティの共同体を創ろうとする動向がある。しかも、相互にぶつかってしまう。
マスク・ド・ラーメン2号「こうした権利とは、最終的には、欲望の対象に他なりません。つまり、断念している自らの実質を、取り戻そう、という、不可能な試みなのです。
こくまくくぅ「われわれ主体に特有の不安は、自らの空虚からやってくる。欲望は、この空虚を穴埋めして不安をなだめようとすることだ。」
人形くくぅ「他者の権利によって主体は相互に脅かされている。
マスク・ド・ラーメン2号「そうです。権利は、結局、他の権利に対抗するもの、です。そうすると、他者は、自分の権利を奪うもの、のように見えてくる。
こくまくくぅ「自らの市民権や基本的人権を根拠づけている、固有の社会的政治的アイデンティティを剥奪されると、その一撃で、人は人間という扱いをうけなくなる可能性がある。」
マスク・ド・ラーメン2号「さ、終わりの時が来たようです! あなた方に、このマスクをはがす権利はないようですね。
人形くくぅ「ええ・・・!
マスク・ド・ラーメン2号「残念ながら、正体はわからないままです。
こくまくくぅ「唐突だし、一方的だなあ・・・」
マスク・ド・ラーメン2号「このマスクは、あなた方を惹きつけている、表層の幻影なのですよ。あなた方が勝手に幻想を抱いているのです。
人形くくぅ「いや、意味がわかんない・・・
マスク・ド・ラーメン2号「では、さようなら、また、お会いしましょう!
こくまくくぅ「立ち上がって、行っちゃった・・・」
人形くくぅ「得体がしれない・・・なんか、もやもやするなあ・・・

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ラーメン 700円

こくまくくぅ「今日は、豚清湯がやっぱり食べたい! と思ってやってきた。しかも! 2時30分の豚清湯スープがどんな状態かを試してみようと、わざわざ、時間をずらしてやってきた。なのに、豚清湯なし! 
だ(笑)。まあ、いいですけどね。」
人形くくぅ「こんな時間なのに、駐車場は満車だ。入れやしない。やれやれ、混んでますなあ。
こくまくくぅ「まあ、たいていの人が、来てびっくり、だろうけど、まったくの別メニューで押し切れるところがすごい。失望させない自信。」
人形くくぅ「もちろんうまい。華丸(小美玉)で豚骨の濃厚白湯を食べた後の連チャンの濃厚白湯なのに、ウマいから、すんなり食べられた! うまくなければ、少しめげるところだ(笑)。
こくまくくぅ「上↑の券売機写真の説明にあるように、まあ、ダブル・スープの濃厚魚介ですね。動物系×魚系のダブル・スープと言えば、思えば、斑鳩(九段下)や青葉(中野)も、ま、こんな感じでしたなあ。これ、その当時にあったら、大ブレイクでしょ! 昨今のレベルの高さはすごい。」
人形くくぅ「というか、これ、けっこうなところ、旭川ラーメンだ。つい最近食べたばかりなので、よくわかるが、北斗(いわき)にも似ているスープだ。魚粉仕様ではなく、節系魚スープだ。サバ節の感じがかなり共通するのかな。
こくまくくぅ「味わいも似ているし、さらには、麺もちょっと似ている。スープは、北斗よりさらに濃厚感がある。」
人形くくぅ「まあ、昔、濃厚旭川ラーメンといえば、特一富屋(あきる野市)で、それも思い出すよう、だけど、思えば、あの濃厚なスープを食べるなら、あそこへ行かなくては、とか思ってたもの、だけど、なんか、あそこより濃いようなの、特別メニューで、あっさり作っちゃうんだなあ、と感慨ひとしおだ(笑)。隔世の感だ。
こくまくくぅ「財産目録から自由に選択チョイスして、作っちゃう、高度に反省的な時代だ。しかも、グレードが高い!」
人形くくぅ「旭川ラーメンのひでまる(水戸)もおちおちしていられない(笑)。
こくまくくぅ「器用にこなすよねえ。ぶたちん、ぶたちん、と言われて頭に来たのかなあ(笑)。」
人形くくぅ「もみじたくさん使っているうちにむらむら来たのかもね。これならやれる・・・と。まあ、コラーゲンが濃い! 一口で口の周りべたべたです(笑)。もみじで火がついた?
こくまくくぅ「思い切り濃い、ね。うまみたっぷりなので、ウマくないわけがないんだけど、やはり、バランス感もいい。清湯に飽きるのか、時々白湯をやりたくなるようだ(笑)。」
人形くくぅ「豚清湯ブーム、とか、ニュークラシック清湯ブーム、とか、ほざいている連中をあざ笑うかのようだ。
こくまくくぅ「まあ、ばかみたいだ。清湯は、もともと巷にあふれている。しかも、ほとんどがたいしてぱっとしない。上手く作るのが至難の業なのは目に見えている。競争は激しい。差がつくだろうねえ。清湯はつまらないと、本当につまらないからね。金出したくない。実力がもろに透ける。まぜ麺とかならまだ透けない、というか、もちろん透けるんだけど、楽しさおもしろさボリュームで、まだ、もつ、けど(笑)。」
人形くくぅ「流行も先祖がえりなら行き詰まりだ。やることなくなっているのに、ブームを言わないと気が済まないほど、浮薄な新し物好きだ。清湯なんて地道に食べていればいいだけのことでもある。新しぶった軽薄な清湯も嫌だよねえ。それで差をつけようと焦るからブランド素材志向もうるさくなりそうだ。
こくまくくぅ「たいていがキャッチコピーで需要を無理に作り出すだけだろう。もう、ラーメンなんて、やることないんだろう。だましテクだ。一直がさっさと、清湯以外へ行ってしまいそうで怖い(笑)。」
人形くくぅ「なにしろ、なんでもできるからね。へんにクールだし。
こくまくくぅ「それにしても、この旭川ラーメン系の濃厚白湯魚介のこのスープに、この中太麺がばかみたいに合う! これが、何より、発見だ。この麺が、やはり、すごい。
人形くくぅ「清湯ブームとかいうけど、麺も徹底的に鍛えられていないとスープも今の時代だめだろう。合わせ技以外の何でもない。
こくまくくぅ「この中太麺をこの濃厚スープで確かめられた感触、これ、何よりだ。こんなスープ+麺、たぶん、そうない、はず。」
人形くくぅ「どっちかだけとかね。これ、そろえるの難しいところだろう。麺の勝利感は大きい。
こくまくくぅ「臨時メニューでいきなりマックスの衝撃だ。挑戦的だなあ。まあ、今までで一番うまい旭川ラーメンだな。」
人形くくぅ「もう、ブームは旭川ラーメンなんですよ、とかね(笑)。清湯ブームはすでに古い(笑)。ニュークラシックなんて、すかしたこと言ってる場合じゃあない。
こくまくくぅ「一生懸命仕込み直さないとね。急げや急げ(笑)。まじで、情報を読んでは先読みして、狂ったようになだれるからね(笑)。次は旭川ラーメンです(笑)、とか言ったら、マジで来ちゃう、なんてことになりかねない。」
人形くくぅ「もう、誤読がはじまってるかも(笑)。
こくまくくぅ「まあ、この太麺あってこそのうまさだ。自家製の中太麺もブームですよ(笑)。」
人形くくぅ「この麺、強力にうまくなってきたし、何でもこなせるなあ。意外と新しい食感の組み合わせだ。あの旭川ラーメンのポキポキしたタイプじゃあなくてね。北斗の自家製中太麺も先見の妙があるかも!
こくまくくぅ「方法論のパターンは出尽くしている。次のブームは、精度の高さ、ですよ!」
人形くくぅ「もう何でも、チョイスできるんだからね。どれだけ精巧に作るか、だ。軽薄店こそ、淘汰される時代に突入だ。

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つけそば 750円

こくまくくぅ「さて、こちらは、上と同じ濃厚魚介スープのつけ麺版で、おススメとなっている。」
人形くくぅ「まあ、どちらも甲乙つけがたい、トップクラスの仕上がりだ。
こくまくくぅ「ただ、旭川ラーメン系のつけダレは、よく考えてみたらないかも。ま、通常、濃厚魚介、といえば、たくさんあるけどね。定義もよくわからない。」
人形くくぅ「こちらは、お酢が入っているので、濃厚感はラーメンよりは和らぐ。麺も太麺だし。箸で持ってずしりと重量のある太麺も、ぎしぎししたもっちりで、最高潮だ。道(亀有)と同じくらい有名になるのも、あと少しかも!
こくまくくぅ「ここの、つけダレに使用されている酢は独特の風味がある。なので、どのつけダレも、同じ特徴を持つ。通底する風味なので、つけダレ食べて店名を当てるクイズに出たら、答えられる(笑)。」
人形くくぅ「りんご酢系かね。まあ、いろいろなブレンド酢かもしれない。凝った味わいだ。
こくまくくぅ「ちょっとリッチな雰囲気だ。ゴージャスな高級感がある酢テイスト。」
人形くくぅ「このガツンとくる酸味と甘みで、濃厚スープをしっかりと裏打ちしている。ひき肉入りも、健在だ。まあ、一直テイストのつけダレになっている。
こくまくくぅ「なんとなく、新たなつけ麺ブームにもなりそうな、出色の出来栄えなんだけど、何スープ、ではなくて、つけダレと麺の精度の高さで、ですよ!」
人形くくぅ「アホみたいなそれいけ、の店が、もうそろそろブームでなくなる(笑)。
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by dasenkadasenka | 2014-04-24 18:24 | 水戸市

麺 一直  王道には王道の意味がある スタンダードになって生き残ってきたもの

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こくまくくぅ人形「今日は雨なので、車内から窓越しに。雨に濡れて、風邪をひくといけないからね。」
☂    ☂    ☂
住所 茨城県水戸市見川2267-3
電話番号 029-241-1330
営業時間 11:00 ~ 15:00/18:00 ~ 21:00
定休日 月・木曜日
駐車スペース 有

https://twitter.com/menittyoku

こくまくくぅ「さっき、店に入る時、入り口前の軒下で、おかしな子供が地面にしゃがんで、地面に絵を描くような素振りをしていたなあ。」
人形くくぅ「そうそう、なんか変な覆面をかぶってる子だろ。落書きを両手のひらで、消すような素振りをして、こちらを見上げたので、目が合って、やな予感がしたよ。
こくまくくぅ「あんなマスクをかぶった子供、気持ち悪いし。」

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マスク・ド・ラーメン「私のことですか?
人形くくぅ「あ、その覆面の子供だ! いつの間にか、横にいた!
こくまくくぅ「なんだ、君は、それは、赤べこ、か?」
マスク・ド・ラーメン「いいえ、違います。マスク・ド・ラーメン、です。
人形くくぅ「なんですか、それ。何か、用ですか?
マスク・ド・ラーメン「ま、そうおっしゃらずに。ご一緒いたしましょう。
こくまくくぅ「なんで? ・・・あ、横に座った。おかしいなあ、知らない子なのに・・・」
マスク・ド・ラーメン「まあ、そう冷たくしないで。民主主義的にいきましょう。
人形くくぅ「民主主義ですか?
マスク・ド・ラーメン「そうですよ、なんですか、いい大人が、エゴ丸出しで、みっともない。
こくまくくぅ「みっともないって・・・」
人形くくぅ「それに、なんで、覆面なんか・・・、あれ? その目、なんか見覚えあるような・・・・
こくまくくぅ「ヒントか、確かに、なんだか知ってるぞ、その鼻もなあ・・・」
マスク・ド・ラーメン「この覆面は、ゲームに負けたら、とるんです。普通、そうでしょ?
人形くくぅ「ああ、そうかもしれない。三振とかね?
こくまくくぅ「でも、野球やってないし。」
マスク・ド・ラーメン「いいでしょう! 会話の野球です! 負けたら罰ゲーム、マスクをとりましょ! 潔く正体をあらわします!」
人形くくぅ「何を言ってるか、意味が分からない・・・
マスク・ド・ラーメン「では、いきますよ、民主主義、とは、なんでしょう?
こくまくくぅ「なんだそれは、学校で習ったばかりなのか?」
マスク・ド・ラーメン「民主主義の宣言文には、こう、あります。・・・人種、性別、宗教、財産、社会的地位、など、に関わらず、すべての人は平等です・・・
人形くくぅ「ああ、そうかもしれないなあ。
マスク・ド・ラーメン「この、に関わらず、が、重要です! 
こくまくくぅ「はあ・・・」
マスク・ド・ラーメン「に関わらず、は、実体的内容を除去するはたらき、をしています。なぜでしょう?
人形くくぅ「???
マスク・ド・ラーメン「民主主義の主体は、すべての内容を除去した、形式的な主体性、のことだからです。
こくまくくぅ「はあ・・・。つまり、本音よりも建前を重視するということか。」
マスク・ド・ラーメン「その通り。なぜでしょう?
人形くくぅ「・・・。市民社会の体裁を整えること・・・
マスク・ド・ラーメン「いいでしょう。普遍性の定義は、特殊な、個別的内容を取り除いたもの、だからです。
こくまくくぅ「万人に共通するもの、が、普遍性だ。特殊な偏りのないもの・・・」
マスク・ド・ラーメン「ということは、結局、万人共通の、形式的な枠組み、が大事だということです。
人形くくぅ「ふむ、それで・・・
マスク・ド・ラーメン「普遍的平等とは、形式的な権利と義務の領域です。つまり、われわれは、自らの自然的な基盤を失った、空っぽの主体性、となることで、民主主義的な主体となります。
こくまくくぅ「動物的な性向を抑えて、市民になるということだ。」
マスク・ド・ラーメン「そうです。そもそも、文明とは、自然からの離脱であり、自然を失った空っぽの主体となることで、自然の完全な支配と利用を手にすることです。
人形くくぅ「ま、そうだな。
マスク・ド・ラーメン「そうして、自然を、別の非自然的な全体に組み合わせ直す、のです。
こくまくくぅ「それが、文明的な秩序世界だ。」
人形くくぅ「いわば、人工的な、人為的な宇宙だ。
マスク・ド・ラーメン「その代償は、なんでしょう?
こくまくくぅ「さあ・・・」
マスク・ド・ラーメン「文明化の代償は、実体を欠いた、空っぽの、形式的な生、です。
人形くくぅ「必然性のない、偶然的で、あてにならない、形式的役割を引き受けなければならない、わけだ。
こくまくくぅ「自然的実体の代わりをするのが、人為的な物語だ。」
マスク・ド・ラーメン「よろしい。そのために、人は欲望に憑りつかれることになるのです。欲望とは、突き詰めれば、喪われた実体を取り戻そう、とすること、です。
人形くくぅ「なるほど。
マスク・ド・ラーメン「しかし、実体的内容を失ってこそ、空っぽの主体、なわけですから、実際には、その望みはかないません。
こくまくくぅ「実体を取り戻したら、動物になって、もはや、主体ではなくなる・・・」
マスク・ド・ラーメン「欲望が真に叶えば、自己消失するのです。
人形くくぅ「じゃあ、欲望の対象は、永遠に手に入らない・・・
マスク・ド・ラーメン「なので、実体的内容は、妄想としてのみ、欲望されます。
こくまくくぅ「なるほど。ないものねだりだ。」
マスク・ド・ラーメン「なので、社会的な相互的な等価交換のネットワークを、すり抜けるような剰余的な対象、こそが、喪われた何か、として思い込まれ、欲望されます。
人形くくぅ「空っぽの主体を充たす詰め物は、非日常的な何か、だ。
こくまくくぅ「それが、還るべき自然に関する情念の代役のようになる、のか・・・」
マスク・ド・ラーメン「秩序世界は、自然に対する最低限の距離を維持することによって成り立ち、機能しますから、空っぽの主体とその自然的な内容とは、非対称的な関係にあります。なので、自然的内容は、もとより、空虚な幻想としてしか、想定できない、わけです。
人形くくぅ「なるほど・・・
マスク・ド・ラーメン「みなさん、残念ながら、どうやら、私の勝ち、のようですね?
こくまくくぅ「え、どこで・・・」
マスク・ド・ラーメン「質問にきちんと対応できなかったので、このマスクの下の実体を知ることはできません!
人形くくぅ「ええ・・・手ごわいなあ・・・
こくまくくぅ「形式的なマスクだけ、で終わりなのか・・・」
マスク・ド・ラーメン「それでは、おあとがよろしいようで・・・、どうぞ、おいしいラーメンをお楽しみください。失礼します。
こくまくくぅ「あ、立ち上がって、去っていく…」
マスク・ド・ラーメン「また、お会いしましょう!
人形くくぅ「背中越しに手を振った・・・
こくまくくぅ「いなくなると、なんだか、さびしいなあ・・・」
人形くくぅ「それに、なんだか、釈然としない。こうなると、マスクの下は誰なのか、気になる・・・・
こくまくくぅ「あれ、入れ替わりに、向こうから、ミニくくぅがやってきたぞ。」
人形くくぅ「ちょうどいいところに来た、ミニくくぅ、今、変な赤いマスクをかぶった子供とすれ違わなかったか?
ミニくくぅ「いや、別に・・・
こくまくくぅ「おかしいなあ、君くらいの背丈の奇妙な子共なんだが、見かけなかった?」
ミニくくぅ「いや、誰も・・・

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ラーメン 650円

こくまくくぅ「王道には王道の意味がある。スタンダードになって生き残ってきたもの、なわけだ。邪道は、結局、はねられてきたものだ。」
人形くくぅ「自然な淘汰だ。
こくまくくぅ「ところが、王道も、蔓延すれば飽きられてくる。まあ、そんな風に錯覚すると、邪道にも手を出すようになる。」
人形くくぅ「手詰まり状態の活路を見出すためだ。まあ、それが、ジャンクだ。
こくまくくぅ「邪道は、見向きもされなかったもの、見捨てられたもの、にも光を当てる。目先の新しさはあるからだ。」
人形くくぅ「なんでも、試してみようと。数撃つうちには当たるかもしれない。
こくまくくぅ「まあ、一見、新鮮に見えて、飛びつく人もある、かもしれないけど、所詮、邪道は、スタンダードにはならなかったもの、なわけだ。」
人形くくぅ「たいていは、どこかに、ムリがあるもの、だ。まあ、くどい、とか、物足りない、とか、合わない、とか。結局、変則ワザなので、飽きられやすい。
こくまくくぅ「結局は、王道で勝負しないとならない、というようなところはある、わけだ。まあ、ラーメンで言えば、清湯醤油ラーメンが王道だろう。」
人形くくぅ「醤油つけ麺も入れてください(笑)。
こくまくくぅ「いまや、王道は、ここ一直のように、王道に、真っ向から、まっとうに取り組んで、その完全形態をつくりあげる、そういう時期だろう。」
人形くくぅ「王道は、すでに、ありふれて、慢性化している以上、精度が勝負だ。変則ワザは、しょせん、退屈しのぎ程度だ。
こくまくくぅ「正攻法は、難しい。みんな、やろうとしても、少なからず玉砕するから、必然的に、多く質の悪いものに出会って、王道はつまらないものだと思い込まれがちだ。非正攻法の方が勢いがあるように見える。」
人形くくぅ「それに、味覚の未熟な若者には、ジャンクな方がとっつきやすく、楽しいし。
こくまくくぅ「正攻法で、要するに、清湯醤油などで、魅せるのは、そうとう、才覚とスキルが必要だ。なので、うまくやれないと、ブランド素材使用のキャッチ・コピーなどで箔づけしてなんとか誤魔化す。」
人形くくぅ「まあ、キャッチ・コピーの踊り文字に騙される人は多いからね。絶品、とかの自己賞賛のうたい文句の暗示にかかる。
こくまくくぅ「まあ、経験的に、自己宣伝は、味に真に自信のない店の常套手段とみて、おおむね間違いない(笑)。事実、ここは、そんな美辞麗句要素のかけらもない。」
人形くくぅ「ま、商売なのでね、いいのでしょう。それで、客が来れば文句ない。味だけで勝負できないなら、それはそれで、しょうがないわけだ。
こくまくくぅ「まあ、ほんとーにうまいなら、余計なおしゃべりは不要だ。」
人形くくぅ「やーっちまったなあー、男は黙って・・・
こくまくくぅ「ぶたちんぶたちん、と最近騒がれているようだけど、ラーメンなんて、基本、豚と鶏しかないからね。豚清湯の店なんて、わんさとある(笑)。」
人形くくぅ「まあ、ここのように、精度を上げたぶたちん、ということなんだろうね。ニューウェーヴぶたちん。
こくまくくぅ「普通にウマイ、豚清湯なら、すでに、どこにでも、ざらにある。取り立てて騒がなくてもね。なんか清湯ブームになりつつあるようだけど、たぶん、そうそうウマいのはできないはず(笑)。大抵の店は、すでに、たいしてうまくない、わけだから。」
人形くくぅ「ブームといっても、厳しいだろう。別に、なんでもいい、わけじゃあないし。
こくまくくぅ「一直の豚清湯の場合、発明、と言っていいほどの、冴えがある。技術的な内容が、凡庸店とはまるで違う。まるで、を強調しておきました、お見逃しなく(笑)。」
人形くくぅ「こんな出来栄えを打ち出すのは、至難の業だろう。
こくまくくぅ「普通は、こんなふうにできないので、キッチュな実験性に走るわけだ。ヘンテコな実験を、創造性のように錯覚する。作り手も食べ手も、安易な新作を、創作能力と勘違いする。」
人形くくぅ「でも、飽きんの、はやい(笑)。ま、一過性でも稼げればいいのだろう。
こくまくくぅ「限定で、すぐ逃げるしね。うまいやり方だ。ブーム浮沈より先にやめる(笑)。」
人形くくぅ「まあ、限定に飛びつく人は、王道派ではない(笑)。味のわからない向きにはちょうどいいのかも。
こくまくくぅ「でも、ちょっと、そうした流れが変わってきたのかもね。実験性も、いい加減、飽き飽きしてきているから。」
人形くくぅ「実験性自体が飽きられたら、もうおしまいだ。
こくまくくぅ「まあ、王道が結局一番大当たりすると思うけどね。かつてのとら食堂とかね。大勝軒や二郎も、結局そうだろう。」
人形くくぅ「大衆主義とネットの発達で、際物も、もてはやされて、大御所のように捏造されやすい。それはそれで、商業主義の王道、なのでいいのだろう。
こくまくくぅ「でも、最後は、いいものが残るはず。王道に収斂していくのだろう。まあ、とにかく、一直の豚清湯、たべたい、という気になる。一口目の幸福感がたまらない。」
人形くくぅ「普通にウマイ、ではなく、幸福だ(笑)。
こくまくくぅ「ピンポイントの精度のうまさで、無駄がない。まずい店は、無駄が多い。無駄を処理できない。引き算ができないので、足し算にしちゃう。なにかと、おまけでごまかすわけだ。」
人形くくぅ「おまけ商法。尾ひれ、デコレーション。本体すかすか。みてくれと美辞麗句の飾りつけ。よくあるタイプ。
こくまくくぅ「この、醤油味の染み込んだチャーシューも、なんだか、だんだんうまくなってきたぞ!」
人形くくぅ「やわらかもっちりジューシーだ。
こくまくくぅ「自家製麺は、今日は、ややかためだ。試行錯誤か日によるブレかわからない、けど、もうちょい、やわらかもっちりが好きなピンポイントかな。もちろん、こなれたうまさの100点越えでの話だ。今日はちょっとだけ、あごが疲れる(笑)。歳なんでね。」
人形くくぅ「多少変わるのが自家製麺の息づかいで、ある意味、退屈しないけどね。きょうのいい、みたいなビンゴ感も喜びだ。逆に神経質にはなる(笑)。
こくまくくぅ「スープは安定している。多少のブレは時間によって生じているのを含め。」
人形くくぅ「ここのところ、ずっと、食べ続けているわけだけど、なにせ、以前の絶品鶏清湯のトラウマ、もあるからね(笑)。食べられるときに食べておかないと。
こくまくくぅ「鶏清湯の中華そば、最後に食べて数日後に終了した。虫の知らせか(笑)。驚愕。こんなにうまいのにっ!」
人形くくぅ「もっとまずい店、長々続いているのにっ?(笑)
こくまくくぅ「このぶたちんとおんなじくらいうまいのもう一つあるんですよ! すごすぎ。しかも、シャープな自家製極細麺!」
人形くくぅ「あの細麺、たべたい! 清湯醤油ブームなんて、嘘です。ここに勝てるわけない(笑)
こくまくくぅ「あるとすれば、この清湯醤油ブームは過酷だろう。すでに確立した精度の高い分野だからだ。競合他店が多いので、真っ向勝負で、店の実力のほどが見えやすく、ぼろが出やすいし、食べ手も、見識や舌センスがばれてしまう。もともと避けていたように、遊んで逃げてた方がはるかに楽だ。」

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つけそば醤油 700円

こくまくくぅ「さて、ツイッターで告知がなかったので、限定の塩つけが、食べられなかった、と怒っている投稿者の意見もあるようですが、まあ、限定だけ目当てで食い荒らすようなタイプも多いので、それよりは、普段からコンスタントに来てくれているお客さんに、より多く機会を提供する方が、むしろ良心的な気はする。」
人形くくぅ「来て、あった、うれしい、ってね。サプライズのプレゼント。自慢話や話題性目当てみたいな限定ハンターよりいいだろ。
こくまくくぅ「塩つけ、二度食べて、今日も含め、交互に醤油つけも食べているんだけど、今日もあったけどね。」
人形くくぅ「まあ、限定、だから、一日の数が少ないのかな。期間的にいつまであるのかは知らない。でも、柚子さえあればいつでもできそうだ。なので、安心して、交互にたのんでいるけど。まあ、塩つけ、うまいっすよ(自慢)。
こくまくくぅ「食べといた方がいいっすよ(笑)。ここのところ、つけダレは、甘さがやや後退している。これも、自分の好みでは、思いっ切り甘い日が好きっ、だけど、これでもまあいいでしょう(苦笑)。でも、甘いっ方がインパクトはある気はするなあ。」
人形くくぅ「その分、相対的に、酢の酸味が目立ってが浮上してくる感じかな。
こくまくくぅ「麺もかため。タレも麺も、微調整して、いろいろ試しているのかもしれない。まあ、いいことです(笑)。こうしているうちに、大化け、が生まれるわけですからね。おおいにけっこう!」
人形くくぅ「攻める姿勢。これめでのメニュー変更の千変万化も、無駄ではなかった!
こくまくくぅ「なんか、最初、ちゃらんぽらんなのかとも訝しんだけど、生え抜きのエリートですよ。御見それしました。店主さん、最近、すごい人だと、思う。」
人形くくぅ「うまく作る才能、あふれすぎっ。麺とスープの自家製同時進行、意味が深いと思いますよ。徹底したものづくりという感じだ。マジ、頭下がります。その冴え、喜元門を脅かす勢いだ。
こくまくくぅ「ちなみに、カウンター席での、この麺の写真、もっとも、本物に色が近い、かな。いつもの窓辺の外光だと、もっと、白っぽく写りがち、なのだ。」
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by dasenkadasenka | 2014-04-20 18:52 | 水戸市

喜元門 水戸笠原店  再吟味過程が膨大になっていく無限解釈の恐ろしげな喜元門迷宮

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こくまくくぅ人形「今日は雨なので、車内から窓越しに。雨に濡れて、風邪をひくといけないからね。」
☂    ☂    ☂
こくまくくぅ「これだけのメニューのレパートリーがあれば、客はどれかには反応するだろう。しかし、喜元門の力量からすれば、反能力はなかなか追いつかない。というところだろう、」
人形くくぅ「評価を下すのはむずかしい。メニュー数がどんどん増えるばかりでなく、マイナーチェンジによるリニューアルが繰り返されるからだ。
こくまくくぅ「ふらっと来て、一品食べて、判断を下すわけにはいかない。どうみても、拙速になる。すくなくとも、10杯くらいは、と思う。ところが、そうするうちには、当人も学習がなされるので、食べ手の判断能力や受容能力、感度そのものが変化してしまう。すると、さらに、もう10杯・・・となってしまう。メニューがメニューを誘発する。」
人形くくぅ「しかも、しばしば内容変更があるから、古い記憶も役に立たなくなる。あわ食って慌てて、というか、なんとかねじ伏せて片づけようとして、優位を気取った通ぶって、あっちの店のあれがいい、とか、過去のあれがいい、とか言って、適当に誤魔化し、まるめこんで、やりこめよう、とするが、どうみても、逃げの姿勢のラフな処理にしかならない。そう思って、真摯に取り組むと、恐ろしげな喜元門迷宮に巻き込まれてしまうことになるのだ。
こくまくくぅ「再吟味過程が膨大になってしまうのだ。解釈は無限に引き伸ばされてしまうのだ。」
人形くくぅ「無限のネットワークの際限のないプロセスへの勧誘が機能し始める。
水戸 起源門「よろしい!
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こくまくくぅ「あ、びっくりした。いつの間にか、われらのテーブル席の横に見知らぬ子供が立っているぞ!」
人形くくぅ「なんですか?
水戸 起源門「ご注文を取りにうかがいました。
こくまくくぅ「もう、券買って出したし。水を持ってきてくれたのはありがたいが。君、店員さんじゃあないくせに。子供だろ、どうみても労働基準法違反だろ。」
水戸 起源門「じゃあ、いいです。お邪魔します。
人形くくぅ「なんで、じゃあなんだ・・・、あ、座ったし。誰なんだ、君は?
水戸 起源門「申し遅れました、水戸、起源門、と申します。
こくまくくぅ「たいそうな名前だ。」
水戸 起源門「そうなんです。そうした無限のネットワークの裏で糸を引いている神の意図は不明のままです!
人形くくぅ「え・・・
こくまくくぅ「うかがい知れない・・・と。・・・神、ですか・・・」
水戸 起源門「そうです。神とはなんでしょう。それは、それより上位の審級がない、究極の超越的な根拠ということです。
人形くくぅ「そうだな。手が届かない。
こくまくくぅ「近づくことができない場所だ。」
水戸 起源門「そうです。つまり、すべての根拠なのだとすると、それ自身は、それ自身にのみ、根ざしているわけです。
人形くくぅ「そうだな、それ以上の正当化の根拠を持たない。
水戸 起源門「通常、そういうものは、暴力的な狂気なわけです。
こくまくくぅ「われこそは正義なり、ということだからな。前例もない。」
人形くくぅ「そうした勝手な宣言の究極の打ち止め点、なわけか。われこそ、神なり・・・と言う人はたくさんいるし。
水戸 起源門「神とは、自らが正しさであると宣言する初発の暴力性、なわけです。
こくまくくぅ「0レベルの基底。開闢の無根拠な起源だ。」
水戸 起源門「実は、そうした、物事の起源でわれわれが出会うのは、不合理な一撃なのです。法の絶対命令なのです。
人形くくぅ「理由はない。法は法である、ということだ。
水戸 起源門「そうした神とは、残酷で気まぐれな、狂気の絶対権力そのもの、です。
こくまくくぅ「われこそが正義である、と、絶対服従を命令する。有無を言わせない暴力だ。」
水戸 起源門「だから、神が現実化することは、恐怖なわけです。
人形くくぅ「なるほど、神は、時として、荒ぶる神、でもある。大魔神も怒れば怖い。
水戸 起源門「だから、手の届かない、遠く彼方に想定しているのです。その限りで安全です。
こくまくくぅ「なるほど。」
水戸 起源門「善や正義の象徴、としての神は、実は、狂気の神の仮面であり、人が想定している、イメージ、なのです。
人形くくぅ「なだめて、丸めこもう、と。
こくまくくぅ「起源の狂気に対して距離をとるための方法、なわけだ。」
水戸 起源門「そうした、人格神的な、想定されたイメージとしての、人間的な善の仮面のおかげで、神そのものの暴力性に耐えられるのです。
人形くくぅ「恐怖を和らげる方便なのか。
水戸 起源門「善の顔は、過酷な神の振る舞い、について妥協するための、一種の標準的ないいわけ、なのです。
こくまくくぅ「人の考えた、人間的な善の輪郭のもとに神を手懐ける、というわけだ。」
人形くくぅ「しかるに、時々、荒ぶる神としての側面を覗かせて、人々をおののかせ、恐怖にたたき込むわけだ。
水戸 起源門「神よ、あなぜ、あなたは・・・、とよく言われる事態を引き起こす。
こくまくくぅ「まさに、計り知れない他者となる。」
水戸 起源門「かくして、神の定義は、ブラック・ボックス、なのです。もし、人間的な解釈そのまま、なら、むしろ、神は人間に従属する対象に成り下がってしまいます。
人形くくぅ「ご利益のために神を利用しようとする。
水戸 起源門「だから、偶像崇拝は禁止されるのです。おそれ多い、というより、むしろ、恐ろしさを見えにくくするため、です。
こくまくくぅ「人間の法の根拠たる神は、それ自身は、超法規的な存在なわけだ。」
水戸 起源門「彼方の虚空のおぼろげな姿ならいいが、神に近づきすぎると、露出過度な、胸の悪くなるような不透明性、に出会ってしまうのです。
人形くくぅ「なるほど。・・・おや? 君の顔も、よく見ると、なんだか露出過度で、何か変だ。それ、絵じゃあ・・・
こくまくくぅ「あ、ほんとだ、絵の顔だ! 子供のイメージだ! 本当の子供じゃあない!」
水戸 起源門「やっと気づきましたか・・・
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人形くくぅ「あ、お面をはずしている! その不透明な仮面の下は・・・、あ、ミニくくぅ、だ!
こくまくくぅ「なーんだ、ミニくくぅだったのか、すっかり騙されたよ、ははははは。」

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住所 茨城県水戸市笠原町884-10
電話番号 非公開
営業時間 昼の部 11:30~14:00/17:30~20:30
定休日 火曜夜の部、水曜
P あり
喫煙 不可


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極煮干 塩 780円 
こくまくくぅ「喜元門を攻略しようとして、まあ、安易な即断を連発しがち、なんだけど、結局のところ、キャパ(容量)が追いつかないというのが実情で、判定も、宙ぶらりの、役に立たないうわごとのようになってしまいがちだ。」
人形くくぅ「麺、スープ、チャーシュー、の三位一体、の見事な組み合わせバージョンの数々なんだけど、3要素それぞれが、頻繁にマイナーチェンジするので、本体の印象は、どんどんズレてしまうわけで、結局、食べに行くと、繰り返しやり直すことの謎めいた反復に出会う、という感じだ。
こくまくくぅ「この、繰り返し作り直していく作業は何を意味するのか。飽くなき挑戦のモチベーションは、もちろん、いいものを作ろう、ということだろうけど、何か、尋常でないほど、高みへ昇ろう、とする、意志を感じるよね(笑)。意志力が、違うなあ、というか。」
人形くくぅ「休みない、増殖だ。まあ、商売、なんだけど、他店に類を見ない情熱だ。
こくまくくぅ「そのやる気、こそが、稀有な機能態としての、フレキシブルな機能性を構築している、と言えるだろう。なんか、独特の算術がある。」
人形くくぅ「うまさもはずさない。惰性的な広がりという感じがしない。中華料理店的なラーメン店だと、メニュー数50種類以上くらいあるのは、まあ、ざらだけど、そういうのとはもちろん違う。完全に純化されたラーメン、として、のみ、考え抜かれている。そのコンセプトは明快で、間違いようがない。
こくまくくぅ「まず、特徴はシンプルさへの還元だ。無駄がない。余計な付け足しがないどころか、不必要なものはまず、潔く捨てちゃう。上載せ野菜とかやらないし、スープ素材とか、おそらく、絞り込んでシンプルなのだろう。たぶん、たまねぎとかにんじんとかじゃがいもとかりんごとか、なんて入れないんじゃあないかね(推測ですが)。まず、その取捨選択のセンスがずば抜けて、垢抜けている。その上で、諸要素を高機能に組み合わせていく。その妙技もハイセンスだ。」
人形くくぅ「現代的だよね。それに比べると普通の店は、すべてを過去の惰性でやっているところだろう。いまや、それが、はっきりしてきている。もう、手垢まみれの惰性店には行きたくなくなってきた(笑)。味噌ラーメンは野菜載せに決まってるでしょ、とかね。
こくまくくぅ「麺、スープ、チャーシュー、すべてに、言える。全部、方法論を変えている。で、これが、なんでか? というと、それがそのまま、高みへ昇ろう、というシステム、という感じがする、というわけだ。」
人形くくぅ「で、それが、自分の身の丈に見合ったサイズの世界観で丸めこもうとしても、その見取り図に、なかなかおさまってくれない、というわけだ。イライラすると、相手を非難して悪く言うのがおさだまりだ。
こくまくくぅ「ラーメン界は、荒れている。こういう、積極的な、見直し作業、洗い直し作業をする能力がないと、おもしろずくの企画ものに走る。最近思うけど、ラーメンって、スープだし素材なんかは、鶏や豚などの旧来のもので、終わりだろう。手を広げる必要ない。長年やってこなかったものは、最初から、単に、不向き、なのだ。それが、差をつける競争の激化で、再浮上して、まあ、傍系のだし素材を引っ張り出してきているけど、もともと、そんなにスタンダード・ヒットになるものではない。」
人形くくぅ「手当たり次第なんでも使えそうなものをとり上げて、新しさを売り口上にしたキャッチコピーで、つまり、情報操作テクで、なんとか、だましていくに過ぎない。ネットの新作話題性がそこに一役買っているだろう。普遍的な味ではなく、場当たり的な話題性で、味なんかわからない軽薄な人が、すごいものが出た、とか、その場限りで騒ぐ。でも、最初から、必然性がない、のだ。
こくまくくぅ「なんでも、濃く出す、とかね。地域最濃とか(笑)。まあ、珍しさ本意だ。言いたいのは、高みへ飛翔館がない、ということだ。あれば、それでもいいんだけど。むしろ、逆に、地に堕ちてい感だく(笑)。こんな余生は嫌だ(笑)。」
人形くくぅ「劣化の一途の、余りもの、拾い集め争奪戦だ。残りかすで斬新な見てくれをなんとか作るジャンクだ。気持ちが荒れる。
こくまくくぅ「で、まあ、なんでこんなことを書いているか、というと、こんな煮干しラーメンを食べてみては? という提案だ(笑)。まず、こんな煮干し感は他にない。とにかく垢抜けている。凡庸でないし、奇天烈でもない。極み煮干しは、風味がかなり強い。普通の鰮煮干しでも十分に強い。お好みで。」
人形くくぅ「この極み煮干しは、運ばれてきたときに、食べるまえから、もう、匂いがぷんぷんだ。すごい煮干しの香りだ。たぶん、浮き油が煮干し油なのだろう。強烈なつみれ汁、といった感じだろうか。でも、へんなえぐみやいやみはなく、洗練された、品のいいうまみだ。心くすぐるすっきりした清湯、だ。極細麺も合う。以前より細くなった。ここのところ、かたさもあり、充実した細い弾力が楽しめる。
こくまくくぅ「いわずもがな、だけど、スープがおいしい、とか、言うけど、合わせる麺でがらりと変わることは言うまでもない。麺感も、コミでスープを味わいたい。麺がそばっぽくもあるので、和風っぽいような雰囲気もある。まあ、何風ともいえない無国籍のような、独特の喜元門風だ。」
人形くくぅ「さて、塩、なんだけど、最近、塩は、色がこのように、少し茶色っぽい。薄い醤油色みたいな具合だ。下のラーメンンもそう。ラーメンは、以前は、無色透明だった記憶があるが。ということは、最近は、塩ダレ、が少し茶色いのだろう。何由来かはわからない。なにか、かえしのだし素材なのだろう。あるいは岩塩か。

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らぁーめん 塩 680円

こくまくくぅ「喜元門の塩系は、他店では同じようなものを知らない、独特の雰囲気がある塩だ。これが、醤油に劣らず、存在感が強い。塩の方が好きかな、とも思う。」
人形くくぅ「過去へのセンチメンタルな固着はないね(笑)。過去を脱ぎ捨てた、塩、だ。シンプルにうまい。
こくまくくぅ「喜一(喜多方、いわき)では、数種の塩ラーメンが話題だけど、革新的な喜一だけど、スタイル的に、もっと喜元門の方が近未来的な、先へ行った感がある。このらぁーめん、の醤油版は、だいぶ昔ながら風だけどね。ああ、これこれという醤油風味を効かせているけど。これも、以前と変わった。らぁーめんのだしは、鶏と魚介なんだと思うけど。これが、直火チャーシュー麺の下の醤油スープだと思うけど。最近、チャーシュー麺は、豚清湯だという説もあるけど、らぁーめん醤油のスープだと思うけどなあ。直火チャーシューの風味が流れ出て、あるいは、チャーシューダレを入れて、豚風味っぽい、とかではないかね。推測ですが。ちょっと錯綜していてわからない。誰か店の方に訊いて(笑)。」
人形くくぅ「豚清湯スープをやったなら、他にもそのメニューが出そうだしね。まあ、いつかはやるだろうね。まあ、豚清湯って言っても、一直でももみじ入れているみたいだしなあ。
こくまくくぅ「この塩は、前から、好き。ただ、前とは違う気はするけど(笑)。ここでも、本店でも、食べたけど、微妙に変わっている、けど、通じて、独特のじんわりしたうまさで、しみじみうまい。上の極み煮干しに比べると、穏やかな味わいで、喜元門は、穏やかな品のいい味わい深さに独特の華がある。なんともいい風味だ。もちろん、淡白な麺風味もコミで、だ。」
人形くくぅ「まあ、以前との味比較をしても、意味がない(笑)。どうせ、もう食べられないんだし、食べてない人には無意味だ。まあ、通時的な刹那主義でいくしかない。
こくまくくぅ「載せ野菜なしの体裁の塩ラーは何よりだ。コーンももやしも、なし。この絞り込みは本当にホッとする。ラーメンは、肉とメンマくらいでいいです。そこのところで、うまいの、が食べたいよね。」
人形くくぅ「間違いなく、そこが、垢抜けている感じの秘密の一つだ。鶏団子とかもいらないな。余計なものいらない。喜元門があるので、自信を持ってそう言える。みんな、そろそろ、やり直しでは? シンプルにうまいのを作ればいいだけだ。
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by dasenkadasenka | 2014-04-19 18:28 | 水戸市

麺 一直  正麺やラ王がお手本にしている麺?(笑) ラーメン×つけそばの二品考

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住所 茨城県水戸市見川2267-3
電話番号 029-241-1330
営業時間 11:00 ~ 15:00/18:00 ~ 21:00
定休日 月・木曜日
駐車スペース 有
https://twitter.com/menittyoku
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こくまくくぅ「今日は、豚清湯で評判のいい、一品香(宇都宮)に行こうか迷った。6号線を大甕の先で右折し、常陸太田、常陸大宮、を経て、富士雄の前を通り過ぎてそのまま123号線を行けば、宇都宮の駅に着く、わけなんだけど、さて、しかし、曲がらずに、6号線を直進して、水戸に向かってしまった。」
人形くくぅ「やはり、一直の完成度を超えることはないだろうという判断だ。失敗したくない。水戸一直線だ。
こくまくくぅ「簡単な横移動だけど、まあ、遠いからね。宇都宮まで行って後悔するのもいやだしなあ。まあ、こうして、一直のテーブルについて一安心だ(笑)。確実に食べたい。」
人形くくぅ「最近、事前データで見切る悪い癖だ。だまされたと思って、と言うけど、でも、じもらー投稿者やブロガーやランキングにもだまされ続けだしなあ(笑)。
こくまくくぅ「今、キテいるのは、ここ一直の高い知識とスキルに裏打ちされた、ぶっちゃけのうまさだろう。」
人形くくぅ「たんにウマいだけでなく、研ぎ澄まされた精鋭、という凄味だ。やはり、これが欲しい。えるびすや華丸にも行きたいんだけど、忙しい(笑)。
こくまくくぅ「ここは、もはや、ミドルクラスではなく、アッパークラスだな(笑)。・・・あれ? 隣のボックス席の子供が、間の、仕切り板越しにこっちを見てるぞ。仕切り板の上から顔だけ覗かせて、こちらを見下ろしているよ。」
人形くくぅ「え、また、子供か・・・、ほんとだ、あ、仕切り板の下に隠れて消えた。
水戸 一直「何か、御用でしょうか?
こくまくくぅ「あ、びっくりした、いつの間にか、わらのテーブル席の横に来て立っている・・・」
人形くくぅ「いや、なんでもないよ・・・、あ、そのまま、われらのテーブル席に座った!
こくまくくぅ「あれ、どうしたのかな・・・、自分の席に・・・」
水戸 一直「ま、上から目線で、そう言わずに・・・、水戸、一直、と申します。
人形くくぅ「また厄介なことに? 上から覗いていたのは君だろ?
水戸 一直「人の視界には、はじめから、自分を見つめ返している視線が含まれています。
こくまくくぅ「え、なんだって・・・」
水戸 一直「つまり、自分を見つめ返している、他者の視線、です。
人形くくぅ「他人の目か? そりゃあそうだけど・・・
水戸 一直「なぜでしょう? 人は、主体的に見る機能そのもの、であることによって、まさにそのために、見えないものがあるのですが、それは、他ならぬ、自分自身です。
こくまくくぅ「はあ、それはそうだ。自分だけは死角だ。」
水戸 一直「自分自身が見えないことによって、こそ、まさに、すべてが見えているのです。だから、必ず、視野の中には、自分からは見えないが、自分をとらえ返している視線がなければなりません。
人形くくぅ「一方通行の視線の不備を補うためか?
水戸 一直「そうです。主体が、一方的な見る機能そのもの、だとしたら、主体は、自分自身を知ることができません。
こくまくくぅ「猫とか、動物はそうだ。自分を知らない。」
水戸 一直「人間は、すべてを知る、ために、自分を知る必要があります。ということは、自分とは非対称的な関係にある、他者の視線が自分自身を知っている視線、として、補完的に、担保されていなければ、ならないのです。
人形くくぅ「なるほど。全体性という考えを持っているならね。
こくまくくぅ「自分の視界の欠如を補完するわけだ。」
水戸 一直「そうです。
人形くくぅ「でも、それは、定義上、資格的に、自分自身ではない、と。
水戸 一直「私が、世界を見はじめる、と同時に、すでに、常に、他者の視線は、その中に書き込まれているわけです。
こくまくくぅ「つまり、私は、すでに、何者かに見つめられている。」
水戸 一直「それは、主体の視野の自己同一性を保証するどころか、完全に違和の点、です。
人形くくぅ「盲点のように見えない異物、なわけだ。
水戸 一直「そうした、うかがい知れない他者の視線に、一方的に見られているわけです。なので、能動的だった主体は、この点において受動的になってしまう。
こくまくくぅ「自分の現実世界が、その整合性を保つためには、異物のままでいなければならない要素としての、他者の視点が、不可避的に存在する、というわけか・・・」
水戸 一直「私、は、究極的には、自分自身を知らない。自分の真の意味を決定するのは、自分の外部の他者、だからです。
人形くくぅ「権利上はそうなる・・・。客観的な外部視線だ
水戸 一直「これは、最初、現実の他人の視線としてあらわれる。しかし、他人は、知りうる対象として、すぐに回収されうる。
こくまくくぅ「具体的な対象として消化され、主体の視界に吸収可能なわけだな。でも、回収されても、常に、ズレながら、他者の視線はどこかに移動して、ある、はずだ。」
水戸 一直「そうです。こうして、コミュニケーションにおいて、主体間を他者の視線が相互反射的に循環するのです。
人形くくぅ「だから、人は、自分を分析してくれるような他者を常に探している、のか。
水戸 一直「コミュニケーションとは、こうした、反転する視線劇、なのです。
こくまくくぅ「視線のレーザービーム、なわけか。他人のコメント、を必要とするのは、そうしたわけだ。」
水戸 一直「しかし、結局それは、不在の他者の視線、が循環しているだけです。つまり、不在の他者の視線を投影する想像的なスクリーンとして、他人は機能しているわけです。
人形くくぅ「不在の他者の視線は、常に、循環してしまうだけだ・・・
水戸 一直「そうです。だから、他人が知りうる対象として、その任でなくなれば、鳥や動物の視線でも構わないのです。
こくまくくぅ「宇宙人とかね。架空のものでもいい。」
水戸 一直「そうです。通常、最終的な他者の視線を保証するのは、もはや現実の何か、ではない、、という想像のシナリオになります。
人形くくぅ「なるほど。だから、神は、直接的なメッセージを与えてくれることはない。
こくまくくぅ「それは、すべて、暗号化されたメッセージだ。」
水戸 一直「このようにして、欠如が循環することで、ポジティブな意味が生産されます。つまり、不可能な他者の視線は、とらえどころなく自由に浮遊して、意味として固定されることがない、ために、まさに、そのために、われわれの世界は、決まりきった意味の連鎖として、固定され、閉じてしまう、ことがない、のです。
人形くくぅ「結局、自分とは何か、は、不確定なままなわけだ。
水戸 一直「神とは、自分のすべてを知っているはずの究極の偉大な他者、という幻想なわけです。
こくまくくぅ「最終的な他者の視線は、結局、虚空なわけか。」
水戸 一直「その通り。他者の視線は、存在対象の視線、ではなく、主体の幻想的な対象としての視線、なわけです。これは、主体自身が生み出している、残余、なのです。
人形くくぅ「厄介な剰余だ。
水戸 一直「確かにあるように感じられるが、自らへと統合することはできないのです。
こくまくくぅ「最初から、ずっと、自分を見つめているようにあらわれる、が、具体的にそれを見ることはできない、というわけだ。」
人形くくぅ「主体のためだけにあらわれ、主体を虜にするように、魅惑的な秘密のようにあらわれるが、自らに還元不可能な、自らとは不一致な点、なわけだ。
こくまくくぅ「自己透明性を曇らせる染みのような点だ。まさに、ふと気づくと、上から覗いていた、君のように・・・、ということは・・・」
人形くくぅ「君も、われわれの抱いた幻影を投影しているスクリーン? あれ、よく見ると・・・、子供の顔の絵だ! ・・・お面なんだ、子供じゃあない!
こくまくくぅ「あ、くすくす笑いながら、お面をはずしている。お面の下は、・・・あ、ミニくくぅだ!」
人形くくぅ「なんだ、そうだったのか、すっかりだまされたよ、ははははは。
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ラーメン 650円

こくまくくぅ「この店は、気まぐれのそしりを受けかねないほど、変節を繰り返しているわけだけれど、しかし、それは、単なる風見鶏で、メニュー内容の大幅な変更をしているのではない。それは、高度に反省的な時代に不可避的な真摯な姿勢と受け取るべきだろう。」
人形くくぅ「爛熟期の証だ。
こくまくくぅ「つまり、鳥瞰的に、地上のラーメン状況のすべてを網羅して、その地図を把握したうえで、取り組むべき対象を模索している、というわけだ。高度なメタ・ラーメン、なのだ。」
人形くくぅ「その偏差値の高さの証拠が、ラーメンにあらわれている。ただの流行の後追いの浮薄な店とは違う。
こくまくくぅ「それどころか、最先端の劈頭なのだ。」
人形くくぅ「スープの寸胴に、もみじがいっぱい突き刺さっていて、壮観だ。なるほど、このうまみは、もみじ、由来なのか。
こくまくくぅ「もみじ、といえば、昔、常に2時間以上待ちくらいの行列だった頃の、青葉(中野)を思い出す。はじめて、もみじ、というものを知り、これが、そのうまさか、と思ったものだ。」
人形くくぅ「コラーゲン系の強いうまみだ。なので、このラーメンも、食べていると、独特に、コラーゲンで口の周りがべたべたしてくる。
こくまくくぅ「前シーズンの、鶏清湯の中華そばにも、この豚清湯のラーメンにも、通底するようなうまみがあるのは、このもみじか?」
人形くくぅ「この多めの表面の浮き油もうまいよねえ。
こくまくくぅ「今日は11時半。本日のスープは、それほどあっさりではない。でも、午後よりは軽いかな。贅沢なもので、午前に食べると午後バージョンが、午後に食べると午前バージョンが、恋しくなる(笑)。」
人形くくぅ「もちろん、どっちもうまい、ということだ。
こくまくくぅ「まあ、ブレというのか、いつも同じものを食べたい向きの人もいるようで、今日はいつもと違う、と怒ったりするけど、まあ、いつも同じ均質的なものを食べたいかどうか、だけど、自分は、違う方が、むしろ、ありがたいというか、いろいろ味わえて、おもしろいし、楽しい。たまに、大当たりがある、のが、好きだな。」
人形くくぅ「まあ、一回食べに行って、その時にベストのものを所望する、というのも、ある意味、わがままな話だ。やはり、生き物だし、数回は試す必要があるはずだ。一発で、いい、とも、ダメ出し、とも、いかない、だろう。
こくまくくぅ「少なくとも3回くらい。辛抱が効かないなら、食べ歩きに向かない(笑)。」
人形くくぅ「それに、自分好みの味、に執着するのもね。その人のために世界は回っているわけじゃあないし。主観的な自分の口に合わない、と言って怒る人もどうかなあ、と。何様? みたいな。自分がダメなのかなあ、と謙虚に言う人が少ない感じだ。わかるまで、通ってみようとかね。
こくまくくぅ「短気は損気です(笑)。いつも、いい状態の出会いばかりあるわけねーだろっ(笑)。ご都合主義者だよ。」
人形くくぅ「でも、ここのところ、スープは万全だ。
こくまくくぅ「それに加えて、圧倒的なのは、麺感のすばらしさだ。いつもながらヘンテコなたとえかもしれないけど、マルちゃん製麺やラ王、のまるで生麺のよう、の、そのお手本の麺、ででもあるかのような出来栄えのよさだ(笑)。」
人形くくぅ「ちょっと似てるよね。しかも、ずっとグレードが高いわけだ。これを真似してインスタント麺を作ってるみたいなね。いま、ウマいとされる麺食感を満足させている最先端ではないかね。
こくまくくぅ「これ、製法、他人に教えない方がいいね。」
人形くくぅ「俗ウケする絶対的なうまさなんだけど、決して俗っぽさに滑り落ちていない、品のいい高品質感だ。それにしても、平日は、年配の男子が多い。うまいものを嗅ぎつける嗅覚がすごい。
こくまくくぅ「未熟な若い舌、という感じではない層だよね。えるびすとか華丸も、重役さんっぽいサラリーマン風の方多いよねえ。ハイレベル感がある。ラーメンはいま、若者中心、ではない。」
人形くくぅ「ここのところ、チャーシューもグレードアップしている。うまみたっぷりのスープに見合う、しっとりジューシーな柔らかさで、なんだかうまい。
こくまくくぅ「太いメンマもなかなかのものだ。ハイレベルだ。麺の間にあるからメンマ?」

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つけそば ゆず塩 750円(限定)

こくまくくぅ「さて、うれしいことに、まだ、限定、やっているので、今日は、塩つけだ。今日は、つけダレの甘さが、前回よりは後退しているかな。甘すぎる、という反応でもあったのだろうか。比較的、控え目だ。これでもうまいけど、自分的には、甘さのインパクト大、がより好きかな。」
人形くくぅ「生き物なのでね。
こくまくくぅ「そう、それで、柚子が、これは不可抗力の個体差なんだけど、今日のは、ちょっとだけ、にがいかな。シャープな香気、というか。なので、より、ギリっと、したイメージなのだ。」
人形くくぅ「前回は甘い香気、今日は、にがみばしった大人っぽい印象、かな。まあ、ほぼ同じだけどね。ほんのニュアンスの差程度に、ね。
こくまくくぅ「この間は、うんと甘い、と書いたので、フォローしとかないとね。なんでぇ、この程度がすごくあまい、なのかよ、ってなっちゃうから(笑)。」
人形くくぅ「やはり、数回食べないと、わからない。
こくまくくぅ「醤油と違った味わいの魅力があるので、ずっとあるといいね。相照らし合い、魅力倍増だ。」
人形くくぅ「甘ーい醤油に対比して、ギリっとさせたのかな。
こくまくくぅ「麺は、極上のつけ麺の麺、に達している。もはや、盤石な感じだ。麺、タレ、それぞれがよくできている上に、絡まり相性が抜群だ。今日、一品香に行かなかったのは、やはり、一品しかないさびしさだ。つけ麺、ほしいよねえ。つけ麺×ラーメン、このサイクルの中での豊饒な味わい、現代において、必須でしょ。」
人形くくぅ「つけ麺ないとねえ、片テンビン、だよね。ラーメン×つけそばの、二品考、を選択(笑)。
こくまくくぅ「最近、若者にウケているようなガキ臭いラーメンも食べたくないし、ドサ周りもしたくない(笑)。まあ、歳くったということか。この塩つけダレは、見た目も美しい。柚子の皮の微細なみじん切りが、味わい的にもいいし、見た目にも、キラキラと輝いていて、うっとりするような豪奢な美しさだ。」

・・・・・・予告・・・・・・・


ミニくくぅ「巨大はに丸を見に行ったのであります! かたくりの里にも行ったのであります!! その様子は次回で!!!


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by dasenkadasenka | 2014-04-13 18:44 | 水戸市

喜元門 水戸笠原店  100種類くらい粒ぞろいのラーメンのメニュー数も不可能じゃあないかもね

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住所 茨城県水戸市笠原町884-10
電話番号 非公開
営業時間 昼の部 11:30~14:00/17:30~20:30
定休日 火曜夜の部、水曜
P あり
喫煙 不可
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こくまくくぅ「あれ、また、へんな、怪しげな子供がわれらのテーブル席に近づいてきたぞ。」
水戸 喜元門「お花はいかがですか。
人形くくぅ「なんだ、ついに花売りの子供か!
こくまくくぅ「それに、手に花を持ってるような格好はしているけど、何も持っていないじゃあないか。」
水戸 喜元門「じゃあ、マッチでも。マッチを擦れば、あたたかい光景が浮かびますよ。
人形くくぅ「いや、それも持ってないだろ。ふりだけだ。
水戸 喜元門「ちょっと、お時間、よろしいですか。
こくまくくぅ「なんだ、待ち時間を狙ったセールスか。あ、われらのテーブル席に座った。」
水戸 喜元門「まあ、手短にお話します。
人形くくぅ「え、なんですか。何かの勧誘のスピーチですか?
水戸 喜元門「スピーチとラーメンの待ち時間は短い方がいい、とか申します。
こくまくくぅ「いや、言わないな。聞いたことない。」
水戸 喜元門「水戸、喜元門、と申します。
人形くくぅ「へんな名前だし、また面倒くさい子共なのか。
水戸 喜元門「ま、そうおっしゃらずに。
こくまくくぅ「何かの天罰なのか。」
水戸 喜元門「あるいはそうかもしれませんね。あなた方の罪深い生活に対する天罰かもしれません。
人形くくぅ「え、なんだって。
水戸 喜元門「だってそうでしょう。なんですかラーメンばかり食べて。
こくまくくぅ「大きなお世話だし、最近はそんなに食べてない。」
水戸 喜元門「そんな狂って乱れた生活はやめて、自然に根付いた生活をしなければいけませんよ。
人形くくぅ「なんで、そんなこと、君に言われなければならない?
水戸 喜元門「つまり、あなたがたの、病んだ精神が生み出した応答、が私なのだとしたら?
こくまくくぅ「え?」
水戸 喜元門「あなたがただけに見えるストレンジ・アトラクター(奇妙な誘惑)かもしれません。
人形くくぅ「われわれが望んでいると?
水戸 喜元門「違いますかね?
こくまくくぅ「あ、わからない。そうかもしれないぞ。なんかへんだし・・・」
水戸 喜元門「自分自身の基本的な事実を外に見出そうとする願望がつくり出した、形成物かもしれませんね。
人形くくぅ「なんだって。幻なのか。
水戸 喜元門「自分自身に取り込めない真実を外に見ているのかもしれません。
こくまくくぅ「真実って・・・、むずかしすぎる。」
水戸 喜元門「熱に浮かされたように同じものを食べ続けるのは、真実を見ないようにするため、なのでは?
人形くくぅ「夢なのか?
水戸 喜元門「そう、自らの欠如を外部に見ている・・・
こくまくくぅ「よくわからないが、確かに、引き込まれてしまう。」
水戸 喜元門「そうです。でも、あまり近づきすぎると、自分が壊れてしまう・・・
人形くくぅ「・・・
水戸 喜元門「束の間の幻とは、中味のない、ただの表面です。
こくまくくぅ「純粋な見かけ、か。」
水戸 喜元門「そうです。幻想とは、その対象ではなく、それをそういうふうに目撃している視線、なのですよ。
人形くくぅ「歪められた視線によってしか見えないのか。
水戸 喜元門「他の視線にとっては、存在しないのです。
こくまくくぅ「ああ、混乱してきた。」
水戸 喜元門「あなた方の混乱と錯綜の具現化です。
人形くくぅ「これは、思い込みだと。
水戸 喜元門「ある角度からだけ見えるのですよ。だから、近づきすぎると、ただの現実が見えて、幻想は失われてしまいます。純粋な見かけへの委託、です。
こくまくくぅ「確かに! 至近距離から、君を見ていると、何だか変だぞ!」
人形くくぅ「あ、その顔は、描かれた顔だ! 子供の顔の絵・・・、お面なんだ、子供じゃあない!
水戸 喜元門「ようやく気づきましたか。
こくまくくぅ「あ、お面をはずしている。その下は・・・、あ、ミニくくぅ、だ!」
人形くくぅ「なんだ、おどかすなよ、すっかり騙されたよ、ははははは。
こくまくくぅ「気づかなかったよ、ははははは。」

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直火チャーシュー麺 780円

こくまくくぅ「佐野実氏が亡くなった、とニュースで見た。詳しくは何も知らないけど、以前に、たしか、年間700杯くらいラーメンを食べるというようなことを聞いた気がする。やはり、そういうことも障ったのだろうか。」
人形くくぅ「創作的なラーメンの先駆けだ。当時高額だった製麺機を買って、奥さんに離婚されながらもラーメンづくりにはげんで、完全自家製のうまいラーメンを確立された方だ、と聞いている。
こくまくくぅ「もちろん、佐野氏の支那そばは、いただいている。丁寧に作られた、珠玉の一杯だ。その情熱への感謝と哀悼の意をささげます。」
人形くくぅ「まあ、とにかく、佐野氏のように、ラーメン店というものは、とにかく、これぞ、という一杯をつくればいい、のだと思っていた。しかし、喜元門は、そんな思いを覆してしまう、ような、圧倒的な多作だ。
こくまくくぅ「100種類くらい作れるかもね。しかも、粒ぞろいで。これも、新作のチャーシュー麺、です。佐野氏の支那そばは、昔ながらの、と、斬新さ、とを、併せ持つような醤油ラーメンだったけど、このベースの醤油スープも、まあ、そんな感じかもしれない。たぶん、ラーメン、の醤油スープと同じだと思う。ラーメンは、仕様が以前とがらりと変わって、昔ながら風になって、醤油風味が濃い目になった。品よく醤油味を際立たせない独特の喜元門らしさ、とは、また、違ったつくり、なので、自分的には、少々、驚いたものだ。」
人形くくぅ「もちろん、それはそれでうまいんだけど、個性的というよりは、わりと、ざっくばらんな、普通っぽい一般的なテイスト、の醤油味になった。
こくまくくぅ「それに、チャーシューも、紅い縁どりがあり、これも、そういうオールドファッション仕様ということ、なのだろう。」
人形くくぅ「3枚載ったチャーシューは直火焼きと同じ肉だけど、通常の直火焼きとは別バージョンで、このチャーシュー麺専用、なのかな。かなり、あっさりした仕上げだし、柔らかい処理だ。
こくまくくぅ「まあ、チャーシュー麺が出る、と聞いて、想像してきたんだけど、やはり、いい意味で裏切られました(笑)。ほんとに、喜元門は、どのメニューも、意表を突くような、奇妙なズレがあり、そこが、とにかく、おもしろいよねえ。」
人形くくぅ「まあ、独創的、ということなんだよね。ありきたりにはしないよねえ。喜元門を通すと、独特のプリズム効果で屈折偏光する、感じだ。
こくまくくぅ「自分もそうだったけど、風変わりなので、はじめての時は、なんとなく違和感がある。慣れると、良さが見えてくる(笑)。なので、初回で躓くのは禁物な店だ。自分も、何年かかかった(笑)。しかし、ひとたび、この喜元門マジックにハマると、逆に、他のラーメンがやたら素朴で凡庸に思えてくる。」
人形くくぅ「通常のラーメン観を換骨奪胎している、くらいに思って、構えて、対応した方がいいだろう。
こくまくくぅ「そうです、これも、意表を突かれました。想像してきたけど、こんな感じとは思わなかった。あえて、チャーシュー麺というくらいだから、もう少し、チャーシューの風味や脂がスープ表面に溶けだして、こっくりした、ややこってりめの風合いになるのかと思いきや、むしろ、あっさりテイストな感じのチャーシュー麺だ。なので、気楽に食べやすいような感じだ。」
人形くくぅ「値段も、780円とチャーシュー麺にしては手ごろ感がある、ボリューム的にもさほど重くない、ので、これ、人気になるだろう。女子でも軽いはず。
こくまくくぅ「おもしろいつくり、だよね。かわいく、コンパクトにまとまっている、というかな。気さくなチャーシュー麺で、さすが、という感じだ。うまいところをついているのかもしれない。」
人形くくぅ「まあ、他のメニューもそうだけど、品がいい。喜元門は、品がよく垢抜けていて、コテコテはしていない、と思っていたけど、チャーシュー麺も、やはり、そうだったわけだ。
こくまくくぅ「しかも、最近、ますます、上品な方向に拍車がかかっている気がする。味付けも、最低限になってきている。」
人形くくぅ「一番、意表を突いた点は、このかなり太い麺だ。今までで一番太いんじゃあないかな。見たことない、太さだし、形状だし、色艶だし、食感だ。
こくまくくぅ「もうすでに、何種類、麺があるのか、よくわからなくなってきた(笑)。ここのところ、同じ太さ形状でも質感が変わるなどするので、毎回違う麺を食べている、といっても過言ではない。」
人形くくぅ「麺の太さは、少なくとも4種類はある。どのラーメンがどの麺だったか、混乱してわからなくなってきた(笑)。この間の青山店長さんの時の太麺も違う触感だったんだよねえ。
こくまくくぅ「で、この太麺+醤油スープ、この食感も新しい。しかもチャーシュー麺。喜元門でも新しいし、他でもあまりない、だろう。とはいえ、知らない感じではなく、どこかで、似た食感を知っているのだけれど、今、うまく、思い出せない。」
人形くくぅ「まあ、場所や時間的に、近いところでは、文太(水戸)や大進(勝田)やせんり(大甕)の、太麺+醤油清湯スープが、なんとなく似たノリではある。やや、うどんを思わせるような、かたい弾力感+醤油味が魅力だ。
こくまくくぅ「もっと似たようなのを知っているんだけど、東京かな、唐そばや(渋谷)かなあ、思い出せないない。高田馬場の太麺堂かな。」
人形くくぅ「まあ、いずれにしても、斬新な太麺食感のチャーシュー麺だ。けっこうウケるんじゃあないかねえ。
こくまくくぅ「喜元門にしては、かなり、わかりやすくカジュアルな感じで、これからの新機軸なのかもしれない。」

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台湾らーめん 670円

こくまくくぅ「今日は、ここのところなくて、ずっと食べたかった、極み煮干しの塩、があったんだけど、この台湾も、潜伏期間をへて、改良リニューアル版なので、どちらにしようか迷ったが、こちらにした。まあ、変わったんだけど、案の定、味付けが、甘くなっていた。前回いただいた時はかなり甘くなかった。でも、その前には甘い時もあった。今回、甘くなり、辛さも後退したかな。」
人形くくぅ「まあ、個人的には、喜乃壺(つくば)の甘くて、かなりシャープに辛くて、極細麺がコリコリのタイプがお気に入りなんだけど、甘口テイストの喜元門もうまい。広く食べやすい、というコンセプトなのだろう。
こくまくくぅ「けっこう甘くなったので、もう少し辛いと、ちょうど見合うような気もするけど。で、細麺なんだけど、これも、上の太麺と同じような食感というか、前のより、つるみ、になった気がするんだけど。」
人形くくぅ「前の細麺となんとなく違うような、ね。
こくまくくぅ「麺は、つくば製麺所となったようなんだけど、多種類増産体制なのだろうか。ここのところ、麺が、太さや質感において、マイナーチェンジが多いような。」
人形くくぅ「そういう意味では、麺、スープ、チャーシュー、ともに、バージョンが、多数化、多様化しているその組み合わせの繰り広げは、他店に類を見ない増殖ぶりだ。ちょっと、その事実だけでも、斬新な店だろう。
こくまくくぅ「しかも、そのトライアングルは独特の個性的な引っ掛かりを持つ構成の妙がある。」
人形くくぅ「このバラ・ロール・チャーシューも、またまた、変わった!(笑)
こくまくくぅ「あとは、えるびすのバラロールを挙げるけど、ここの、バラロールは知る限り一番好きだ。他店とは別物だ。しかし、これも、しじゅう変わる(笑)。去年の3月くらいのここのバラロールは、すごく好きで、ほろほろのやわらかい食感で、甘い味で、ここのところ、2回ばかり、それに近い感じがもどったんだけど、今日はまた、全然違う(笑)。しかし、これ、けっこううまい。ほぐれるようなやわらかさではなくて、肉食感がややかためで、つるっとしてるんだけど、食感も味もいい。この2バージョンともいいなあ。」
人形くくぅ「最近傾向としては、チャーシューは、味付けや風味が淡白になってきている。直火や炭火も、香ばしさが軽めになって、素材の肉感の持ち味重視みたいになっている。まあ、でも、試行中というのか、かたさ、火の通り加減など、処理がけっこうずっと、まちまちで、どこが本命打なのか、わからないけどね(笑)。今日こう書いても次回違うというありさまだ。まあまあ、でも、うまいことはうまいので、慣れているし、それでもいい気もする(笑)。
こくまくくぅ「ブレというより、意図的に変わるようだ。ある意味、おもしろい実験に参加しているようなものだ。真空なんかも、けっこう、食感が変わるし。好きだった支那そばも、感じが変わったしなあ。」
人形くくぅ「まあ、あまり、神経質に、繊細に捉えてもしょうがない。ちくいち、こまかい点を気にする人もいるようだけど、そんなに一般論的に言って、あまり意味がないだろうし。大筋の人々が大筋でよし、なら、いいわけだからね。
こくまくくぅ「みんな、そんに繊細な舌じゃあないし、平均的なセンサーの舌、なんて存在しないわけだし。しょっぱいとか甘いとか、味が濃いとか薄いとか、よく言うけど、それ、主観だろう、って思うけどね。なぜ、自分の舌基準を主張できるのかよくわからない。」
人形くくぅ「何人分聞いてもキリがない。舌評価より客が来ているかどうかだ。


・・・・・・予告・・・・・・・


ミニくくぅ「巨大はに丸を見に行ったのであります! その様子は次々回で!!!

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by dasenkadasenka | 2014-04-12 18:35 | 水戸市

麺 一直  スープひとすすり、即、ズドーン、ああぁ~、のラーメン世界

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住所 茨城県水戸市見川2267-3
電話番号 029-241-1330
営業時間 11:00 ~ 15:00/18:00 ~ 21:00
定休日 月・木曜日
駐車スペース 有
https://twitter.com/menittyoku
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こくまくくぅ「導入部は、前回の喜元門のラストからの引き継ぎか?」
人形くくぅ「日曜日には、喜元門もここ一直も、ご夫婦らしき方を中心に、年配のお客さんたちが目立って多い感じだ。平日だと、年配のサラリーマンや仕事人の方々が多い感じだ。えるびすや華丸でもそんな感じかな。
こくまくくぅ「もちろん、あらゆる層がいるけど、わりと、落ち着いた年齢層も目立つ。だいたい、若者ターゲットの店は、ランキング上位になる感じだ。でも、これからは、舌の肥えた年配層を虜にする本格店が勝負どころだろうから、ランキングはあまり参考にならない感じもする。」
こくまくくぅ「平均的な人たちが平均的にいいって言っていることの肯定なだけだしね、そもそもランキングは。それが必ずしもいいものである保証なわけではない・・・」
エアー・K「ま、そうおっしゃらずに・・・
人形くくぅ「あれ? 気がつくと、どこからともなく子供が忽然とあらわれて、われらのテーブル席の横に立っている!
エアー・K「ふんふん~♪
こくまくくぅ「あ、鼻歌まじりで、そのまま、われらのテーブル席に座った!」
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エアー・K「ふんふん~♪ 失礼しますよ。
人形くくぅ「なんだ、まるで、不思議な物語の冒頭みたいじゃあないか。
こくまくくぅ「たいてい、こんな、唐突な出だしだ。」
エアー・K「ここに座ってもよろしいでしょうか?
人形くくぅ「って、もう座っているし・・・
エアー・K「でーあいーはー、スローモーション~♪
こくまくくぅ「へんな歌を口ずさんでいるぞ。」
人形くくぅ「新種のアトラクションだろうか。
こくまくくぅ「チップでも渡せばいいのか・・・」
エアー・K「袖触れ合うも他生の縁と申します・・・
人形くくぅ「おかしいでしょ、ここは君の席じゃあ・・・
エアー・K「いえ! いいんです! エアー・K、と申します。
こくまくくぅ「また、派手な名前だなあ。迷子なのかなあ・・・、無下にもできないし・・・」
人形くくぅ「・・・これはアメージング・ストーリーなのか?
エアー・K「物語、とはなんでしょう?
こくまくくぅ「え?」
エアー・K「物語です。物語とは、秩序だったストーリーです。秩序だった、筋の展開⇒目的地、という、説話論的な持続の形式なわけです。
人形くくぅ「はあ・・・
エアー・K「そうした形式(枠組み)で、人生や歴史の出来事を、整理して、統一的なまとまりへと回収する、のです。
こくまくくぅ「そうだな。共有できる、公認の語り、をつくりあげて、秩序だった合意を形成するわけだ。」
エアー・K「そうです。他方で、個人の思い入れは、というか、個々の主体の欲望は、そうした物語とは、必ずしも両立しません。支配的な公的物語を受け入れたうえで、あえて、また別の物語を作ったりします。
人形くくぅ「でも、それも、結局、物語だ。反抗の物語とか・・・。
エアー・K「その通り。だから、説話論的な持続に抗うような、あるいは、無関係なような、断片的なもの、への注意や固着を、欲望はもたらすようになります。
こくまくくぅ「なるほど。ま、無意味なものへの執着とかね。」
エアー・K「外からの説明(物語化)を必要としない、断片的なものに、意味がそれ自体においてあるかのように見えてくること、が、欲望の効果です。
人形くくぅ「確かに、欲望の対象はとらえにくい。
エアー・K「つまり、主体性の空虚を埋め合わせるための、その相関物は、公の物語空間にはない。
こくまくくぅ「非公認の何かしかない、わけだ。」
人形くくぅ「だから、非公認キャラがウケるのか! きゃっは~
エアー・K「常軌を逸した対象への、常軌を逸した執着、であればあるほど、本当の自分に相関するものとして、欲望の対象となりる。
こくまくくぅ「うん。」
エアー・K「だから、結局、社会的機構からの諸要求は、そうした無意味な細部へと、人が固着しすぎないこと、なわけです。
人形くくぅ「酔狂への執着もほどほどに・・・と。
エアー・K「では、なぜ、そうなるのか?
こくまくくぅ「というと・・・」
エアー・K「物語とは、要するに、万人向けの客観的な世界観、です。それは、偏った主観的な視点を排した、ものです。つまり、完全に部外者の、完全に傍観者の、空っぽの視点、であるほど、万人に共有されるわけです。だから、主体の欲望とは、そうした、空虚な視点たる主体性にこそ、対応しているわけなのです。
人形くくぅ「公の空間では、自分を空っぽにしているわけだ。
こくまくくぅ「その補完的な、穴埋め作業が、欲望なのか。」
エアー・K「大枠の客観的世界から、漏れ堕ちるような、取るに足らぬ細部に、興味や関心を示すことこそ、欲望です。
人形くくぅ「マニアックな世界は、日常的な見方からは過剰な、細部への固執だ。
エアー・K「共有物である物語の普遍的妥当性、を、いかに、精妙に裏切るか、が、文学の言葉であったり、科学の難解な言葉であったりする、のも、そうしたわけです。
こくまくくぅ「なるほど。で、この不可解なアメージング・ストーリーの終わりは?」
人形くくぅ「突飛などんでん返し、だ。そうした物語は、意外な結末、に決まっている。・・・あ、わかったぞ。エアーK、架空の子供だ! よく見たら、子供の顔は、お面じゃあないか!
こくまくくぅ「あ、お面をはずしている! その下は、・・・はっ、ミニくくぅだ!」
人形くくぅ「なんだ、すっかりだまされたよ・・・、ははははは。
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ラーメン 650円

こくまくくぅ「今日は、1時30分くらいのラーメン。やはり、朝一より、スープ感は、こってりし、生姜の香りもやや強い。時間帯によるスープ状態の変化は、多少あるよう、かな。これはこれで、うまい。ガツンとくる、というか。」
人形くくぅ「朝一は、すがすがしい感じだ(笑)。午後は手練れのようになってくる、かな。どちらも、食べたい、ところだ。
こくまくくぅ「さて、どうも、一直の記事には、豚清湯スープくくりで、一品香(栃木県)の名前がよく出てくるので、そろそろ、行ってみようか(笑)。まあ、冬の間は、雪が嫌なので内陸にはあまり行かないんだけど、そろそろ暖かくなってきたし。佐野系なのかな。ここのところ白河や佐野などの手打ち系にあまり興味がなくなっているのでなんとなく、二の足を踏んでたんだけど。みんないいって言ってるし。」
人形くくぅ「遠いし。行きにくいんだよね。でも、評判はいいようだ。
こくまくくぅ「まあ、すでに、この一直の、精度の高い豚清湯なので、つけ麺もない、田舎っぽい雰囲気がなあ、というところでもあるんだけど、どうも、白河や喜多方でも、つけ麺がないことが、やはり、ラーメンにも、ある種の足りなさ、の烙印となっている気がする。ラーメンとつけ麺の同時進行は、意外と、つくり、の上で、感性的に、スタイリッシュな側面に重大な影響があると思うんだけどね。最近、素朴なノリがなんとなく苦手でね。」
人形くくぅ「まあ、つけ麺とラーメンのワンセットが、一番よくわかるパターンだ。ここや、ことぶきや(水戸)やとみ田みたいに。東京だと、当たり前の感じなんだけど、地方ではつけ麺は、いまひとつ、のようだよね。
こくまくくぅ「まあ、でも、天高盛(喜多方)の例もある。天高盛も、上のような私的な思い込みで、つけ麺もない、喜多方をずいぶん長い間はずしてたんだけど、その間に、見落としてしまった、驚愕店だった。まあ、ついで、と言っちゃあなんだけど、肉感で食べさせる天高盛の肉そば形式は、自分の中では、一直と結びついて、ここが、チャーシューでなく、この肉感形式をやったら、かなり、衝撃的ヒットになるのではないか、と妄想しているので、ちょっと挙げておこうか。↓写真。」
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ミニくくぅメモ「一日50食しか作らない、ので、11時開店なのに、人が並んでると10時30分くらいに開店し、なんと、11時ちょいくらいには閉店してしまうのも目撃した、驚異の店だ。無化調で、最低限の味つけが絶品なんだけど、味が薄いことでも驚異的かもしれない。そのため、開店当初は、こんな味のないもの食えるか、と言って帰った客が続出だったそうだ。しかし、肉や麺など、素材のうまみを存分に活かし切った味わいは天才的なので、理解あるファンを確実に増やしている模様。理解できそうな人だけ、直行すべき名店だ。


こくまくくぅ「まあ、一直は、普通にチャーシュー、という、ラーメンの形式美へのこだわりもあるかもしれない。しかし、近年、、のつかみ、で、食べさせる店は強い。ラーメンのうまい店がある、と言うより、すごくうまい肉そばの店がある、と言われると、俄然興味深くならないだろうか。」
人形くくぅ「なります(笑)。肉がすごくうまい、は、引き、だ。人が集まるよねえ。
こくまくくぅ「最近、こてこて白湯の活龍も、なんと、清湯で勝負に打って出た、らしい。喜元門も直火焼きチャーシューメンを出す。活龍の清湯には腕肉チャーシューとのこと。確か、直火焼き、も腕肉だ。おもしろいことになってきた。肉ブームになるかも。」
人形くくぅ「今や、いよいよ、清湯肉そば、か、というところだ。
こくまくくぅ「まあ、とにかく、一直のスープや麺は素朴派ではない。スタイリッシュな極めつけのような洗練されたスープと麺だ。これは、もう、文句ないだろう。ただ、チャーシューは、それに比べると、やや、普通においしい、だ。バランス的にそれでいいのかもしれないけど、これで、肉が爆発したら、ヤバい、だろう。」
人形くくぅ「まあ、スープも麺も、まだ、時間か日かわからないけど、多少のブレがある。高水準の上でだけど。でも、スープは、いつでもうまいけど。通底するとろっとしたうまみ感がすごい。
こくまくくぅ「ここの自家製麺は、食感が、ここのところで、ぐっとよくなった。前回がよく、今日もいい。熟成感かな、ねっちりしている。」
人形くくぅ「微妙な醗酵的なにおい、もあるかも。
こくまくくぅ「最初、麺の表面にだけ、スープがしっとりと滲みている。それが、チュルッとしているんだけど、その内側の芯部は、ふがっとした感じ。この複数層を噛みしだく時の、弾力的抵抗感の深い満足感が魅力だ。」
人形くくぅ「この噛み応えの深い弾力が、高い満足感を生み出す感じが、最高潮かもね。
こくまくくぅ「この芯部がふがっとするような感じは、日和田製麺所(郡山)やくさび(郡山)などの、自家製麺にも似た食感がある。ちょっと独特に気持ちいいうまい感触なのだ。そっくり、ではないけど。」
人形くくぅ「自家製麺に特徴的な触感のいいところをびしっとキメている。このシャープさは手打ち麺にはないんだよね。
こくまくくぅ「麺がスープを吸って仕上がり、完成するので、スープとの相性の詰めももちろん、さすが、の感じだ。スープと麺の歩み寄りで作らないと、できないだろう味わいだ。」
人形くくぅ「切り離せない車輪の両輪だ。
こくまくくぅ「肩ロース肉のチャーシューもやわらかく、しっとりしていて、ウマくなっている。ここ数回でも微妙に違うかな。チャーシューという美学もわかるんだけど、最近、スープに溶けだす三枚肉の肉感のよさもあらためて流行ってきている感じだ。そこに合わせた豚清湯に、その肉感、もここが手掛けたらすごそうだ。」
人形くくぅ「めちゃめちゃウマい、モノができそうだよね。メンマもうまい。ネギもうまい。シンプルな構成は極上だ。

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つけそば醤油 700円

こくまくくぅ「まあ、とにかく、今や、つけ麺の感性はラーメンに、必要不可欠だろう。ラーメンとつけ麺のコンビネーションがあるかどうかは、一つの目安だ。もちろん、そこに十分に自覚的なので、表の看板のようになっているはずだ。」
人形くくぅ「自家製麺とね。
こくまくくぅ「自家製麺は、はじまって1年くらいになる。実を言って、ここの自家製麺は、当初からうまいし、それ以上にポテンシャルの引きが期待できているんだけど、正直、いろんな意味で、ちょっとだけ、かたさがある、気もしていた。トータルでうまい中での話だ。でも、ここに来て、それがとれたかもなあ。」
人形くくぅ「鶏清湯は、細麺だったから、また違って、あれは、パーフェクトな感じだった。
こくまくくぅ「豚清湯ラーメンの中太麺がよくなったのと同じくして、この、つけそばの太麺も、しなやかぬっちり感が増して、ぐっとよくなった。ここ数回でせり上がった感じだ。味も、シンプルに穏やかになったような。」
人形くくぅ「くどさが消えて、しなやかな弾力感になった。
こくまくくぅ「結局、つけ麺は、特に、麺を噛んでいる時の感触の満足感の高さが、決め手だろう。その最大値をはじき出しつつある。たとえば、道(亀有)やことぶきや(水戸)もとみ田(松戸)も活龍(つくば)もそうだ。周囲から徐々に未知の核心を攻めて、その絶品の感触ポイントの範囲を狭めつつある感じだ。弾力が深いのだ。そこが、勝負どころだろう。これは、製麺所の麺では知らない食感だ。自家製麺店が、日々、手探りで、正確無比に追いつめている感じだ。」
人形くくぅ「そこがなにより醍醐味だ。太さも、極太でなく、中太になってきている。そのしなやかな弾力が、肥えたあごに、強烈なインパクトを与えているのだ。
こくまくくぅ「あとは、つけダレだけど、これも、申し分ない、パンチのあるうまさだ。」
人形くくぅ「つけダレと麺を別々に考える店はやはり、弱い。有機的なすり合わせが不足する。
こくまくくぅ「つけダレは、甘さが強烈だ。たぶん、経験的に思うに、清湯で甘くないと、冷えてきた時に残飯めいてくるんだよねえ(笑)。言葉は悪いけど、冷えた残りもの、みたいな雰囲気になりがちというか。ところが、甘いタイプだと、ゴージャス感が持続する。ダレないし、味わいも優雅さが保てる感じだ。」
人形くくぅ「途中での温め直しはよくないね。熱⇒冷の間をゴージャスに魅せる、ことこそ、技術、だし、つけ麺のうまさだ。
こくまくくぅ「ずっと、熱くても気持ち悪い。だんだん冷えながら、ちょうどいい落としどころをもって冷えて終わるのが美しい。少々衝撃的なほど甘いけど、これは、うまさのテクニックだ。最後まで、ちゃんとうまい。」
人形くくぅ「一度クセになると、甘さがたまらないしね。また、ひき肉入りの豚清湯にすごく合っているし。
こくまくくぅ「この、ラーメンとつけそばの相互関係も味わいだ。感性領域が違ってくる。これ、食べ手も、同時進行だと思うけどね。」

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by dasenkadasenka | 2014-04-08 18:14 | 水戸市

喜元門 水戸笠原店  変化し続ける魅惑的な仮面舞踏会  仮面の方がリアルな素顔?

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こくまくくぅ人形「わたくし、桜の花びらとともにやってまいりました!」
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こくまくくぅ人形「画面の右端、建物の右端から、奥にある桜の木に満開の花が見えます。」
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人形くくぅ人形「喜元門の駐車場脇に、ムスカリの花が咲いているぞ!
ミニくくぅ人形「春、だよ。
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こくまくくぅ「あれ? 店内に入ってテーブル席に向かっていたら、見知らぬ子供が、後ろからついてきちゃったぞ!」
人形くくぅ「ん、ほんとだ、誰だろうろう? どこの子供だろうねえ?
こくまくくぅ「あれ? そのまま、一緒に、同じテーブルに座っちゃったよ! こまったねえ。」
人形くくぅ「あれれ、おかしいなあ、君は誰?

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笠原 喜元門「笠原 喜元門、と申します。
こくまくくぅ「かなりわざとらしい名前の気がするが・・・、あ、いや、名前じゃなくて、君の素性というのか・・・」
人形くくぅ「なんで、ここに座っちゃったかなあ?
笠原 喜元門「いえ、いいんです。
こくまくくぅ「ひょっとして、座敷童かな?」
人形くくぅ「他の人には見えてないとか。なんだか、不気味な子供だ。
笠原 喜元門「ここに、お邪魔させていただきますよ。
こくまくくぅ「んーん、変だなあ。最近、あやしい子供が多い気がするなあ。」
笠原 喜元門「ま、そうおっしゃらずに・・・
人形くくぅ「あ! 卓上の知恵の輪を、一瞬で解いた! 器用な子供だ。
こくまくくぅ「やばい、これは、つかみ、なのか!」
笠原 喜元門「いえ、なにね、こんなものは、コツ、ですよ。だいたい、左右対称に合わせればいいんです、いいんです!
人形くくぅ「はあ、なるほど。・・・やばい、心をつかまれたかも・・・
笠原 喜元門「今、社会的仮面の下の素顔、のことを言いましたね?
こくまくくぅ「いや、そんなことは、別にどうでもいいんだけど・・・」
笠原 喜元門「仮面の下の、本当の自分、とおっしゃいました。
人形くくぅ「いや、特にそんなことは・・・
笠原 喜元門「現実はむしろ、物語のオブラートにくるまれているもの、です。
こくまくくぅ「え?」
笠原 喜元門「その下の本当の自分とは、実は、むしろ、さなる、物語、なのです。
人形くくぅ「虚構ということか?
笠原 喜元門「仮想でしかあrません。
こくまくくぅ「自分の内面が?」
笠原 喜元門「そうです! 内面は実は、空っぽ、だからなのです。
人形くくぅ「だから、そこに当てはめられるのは、さらなる物語なのだと?
こくまくくぅ「確かに。本当の自分という物語、かもしれない。」
笠原 喜元門「しかも! 自分で、本当の自分がわかってはいない、のだとしたら、他人が自分に投げかける物語、を自分と思い込むことすらあるわけです。
人形くくぅ「ふむ。他人から見える客観的真実、とうこともあるし。
こくまくくぅ「主観的な思い込みだけでなく、外から見える自分の姿も、本当の自分だと。」
笠原 喜元門「そうです。つまり、社会的仮面や役割の下の、本当の自分、というリアル、は、さらなる、虚構からやってくる。なので、ネット上のバーチャルリアルのように、匿名の仮名の自分、の方が、むしろ、リアルなこともある、わけです。
人形くくぅ「あ、そうか。通常の常識的な日常の物語を食い破るように出てくる、仮面の物語の方が、リアルなこともある。
こくまくくぅ「そうした仮面の方が、むしろ、自分らしさや、素顔に近いということか。」
笠原 喜元門「その通り。日常的な仮面の下の本当のこと、は、さらなる仮面なわけです。だから、真の自分の姿、など、虚構的な操作によっていくらでも作られてしまう。
人形くくぅ「ネット上に書き込まれた、悪口や誹謗中傷などだ。あいつは実は、こんな・・・やつだ、みたいな。
こくまくくぅ「広められると、それが本当の自分だと思われてしまう。」
笠原 喜元門「それだけではありません。あからさまな嘘、であっても、当人ですら、どこかで、それを、もしかしたらそうかもしれないと、仮想をわずかでも受け止めてしまう、から、気にしないどころか、うろたえて、無視できなくなってしまう、こともあるわけです。
人形くくぅ「仮想の人格でも、自分と思い込む可能性がある。
こくまくくぅ「マインド・コントロールなどもそうしたものだ。虚実の区別がつかなくなる。」
笠原 喜元門「でっちあげなら、単に、気にしなければいい、だけなのに、実際には、とらわれてしまう、こともあるのは、そうしたわけです。
人形くくぅ「噂も信じてしまうのは、本当の自分、など、実は空っぽだから、ということなのか。
笠原 喜元門「そうです。さらにいえば、仮想が真実、ということではなく、空っぽの自分に当てはめるための、本当の自分という幻想を常に欲望しているかこそ、そういう穴埋めのための自分探しの欲望が、そうしたまことしやかにあらわれる仮想の物語に、反応してしまうのです
こくまくくぅ「当人すら、本当の自分がわかっていないので、他人の言った出鱈目ですら、どこかで少し信じて、ひっかかってしまうわけか。」
人形くくぅ「それも、自分の本性かと一抹の不安に駆られることが、すでに欲望の幻想的な対応なわけだ。だから、占い師やセラピストに、自分のことを教えてもらおうとしたりもするし。
笠原 喜元門「バーチャル・リアルは、空っぽの主体性が抱く、本当の自分という幻想を求める欲望に対応しているので、だから、仮面の虚構の方が素顔であるような、逆転した、屈折した、混乱が生じるのです。・・・たとえば、あなたは、本当の自分はクマではないか? とかね。
こくまくくぅ「ええ! いや、そうですが?」
人形くくぅ「あ、墓穴を掘ったぞ! 思わず、本音を言っちまったな。
こくまくくぅ「あ! そうか! なんかヘンだと思ったら、偽の子供なんだ。仮面なのだ!」
人形くくぅ「よく見ると、描いてある子供のお面だ。お面をかぶっている!
こくまくくぅ「あ、お面をはずしている、その下は・・・」
人形くくぅ「あ、ミニくくぅだ。なーんだ、そうだったのか、すっかりだまされたよ、ははははは。
こくまくくぅ「なんだ、気づかなかったよ、ははははは。」

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住所 茨城県水戸市笠原町884-10
電話番号 非公開
営業時間 昼の部 11:30~14:00/17:30~20:30
定休日 火曜夜の部、水曜
P あり
喫煙 不可

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鰮煮干塩 バラロール 760円

こくまくくぅ「激越なうまさの極煮干しの塩、が食べたいと、ずーと思っているんだけど、ここのところない。今日も欠番なので、ノーマルな煮干し、鰮煮干しの塩にした。もちろん、これも、すでに、十分にうまい。」
人形くくぅ「極み煮干しは、これに、煮干し感満載の、たっぷりの煮干し油がかかっている感じなのかな。
こくまくくぅ「しかし、この本体スープも、十二分に煮干し感満載で、普通のうまさではない、尋常ではないうまさだ。煮干しの店は、星の数ほどあるが、かつて知っているどの店とも違う。まあ、食べてもらうしかなく、うまく伝えられないけど、ウマさの質自体が違うのと、それに、なにより、品がいいのだ。」
人形くくぅ「品のよさ、あるいは、垢抜けている感覚において、他店を凌駕している。こんなに洗練された煮干しスープの質感を知らない、ということだ。どろくさい煮干しや、やたら濃く出す煮干し、にがい煮干し、とも違う。
こくまくくぅ「まあ、かつてのむじゃき(水戸)が、やや似たノリなんだけど、まあ、喜元門風なんだよね? むじゃきが。印象はこちらに吸収されてしまう感じかな。とにかく、チャーシュー、麺、スープ、など、すべての点で完成度が高い。」
人形くくぅ「これだけの完成度の店は知らない。というか、同列比較でなく、そもそも他は、垢抜けていないのだ。
こくまくくぅ「あるいは、独自の境地を持っているというかね。衝撃的なハイレベルだし、オリジナリティで、ますます、追従を許さない磨きのかかった感じ、だ。むじゃきでは、煮干しの塩、は、あったけど、そもそも、煮干しラーメン店で、塩スープもあまりない。この、塩で、持つ、感じ、あっさりでなく、強烈なインパクトであること、ちょっと驚きの感触だ。」
人形くくぅ「まあ、いろんなたちの煮干しスープがあって、どれも、好きなんだけど、でも、ちょっと、ここは、極めつけ感があって、正直、他の食べたくなくなってきている(笑)。
こくまくくぅ「なんとなく、自然にそう思うよね。満足度が絶対これより低い。この洗練された煮干し感、どこからやってくるのか。和風の吸い物のような煮干しスープは、勇(町田)で食べたことある。和風っぽい煮干しうまみが、強くなって、ラーメンスープにまで達した感じか。変に、煮干し臭さや苦みがなく、まろやかで品のいいうまみが、いい具合にしっかりしているのだ。この、いい具合、が、絶妙で、ピンポイントで唸る、感じところだ。」
人形くくぅ「思わず、一口すすりで、ああぁ、と言っちゃう(笑)。
こくまくくぅ「貼り薬のフェイタスの、香取慎吾さんの、即、ズドーン、ああぁ・・・を思い出してもらうといい(笑)。あの感じだ。これで病気も治る!(笑)」
人形くくぅ「だいたい、義務的に食べて、まずい店が続くと、心が荒んでくる(笑)。最近、少し耐えられない。そんな思いで食べていると、たぶん必ず病気になる。マジで、経験的に、ウマい、と思って食べていると、身体のコンディションがすごーくいいのがわかる。
こくまくくぅ「消化能力も違ってくるよね。うまければ3連食は軽い。健康のために、ウマい店にだけ行った方がいい(笑)。」
人形くくぅ「それに、ただ、濃くしたり、いろいろやる、というのでなく、ラーメンとして、に達してないと、どーしようもない。うまいラーメン、に達するためにやる、でないとね。
こくまくくぅ「そう、ラーメンの格みたいなのがほしいわけだし、喜元門にはそれがある。スープに麺入れればラーメンになるわけではない!」
人形くくぅ「そう言ってわかんなければ、どーしようもない。それ以上は話さない。
こくまくくぅ「これだけのメニュー数で、すべてが、粒ぞろいだ。ちゃんと格がある。だから、どれを食べてもいい、だろう。メインがよくても、サブ系をつくってしまい、サブがメインに比べて、ラフでお粗末な店は多い。安牌確保で、サブや限定で、遊んじゃうというか、間に合わせにするというか。結局店の印象が散漫になり、ぼやけてくる。その点、喜元門は、気合が均一に隅々まで通っている。」
人形くくぅ「サブのダメな品を、はじめての客が食べたら、二度と来ないからね。メインがまあまあでも、限定でがっかり気味で、つまずくと、自ずと長いこといかなくなること、実際多いし(笑)。
こくまくくぅ「喜元門は、全部メインだ。どれも、ビシッとキメている。全編クライマックスだ。派手な色物もいいし、ただのシンプルなラーメンや支那そばも、本当にいい。徹底性が信頼だ。」
人形くくぅ「首をかしげながら食べるとビョーキになる。そういうのは健康のためにもう行かない。
こくまくくぅ「極上の味わいの秘密は、シンプルにしてむだがない、ところだろう。そのため、品がよく、すっきりしている。それが、ここまでちゃんとできている店はそうそう知らない。」
人形くくぅ「盛りつけもきれいだしね。スキがない。
こくまくくぅ「塩スープで、これだけうまい煮干しも、たぶん、そうそうやれない。醤油よりむしろいいかもなあ。」
人形くくぅ「そして、麺も、ありふれたラーメン的、ではない。それに、この極細麺は、ここ数回、もう少しかたさや歯応えがあるといいかなあ、と書いたら、今日は、ちょっと、そんな感じになっている!
こくまくくぅ「願い事をかなえてくれる喜元門です(笑)。いつかは必ず通じます。よきにはからうことは、徹底しているからだ。」
人形くくぅ「極細のコリコリ感が持続して、かなりいい。この細麺に、ゴクウマの煮干しスープがいい絡み方をする。
こくまくくぅ「ラーメン的でないような麺、スープ、チャーシューなのに、ラーメンの格がある、という、離れ業だ。」
人形くくぅ「今までにない、ラーメン食感だ。この新機軸のチャーシューが、この麺+スープにこそ、合う。これが、ありきたりなチャーシューだったら、効果は半減だろう。また、この、通常のチャーシューらしくないチャーシューも、ここのラーメン群でなければ、合わない、だろう。こうした連携は緊密だ。
こくまくくぅ「要素間の替えが効かない。ダメな店って、替えが効く。テキトーに取り換えられる。適材適所が厳密でない、あるいは、ちゃらんぽらん、だ。ここに比べたら、ほとんどの店がそうだと言っていいだろう。」
人形くくぅ「このチャーシューらしくない肉感のチャーシューの魅力が、ラーメンに命を吹き込む。
こくまくくぅ「チャーシュー、スープ、麺、それぞれの要素は、絶えず変動してマイナーチェンジを繰り返しているけど、緊密な相互関係の水準は確保しているし、なおかつ、変化も、最適化の模索であることが理解できる。」
人形くくぅ「実は、今日は、肉感がよくなっている。また、ずいぶん改善されたようだ。質感も味もいい。とりわけ、バラロールは、最盛期にもどってきたかも!
こくまくくぅ「直火焼きもうまい。この直火焼きチャーシューメンが、はじまるそうだ。いよいよ満を持して、肉そば系かもね。これは、楽しみだ。」
人形くくぅ「肉そば系、いま、きそうな感じがするね。これについては、次回、一直のところでふれようか。
こくまくくぅ「まあ、センス良く、真摯な取り組みなので、最後には、おさまるべき、いいところにおさまっていくのだろう。チャーシューもスープも、余計な味つけがない。最低限にして、最大の効果が発揮できるような、持ち味の最適化が図られている感じだ。」
人形くくぅ「シンプルさが強い味を出すように仕組まれ、相乗効果をうまく工夫し利用する。よく考えれば当たり前のことなんだけど、要は、徹底してやりぬけるかどうか、だろう。その証拠が日々の改良主義だ。
こくまくくぅ「もはや、いつの何がよかった、なんて話が追いつかないほど、マイナーチェンジやアレンジを繰り返す。台湾も、改良中、だそうだ。なので、本当の姿が、なかなか固定しないが、ある意味、この変化し続ける華麗な仮面舞踏会が、目もくらむような魅惑的な本当の姿、なのだろう。」

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鶏脂そば塩 直火焼き 750円

こくまくくぅ「動物系のうまみ成分と魚系のうまみ成分とを、掛け合わせて、相互に入り組むように、融合させて、未知のうまみ成分を合成させている、のだろう。」
人形くくぅ「灰の煮汁と油を煮合わせると石鹸ができる、ようにね(笑)。
こくまくくぅ「なんともいえない、化学反応の妙で、不思議なうまい油ができている。まあ、ここで、ことぶきや(水戸)の香り油を思い出すのがいい連想だろう。」
人形くくぅ「こうしたコラボ的な化学反応の妙は、喜元門の専売特許だ。すべてのメニューがこうした成り立ちだ。
こくまくくぅ「チーユの文字が、油から脂に変わった、けど、チーユ本体も変わったかな。前より、あまい鶏の脂のにおいがする。そうした、鶏の匂いと魚の匂いが相殺し合い、くどいところを消し合い、うまいところを相乗させて、やはり、昇華された、なんとも、品のいい垢抜けた風味の浮き油を作り出している。」
人形くくぅ「もちもちの木など、魚粉油が蓋するラーメンはよくあるけど、品のよさの絶品さにおいて、傑出している感じだ。これ、けっこう名品、じゃあないかねえ。
こくまくくぅ「下のスープの品もいい。濃い味ではなく、まったりしているがさらっともしている、なんともいえない、不思議な感触の、浮き油+スープ感、だ。さらに、肝要なのは、この熱さだ。熱さが味であることを味わえる一品だ。」
人形くくぅ「いかんせん、熱い、のでね。猫舌の人にはおススメしかねるかなあ。最後までほとんど冷めません。
こくまくくぅ「自分もやや猫舌なので、食べ進めるのに難儀して、通常より、倍くらいは食べ終わるのに時間がかかるかな。この熱い油-スープが絡んだ太麺をふぅーふぅーしながら食べるのがやっとで、レンゲに掬った、油-スープは、なかなか口に入れられない。なので、ある意味、スープの味がわかりづらい(笑)。よく、冷めてくるとスープの味がよくわかるけど、それが来ない。」
人形くくぅ「舌も軽く火傷するし。小龍包のように、熱さがうまさだ。くれぐれも、ご注意を。
こくまくくぅ「まあ、新食感のラーメンの傑作と言っていいだろう。醤油でも塩でもうまい。塩の方が、やや、お雑煮を思わせるような。もちろん、主観的なイメージです。お餅が合いそうな(笑)。」
人形くくぅ「まあ、やはり、和風のセンスではあるよね。でも、いわゆる和風ラーメンではない。
こくまくくぅ「太麺も、うどんみたいだしね。でも、うどんじゃあない。新麺類だ。」
人形くくぅ「今日は日曜日だけど、この次に行った一直ともに、年配のご夫婦が多い感じだ。ガキ臭い若者向けフィーリング一点張りのラーメンではない感じだからだろう。舌の肥えた落ち着いた大人の年齢層に通用する、味わい深さがある。
こくまくくぅ「味のよくわからない、ノリやボリュームだけの若者ではなく、落ち着いた年配層ターゲットがこれからの生き残りのカギ、な気がするよね。」

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by dasenkadasenka | 2014-04-07 19:09 | 水戸市

らーめん えるびす  P系の衝撃  王を殺したジャコバン主義の恐怖政治の行方

こくまくくぅ人形「えるびすの裏庭の大きな木の上の方に、今はもう使われていないのだろう鳥の巣がありましたよ。見つかるかな?」
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住所 茨城県水戸市千波町2806
電話番号 029-241-7242
営業時間 11:00-15:00/17:30-22:30
定休日 第2、第3月曜日
喫煙 可
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こくまくくぅ「いやあ、少し間が空いた。ここのところ、ずっと、えるびすに来たかったんだけど、というか、パンチやスタミナなどをすごく食べたかったんだけど、一直と喜元門に行くのも忙しい。」
人形くくぅ「マスターに聞こえますよ。
こくまくくぅ「どこへ行くか、気持ちが千千に乱れるよ。」
人形くくぅ「ちょっと、やみつき中毒になるからね。
こくまくくぅ「いっそ、もう、3連食するか、くらいに思うけど、心配妖怪が、心の中で、だいじょーぶなのかぁ~と叫ぶのさ。」
人形くくぅ「もう歳だから。
パンチ えびす「ご自愛ください。
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こくまくくぅ「あれ、なんか、後ろのテーブル席に一人で座っている子供が、背中越しに、何か言ったぞ!」
パンチ えびす「ご無理はなさらない方が・・・
人形くくぅ「あ、こちらに向き直って、われらのテーブル席に座り直した。胡散臭そうな子供だ。君の席はここじゃないぞ。
パンチ えびす「いえ、おかまいなく。おじゃましますよ。
こくまくくぅ「おじゃましなくてもいいんですけど。誰なんだ?」
パンチ えびす「ま、そう言わずに。私、パンチえびす、と申します。よろしく。
人形くくぅ「胡乱な子供だなあ。名前も変だ。
パンチ えびす「解決不能の問題の解決策を知っていますか?
こくまくくぅ「え?」
パンチ えびす「それを、解決不能の問題として、定式化しなおすこと、です。
人形くくぅ「何を言ってるんだ?
こくまくくぅ「ふむ。それで・・・」
パンチ えびす「何千年もの間、解決不能ならば、その対象は、そういう性格のもの、として位置付ければいいわけです。
人形くくぅ「なるほど。君、難しいこと言うね。
パンチ えびす「ある立場に固執して、対象を規定しようとしている、その立場そのものが、答えなわけです。
こくまくくぅ「月を指さすブルース・リーみたいだ。」
人形くくぅ「問題化の場所をずらせばいいわけだ。
パンチ えびす「たとえば、普遍性の場所が、空白のまま、なら、普遍性は空白、という定義になるわけです。
こくまくくぅ「何かがあると思い込んでいるけど、思い込みがあるだけで、よく考えてみれば、実質的には、空っぽ、ということか。」
パンチ えびす「普遍性の場所は空白のまま、なので、王を殺したジャコバン主義の恐怖政治のように、空位になった中心権力の場所を占めようとする者は、誰であれ、僭称者、横領者、として、糾弾されることになります。
人形くくぅ「なるほど。普遍性の場所を占める者は、いずれも、普遍性とは程遠い、経験的な偶然性の刻印を帯びた者にすぎない、と。
こくまくくぅ「結局、民主主義もそういうことだ。」
パンチ えびす「その通り。結局、革命は、永久に革命になるということです。民主主義も革命の延長にある、わけですからね。
人形くくぅ「民主主義は、中心権力の独占を許さない、というのが定義だ。
こくまくくぅ「民主主義的な中心権力の場所を占めると自称する者は、独裁者として、その座から追放される。」
パンチ えびす「よろしい。20世紀は、この空白の場所に、民衆を代入して、大衆主義的な、反権威、を標榜してきたわけです。が、理屈からすれば、大衆主義も絶対化されることはない。
人形くくぅ「居座れない。絶対は、例外なく相対化されるわけだ。
パンチ えびす「王(権威)を殺した革命は、例外を認めないので、絶えず中心は更新されることになります。
こくまくくぅ「なるほど、確かに、絶えず革命状況なので、古い権威は、常に、新しいものに取って代わられている。」
人形くくぅ「民主主義は変化が常態だ。日常生活でも、何何革命、としょっちゅう言われる。
パンチ えびす「つまり、中心の空白は、いつでも、かりそめの代理人によって埋められるだけ、です。普遍性は仮面、なのです。
こくまくくぅ「仮面としても、じゃあ、どうやって、あるかないかわからない普遍性を求めればいいのだ?」
パンチ えびす「こうした、不断の革命の過程そのもの、を引き起こしているもの、こそが、普遍性である、ということになるわけです。
人形くくぅ「なるほど。
こくまくくぅ「その原動力は?」
パンチ えびす「嫌悪感、です。直感的な不快感、としか言いようがありません。
人形くくぅ「普遍性の、実体的な規定も基準もない、わけだからね。なんとなくの感覚でしかない。
こくまくくぅ「インスピレーション、だけがたより、ということか。」
パンチ えびす「現に、そうして、歴史は動いているわけです。なにしろ、普遍性と言いますが、それを具体的に見たことある者などいないわけです。
人形くくぅ「盲目の手探りか。確かに、体制そのものを変える革命には、あらかじめ正当化される根拠、などないわけだし。世の中がひっくり返るわけだから。
パンチ えびす「暗闇の跳躍です。だから、間違いも多い。選択にあたって、迷いがあれば、よくない、と言うしかない。
こくまくくぅ「迷いがあるときは、悪い時、か。」
人形くくぅ「正しい選択、も常に、空白を埋める仮面にすぎない。・・・仮面? あ、そうか、わかったぞ!
こくまくくぅ「あ、そうか、答えは仮面なのだな! この鼻持ちならない生意気な子供は、仮面だ!」
パンチ えびす「わかりましたか・・・
人形くくぅ「また、騙された。あ、やっぱり! 子供がお面をはずしているぞ!
こくまくくぅ「お面の下は・・・、ミニくくぅだ! なーんだ、気づかなかったよ、ははははは。」
人形くくぅ「すっかり玉冴えたよ。ははははは。
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パンチラーメン 750円

こくまくくぅ「パンチラーメン。今や、J系をほとんど食べに行かなくなった、のに、このJ系ばかりは食べている!」
人形くくぅ「ということは、これを食べているので、他はいいや、ということか。
こくまくくぅ「何か、根本的にひっくり返ったような。このパンチから、オセロゲームのように、白黒が逆転してしまったというか。」
人形くくぅ「地図が塗り替わる。
こくまくくぅ「これ、もう、別に、J系でなくて、積極的な自己主張としてもいい、力がある。これは、J系でなく、P系としよう!(笑)」
人形くくぅ「J系からは独立しました(笑)。
こくまくくぅ「これからは独り歩きです。これ自体、で、独自にうまい、からね。比較分類する必要がない。」
人形くくぅ「ま、ずっと、そう思ってましたけどね。
こくまくくぅ「まあ、若いときは好奇心であちこち行くけど、歳とってきたら、決め打ちになるな(笑)。」
人形くくぅ「もう、まずいの食べたくない(笑)。我慢が効かなくなる。
こくまくくぅ「上手い店がだいたい決まっちゃう。察しがついて、高が知れているのも、なんとなくわかってくる。若いときは、それでも、先入観もまちがえているかもしれないし、認識として、確認作業を怠らない我武者羅さがある、んだけど、よく考えたら、評論家なわけでもないし、好きなものだけ食べればいい、という考えが勝ってきた。」
人形くくぅ「それに、うまい店の掘り下げも忙しい(笑)。100軒違う店に行くよりも、同じ店に100回行く方にシフトしてきた。
こくまくくぅ「これは、P系です。ラーメンだけど、P系という独自の食べ物です。」
人形くくぅ「まず、背脂がうまいし、独特のニンニク醤油スープがうまい! さらに、それらが連動していることは言うまでもない。
こくまくくぅ「そして、麺よし、モヤシよし、チャーシューよし、で魅力を爆発させる、んだけど、とりわけ、この激ウマのバラロール・チャーシューのぶつ切りは、イカシテいる要中の要だ。これ、いくら食べてもうまい。(餃子はスペシャルです。本来ありません。)」
人形くくぅ「ここのチャーシューは、くどくないから、何度でも、いくつでも食べられる優れものだ。これはこれで、かなり独特のうまさなので、二郎はもちろん激ウマで大好きだけど、比較は必要がない。
こくまくくぅ「別物、で十分だ。J系はJのオーラに頼っているけど、これは、独立です。うまいものをつくったよ。」
人形くくぅ「味的に優れているんだよね。Jとの比較でどうこうではない。
こくまくくぅ「ラーメンは、シンプルな食べもので、そう多くない要素の組み合わせから成り立っている。なので、たいていの店は似たり寄ったりの味だ。冴えのある店はどこが違うのか。結局、詰め、があるかどうか、なのだろう。」
人形くくぅ「詰め、の選択肢がいくつもある。そのつど、うまくやりぬけること、だろう。迷いがある、のに、妥協すると、そこで、たぶん、アウトになる。細かい分岐点の所作で、大きな差、ズレになる。この徹底性だろうなあ、差が出るのは。
こくまくくぅ「吟味の、集中力と勘(インスピレーション)だよね。うまいもの、は未来の空白だ。どうやって辿り着くか、明確な道はない。」
人形くくぅ「職人すべてに通じることだろう。
こくまくくぅ「まあ、通常、普通にうまいものをつくる、くらいで満足しちゃう、のだろうけど、およそ店たるものは、うまいのは、ただの前提だ。」
人形くくぅ「どの店だって、うまい。
こくまくくぅ「その上、だから、たいへんなのだ。しかも、それは、降りてくるかどうかの領域だ。王道は、ただのうまい、だ。」
人形くくぅ「毎日、懇願しなければならない。一念、岩をも通す、だ。

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スタミナラーメンホット 700円

こくまくくぅ「スタミナ。S系です(笑)。S系の他店に行ったことはないけど、ここが一番です(笑)。怠惰で申し訳ありません。」
人形くくぅ「ここで食べているので他はいいや、と。S系は、ラーメンにあらず、S系という食べ物です。
こくまくくぅ「やはり、ホットはうまい。でもこれ、けっこうなところ、醤油ラーメンの傑作だ。まあ、食べたことない人は、想像しない方がいい。どうせ、何か、中華料理系の、あんかけものの類、だろう、と誰もが予測するはずだ。さにあらず!(笑)」
人形くくぅ「自分が過去に食べたことのあるあんかけものラーメンの何とも似ていない! 想像は裏切られる!!!
こくまくくぅ「別物。勉強不足だけど、たぶんね。他に知らない、激越なうまさだ。もちろん、ここの話だ。S系の他店の保証はできない。」
人形くくぅ「きっとおいしいんですよ、他店も。
こくまくくぅ「まあ、強烈過ぎる、むきだしのうまさだ。スープと餡の融合していくうまさは、骨太の激ウマの甘辛醤油味だ。しかし、強さだけではない。レバーや野菜の角切りの織りなす繊細な味のハーモニーは精緻だ。」
人形くくぅ「彩りもいい。宝石箱だ。
こくまくくぅ「豪快でセンシティブ。大胆かつ繊細。理想的だ。下手な店というのは、結局、小心翼翼かつ粗雑、なのだ。性格というかね、こまごまと、こまかいくせに、杜撰な人っている。まあ、モノづくりはあきらめた方がいいわけだ。」
人形くくぅ「ちまちまと小さいことにとらわれるけど、乱雑な人。まあ、他に向いたものがあるはずだから、それでいいのだろう。様々な性格は、多様な適応能力だから。
こくまくくぅ「まあ、自分のことですが、こまごまと店をまわらない、での、大胆な放言、慎むべきでしょうね(笑)。」


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こくまくくぅ人形「水戸の名所、弘道館へ、行ってきましたよ。その様子は次回!」
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by dasenkadasenka | 2014-04-04 18:23 | 水戸市