やまりすがたべるもの

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カテゴリ:東京都( 8 )

ラーメン 〇菅

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住所 東京都葛飾区亀有5-45-8
電話番号 不明
営業時間 11:30~15:00/18:00~22:00
定休日 火曜日
席数 カウンター9席
喫煙 不可
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こくまくくぅ「道で、食べた後、せっかくここまで来たので、亀有で、もう一軒、ということに。道のそばには、亀有駅周辺に、いごっそう出身の店主さんがやっている、ここ、〇菅と、ちゃぶ屋出身の店主さんがやっている、たいせい、というお店がある。環七を挟んで斜め向かいに両店が見えている。」
人形くくぅ「どっちにしようか悩んで、こちらに。まあ、どこどこ出身、という肩書はよくあるけど、ぱっとしないことは多い。有名店出身だと、ほとんどが劣化版という気がしちゃう。
こくまくくぅ「こちらにした決め手は、自家製麺と、油そば。油そばに期待した。最近、油そばは、自分の中で急速にへこんでいて、もういいっか、と思って、あまり食べていないので、もしや・・・、と、ちょっと食べたくなったのだ。」

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まるとく にんにく 650円

こくまくくぅ「まずは、二郎系ラーメンから。いごっそうは、吉祥寺から北に少し行ったところにあり、何度か行っている好きな店だ。だいぶ前だけど、ここの店主さんに見覚えがある気がする。二郎の直系の店で、いごっそうの店主さんは、三田本店で、名助手としてならしていたそうだけど、それについては知らない。ちょっと食べやすい感じの二郎だった、かな。」
人形くくぅ「通りに面したマンションに一階にある。近くの高校生が大挙して押し寄せていることがあり、タイミングが悪いとやたら混んでいたなあ。
こくまくくぅ「いごっそう出身なので、二郎の孫弟子ということになる。で、印象は軽い感じの二郎系だ。実は、最近、二郎系もなんとなく、興味を失っている。歳のせいかもしれないが、なんだか、インスパイアのクオリティが雑に見えて仕方がない。」
人形くくぅ「精度が低いというか。転びバテレンならぬ、転び二郎は、多いけど、期待感がなくなってきている。その意味でも、ここは、と期待したけど、やっぱり軽いかなあ。かなり食べやすいおいしさで、女性客にも対応した住み分けなのだろうけど、ある意味、二郎の独特の食べにくさが抜け落ちている感じだ。
こくまくくぅ「麺も自家製麺なんだけど、かなり、普通にウマい太麺だ。意図的に食べやすくしているのだろう。二郎インスパイアで、がっかりするのは、何よりも、麺だ。麺のインパクトがなくて、違うなあ、とたいてい思っちゃう。単純に、テキトーな既製品の太麺を当てていることもかなり多い。つまり、見かけのかたちだけ、なのだ。やはり、二郎には、麺とスープに独特の冴えがある。うした冴えや凄味が抜けると、雑な食べ物に、つまらない代物に見えてくる。」
人形くくぅ「野菜と肉もね、つまらないこと多し、だ。野菜と肉もたいていがあまりにもラフにやっているだけだ。軽い。今さら、タワーとか言って喜んでいる気がしれない。ここは、野菜も肉も、控え目で少なめなのが食べやすくていい感じなんだけど、やはり、軽い感じだ。
こくまくくぅ「ここは、何年も前から、環七沿いなので、通りがかりに見て知っている。コンパクトな食べやすさで勝負なのだろう。」

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油そば にんにく 680円

こくまくくぅ「油そばと汁なしがある。ネットの記事で、前情報として知っていたけど、違いがよくわからない、という情報しか得られなかった。ので、店員さんに、違いを尋ねると、だいたいは同じなんだけど、汁なしは極太麺で、油そばは上のラーメンと同じ麺で、汁なしは生卵入りで、油そばは、マーガリン入りで、フレーバーが微妙に違う、とのこと。」
人形くくぅ「マーガリン!? と聞いて、食べたくなった。どうせなら、生卵よりはいい。極太麺も知りたかったけどね。
こくまくくぅ「だいたい、生卵って、ゴージャスというよりは、貧しい、わびしい気がしちゃう。昔、卵が高かった時代はいざ知らず、現在(何十年も前から)は、何もないから卵かけご飯でも食べるか、っていうくらいの、貧相なイメージなのだ。学生の一人暮らしみたいだ。おいしいとしても、仕方なしのサブの食事、という感じだし、それに、誰でも、生卵なんてしょっちゅう食べているわけだから、別に、さほどありがたくもない。」
人形くくぅ「モヤシもね。モヤシって、安いし、日頃、たくさん食べてるし。ただし、三田や守谷の二郎のモヤシは別格のうまさだけど。
こくまくくぅ「生卵って、料理に使うか、って、いう、安く、安直に誤魔化される感じだ。」
人形くくぅ「シーザーサラダみたいな定番はさておき、こんなものでごちそう気分になるのもねえ、という安易で芸のない貧しげなごちそう感の感じだ。何らかのかなりな冴えがある以外は、むしろ、さびしい気がする。それに、判で押したように、混ぜ混ぜして、食べよう! っていうのも、幼児的で、なんだか、貧しい。
こくまくくぅ「よく混ぜて、でも、なんだか味が単調で飽きるので、味変を、なんて言ったりしている。」
人形くくぅ「で、マーガリンに期待した。ラーメン店で、あまりマーガリンは知らない。沖縄みたいなのを連想したが、食べてみると、まあ、ほとんど、マーガリン感はない。熱々の麺に少しまぶした隠し味程度のようだ。
こくまくくぅ「どうせなら、過激なら過激で、いい、と思ったんだけどね。過激なのは、冷房の効きすぎだけだ。すげえ寒い。それに、そもそも、油そば、なんだけど、むしろ、油感が希薄で、パサついている感じですらある。これはいかん。ほぐした肉さえ、脂気が希薄だ。やはり、油そばは、油感が潤沢でないと!」
人形くくぅ「そういう店が多いね。ほとんどくどめのタレの味と粗末なふりかけ類で押し切る。食べやすさの追求、なんだろうけど、食べやすい分、上の、食べにくさ、じゃあないけど、なんていうか、恐怖が抜け落ちている。
こくまくくぅ「こちらをおびやかすような味わいの迫力がないんだよね。」
人形くくぅ「それに、これ、かつお節がかかっているんだけど、うっすらあるマーガリン風味とかつお節風味で、なんだか、ねこまんまを食べているみたいで、やっぱり、何だか貧しげだ。この風味の組み合わせ、なんとなく、粗末なものを食べているような気分になっちゃうよ。
こくまくくぅ「かつお節やローストガーリックを雑にかけて、味の追求というよりは、その名にかまけたジャンク気取りで仕上げる店があまりに多い。というわけで、起死回生には至らずだなあ。生ニンニクだけが、インパクトの助けだ。」
人形くくぅ「まあ、食べやすくて楽しいおいしさなんだけど、自分的には、失地回復の起爆剤になるインパクトではなかった。最近、どんどん気分が盛り下がっているので、二郎系と混ぜそば-油そば-汁なし系は、もう食べないかも。
こくまくくぅ「まあ、道、で食べた直後のはしごなので、印象もぼやけたかもしれない。あるいは、もう、歳のせいかもね。若い人は、ジャンクで楽しいのかもね。」

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by dasenkadasenka | 2013-09-23 17:49 | 東京都

つけ麺 道

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こくまくくぅ人形「つけ麺  にやってきた。おや、行列ができているなあ。」

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こくまくくぅ人形「並ぶことに意義あり! 並ぼう!! ( ̄(工) ̄)V」
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住所 〒125-0061 東京都葛飾区亀有5-28-17
電話番号 03-3605-8578
営業時間 11:30~スープが無くなり次第閉店(19時ごろには閉店多し)
       月・火は塩の日(塩ラーメンのみの販売)
定休日 無休(ただし店内に月休み表示あり)
喫煙 不可
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こくまくくぅ「歴史(過去)とは、すでに、ただ単に存在し、客観的に申し分なく構成されている、という、月並みな前提(思い込み)でなく、さらには、歴史とは、常に、現在におけるわれわれの恣意的な理解の地平から、過去を見ているにすぎない、という、やはり常識的な、相対的な歴史観でもなく、」
人形くくぅ「つまり、過去を定義する際に、そこには常に、現在の視点(解釈)が、介在している、という歴史主義的な主張でもなく、
こくまくくぅ「現在の主観によって、過去は、常に、歪められてしまう、という、ありふれた事実は、そうであるとして、また、単線的な歴史、進化論的な歴史、のようなもの(物語)としては、過去は存在せず、過去に存在するのは、具体的な複数の歴史的地平である、としても、いずれにしても、見るべき点は、文明や秩序や自己意識などの各地平の基盤は、それ自身を生み出した、起源における主体性の動き(主体化の衝動)を、排除し、抑圧する、ことによって成立している、という構造そのものだ。」
人形くくぅ「現在の主観(視点)が、なぜ歪むか、といえば、純粋な視点たる空虚な主体性は、必ず、個々の身体性の影響下で不純なものとなるからだ。特殊な利害に汚されて、目が曇る、というわけだ。
こくまくくぅ「だから、主観の数だけ、世界観(パースペクティブ)は異なる。純粋な視点というのは、空無であり、厳密には存在しない。」
人形くくぅ「純粋な視点とは、神の如き、マルチ・パースペクティブ、という、ありえない、幻想としての公正中立な視点だ。
こくまくくぅ「そうした幻想は、主体性という、原初的な行為の空無を穴埋めする、空想物だ。歴史化、秩序化の様態を生み出し、支えているのは、主体的行為の原初的な抑圧、であり、それこそが、様々な社会的布置の特色を規定している。そこで見出される歴史的連鎖は、結局、否認された主体性の決定行為を理解する企図としてある。」
人形くくぅ「過去を、現在の価値観の地平の内部でとらえているために、われわれが扱っているのは、過去の亡霊だ、という見方が見落としがちなのは、過去にも、現在のわれわれにも、共通する、起源の行為そのものたる主体性の亡霊、なわけだ。
こくまくくぅ「つまり、現在の主体性は、そもそも主体性としては、遡及的に、歴史に埋もれている過去の主体性を解きほぐすように見出さなければならないのだ。」
人形くくぅ「永遠性とは、時間を超えて存在する、という、単純な意味ではなく、むしろ、時間性(歴史性)を支え、切り拓いている、主体性という原初的な出来事の、永遠の0地点、だ。
こくまくくぅ「歴史とは、この0地点における始まりの点としての切断を、把捉しようとして、失敗した試みの連鎖のことだ。」
人形くくぅ「共時的な秩序は、自らを基礎づける、主体性の0に対する、一種の防衛-編成であり、構造的な秩序の均衡を妨げる、自らの説明不可能な起源的行為を、説明するのは、常に、創造行為の神話的な物語だ。起源神話は、起源そのものを不可視にするわけだ。
こくまくくぅ「結局のところ、こうして、主体性という出来事を語ること自体も、空想的な地位に他ならない。しかし、われわれが、空想の機能を持たざるを得ないのは、そのためなのだ。」
人形くくぅ「完全には承認できない次元、秩序化できない空白の地位が残ってしまっているからこそ、空想が必要まわけだ。
こくまくくぅ「しかるに、神という幻想は、必要不可欠であり、結局、神は、究極の主体性であり、空想的なヘゲモニーとしての、不可能な統一性の表象、なのだ。」
人形くくぅ「現実には、このヘゲモニーは、なんらかの(誰かの)、ある特定の内容によって、そうした特定の内容とは相容れない、不可能な統一性を表象する、ことに、ならざるをえない、わけだ。

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素つけ麺 200g 500円

こくまくくぅ「自分の書いたものを読み返さない、ので、よくおぼえていないが、前回にも、道、は、手放しで褒め称えた気がする。今回、だいぶ間をおいて、まあ、あらためて、心を鎮めて、無心で臨んでみた。」
人形くくぅ「虚心坦懐ね。
こくまくくぅ「そして、直の実感として、やはり、う・ま・い・・・、という、感嘆の声を、思わず漏らした次第だ。」
人形くくぅ「まさに、福は、無欲、無為、より生ず、だ。これ、どうにも、似たようなうまさを知らないね。桁違いのうまさ、というのか。
こくまくくぅ「完全に既知のつけ麺と次元が違うなあ。つけタレの味、だけではない。麺に関してもそうだ。麺ですよ麺。いずれも、味わい、食感、本当に、正直、他でまったく知らないうまさだ。」
人形くくぅ「こんなことが、今さらながら、あるんだなあ、という驚異的な衝撃だ。
こくまくくぅ「素人なので、まるでよくはわからないが、魚介に味だけとっても、他とは全く違う、うまい風味だ。およそ、魚粉というものの味が、単に、雑、に感じられてくる。」
人形くくぅ「つけダレは、形状も味も、驚くほど、濃厚な滑らかさだ。味が似ている、とかいう意味ではなくて、完成された、出来上がっている味、としての、蜂蜜とかメープルシロップとかを舐めているかのような、濃密な舌触りの、固有な味、を持っている。
こくまくくぅ「そういうものに匹敵するよね。」
人形くくぅ「もはや、こうなると、味覚センスが、驚くほど、よい、のに違いないだろう、と思わざるをえない。こんな味の実現は、他にない、のだからね。そうそう誰にでもマネができる感覚ではない、ということなのだろう。
こくまくくぅ「まず、ペースト状の物を作る天才なのだろう。前回のカレーペーストも激ウマだったが、今回の添え物である、梅ペーストも、こんな梅味食べたことない、という、うまさだ。これ、特に、なくてもいいわけなんだけど、出すところがすごいよね。やれるぞ、という感じだ。」
人形くくぅ「タレに混ぜるのではなく、麺につけて、という注釈つきなんだけど、これ、そのまま舐めると、えもいわれぬ美味だ。超うまい、甘酸っぱい梅ジャムだ。梅味の粋だ。
こくまくくぅ「たぶん、パティシエなみの味覚センスだ。スイーツのうまいものをつくれることは、間違いないだろう。自家製のブリュレ、が、デザートメニューにある。守備範囲ではないが、今度はそれを食べてみたい、と思った。」
人形くくぅ「この店主さんのつくる、他のペーストも食べてみたいよねえ。
こくまくくぅ「ここのすごいところは、他にも、飾らない気取りのない店構えとか、接客システムとか、を含め、数々ある。やっぱり、つけダレにはチャーシューやメンマが入ってないとなあ、なんて言う人は馬鹿だろう、と実感させる、タレのみ、の演出だ。この、具の入っていないタレの自己完結的な完成度はすごすぎる。」
人形くくぅ「薬味のネギも、すべて、分けて出す、ところが、才覚なんてもんじゃあないな。
こくまくくぅ「具を入れてナンボの味のつけダレは、結局、それだけではもたない、つまらないしろものの数々として、ごてごてと、アラ隠しの装飾過剰をまとって、凡庸に退屈に世にあふれているのにすぎない。ここでは、ネギすらがいらない、のだ。」
人形くくぅ「ここまで、素で、普通やれないな。素つけ麺、は、なんと、タレと麺のみで成立している。しかも、ワンコイン、って、勝負師だ。そして、つけ麺のみのメニュー構成だ。できる! なんてもんじゃあないな。
こくまくくぅ「タレの量も、濃密なうまさの凝縮を、ほんの少し、だ。うまいタレがちょうど食べきれる機能的な美しさだ。じゃばじゃばと、出来の悪いつけタレを、ばかみたいに大量に出してくる店が、アホ、に見えてくる。ちょうどいい、って、考えたことあるんだろうか。ちょうどよさ、の、感覚、というものが、そもそもがわかっていないのだろう。漫然とやっていて、すべてが場当たり的、惰性的なのだ。」
人形くくぅ「タレの熱さも、一呼吸置いたような、ちょうどよさの温度で来る。微妙な熱さだ。食べないとわからないだろう。タレと麺で、完璧なので、タレはちょうど全部なくなるし、ペーストやネギなどは、もはや、余分な贅沢品にすぎない。自分は、タレの中には何も入れない。何かを投入するのは、もったいない。ネギは、これまた、処理が最高なんだけど、合間に、箸休めのサラダ感覚でいただいた。ネギさえがうまいよ。
こくまくくぅ「チャーシューや肉団子やメンマや味玉なども、同様だね。でしゃばらない、ちょうどいい、しっくりしたうまさだし、気が効いているんだけど、もはや、こうしたものが、成立した味覚の中で、なくてもいい余分な贅沢品に思えてくるのだ。まあ、口さびしいと思う人は、だね。」
人形くくぅ「フルーツ酢は、タレに入れてみた。うまい。これも半端ない出来だ。冴えた味わいの酢だ。味覚感覚は天才的じゃあないかねえ。こんなふうに思える店は、他にないね。自分的には、とみ田(松戸)、も超えているなあ。

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つけ麺 750円

こくまくくぅ「麺は、見ていると、水切りなど、ろくにしない感じだ。それが、かつて知らない、絶妙な弾力のうまさで、言葉のもっとも正確な意味で、一味違う。こんな麺感は、知っている限り、他にない。絶対に超えられないのであろう、一味だ。」
人形くくぅ「かたいもやわらかいもある。全部吸収している、すごい食感だ。もちろん味もいい。いまさら、こんなに、太麺をうまいと思うとは思わなかった。今までのは、なんだろう、って話だよ。
こくまくくぅ「もちろん、麺とタレのコンビネーションの絶妙さの中で、うまい、ことは、言うまでもない。これを、食べて箸を折るつけ麺職人が出ても不思議はないなあ。」
人形くくぅ「真摯ならね。ほとんどのつけ麺が、雑で、粗末な構成に思えてきちゃいそうだ。
こくまくくぅ「濃厚魚介って、これ、だよね。たぶん、志も違うんだろう。この若さで、これ、だからね、ちゃちなつけ麺は、狼狽えるはずだよ。」
人形くくぅ「塩ラーメンだけの日もある。これも、食べたいに決まっている。片道200キロ走破で、この行列だからね。ハードルは高いけどね。ぜひ食べたいなあ、塩ラーメンも。
こくまくくぅ「豚骨ラーメンは、華丸(小美玉)で、中華そばは、一直(水戸)で、つけ麺は、道で、人生観が変わったと言っても過言ではないなあ。」

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by dasenkadasenka | 2013-09-22 18:27 | 東京都

麺処 ほん田

住所 〒114-0001 東京都北区東十条1-22-6
電話番号 03-3912-3965
営業時間 11:30~16:00完売次第終了
       火・金・日のみ夜(18:30~21:30)も営業します。
定休日 水曜日
喫煙 不可(店舗前に灰皿設置あり)
駐車場 なし(近隣にコインパーキング有り)



こくまくくぅ「前回の、道、とともに、大勝軒系、こうじグループ出身のお店だ。いやはや、とんでもない力の奔流なわけで、その源流たる山岸さんの人徳、いや神徳か、の致すところ、というほかはないなあ。」
大王いか「要するにパワー、なんだよね。地方のたいていの店は、ほぼ、この流れの亜流だろう。しかも上辺の形だけ取り繕うパターンがほとんどだ。ブランド・コピーでおこぼれをあずかる、わけだ。クオリティーの追求の仕方が違う。まあ、本物を求めなくても、ラーメンなんだし、そこそこ楽しめればいいんじゃない、という妥協が成り立つ以上、それはそれで、いいのかもしれないけどね。問題は、些末的な楽しみか、パワーか、の違いだ。人生の岐路だ、とは思うけど。」

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こくまくくぅ「ここは、麺は、泣く子も黙る、とみ田が直営する(のだと思うけど)、心の味食品、製だ。心の味の製粉からはじめている。」
大王いか「とみ田、と、ほん田、共通して、ひらがなで、田の字だけを漢字にしているなあ。」
こくまくくぅ「ラーメンを食べる、こと以外に、さほど興味はないので、いろいろ詳しいことは知らないし、知ろうとするオタク的な努力もない。貼り紙などで見た知識程度だ。伝記的エピソードにも、あまり興味がないので、ほん田の店主さんのことはよく知らないけど、若き俊才という感じなのだろう。顔写真はチルドラーメンでおなじみだ。なんとなく、外見、大勝軒系の川越シェフ、的なイメージを連想させるかな。年齢は知らないけど、見た目かなり若いし、雰囲気がある。ラーメン界のロック・アイドル、みたいでもあるか。」
大王いか「山岸さんが、お孫さんのようにかわいがっているのかなあ、なんて想像しちゃう。と思わせたりするし、実力もさることながら、話題性を獲得する才にも恵まれているのだろう。」
こくまくくぅ「若くてうまいので、人の好奇心をそそる。どんなものをつくるのか、食べてみたくなる。開店の45分前に行ったら、すでに数人が並んでいる。開店時には、数えてないけど、20人は超えているかな。その後、どんどん増えている様子、衰える気配はなさそうだった。」

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香味鶏だしらーめん 650円

こくまくくぅ「薬味が好きなようだ。華麗に薬味を屈指している。メニューのトップなので、これにしたが、揚げたみじん切りネギの、焦がしネギ入りだった。」
大王いか「塩ラーメンと迷った。」
こくまくくぅ「今さら、焦がしネギか、という思いは正直ある、珍しいわけではない、が、今初めて食べる人もいるわけだからなあ。なにこれ的感動もあるかもしれない。精度の高い焦がしネギをつくればいいわけだ。」
大王いか「まあ、香味、とか、香湯、とあれば、たいていは、焦がしネギのことだ。独特のクセがあり、どろくさい感じもあるし、しゃれている感じにもなる。焦がしネギといえば、永楽(大井町)や、(実は、ちょっと前に、偶然大井町に行ったので、永楽に行ったら定休日だった。とても悔しい。あの建物自体、入るべき、何ものか、だ。)、喜楽(渋谷道玄坂)などが、どろくさいうまさで、なつかしい東京ラーメン、という感じだ。香湯ラーメン、ちょろり(恵比寿)は、洗練された味わいだ。ここも洗練を極めている感じの、うまい、焦がしネギだ。」
こくまくくぅ「地方でもときどきあるけど、重厚感が出る、が、下手に使うと、やぼったい感じ、になる。うまく使っても、苦手な人もけっこういるだろう。すごくうまい、と思う時と、くどいな、と思う時と、両方ある感じだ。いろんな記憶が蓄積したせいで、総じて、あまり、無難とはいえない気もする。」
大王いか「ここの焦がしネギは、みじん切りが大きめで、上品ないい味わいだ。直につまんで食べると、甘いにがさの食感が、軽いイメージとして、ちょっと、水で戻した干しブドウを思わせるような、フルーティな豪奢な感じでもあるが、もちろん、そっくりに似ているわけではない。」
こくまくくぅ「前回の、道、とは、対照的に、薬味をつけ加えることで、味の雰囲気を成立させるのが、好きなよう、得意なよう、だ。白髪ネギも大量に載っている。品のいい、奥深くじんわりとした味わいの鶏だしのスープ、のようだけど、白髪ねぎと焦がしネギの風味が効くので、わかりにくくなる。この二種類のねぎ風味と、鶏だしの風味と、醤油の風味とで、なんと、焼き鳥のネギ間、のような雰囲気が醸し出される。このなじみ深くよく知っているような味わいが、意外に、なつかしいようなうまさを発散している。ラーメンを食べているのだけれど、ふんわりと、なにか違う和食の料理のような香りがしている感じだ。」
大王いか「これは、日本人の好きな、万人うけする、うまいところを突いているのかも。鶏肉、ねぎ、醤油、を焼いた香ばしさだ。シンプルなたくらみだ。エンターテイメントな楽しいラーメンかも。」
こくまくくぅ「心の味製極細麺は、食感もいいが、やはり、味がいいなあ。この味わいは、龍介(土浦)の鶏そばの極細麺によく似ている。あそこも、心の味の粉を使用しているからだ。」
大王いか「トータルな味わいとしては、特に変わった感じはなく、既知のラーメンを洗練させている、という感じだ。うまいし、よくできている、が、意外性はない。揚げネギが、やや、というか、どうしても気になり出すと、ちょっと集中できない感もある。諸要素が揚げネギ風味に持っていかれちゃうのだ。自分的には、ノーマルな醤油ラーメンを食べてみたいかなあ。」
こくまくくぅ「なぜ、焦がしネギなのか。動機とか、必然性だよね。普通は使わないからなあ。東京の揚げネギ系の後継者を目指す、という野心があるのかもしれないなあ。」
大王いか「まあ、今、現在ある、既存のラーメンの主要な演目を、一通り制してしまおう、とかね。かつ、若くして制している、という評価なのかな。若いのに、やたらよくできていると。」
こくまくくぅ「まあ、これから、でもあるのだろうし。のびしろやいかに、という注目、プレッシャーだな。」
大王いか「精緻だし、華やかな雰囲気もある。限定品もやるようだから、いろいろやりたいし、技量もあるのだろう。」

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つけ麺・柚子 680円+大人の味玉 100円


こくまくくぅ「つけ麺は、柚子と魚粉のトッピングを選択できる。つけダレは、豚骨魚介で、もともと、魚介風味は入っている。つけ麺も、冴えがあり、うまい。心の味製太麺は、もう、言わずもがな、だな。」
大王いか「ただ、やはり、未知の感覚はない。とてもよくできたつけ麺、という感じだ。」
こくまくくぅ「まあ、まさに、よくあるパターン、だからね。味自体は知っている味だ。洗練度だな。」
大王いか「よくありすぎる、ね。そのよくできた一品だ。もちろん、それはそれでいいわけだ。完成度が高い。年季が入っているのに、完成度の低い店は、かたなしだ。」
こくまくくぅ「他店にとって、ヤバい店だよね。この若さで、この完成度、ということで、それだけで、見もの、だ。」
大王いか「まだ若いので、個性づくりはこれからといってもいいわけだし。既存のセオリーを自在に操って、色気さえ、ふりまいている、そんな感じだ。ただ、剛速球だけど、球質は軽い、といったところか。」
こくまくくぅ「やや軽い印象はあるかもね。ただ、有名店なので、こちらの肩に力が入り過ぎているからなあ。」
大王いか「まあ、これから、人生が入り込んでいくのかな、と年寄りは言う、というところか。でも、年齢は関係ないな。味覚センスは、たぶん、努力しても得られない。歳を重ねれば、成熟してよくなるわけじゃあない。むしろ、円熟すると、衰える一方でさえあるだろう。若くて才能があるなら、買いだ。」
こくまくくぅ「オシャレなことがやりたい店も多いけど、ちょっと、オシャレなことがやりたい派かな。おしゃれアイテムを、ピアスみたいに、ふんだんに取り入れている。デミグラスとかね。」
大王いか「煮玉子は、ブランデー入り、大人味だ。まあ、酒類は普通入っているわけだし、さほど、どうということはなく、普通においしい煮玉子だ。ほんのちょっとだけ変わった香りがする感じだ。味わいよりも、人をのせるワード・センスが、むしろすごいな。やり手だ。ブランドだし、精妙だし、手際がいい。」
こくまくくぅ「もう、2号店もある。万事、そつない。きっちりやっちゃう。」
大王いか「大勝軒系は、けっこうどろくさいような重いうまさ、味わいがいいところだけど、ここは、スマートな感じで、その分、やや軽い印象かな。でも文句ないなあ。」
こくまくくぅ「ローストポークは、色もきれいだし、レアっぽい食感も、高級感があって、美味だ。おいしいものをちょっだけ、これが一番だなあ。万事、抜け目なく、ハイクオリティだ。」

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by dasenkadasenka | 2013-02-11 18:39 | 東京都

つけ麺 道

住所 〒125-0061 東京都葛飾区亀有5-28-17
電話番号 03-3605-8578
営業時間 11:30~スープが無くなり次第閉店(19時ごろには閉店多し)
       月・火は塩の日(塩ラーメンのみの販売)
定休日 無休(ただし店内に月休み表示あり)
喫煙 不可
駐車場 なし(向いにコインパーキング有り)





こくまくくぅ「このつけ麺店は、衝撃だ。最近では、華丸、ほむら、喜元門、喜乃壺、などが、衝撃的だったけど、それらを凌駕する衝撃だ。」
大王いか「環七から一本入った亀有の商店街に、すごい行列ができている。車だし、一瞬やめようかとも思った。」
こくまくくぅ「そう。ところが、頭の中で、こんなささやきが聞こえてきたんだ。じゃあ、いつ食べるんですか、今でしょ、食べるなら今でしょ・・・と。」
大王いか「待つ間、行列数が増えこそすれ、減るということはない。午後もずいぶんまわっている。時間など関係ないようだ。30数人ほどの待ち客の一定数を下回らない。この感じ、とみ田を思い出す感じだ。食べ終わるまで、1時間半以上かかったかな。」

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こくまくくぅ「とみ田もそうだけど、どうやら、この北関東を控えた東京北部は、いまや、ラーメンのホット・スポットとなっているようだなあ。」
大王いか「熱いラーメン・マインドが燃えている北関東の集客力を見込んで、ぞくぞく有名店がこのあたり一帯に集結しているみたいだ。」
こくまくくぅ「我は、地元は、新宿から立川あたりまでにかけてだ。このあたりが地元の友達はいるけど、このあたりはあまりよく知らない。このあたりで行ったことあるラーメン店は、田中商店、大喜、ちゃぶや、梅本、などくらいかなあ。今日は、TETSU、赤羽二郎、いとう、燦燦斗、インディアン、など、迷ったけど、ここと、ほん田にした。」
大王いか「いとう、と、インディアン、と、二郎、は、本店の方に行ったことがある。TETSUも水戸店でよく行く。」

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こくまくくぅ「まあ、この店は、きっと、とみ田と並ぶくらいの行列店になるだろうなあ、という、超実力店だなあ。」
大王いか「店主さんには、気合が漲っている。顔なんか、精気でパツパツだ。目はらんらんとしている。坊主頭のてっぺんもとがったいい形だ。声も超張りがある。表に置いてあるハーレー・ダビッドソンに乗っているのかなあ。春日部ナンバーだったなあ。」


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素つけ麺 200g 500円

こくまくくぅ「この店は、つけ麺の専門店だけど、自分の感触では、過去最高だ。つけ麺の極点を、ついに実現してしまった感じだ。自分が、こうだったらいいのになあ、と常々思っていたことが、具現化されている、のを目の当たりにした衝撃だ。」
大王いか「大げさではなく、ごく素直に、こんなうまいつけ麺を食べたことはないね。賞賛に値する、理想形じゃあないかなあ。」
こくまくくぅ「なんだろう、このパーフェクト感は。一瞬すべてがふっ飛んだ。東京復帰したくなったなあ。こういう感じ、地方にはない感じなんだなあ。」
大王いか「つけ麺、それ自体は言うに及ばず、それを取り巻くすべてのスタイルが、揺るぎない、きっちり感、だなあ。つけ麺単品のみに、命を懸けてる。こういう命をはった人のつくるものは、やはり、違う。」
こくまくくぅ「デコレーションは、なし、だ。麺とつけダレだけからなる、素つけ麺のみだ。薬味すらがない。はじめは、素つけ麺だけだったけど、今は、別皿の具も提供している。それのみだ。いい勝負感だ。すばらしい。常々思うが、具なんてなくてもいいなら、いらない余計なものだ。これが暴言でないことを実証している。」
大王いか「麺とつけダレだけのシンプルな形態が、自信を裏打ちとしている。その潔さ、その完全性において、強く人を惹きつける。しかも、500円だ。美しすぎる。」
こくまくくぅ「500円で、心の粋、というか、スピリッツが味わえる。ヒーローだろう。」
大王いか「麺は、つけ麺の基本の極太麺だ。うまい、ので、いちいち、うまい、というのを、やめよう。ゆでるのに、12分かかる。しっかりゆでて、ふっくら、しっとりだ。食感は、しなやかさ、弾力、噛み応え、味わい、など、すべて強烈にいい、ので、いちいちいわない。ちまちまと時短とか考えている店は論外だな。」
こくまくくぅ「この小麦の味わいをなんて表現していいのかわからないけど、独特の、強い味がする。強烈な引き、だ。弾力があっても水っぽい味の店は多いが、これは、あっさりはしていない。間違いなく、つけ麺の、うまい極太麺の、ベスト1だ。うまいのではなく、感動だ。これほどまでのセンスとその実現力は、ほとんど他店にはない。表現力において、他店が、しょぼすぎる。なめてかかっているとしか思えない。」
大王いか「麺は、麺だけを魅せる盛りつけだ。圧巻の美しさだ。この麺を盛るお皿の模様は、青海波模様で、まあ、よくあるのではあるのだろうけど、虎の道(勝田)と同じものだなあ。」
こくまくくぅ「麺は麺だけ、つけダレはつけダレだけを見せる、もりつけだ。キマッテいる。この素つけ麺の形式を、完全に実現するために、ネギなどの薬味、具は、別皿盛りだ。カッコつけのためでなく、蕎麦のような美意識でもないだろう。つけ麺のエッセンスから、よけいなものは排除された、というところだろう。薬味、魚粉なども放逐されている。」
大王いか「デコレーションも余計なものも排除されている。カウンター8席のみで、4人ずつの完全入れ替え制だ。シンプルなシステム感が、集中力を高め、頭をクリアにする。カウンター内の厨房も、よくよくありがちな、キッチン的雑然感や猥雑な生活感の類が一切なく、無機的といえそうなほど、最低限の調理器具しかない。精神性というべきだろう。」
こくまくくぅ「背の高いイスの背の高いカウンター席もすてきだ。すべては、つけ麺をいただくための、ストイックな、シンプルな装置だ。」
大王いか「亀有という土地も、下町然とした商店街のど真ん中という立地も、シンプルな看板も、何もかもが、センスとして、人の気を惹く、人気の秘密だろうなあ。」
こくまくくぅ「できる、という一言に尽きるなあ。こうでなくちゃあ、いかんのじゃ、というような、非の打ちどころがない、選択能力という感じだ。」
大王いか「まあ、そんな、外観はさておいてもいい。誰もが、驚愕すべきは、このつけ麺のできばえ、だろう。こんなものをつくってしまっのか、と言う感じだ。東池大勝軒の山岸さんの、つまり、神様の、参った、という書が貼ってある、けど、これ、本音だろうと思うなあ。」
こくまくくぅ「ラーメン史のつけ麺大爆発として、その名を刻むことだろう。」

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つけ麺 750円

こくまくくぅ「つけダレは、うまい、ではなく、ペースト状のうまみのかたまりだ。どろっとしたクリーミーな形状で、濃いマンゴーペーストとか、溶けたホワイトチョコレート、などに、質感が似ている、といえばいいか。味は、動物系+魚介系の(たぶん)、凝縮された強いうまみだ。」
大王いか「とにかく、一口で、なにこれ! という強烈なうまさだ。官能的なしびれ、を伴うはずだ。」
こくまくくぅ「味覚中枢を鷲掴みにされる。最近いただいた、うまいつけダレに、スイーツ的、とか、キャラメルのよう、とか、形容してきたけど、みんな、ふっとんだ。それらの賛辞を呑み込んで、とろとろにしてしまった感じだ。まあ、可能性としては、華丸やほむらが、こういうものをつくれそうな気配があるけど。」
大王いか「フルーティな酸味があるとか、とろけるようなあまいうまみがあるとか、まあ、部分的な印象要素をいろいろあげても仕方ない感じだ。全部溶かしてしまった感じだ。素つけ麺で出す意味がよくわかる。すべてこのどろどろの中に入っていて、自己完結しているのだ。だから、薬味のネギも、本日の日替わり薬味のカレー・ペーストも、いらない感じだ。」
こくまくくぅ「このネギも、技ありで、食べたことないような食感のものすごいシャキシャキ、というか、ザりザリの、さらしネギだ。直前まで、キンキンに冷やしてあるのかな。ネギくささはほとんどなく、風味というより、食感に還元されている。とろとろだけでは口が飽きるので、気分転換にという感じだが、むしろない方がいいかな。ネギの風味がつけダレに溶けるのがいやなので、サラダのように食べた。カレー・ペーストは、驚愕もののスパイシーなうまさだ。ぜひとも、この家のカレーたべたい。レンゲの上でつけダレとまぜると、もう、ほとんどカレーだ。しかも、超うまいカレーだ。だけど、これも、やはり、余分なので、自己完結的なつけダレの、鉄壁のうまさを損なうので、混ぜることはしなかった。他の大抵のカレーつけ麺が恥ずかしい思いするだろうほどの出来栄えだけどね。」
大王いか「ネギの処理やカレー・スパイスのブレンドの妙など、いずれにしても、薬味は、むしろ、小出しにされた、腕前の披露、あれもできるこれもできる、という、ちょっとした自慢、見せびらかし、くらいに考えてもよさそうだ。具についても同様で、メンマにはしいたけが一緒に煮込まれていたり、上品さが絶品の鶏団子とチャーシュー、仙台の恵比寿を思い出させるような、キャラメルやプリンみたいなスイーツ的味わいの、超個性的な味わいが特筆すべき甘い味つけ玉子、など、豪華絢爛なテクニックの見せつけ、満ち溢れる才能の存在証明なのだけど、贅沢な技の傍系エピソードとして、ここはさらりと流して、もはや、しつこく触れることもないだろう。あくまでも素つけ麺の添え物として、場を盛り上げ、気分を高揚させてくれる、という感じだ。なので、一緒に食べずに、箸休めのようにつまんでいただいた。これらは、お好みでつけ加える味変、というよりも、つけダレ、麺、から、追い出され、締め出され、はじき出されている、のだ。」
こくまくくぅ「まあ、素、だけでは、さびしいかもしれない、飽きるかもしれない、単調かもしれない、ということもあるかもしれないので、飾りというか、花を添えている、あり余った才能のほとばしり、というところだ。普通のセンスではできないだろう、薬味や具だ。」
大王いか「素晴らしい組み合わせ、なので、初心の素つけ麺の通り、薬味も具もいらない。魚粉も、常々、気になっていたけど、やはり、なくて正解かもなあ。つけダレ内部で自己完結していれば、よけいなフレーバーもいらないのだ。味が決まらない、ので、まあ、ごまかし、はぐらかし、として、あれこれ、薬味やフレーバーの付け足しに頼らざるを得ないのだろう。要するに、下手なんだろう。」
こくまくくぅ「オプションを追い出している。魚粉を入れて、やっと味の見てくれのようなものが成立するわけだ、と思わせるんだなあ、これを食べると。飾りで人目をごまかすというか。」
大王いか「オプションやデコレーションに凝り過ぎる。それが、なにか気の利いたおしゃれのように見せるけど、初心に帰って、それだけでうまいものを、つくれないか、という感じだね。」
こくまくくぅ「まさに、福は、無欲、無為、より生ず、だね。さすが、山岸さんだ。よくわかっているんだろうなあ。」
大王いか「欲の深いもの、いやなものを、たくさん見てきたんだろうなあ。まあ、人目を欺くものに流されていたなあ、と反省を迫られるなあ。」
こくまくくぅ「とにかく、つけダレは、なにか、単一の素材が際立つ、ということのない、単一素材の角を絶たせない、ブレンド力の妙だ。ある意味、正統派で、コンソメやビシソワーズの白湯版みたいな感じだ。何かを特化すさせる、というのは、下品なやり方だ。二流料理人には、その方が楽だ。わかりやすいし、これでもかと、単一のうまみや風味を強調する。そうするとあざとく俗っぽくなる。でも、ラーメンは、B級グルメともいわれ、それ、つまり、下品なうまさ、が、むしろ正攻法なのかもしれない」
大王いか「単純にうまきゃいいとばかりに、あざとい過激な味を突出させる。A級は、雑味や濁り味を取りのいて、過不足のない、調和を目指す。諸味は融合して、最後は、澄んだ水のような透明さに至る。まあ、こうして、好みは、およそ、二分されるのだろう。どちらも相手のセンス、品格が許せない。ラーメンがおもしろいのは、ひょっとして、両者を融合させる、というか、併せのむ、の感があるところなのかもね。」
こくまくくぅ「その可能性だね、人を惹きつけるのは。庶民の味だからといって、ただ俗っぽいのもねえ。」

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by dasenkadasenka | 2013-02-10 18:56 | 東京都

六厘舎TOKYO

http://www.tokyoeki-1bangai.co.jp/ramenstreet/



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ちょっと前に伺った六厘舎さん。
あまり並ばないで入店できました。





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つけ麺 850円

あまりにも恐ろしい赤い世界の写真になってしまったので、なんとなく躊躇してましたが、つけ麺を語る上でははずせませんよねえ。

麺は浅草開化楼の特注麺だそうな。何軒かでいただいていますが、こちらが一番しっくりくるかな。








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中華そば 700円

スープが泡立っているのは一杯ずつ仕上げてくれている証です。
といっても、中華そばを注文したのはわたしだけですが。
中華そばもおいしいですよ。
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by dasenkadasenka | 2012-08-08 16:42 | 東京都

珍々亭(ちんちんてい)

住所 東京都武蔵野市境5-17-21
電話番号 0422-51-2041
営業時間 11:00〜16:00頃 麺なくなり次第終了
定休日 日曜・祝日(営業の場合あり)
席数 カウンター10席+テーブル16席
喫煙 可
駐車場 あり(お店から武蔵境駅寄りに専用駐車場あり、4台)
http://www.chinchintei.com/


りす7「油そばの聖地である。」
RISU「古びた灰色の壁に、珍々亭の文字の入った、小さな質素な看板がいいなあ。」

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りす7「特筆すべきは、東京では例外的に珍しく、駐車場があることだ。しかも4台分も。」
RISU「まあ、八王子とか、もっと郊外の方には、あるところもあるけどね。都内は、駐車場があるのは、田中商店(足立区)くらいかな。あそこはすごい。10台分くらいはあるか。」
りす7「ここへ来るなら、JR中央線の武蔵境の駅を目指し、駅からすぐの亜細亜大学を目指せばいい。亜細亜大学の角を大学とは反対側に曲がれば、すぐに、この看板が見えてくる。」
RISU「今は、大学がお休みのようなので、並ばなくて済んだ。」
りす7「昼前だけど、それでも社会人で込み合っている。ここに大学生が加われば、行列は必至だ。昼時は、駐車場もすぐに一杯になる。社会人の方々は、車で来るからね。東京でも、そろそろ駐車場完備は必要かもね。」
RISU「最近、東京のコンビニも、地方並に、駐車場完備の店舗が増えてきている。これだけ車が走っているんだからなあ、絶対に繁盛する。」
りす7「ぼくらは、昔は、ひたすら自転車で駆け回っていた。東京は案外狭く、都内のほとんど、郊外は、八王子、桧原村まで、行ったなあ。所沢、相模原の方へも行った。住んでたところは、ちょうど、ど真ん中なんでね。もちろん、ラーメンを食べにだ。東京の食べ歩きには自転車が一番だ。」
RISU「ここは、麺が、すごくうまい。単純に考えても、麺がうまければ、それで、50パーセント以上、成功だ。あちこち食べ歩いていると、麺がダメだと思う店は、実に多い。」
りす7「スープがそこそこよくても、麺が魅力的でないと、がっかりするね。そういうケースが多い。もったいない。」
RISU「スープがうまい店は多いんだけど、麺がうまい店は少ないんだよね。スープには、力を入れているけど、麺は、軽い気持ちで選択しているように感じられる店が多い、というか、スープのセンスはあっても、麺のセンスがなかなかない、というか。」
りす7「ぼくは、思うに、麺がうまければ成功するといっていいくらいだと思うよ。」
RISU「成功店は、必ず、麺がうまいよね。普通にうまいんじゃあなくて、すごくうまい。」
りす7「たぶん、すごくうまい麺を用意することは、けっこうむずかしいのだろうね。」
RISU「麺に引きがないと、スープがうまくても、再訪する気にならない。」
りす7「逆に、麺がうまいと、スープは普通くらいでも行くね。」
RISU「もちろん、スープと麺の相乗的な効果で、うまいのだけれどね。」
りす7「そう、そのうまく引き立て合うバランス感覚もむずかしいのかもね。」
RISU「まあ、とにかく、麺をないがしろにするのは、許せないところだな。」


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油そば 並 600円

りす7「というわけで、この麺は、うまい。油そばのうまさの秘訣は麺だ。麺がだめだと、何をやっても、もうだめだな。引きのある麺を出す、油そばの新店は少ない。」
RISU「それに、麺の量がいい。ほどよく多い。麺量のけちくさい油そばは、ちょっとなあ。」
りす7「汁がないから、これくらいないと、満足感が弱いよね。これは、十分な量、だ。この適正感覚もはずしてはいけないポイントだ。」
RISU「うまくて、どんどん食べ進むんだけど、そうすぐにはなくならない感がいいよね。」
りす7「初めて油そばをいただいたのは、珍来亭(吉祥寺)だ。あの店は、小学生のころから知っている。ついで、ここだ。」
RISU「珍来亭は、風味油の存在感が勝っている感じだ。ここは、タレの主張が強い。ハマると、この油とともに、タレのうまさが、やみつきになる。どんぶりの下に沈んだ油タレの中に、刻みネギが潜んでいる。」
りす7「いっぺんに混ぜないで、少しずつ混ぜながら食べ進めるのがいいと、僕は思うけどな。油とタレが分離したままの状態をしばらくは保つと、油、タレの双方の味がよくわかるし、より、ガツンとくる。ついで、軽く混ぜていき、軽く乳化させる。これもうまい。そして、ラー油と酢を、これまたいっぺんにたくさんかけないで、すこしづつかけながらいただく。あーたまんねえ。」
RISU「このさ、ラー油と酢が、驚くほど、元ダレと油に合うんだよね。劇的なうまみになる。魔法のようだ。」
りす7「この魔法感が、新店の他店では、なかなかない。相性がよくなく、混入の妙がない。ただ、セオリー通りに、惰性的に、ラー油と酢の味が加わるだけで、冴えた味が出現しない。安易な物まねになっている。」

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RISU「最近は、吉祥寺とか、このあたりに、油そばの専門店ができているようだ。このあたりの新しい店には、全然行っていないので、ぜひ試したいなあ。」

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ラーメン 並 600円

りす7「ここは、じつは、ラーメンも、うまい。やはり、もちっと、丸っとした麺が、たまらなくうまい。スープは、生姜の香る、まあ、オーソドクスな感じの醤油味だけど、僕にとっては、こんな感じが昔ながらの味、かなあ。」
RISU「そうだね、そういう意味では、なつかしい素朴な味なんだよね。油浮きのある醤油味がガツンとくるよね。」
りす7「煮しまったかたいチャーシューもうまい。ラーメンもぜひ食べてもらいたい一品だ。」
RISU「スープもさることながら、やはり、この麺がうまいな。麺が太いし、大勝軒系に似ている食感かな。」



(ふるさとの味 りす7 RISU)
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by dasenkadasenka | 2012-02-16 18:21 | 東京都

宝華 (ほうか)

住所 東京都小金井市東町4-46-12
電話 042-381-5236
営業時間 11:30~22:00 /土日祝11:30~21:00
定休日 月曜日
禁煙
P あり
http://www.k-houka.com


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JR中央線 東小金井駅前の宝華

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宝ソバ 650円


メニュー揃いはいわゆる「駅前食堂」なんですが この宝華ソバ 油そばのルーツみたいなもの
古典タイプですが 地元の人気者です
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by dasenkadasenka | 2011-11-09 16:06 | 東京都

ラーメン 二郎 三田本店

やまりす先輩が、野暮用でどこかへ行ったので、わたしは、その間に、ラーメンの聖地巡礼に出かけました。

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8月最初の土曜日の昼下がり(1時ちょっと前)、炎天下の中、行列数は二十数人ほど(帰る時も同数くらい並んでいる)。40分くらい並んで、初入店。
小豚ラーメン(600円)を注文。コールはニンニク。

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他の二郎店で、満足していたので、わざわざ本店に行かなくてもいいかなあ、と思っていたのですが、わたしが知っている二郎とは、違っていたので驚き(衝撃)。

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まず、麺が、もうちょっと太くて小黒いイメージでしたが、それより細くて白い、食感も違う(小さな黒い粉粒の点々が見えない)。もちろん、うまい。

そして、野菜が、全然違う。
たいていは、ゆでたて、シャキシャキ、熱々、という感じですが、ここでは、作り置きで、くたくたで、常温。
写真でもわかると思いますが、キャベツが多く、大げさに言えば、ザワークラウトって感じですが、味はない。もしかしたら、油であえてあるのだろうか、妙にテラテラしていて、食べやすく、お惣菜のように、巨大なボールに山盛りになっている(それを鷲掴みで)。
これが、かなりうまい。野菜盛はよくあるけれど、知っているどことも違う。

スープは、まあ、とにかく、どろどろ、で、脂の甘さやコクがまさり、醤油味が、知っている他店に比べて目立たないか。
スープの寸胴はたぷたぷの表面張力が、見たことがないようなどろどろさで、一面を覆う、脂の塊らしき大小の浮遊物の下で、不透明な液体がぼこぼこと煮えていて、まるで噴火口のマグマ溜り(地獄の釜)のよう。

チャーシューだけは、まあ、お馴染みの感じで、かなり分厚いものが二切れ(一般店なら、スライスして10枚はとれる分量)。赤味が主で、とてもやわらかくうまい、が、わたしには量が多く、残り4分の1ほどを呑み込むのに難儀した(いつもながら。わたしは、大量のチャーシューが苦手)。

そもそも、全体の量が、半端なく、多い。インパクトは、通常のラーメンの二杯分相当だろう。
二郎の客層が怖い、というイメージがよく聞かれるが、たいてい、真剣な顔をして、黙々と食べているから、もあるのではないか。
心して、気合を入れて、一気に食べていかないと、食べきれない、という恐れがある。にこやかに、というわけにはいかない。
わたしは、一度だけ、大盛をいただいたことがあるが、本当に、身の危険を感じ、寒気がした。今回も、後半は、きつかった。マジで、やや、意識が薄れそうになる。胃によりも、心臓に負担がかかる感じだ。

しかも、店内は、常温で(クーラーもあるが、効いていない)、ほとんどの人が汗だくで、顔に、文字通り滝のように汗をしたたらせている。

丼のへりからスープがだらだらとこぼれながら運ばれてくる(この豪快なワイルドさ加減も、あまり類を見ない迫力がある。総じて、源流のプリミティブさが漂う)。当然、カウンターの周辺は、あぶらっぽい。備えてある濡れ布巾自体もすでにあぶらっぽい。これは覚悟が必要だ。
しかし、この値段設定で、文句は言えないだろう。
それにしても、都心の一等地なのに、このボリュームで、600円ですからね、このマジック、どう計算すればいいのやら。

この、上品とは言えないのかもしれない、とってもプリミティブな怪物を、涼しい顔で、スマートに食べこなす、のが、都会流ダンディズムといったところなのだろうか。

まあ、いいか、この辺で。

言うまでもなく、名物と言われるだけのうまさはある。
「今までで、一番おいしかった食べ物は?(ラーメンは?ではない)」と聞かれたら、知名度(ブランド名)も考慮して、三田二郎って答えちゃうかもね、かな。
(撮影者やまりす)
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by dasenkadasenka | 2011-08-07 12:13 | 東京都