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カテゴリ:須賀川市( 11 )

らーめん好房  誰でも一分間は有名になれる

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住所 福島県須賀川市小作田字谷地1-2
電話 024-879-2012
営業時間 11:00~19:30
定休日 不定休(主に1のつく日 1日11日21日31日)
P あり
禁煙
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こくまくくぅ「もうそろそろ、臆病なやまりすブログは、凍結道路がこわくて、内陸部へは行けなくなる。なので、最後に、行っておこう、というか、行きたい、と思って、また、らーめん好房へやってきた次第。」
人形くくぅ「宿題山積みだ。全体に感じが新しくなり、とりわけ、麺がかなりリフレッシュしたので、課題が多いぞ。
こくまくくぅ「まず、ラーメンを、太麺、縮れ麺、で食べたので、今日はストレート麺で。そして、太麺をもう一度食べたい、ので、さらに、味噌ラーメンもしばらくぶりに食べたいので、味噌ラーメンを太麺で。」
人形くくぅ「まあ、なにか、こうして、麺×スープの組み合わせで興奮させてくれる店など、そうそうない。こんな、高度な、非常に通な、選択肢を用意しているような店など、そうそうないのだ。
こくまくくぅ「ここは、ラーメンの原点回帰的なスタイルに、自家製麺の楽しさを組み合わせて、その点で、強烈な新しさを提示しているわけだけど、ラーメンの輪郭自体が、とってもスマートだ。」
人形くくぅ「総決算みたいな感じかな。
こくまくくぅ「当然のことながら、世界は今、商品開発に余念がない。何が忙しいかって、世の中、みんな、新しい商品を作ることにしのぎを削っているわけだ。」
人形くくぅ「地方の人はのんびりしていていい、と、地方の人は言ったりするけど、けっこう、そんなにのんびりはしていられない。ただ待っているだけの身分ならいいけど、何を競争しているかって、新しいバージョンを開拓しなければならないわけだ。
こくまくくぅ「携帯電話も、車も、テレビも、家電も、みんな、モデル・チェンジしなければならない。」
人形くくぅ「欲望に対応しなければならない必要があるからだ。欲望がなければ、何も変わらなくてもいいのだけど、そうはなっていない。それどころか、とにかく新しくしなければならないぜぅたい命令だ。
こくまくくぅ「問題は二つある。形式の新しさと内容の新しさだ。要するに、新しい形式で内容がよければ、爆発する。」
人形くくぅ「ラーメンでいえば、新しくて、ウマさも伴わなければならない。
こくまくくぅ「新しいモデルで、たいして内容がない、うまくない、でも、人は、そこそこは食いつく。なにしろ、新しいこと、こそが、欲望されているからだ。その分、寿命は短い。古いモデルでも、すごく、内容が良ければ、うまければ、食いつきがある。」
人形くくぅ「古くてまずければ消える。
こくまくくぅ「こうして、誰(何)でも、一分間は有名になれる。それが、新しさとして、登場し、新鮮な内容を持ち、新しさを保っている限りは、ということだ。」
人形くくぅ「流行語も、そうだし、芸人やタレントも、ゆるキャラも、ガシャポンのおもちゃもそうだ。ガシャポングッヅなど、狂ったように増産されているし、すぐに流行りが変わる。あれ、見てるとおもしろい。結局、万事がそういうことになっている。
こくまくくぅ「予備校の講師でも、新しければ、一分間は有名になれる。素人でもいいのだ。内容があれば、一分が5分に、1時間に・・・、となるわけだ。」
人形くくぅ「古いもの、でも、新しく発見(再発見)されれば、新しいもの、だ。たとえば、ご当地グルメなどがそうだけど、前からあったものでも、他の土地の者には新鮮なら、脚光をあびる。喜多方ラーメンや白河ラーメンも、そうして、ブレイクした。地方には、こんな珍しいものがあるぞ、というわけだ。温故知新というか。伝統を観光材料にするとか。古いものも、新しさとして感知されれば、リバイバルする。旅行も新しさを求めていることに他ならない。
こくまくくぅ「内容もあれば、流行りは長引くけど、すたれるということは、必ずやってくる。みんな、新しいものをこそ、求めているからだ。」
人形くくぅ「モデル・チェンジする。いいものはいい、という、無意味な、空回りする論理は通用しない。新しいものはいい、だ。
こくまくくぅ「では、なぜ、モデル・チェンジするのか。どんなスタイルも、役不足だから、なのだ。欲望が求めているものは、決して同じものではない。いいもの、を求めているのだけれど、いいものは、新しさの装いのもとにしかあられないのだ。新しさの刹那に、いいものが浮かび上がる、というか。」
人形くくぅ「いいものって、オーラだ。輝き、というか。それは、新しさと一体なのだ。その両方があれば、爆発する。
こくまくくぅ「古いものがいい、とされる場合でも、新しさのオーラでとらえられる時のみ、回帰するのだ。」
人形くくぅ「ルネッサンスだ。古いもの、って、実は、見たことない新鮮なもの、なわけだからね。
こくまくくぅ「この新鮮なオーラは、どんどん、消え去ってしまうのだ。これが普遍的な事実であることは、誰もが実感として知るところだろう。」
人形くくぅ「まあ、ラーメンも、新しさの装いを追い求めているし、うわべの装いだけでも、人は飛びつく。最近は、このあたりのスーパーでも、今夜の夕食に、スンドゥブチゲはいかがですか? とか、ボルシチはいかがですか、とか言っているし(笑)。われわれは、同じものなど食べない、のだ。常にライフスタイルはズレる。
こくまくくぅ「たとえば、限定は、こうしたことを逆手に取った商品戦略としての、新しさの一分間、の純粋培養だ。自ら一分間を限定設定し、もはや、内容の吟味のすきを与えず、再確認や反復を放棄し、深化を伴わない、純化された新しさの形だけ、なのだけど、必ず、限定数くらいは、確実に飛びつく人はいるわけだ。新しさの強迫に憑りつかれている、そうした食いつく人たちの喧伝により、何か新しいことをやっている、という、宣伝効果(メリット)があるわけだ。」
人形くくぅ「限定は、他人が後追いできないので、新しいものの幻影(噂)だけが残る。しかし、しょせん、実体のなくなる幻影なので、これに執着する必要もないだろう。
こくまくくぅ「理屈抜きで、新しいものは必要不可欠だ。新しければ、なんでも、一分間は有名になれる。その一分がどれだけ、長引くか、は内容次第なわけだ。最近はその交替がはやい。」

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味噌らーめん 550円

こくまくくぅ「らーめん好房は、垢抜けた。垢抜けると、軽くなってしまう、というケースもある。最近、新装のかまや、や、店主さんの代わった郡山大勝軒も、垢抜けた感じだけど、その分、なんだか、やや軽くなった、気もする。まあ好みだから、よしあしで、反応は人それぞれだろう。しかし、ここの場合、軽やかになって、すごくいい感じになった、と思うけど。」
人形くくぅ「変化すると賛否は必ずある。でも、リニューアルしたくはなるわけだよね。同じままも続かない、のは、わかっているからね。
こくまくくぅ「この味噌スープは王道の感じだけど、手堅く、かつ、完成度が高い。これぞ、味噌ラーメン、という味で、ど真ん中をキメて、過不足ない。ちょっと胡麻油の風味があり、正統派の作法通りだ。定番のモヤシと玉ねぎ、に、丁寧に、コーンやワカメも載せられている。」
人形くくぅ「すごく変わった凝った味わいというのではなく、むしろノーマルな精度の高さが独自の冴え、という感じだ。
こくまくくぅ「コーンやワカメはオールド・ファッションではある。暗黙の了解で、今風なら、コーンやワカメはない、だろうという感じもある。カジュアル店のしるしになっちゃう、というか。」
人形くくぅ「盛大に使っている大進は、逆におもしろいくらいだ(笑)。いま、コーンって、家庭でも飽きるほど食べているからね。
こくまくくぅ「でも、この律儀なモヤシ、タマネギ、コーン、ワカメは、集大成感でいいかも。定番のザッツ・味噌ラーメン、を、さりげなく完璧に仕上げる、と。そういうのも見たいからね。」
人形くくぅ「マジで、完璧にうまい。結局、うまくなくて、はずすと、そういう紋切り型アイテムも、惰性的な、ただただおざなりにやっている感、になっちゃうけど、ピシッとキマッているからね。
こくまくくぅ「どんな方法論でも、冴えが出せるか、だからね。新しい味噌ラーメン、たとえば、炭入りのブラックとかあるけど、まあ、新しければ飛びつきたくなるけど、どれだけ冴えがあるかだ。」
人形くくぅ「形式の新しさはたくさんある、から、それ自体マンネリになるし。新しめ、も、下手にやるなら、古臭い手法になる。
こくまくくぅ「ここの場合、結果的に、トラディショナルの完全形を打ち出すという野心がある。手垢まみれの新感覚より、ずっといい。」
人形くくぅ「安易な新感覚も、どうせ、すぐに、一分で消える。
こくまくくぅ「そして、この太麺がやはりうまい。なにしろ、この麺のオリジナリティが高い。この麺との組み合わせで、抜群に秀逸な感じだ。」
人形くくぅ「スープに、油浮きはあまりない。でも、切り落としチャーシューのあまい脂身が、それを補っている。この切り落としチャーシューは、つけダレにも入っているけど、ぜひ食べたい魅力的な味わいだ。チャーシューだけでなく、切り落とし部分もすごくうまいのだ。
こくまくくぅ「まあ、太麺なので、ひょっして背脂プラスにしてもいけそうだ。あるいは、いっそ、定番でさらに攻めてバター(50円)もいいかもしれない!」

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らーめん ストレート麺450円

こくまくくぅ「ストレート麺は、この店の基本形だ。今回、麺3種類全部、それぞれ、ラーメンでいただいたけど、甲乙つけがたく、完全にどれでもいい。」
人形くくぅ「ローテーションがベストかも。
こくまくくぅ「麺の表情の差異に伴うスープの味わいの差異が楽しめる、という点で、この店の実力はすごいだろう。高度なラーメンマニアだ。」
人形くくぅ「こんな贅沢な楽しみはそうそうない。
こくまくくぅ「あえて、好みを言うと、この煮干しスープには、縮れ、が気に入っているところだ。スープとの絡みが、個人的には、よりジャストメートだ。しかし、ストレートも、弾むような弾力にあふれるようになって、すごくいい感じだ。ばきばき食べられる。」
人形くくぅ「今、麺は、どんな食感を持たせるかが勝負になっているよねえ。食感に凝り始めている。ここの食感もよくなった。
こくまくくぅ「しかも、麺の違いで、同じスープなのに、驚くほど表情を変える。同じスープなのに、味わいが変わることを発見させてくれる、ディープなラーメン世界だ。」
人形くくぅ「うまい、なら、フィットするなら、いくらでもシャッフルすればいいのだ。でも、たいていの店は、ただただやっているとしか思えない麺選択制をやる。お客さんに太麺と細麺の好みがあるから、くらいの動機なわけだ。
こくまくくぅ「ちゃんと、すり合わせができていない。スープと麺の合わせ方の確信、にも、なかなか出会わない。」
人形くくぅ「麺×スープで、相乗効果にもなればその逆にもなる。あと、チャーシューだ。
こくまくくぅ「そろそろ、麺、スープ、チャーシュー、の三位一体の核心が見えてきている時代に入っている。この三つ揃えのコンビネーション関係をうまくそろえないと、もはや、爆発力がでないだろうなあ。」
人形くくぅ「意外と揃っていないし、一つくらいの要素しかいいものを用意できない。特に、チャーシューは難しいようだ。
こくまくくぅ「魅力的なチャーシューは決定的なポイントだろう。もちろん、ここは、全部そろっている。これで、やっと、あたりまえ、だろう。」


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by dasenkadasenka | 2013-12-10 18:48 | 須賀川市

らーめん好房  ノーマルなラーメンの完全形

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住所 福島県須賀川市小作田字谷地1-2
電話 024-879-2012
営業時間 11:00~19:30
定休日 不定休(主に1のつく日 1日11日21日31日)
P あり
禁煙
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こくまくくぅ「純粋なラーメンを食べたい、と望むラーメンファンがいるだろうか。いるとすれば、ここ、らーめん好房のラーメンがうってつけだ。」
人形くくぅ「まあ、ラーメン店なら、やろうとしても、なかなか果たせないところで、喉から手が出るほどほしい、ノーマルなラーメンの完全形だ。
こくまくくぅ「変なたとえだけど、インスタント・ラーメン界における、生麺やラ王のようなステイタスかもしれない。」
人形くくぅ「ノーマルなスタイルの完全性という点では、棚倉の金沢亭、も、カジュアルな完成形かもしれない。
こくまくくぅ「やはり、自家製麺の、金沢亭は、印象では、実際に、もろに、マルちゃん正麺に似ているような感じだ。もちろん、ほめているんですよ。老若男女にウケる、上質さ、という感じだ。」
人形くくぅ「こちらは、それより、もっとラーメン専門店的、ハードな輪郭、という感じだ。
こくまくくぅ「なにより、この店の勝利は、勉強熱心なことに尽きるだろう。もちろん、舞台裏事情は何も知らないけど、表現されたラーメンを見れば、地道な勉強の成果であることは一目瞭然だろう。」
人形くくぅ「逆に言えば、一目見て、勉強不足、知見不足な店も多い。たぶん、熱心に食べ歩いていないだろうなあ、と。二郎を食べないで、二郎インスパイアをやる店もざらだろう。
こくまくくぅ「インスパイア、くずし、ずらし、ひねり、新し物好き、素材のブランド志向、凝った、どうでもいいアクセサリー、などのデコレーションの前に、まず、ごくごく基本的な、自己完結的なラーメンの、すごくうまいラーメンが、ほしい、のだけど、そうした完成を、待たずして、やたらにつまらないウケ狙いの伊達に走るのも、どうなんだろうねえ。」

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こくまくくぅ「麺が変わった、ようなので、ぜひとも、細麺縮れ、と、細麺ストレート、を、温かいラーメンで試したくて、また、来た。」
人形くくぅ「太麺もうまかったので、それも食べたかったねえ。贅沢な悩みだ。麺選択制を完全肯定できるのは、この店だけだなあ。
こくまくくぅ「そして、はたして、やはり、うまい、贅沢な体験となった。以前からうまいんだけど、より、垢抜けた、さらに、すっきりした、ので、磨きがかかって、箔がついた感じだ。」
人形くくぅ「もともと、持っているなあ、という店なわけだけど、なるべくしてなる、というか、とりわけ、この自家製麺の、飛躍的な完成度の達成は、なんにせよ、評価されるべき高い水準だろう。
こくまくくぅ「期待通りに、ステージアップを果たしてくれた。ストレート麺は、華丸(小美玉)ばりの、キレ、になった。もろ、今風の、最前線の、感性だ。」
人形くくぅ「ひねり過ぎたようなものではなくて、ごく普通に、ね。シンプルにいいものになっている。
こくまくくぅ「斜に構えたやつではなくてオーソドクスなラーメンで、すごくおいしいやつ、ないかなあ、という希望に、完全に応えてくれる。」
人形くくぅ「ラーメンのプロトタイプというか、原点回帰というか、ラーメンそのものの基本形、過不足のない、偏りのない、そのものの形態において、完全においしいラーメンをつくる、という野心だ。
こくまくくぅ「つまり、だれもが、素朴に素直に想起する、ラーメンのイメージ、に、近いだろう。そういう正統派イメージに、そうずれのない形を実現しつつ、そして、おそらく、多くの人が満足、納得のいく形で、完全なうまさを体現している、感じだ。」
人形くくぅ「主観的な偏好、は、とりあえずは、カッコにいれてね。客観的な達成度というか。
こくまくくぅ「まあ、いわきの風、も、けっこうキテいる。それに、これは、煮干しだけど、今一つのラーメンの原型たる、鶏清湯ラーメン、では、一直(水戸)の、中華そばが、そんなパーフェクト感だ。ただ、今は、休止中だ。」
人形くくぅ「あれほどのものを、反故にする店主さんも、すごい、というか、気が知れない、というか。あれ、詰めれば、日本一になれるだろう。
こくまくくぅ「一直の中華そばは、また、復活するすると思うけどね。やはり、あれも、自家製の細ストレート麺にキレ、がある。それに代わって、豚清湯+中太麺になった。その系では、天高盛が、純化したラーメンの極上品を提示している。ただ、喜多方麺は、やはり、ノーマル、といういは、ややくせがあるものだ。豚骨ラーメンなら、華丸、だろうなあ。」
人形くくぅ「まあ、際物に人が飛びつく流行り廃りがあるのはわかるけど、潜在的には、ラーメンらしいラーメンを、完全に、おいしく、仕上げる、というお題が常にある、のは、当然だろう。そういった課題を果たしている店々だろう。
こくまくくぅ「ここへきて、来たるべき、時代の成熟なのかもね。ウマいラーメンは、いろいろとあるけど、ど真ん中の完全無欠状態もほしい、わけだ。喜多方麺や白河麺は、やはり、トラディショナルでない、ローカルな偏りだろうしなあ。」
人形くくぅ「もちろん、味だけでなく、見た目も、絵づら、も、美しいのは、いうまでもない条件だ。

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らーめん 縮れ麺 450円

こくまくくぅ「ちょっと、迂闊にも見落として言及しそびれていたけど、この縮れ麺、マルゴ食堂の食感に似てなくもない。形態も同じではないけど、でも、同じ系統だ。ここの縮れも、やはり、昔ながらのインスタント・ラーメンの縮れ麺インスパイアみたいなニュアンスもある。まあ、もともと、巷のラーメンが細縮れで、インスタント・ラーメンがマネしたのかもしれないけど、近年、細縮れのラーメン店は、あまり見かけないので、貴重な麺食感が楽しめて、自分は、前から、これが気に入っている。」
人形くくぅ「で、これも、やはり、粉組成、製法が変化したようで、弾力に富んだ食感になっていて、すごくうまい。
こくまくくぅ「マルゴ食堂のより、かたい食感だ。ただ、やはり、表面積が広くて、水分を吸いやすいため、下の細ストレート麺よりは、のびていくのがはやい。もちろん、のびやすい、も特徴なので、麺特性として楽しめばいいのだ。」
人形くくぅ「いろんな麺過程が楽しい、と。縮れ麺というと、八王子ラーメンの竹の家(八王子)や丸幸(武蔵境)、昔ながらの福寿(笹塚)など、が思い出される。あれらは、昔ながら、の感じだ。米沢ラーメンも細縮れか。いわきの植田の、つたや、もそうだったかな。けど、細縮れの店は、あまりない、ので、これから、あり、かもしれないけど、みなが慣れていない、とか、のびやすい、とかで、扱いが難しいのかもしれない。あるいは、スープに合わせづらいとか。あるいは、インスタント・ラーメンみたいでいやだ、とか。
こくまくくぅ「確かに、ここの同じスープで、麺3種類を変えて食べて見ると、けっこう、印象が変わるほど、麺がスープ食感に与える影響も大だ。食べ比べると、すごくおもしろい。」
人形くくぅ「マルゴ食堂より厚みがあり、縮れ独特の不揃いなコリコリした歯応えがあり、かなり美味な食感だ。麺自体の味もぐっとよくなった気がするなあ。
こくまくくぅ「もちろん、スープとの絡みがすごくいいわけなので、それで、ラーメンの味わいが全然変わってくるのだ。こんな麺を用意している通な店があるなんて、すごいことだ。」
人形くくぅ「今日は、背脂なしのラーメンでいただいた。よりシンプルに感じられる煮干しスープが、やはり、すっきりとレベル・アップした印象で、うまい。過不足ないちょうどよさ、では、福島一だろう。平均値の凄味というか。
こくまくくぅ「今日は、煮干しが強い印象かな。ばら肉チャーシューは、やはり、バラロール形態とそのままのストレート形態の二種類だ。なんとなく、バラロールの方が、醤油と生姜の風味が、強く染みている気もしたけど、気のせいかもしれない。この、やはり、前よりすっきりしたチャーシューの絶品さからいっても、文句がない、ラーメンの原型だ。さらには、この値段! ザッツ・ラーメンの称号に相応しいだろう。」
人形くくぅ「いにしえの、憧れの、ごちそのう、ラーメンのイメージに、過不足なく、すっきりとおさまる、というわけだ。
こくまくくぅ「もちろん、現代的に高性能なのだ。単に、古いのは、だめだ。原型は、創造されるべき未来系、なのだ。」

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トンコクらーめん ストレート麺 550円

こくまくくぅ「さて、この、トンコクが、また、ひと癖あって、おもしろい一品なんだけど、これも、変わった。もちろん、よくなった。なんだか、じーんと感じ入るようなうまさだ。」
人形くくぅ「トンコクは、豚骨、というか豚ガラ、の、白湯と清湯の中間状態、という感じだ。すっきりしているのに、あまいコクがある、という優れものだ。前より、だんだん、不透明な白濁になった、と思うけど。
こくまくくぅ「なんともいえない、オリジナリティの高い、絶妙な中間状態なんだけど、まあ、軽薄に、あってり、とか、こっさり、とか言うのはやめよう。そんな言葉が流行る前からある。」
人形くくぅ「これもすっきりして、いい濃さ、味わい深さになったなあ。
こくまくくぅ「たぶん、ここの煮干し系スープと豚骨スープが割ってあるのだろう。博多ラーメンは、だいたい、そのように、白濁豚骨スープと鶏ガラ・スープなどが割ってある、ブレンドもので、たとえば、麺や亮(大甕)などはそうだ。豚骨白湯のみ、なのが、長浜系、らしいんだけど、まあ、さだかではない。」
人形くくぅ「まあ、これは、にぼとん、なわけだ。濃厚な、どろどろのにぼとんといえば、味箪笥(水戸)、旧グリッター(水戸)などがある。清湯のにぼとんといえば、喜多方のいとう、だ。これは、それらの間の、絶妙な濃さというか薄さというかだ。
こくまくくぅ「この間食べた、麺遊人の豚骨も、やはり、さらっとした絶妙なあごだしブレンド濃度の軽めのうまさだった。」
人形くくぅ「そして、このストレート麺が、また、ぱつぱつにはじけている。以前より、歯応え、かたさ、が増して、グレードアップした。今さら、言うまでもないけど、麺のうまさは、ラーメンの50パーセントだ。しかも、スープがうまくても、麺にのれないと、食べられない。
こくまくくぅ「スープは、麺とのドッキング次第で爆発するしね。ここや、さっきの一直の中華そばもそうだけど、やはり、麺に引っ張られてぐいぐい食べ進めて、スープがついてくるのが、理想的だろう。ところが、まずい麺が多いせいで、スープ偏重になっている感性が多い気がする。麺はあきらめているというか。スープの二次的な添え物と考えちゃう。」
人形くくぅ「この麺の力量というか、、ノーマル・ポジションで、卓越した麺を打ち出している実力がすごい。
こくまくくぅ「オーソドクスな領域で際立ったラーメン成果を上げている店は少ないからね。普通にうまく作ることは、至難の業なのだろう。なので、それができなくて、奇態な変則業にいく。」
人形くくぅ「それに、年季がはいっていないと、やはり、にわか仕込みの思いつきは軽さが拭えない。おいしくても、なんだか底が浅い気がしちゃうのだ。やはり、長年、同じものに辛抱強く取り組んでこそ、の味わい深さを、ここは、感じる。
こくまくくぅ「経験の積み重ねからしか生じない深みってあるからね。そこは、すぐにはまねできない。」

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こくまくくぅ「磐越東線です。らーめん好房に行く途中で、たまたま、ゲットしました。」

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by dasenkadasenka | 2013-12-05 18:39 | 須賀川市

らーめん好房 煮干し対決 前篇

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こくまくくぅ「今回と次回は、煮干し対決 らーめん好房 対 マルゴ食堂 といたしました。福島県屈指の好カードだと思います。」

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こくまくくぅ人形「来た!」
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住所 福島県須賀川市小作田字谷地1-2
電話 024-879-2012
営業時間 11:00~19:30
定休日 不定休(主に1のつく日 1日11日21日31日)
P あり
禁煙
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こくまくくぅ「料理って、ものすごく頭のよさが要求される、と言われている。最近の研究では、料理をする人ほど、健康で長生きすると報告されている。ものすごく頭を使うから、いい、らしい。」
人形くくぅ「材料の調達では、社会的な活動が不可欠なので、そうした社会とのかかわりの刺激も、健康にとっていいらしい。仕込みから調理に至る、無数の手続きの諸段階を、段取りよくこなすのも、頭を使う、一苦労で、いい刺激だそうだ。
こくまくくぅ「普通、頭がいい、とは、複雑な段取りを、楽々とこなせる、ということだからね。手順をまっとうできないと、その分は、他人にやってもらうしかない。既製品を使い、外食をする、というように。」
人形くくぅ「まあ、自分でもやれるけど、忙しくてできない、は、別として、やれない、場合、カネを払って済ますしかない。端的に、だれでも、全過程を習得することは至難の業だからだ。まあ、世の中って、そういう分業システムなわけだ。
こくまくくぅ「料理の場合、単に人から教わること以上に、経験がものをいう。うまくなるのは、経験則によるところが大きい。地道で、誠実な実績を積まないと、一朝一夕には、すぐれたものはできない。ここ、らーめん好房は、まさに、そんな息詰まるような緊張感をも、感じさせてくれる、稀有な、ノウハウとスキルの蓄積の店だ。」
人形くくぅ「らーめん好房、という店名からも、オール手作りの、工房、という感じで、マニュファクチュアみたいなニュアンスと、好きこそものの上手なれ、というニュアンスが感じられるしね。あたたかみのある良質なスキルという意味で、手仕事、という感じで、まさに、そんな感じの、着実にうまいラーメンが出てくる。ローカルな立地からすると、ちょっと驚きのハイレベルな創作性だ。
こくまくくぅ「なんだかんだ、自分は、この店が、福島では、一番古くから、一番数多く訪れているラーメン専門店、ではないかなあ。よく考えると、店主さん(調理なさっている方)を一度も見たことがない。それがいい、のかもしれない(笑)。」
人形くくぅ「店の外で、店主さんらしき男性と、おじいさん、を見かけたことはあるけどね。その方かどうかはわからないけど。接客は、奥さんのみだ。奥さんの、さりげなく、気のまわる接客感覚、もいいのかもなあ。
こくまくくぅ「もちろん、ラーメンの味がいい、わけなんだけど、今日、久々に食べて、いよいよ、あと一歩、という高みを踏破してしまったかのような印象だ。」
人形くくぅ「こういう道程は、年季が大事だ。年季の入ったもののみの達成だ。ちょうど、貝が、長年かけて、少しずつ少しずつ、真珠をつくりあげていくようなものだ。
こくまくくぅ「もちろん、もともと、頭抜けたセンスのよさ、を感じさせるうまさ、なんだけど、まあ、言葉の悪い言い方をすれば、ほんのちょっとした食べにくさ、のようなニュアンスを、見事に修正し、完全に払拭してきている、そんな印象だ。」
人形くくぅ「要するに、グッと、垢抜けた印象だ。一皮むけた、というか。
こくまくくぅ「もともと盤石なうえに盤石になった、ので、こういう実力店にとっては、わずかなマイナーチェンジは大きい。」
人形くくぅ「全体的な変化ではないんだけど、細部が引き締まった感じで、それによって、完成度に磨きをかけて、不動の、コンスタントな、ローカルな人気店にとどまらずに、今や、満を持して、一気に、全国に名を馳せる、実力店として、進化を遂げつつあるかのようだ。
こくまくくぅ「勉強熱心だよね。ラーメン度が高い。現代的なラーメンセンスを手中にしている。」
人形くくぅ「福島は、遅れた見よう見まねが多いからね。そんな中で、並はずれて、光っている。なにしろ、だいぶ前から、本格的なつけ麺が食べられたのは、ここだけ、だ。ちゃんとした、ど真ん中の、つけ麺マインドで、だ。
こくまくくぅ「しかも、細ストレート麺で、という、東京でも、当時、進化系の部類だ。いまだに、つけ麺は太麺と、一つ覚えのように思っている人も多いはずだ。というか、つけ麺自体、興隆がない、とさえ言える状況だ。冷し中華くらいの扱いだろう。」
人形くくぅ「まあ、太い麺、なら、ことぶきや(水戸)あたりは、ぜひとも、食べてもらいたいなあ。だたい、食べ手が育たないとね。
こくまくくぅ「もともと、すごいんだけど、それを涼しい顔でさらりとやっていて、まあ、並はずれた恒常的な人気店であることが、それを証明しているわけだけど、手堅い経験的な積み重ねからしか生じ得ない、着実なステージアップをはかったようだ。」
人形くくぅ「今日は、ちょっとした、驚愕だった。

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好房らーめん 中太麺 550円

こくまくくぅ「まあ、まず値段ねえ。これでもちょっと前に50円くらい値上げしたわけだけど、コスパが、美しすぎる! 煮玉子なんて50円、だ。高い志、と尊敬しよう。ちなみに、郡山あたりは、なんか、ラーメン高くないだろうか? 喜多方は、その点、天国だ。」
人形くくぅ「そして、ハイ・クオリティ! 精度の高い、完成度の高さ、としか言いようがない。
こくまくくぅ「そして、見た目の美しさ。とにかく、見た目は悪いけど、味はいいから、一度食べてみて、は、通用しないと思う。」
人形くくぅ「それどころか、見た目だけで、味はそこそこでも、成功している店さえあるくらいだ(笑)。
こくまくくぅ「見た目で魅せないラーメンは、まずNGだろう。経験的に見たことがない。」
人形くくぅ「まず、麺が変わったようだ。これは大きい。前のも大好きなんだけど、これもいい。弾力ある歯応えになったようだ。色も、白っぽい感じから、やや茶色というか黄色というか、少し色がついた感じで、粉の組成が変化したようだ。粉くささがなくなった。
こくまくくぅ「ここは、細ストレート麺、細縮れ麺、中太麺、と、自家製麺で取り揃えている。まあ、このシステムもすごいよね。どれも、ラーメンが好きでたまらない、という思いや情熱が伝わる、ラーメンマインド溢れる絶品だ。この、中太麺に関しては、以前は、若干、食感に不満があったが、それが、完全になくなった。パツパツした歯応えが絶妙の平打ち中太麺になり、すごくうまい。」
人形くくぅ「中太麺は、はじめから、手もみで不揃いな太さだったけど、こんなに、平たくなかった。だんだん平たさを増して、かなり、平たくなった。大げさに言えば、刀削麺的な食感に似ているかも。TETSU(水戸)の新しい中華そばが、やや似た感じの平たい中太麺だ。地雷源(勝田)も、フェットチーネみたいな麺を出している。これは、それらより、薄くて、かなり独特な弾力に富んだ食感が楽しめる。これ、いいぞ!
こくまくくぅ「他のスープでも試してみたいし、また、このスープを他の麺でも試してみたい。こりゃあ、また来なくちゃあなあ。楽しみ、楽しみ。」
人形くくぅ「麺だけでも、説得力があるよねえ。
こくまくくぅ「チャーシューも変わったかな。とろける三枚肉だけど、2枚は、ロール状にに巻いてある。前、巻いてあったっけ? 味わいは、巻いていないものと同じ感じだけど。分厚いチャーシューが4枚。これ、550円ですからねえ。しかも、かなり、うまいチャーシューだ。より、味わいがよくなった。肉くどさがまったくない。しっとりあまくとろける味わいは、薄味で上品このうえない。淡いちょうどいい味つけで、ちょっと、えるびす(水戸)の絶品チャーシューを思い出すかな。」
人形くくぅ「もともとチャーシューがうまいんだけど、そういう定評の店だと思うけど、さらにうまくなっていて、こういうレベルの高い店だと、ほんのちょっとのレベルアップや改良は、劇的に見違えるような味わいになって、爆発力になるという感じだ。チャーシュー的なくどさの一切がなくなった。福島のトップレベルのうまさだろう。天高盛の肉と双璧だな。
こくまくくぅ「そして、こうなると、まさに、肉、麺、スープの揺るぎない三位一体説、なんだけど、スープも変わった。煮干しのくどさがなくなって、すっきりした透明感あふれる煮干し風味になった。」
人形くくぅ「前より軽くなったというか。その分、昆布のあまい風味が前面化してきて、バランスのよい、こなれた、黄金の味わいになっている。
こくまくくぅ「煮干しの角がとれて、ぐっとまろやかになったのかな。後味もすっきりして、垢抜けた感じだ。結局、肉、麺、スープ、の三位一体全体に、シェイプアップして垢抜けた、シュッとした印象だ。」
人形くくぅ「さらに、これは、背脂入りなんだけど、このうまくて上品な味わいの背脂の使い方も、まさに、お手本という感じの、適量適所だ。気の利いたしゃれた使い方で、プロっぽい。田舎臭くないのだ。やはり、センスなのかなあ。
こくまくくぅ「メンマも、細みのシャキシャキで、都会的になったようだ。キレがいいよなあ。」

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つけめん 普通盛1.5玉 550円

こくまくくぅ「失礼だけど、はじめて、ここのつけ麺をいただいた時、こんなローカルな地に、こんな、ど真ん中なつけ麺! と、衝撃を受けた。」
人形くくぅ「以前の細ストレートは、梅本(鬼子母神)を彷彿とさせる感じで、うまうまだったのだけれど、これも、歯応えのしっかりした、つるっとした食感に変わった。前の、伸び感のある白っぽい味のタイプも好きなので、残念だけど、これはこれで、いい。弾力ある食感に生まれ変わり、今様のぱっつん系になったようだ。
こくまくくぅ「とにかく、麺とつけダレのすり合わせが本格的なのだ。ただなんとなくやったのと、違いは歴然だ。うまい啜り味だ。これでなくて、なんなのか、という、つけ麺の醍醐味を心得ている。」
人形くくぅ「このつけダレの味の薄さが、絶品感なんだけど、このあたり、天高盛と張っているが、天高盛よりは、味が濃い(笑)。天高盛りは、よくぞやったという、極めて精巧な、極限的なうまさだ。その効果はここも同じだ。酢の効かせ方が、神業級。酸味、あまみ、油の甘さ、などが、混然一体と織りなす、じんわりとした味わいが、すぐに、クセになることに気付くはず。するするいくらでもすすろうという気になる。すする反復の快楽がうまさ、なのだ。
こくまくくぅ「喉越しというかね、抜群だね。このすっきりしているけどコクのあるつけダレにアクセントを添えているキューブチャーシューが、あまくとろけて、絶品感に、とどめを刺す。このチャーシューは、お手本中のお手本だ。はっきりいって、郡山大勝軒のキューブチャーシューより、見事だろう。」
人形くくぅ「スープも変わったし、つけダレもリフレッシュした感じだ。冴えのあるいいつけダレだ。美味という他ない。
こくまくくぅ「この麺、このつけダレを出せるって、ものすごいことだと思う。非凡だ。ざる中華のことなど思い出してはいけない。つけ麺としてのうまさを成果として、きちんと出している。スタイルだけ取り繕ったものではない。」
人形くくぅ「通の中の通、という感じだよね。高性能の麺、高性能のつけダレ、それらの、極めつけのバランス感、だ。
こくまくくぅ「このくらいのキレ味を出しているのは、最近では、いわきの、風、だ。やはり、現代的、なのだ。現代の成果の集大成を持ってきている。」
人形くくぅ「ここは、全国区に向けて、脱皮しちゃったかもねえ。

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ミニくくぅ人形「このあと、すぐ近くの、須賀川牡丹園に行ったのであります。その様子は、次々回くらいで。
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by dasenkadasenka | 2013-11-28 18:37 | 須賀川市

かまや食堂

住所 福島県須賀川市八幡町16-16
電話番号 0248-76-2864
営業時間 11:00~スープ無くなり次第
定休日 金曜日
駐車場 有
禁煙



こくまくくぅ「人は、現実において、理想を追い求めている。これは、まあ、普通のことで、異論はないだろう。つまり、理想と現実には、両者を分かつ、亀裂があるわけだ。ところが、よくよく考えてみれば、そうした、理想と現実のギャップは、それ自体、人の意識が、頭の中で考えていることだ。」
人形くくぅ「そうした比較自体、頭の中にあって、その意味では、同じものでもあるわけだ。
こくまくくぅ「これは、おかしなもので、理想も現実も、両方とも、意識に内在的なのだ。疑問は、現実の中にいるわれわれが、なぜ、現実の彼方の理想を知っているのか、ということだ。」
人形くくぅ「われわれは、理想と現実の間の亀裂が、努力による漸進的な進展を通じて、縮められ、理想の実現化が、少しずつ達成されるものだ、と考えている。
こくまくくぅ「しかし、漠然としてであれ、そもそも、理想という到達点を知っていることが、矛盾だ。実際にあるのは、意識内に内在的な矛盾だ。なぜ、ダブルスタンダードなのか。」
人形くくぅ「つまり、理想とは、知り得ない、雲の彼方、ではない。
こくまくくぅ「だから、具体的には、矛盾とは、理想の実現化の過程にある、現実同士の間の中間、を示している。」
人形くくぅ「では、いったいどうやって、現実の中に、理想の亡霊はやってくるのか?
こくまくくぅ「ここには、直観、というか、一種の神がかり的な狂気を要請する他はない。」
人形くくぅ「99パーセントの努力と、1パーセントの霊感、というわけだ。
こくまくくぅ「現実からは現実しか出てこない、とすれば、現実以上の何か、という狂気の危険があるところにしか、理想の救いはない。」
人形くくぅ「狂気を介してこそ、理想の実現化は成長する、と考える他はないわけだ。
こくまくくぅ「通常の時間の流れの中に、何か飛躍の瞬間がある、という不合理な契機を導入する他はない。それを、恩寵と呼ぶのだろう。われわれは、ラーメンを食べていてさえ、そんなことを感じるのだ。恩寵は、待つべきものであるどころか、すでに到来しているのだ。」
人形くくぅ「すでに人はそうした中で生きている。
こくまくくぅ「待つ、という受け身に甘んじていても、何も訪れない。われわれの、日々の能動的な介入が、すでに、現に、恩寵の空間を開いているのだから。」

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こくまくくぅ「地震の震災のために使えなくなった旧店舗の跡地に新店舗が完成しましたよ。威風堂々たる新店舗の店構えだなあ。」
人形くくぅ「看板だけは、以前のままだ。やはり、店正面、という感じの、看板だ。
こくまくくぅ「まあ、店舗、そして、店舗裏の駐車場、と、立ち位置や勝手は、以前と同じだ。ここは、一等地で、何より、場所がいい。国道4号から、国道118号へ入ってすぐのところだ。目の前には、警察署と市役所があり、裏には、やや離れて須賀川駅が控えている、メイン通りの交差点の角地だ。それだけで、すでに勝利という感じの立地だ。」
人形くくぅ「食べ物だけでなく、やはり外郭の条件もきわめて重要だ。
こくまくくぅ「白い暖簾が鮮烈だ。さて、店内に入ると、入口を入ってすぐのところに、小さなかわいい券売機が設置されている、ではないか。」
人形くくぅ「いよいよ、かまやも、券売機かっ! という感じだなあ。
こくまくくぅ「店内は、調度がすべてスケール・アップした感じだ。神棚もテレビもでかく、りっぱになった。」
人形くくぅ「面積的には、前と同じような感じなんだろうけど、広々設計になった。
こくまくくぅ「コンパクトに小気味よく整理された、効率的に配置された客席が、30席ほど、あるのかな。」
人形くくぅ「まさに、無駄がない!
こくまくくぅ「いさみ(会津若松)の改築と匹敵する、リニューアル感だ。昭和は遠くなった。」
人形くくぅ「11時開店だけど、10時半くらいから、人が来始めているようだ。しかも、店内に入っている。11時には、半ば以上、席が埋まっている。中は、余裕あるけど、たぶん、駐車場は、もう一杯だろうなあ。
こくまくくぅ「みんな、地元の常連さんという風情だ。ここは、サラリーマンのお父さんたちも多いので、昼時はかなり混雑するだろうなあ。まあ、表通りながら、ここは、隠れ家的、というか、憩いの場的な雰囲気があった。新しくなっても、その感じはあまり変わらないかな。」
人形くくぅ「アメリカ的な合理主義からすると、日本の行列店は信じられない、という。アメリカでは、行列店は、効率の悪い店とマイナス評価されるらしいから、人がいかなくなるらしい。行列ができるなら、なんで、店舗拡大しないのか、という発想になるようだ。しかし、少なくともラーメン店では、経験的に思うに、隠れ家的な雰囲気は大事で、店の柄を大きくしたり、メジャーな展開にすると、客層の雰囲気が変わったり、味が変わったり、と、その常識感覚が適用されるかどうか疑問なところもある気がする。
こくまくくぅ「状態がいいなら、動かさない方が無難だ。そもそも、商品以外の、店舗的な諸条件が、その味を形成する要素でもあることがあるから、そこは見逃せない。」
人形くくぅ「いわば、不合理主義なんだけど、逆説的にも、その方が合理的なのだ。
こくまくくぅ「一所懸命という言葉が、ある。ひとところに命を懸ける、ということだ。場の力は重要だ。」

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こくまくくぅ「客席には、可動式の間仕切りが用意されている。プライベート空間重視だ。ここは、前から、そうだ。人気の秘訣かもなあ。空間は広いし、けっこうリラックスできて、いい感じだ。」
人形くくぅ「横浜のラーメン博物館から出店の誘いを受けて迷っているらしい、という噂を聞いた。今も厨房におられる初代のおやじさんは、反対だとか。
こくまくくぅ「福島では、牛乳屋食堂(会津)が、出店しているね。やはり、場所などの条件が違うので、うまく同じ味を作れない、と、店主さんが悩んでいる、と聞いたことがある。ラー博には、一度行ったことがる。まあ、ラーメン店は土地と切り離せないと思うけど、箱物的イベントとして楽しめるし、何かとチャンスでもあるのだろう。まあ、食べるなら、遠くても、本店に行って、その土地の空気の中で食べた方が完全に無難だろう、とは思う。」

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中華そば 600円

こくまくくぅ「さて、ラーメンの味に、新店舗が影響を与えているのでは、という懸念もあるわけだけど、果たして、やはり、すっきりした店舗と同様に、味もすっきりしたかも。前ほど、どろっとした、ややくどいような濃厚なコク、という感じではなく、濃厚感が、ややあっさりになったかも。」
人形くくぅ「ひょっとして、朝一だから、ということもあるかもしれない。
こくまくくぅ「すっきりしているし、かつお節の、木の芳香のような刺すようなシャープな香りが立っている。この感じ、かなり好きだ。」
人形くくぅ「ややつんとするくらいに、きりっとした節の風味が匂い立っていて、輪郭を鋭角に際立たせている感じなんだけど、ひょっとして節の種類を変えたのかなあ。軸はぶれてないけどね。心持ち、高級感のある感じというか。以前の、濃いコクが、よりキリッと引き締まった感じで、このシャープな感じは悪くないなあ。より多くの人にわかりやすいうまさという感じかも。以前は、胸が熱くなるような、独特の魚の芳香のくどさがあり、それが苦手な人もいるようだったし。
こくまくくぅ「それもいいけどね。でも、グレードアップし、洗練された感じだ。こちらも、好みだなあ。まあ、日によるブレなのかもしれないけど。」
人形くくぅ「すっきり感があって食べやすくなったけど、もちろん、節の濃い魚感は健在だ。醤油の色も少し薄くなったかな。もっと、麺が茶色く染まっていたような。油多めにしたけど、やはり、この多めの浮き油の感じがいい。
こくまくくぅ「自分的には、より、名品感が上がった気もする。特注の麺も、相性よく、これぞ中華そば的な、うまい味わいを堪能できる。」
人形くくぅ「これぞ、ラーメン、という普遍的な射程をとらえている感じは、福島一じゃあないかなあ。ローカル色で大目に見られる、傍系のパターンではない。非常に、正統派のスタイリッシュを極めている。日本の名中華そば、数十選、の中には、必ず入ると思われるような、洗練された一杯だ。
こくまくくぅ「もちろん、見た目も美しい。チャーシューも変わったかなあ。トロトロにやわらかい。もう一つはかたく煮しまったもの。醤油味がギリっと染みていて、これ、かなり、おつな一切れだ。時々変わるんだよね。青みは、ほうれん草だけど、夏には、いんげんになるのかな。いんげんもいいんだよねえ。」

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つけめん(しょうゆ) 850円

こくまくくぅ「さて、つけめんだ。ここへ来たら、まず、ほとんどの人が、中華そばを頼むだろうから、これを食べたことある人はあまりいないだろう。つけめんは、前にも、いただいたことあるけど、これ、ひょっとして、隠れた名品、かもなあ。」
人形くくぅ「一回目は、激驚きだった。まあ、つけだれのスープは、中華そばと同じベースのスープなんだろうけど、濃厚な魚だしに、かなりな甘みと酸味が加わって、その味わいが、なんというか、ケチャップとソースを合わせて混ぜたような風味なんだなあ。
こくまくくぅ「これも、前回よりは、ややあっさりになったかもね。まあ、ちょっと食べたことないような、つけだれのあじわいだ。まさか、ケチャップやソースが入っていることもないだろうから、醤油と、濃厚魚だしと、甘みと酸味と、何らかの香辛料が加わって、そんな感じになるのだろう。けっこう一回目はショッキングだ。何か、洋食のソース、というようでもある。事実、チャーシューやゆでたまごにつけると、もう、ソースだ。」
人形くくぅ「いや、ひょっとしたら、本当に、ケチャップとソースかもしれない!やはり、その二つが合わさったような味だ。何か、ソースのような、微細な香辛料粒もたくさん見えるんだよねえ。色も、なんだか赤いしなあ。
こくまくくぅ「今日は二度目で、何か変化があるかとも思ったけど、ほぼ同じだ。しかし、慣れると、なんだか、クセになるようなうまさでもある! わからない! けっこう楽しめる。」
人形くくぅ「中華そばと同じ麺だけど、冷えてもけっこういける。食感の感じはだいぶ変わる。なんか、麺といい、タレといい、醤家(水戸)的でもある。奇妙に、ゴージャス感と昭和感が同居しているような。
こくまくくぅ「何か、創作料理的でもあるような、不思議な味わいだ。ひょっとして名品かも!」
人形くくぅ「割スープがついてくる。そのままいただくと、節系濃厚魚だし、そのものだ。やや、どろっとしている。やはり、濃くてうまい。ありふれていないなあ。

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by dasenkadasenka | 2013-06-12 18:37 | 須賀川市

らーめん好房

住所 福島県須賀川市小作田字谷地1-2
電話 024-879-2012
営業時間 11:00~19:30
定休日 不定休(主に1のつく日 1日11日21日31日)
P あり
禁煙



何時も混む店うまい店。いつでも満席早い店。食後満足安い店。
の、三拍子そろった素晴らしいお店です。

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開店前から列ができるなんて、このあたりでは考えられないでしょうけど、このお店ならば納得です。



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好房ラーメン 細縮れ 550円 


細縮れも好房らーめんに合う。
ほろほろのでかいチャーシュー4枚入りでこの値段。うーん、すごすぎっ。





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つけ麺 1.5玉 550円

ここのつけ麺の大ファンです。自家製細麺が柳のようしなり、甘辛酸のたれにつければ。
なんもいえねえ。
となるわけです。

1,5玉は、目の前に出されると結構多いな、と思うのですが、クセのないおいしい麺のこと。あっという間になくなるのだ。
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by dasenkadasenka | 2012-12-10 14:24 | 須賀川市

らーめん好房

住所 福島県須賀川市小作田字谷地1-2
電話 024-879-2012
営業時間 11:00~19:30
定休日 不定休(主に1のつく日 1日11日21日31日)
P あり
禁煙


こうまひひん「一度では、すまないなあ、という感じで、続けて、また、行きましたよ。」
こざるききぃ「やはり、久しぶりなので、好房ラーメンとトンコクラーメンを、また、細ストレート麺と太麺を、いただかないとね。なんか、しっくりこないからね。」
こうまひひん「一通りおさえておかなければ、という気にはなるよねえ。」
こざるききぃ「一度では何か物足りない。」

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こうまひひん「好房ラーメンは、なんといっても、看板メニューだからなあ。はずせない。」
こざるききぃ「値段、味、ボリューム、ともに、充実の一杯だ。これでも、少し前に一度、値上げしている。前は、500円だ。前置きはこのくらいにして、では、いただきましょうか。」

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好房らーめん 550円

こうまひひん「なんといっても、背脂と、とろとろのチャーシューがたっぷり載っているところが、魅力だ。」
こざるききぃ「舌で押すと、溶けてしまいます。とろけるチャーシューが好きな人にはおススメだ。」
こうまひひん「とろけるチャーシューで有名なのは、喜多方の坂内食堂だ。そのチェーン店、小法師グループは、東京にもあるけど、トレードマークのとろとろの三枚肉がうまい。坂内食堂は、いつでも、混んでいるけど、数年前に最後に行った時の印象はやや軽い感じだったかな。」
こざるききぃ「まあ、背脂に盛りのいいチャーシューで、ゴージャス感があるわけだけど、なんていうか、ちょうどいい、おさまりのいい、贅沢さ、という感じだ。」
こうまひひん「ほどよい、コンパクトな豪華さだね。過剰ではない。煮干しと背脂の出会いといえば、燕三条系もそうだけど、魚系+動物系のごちそう感がある。ほんのりあまい背脂の下に、少しほろ苦い煮干しの風味がある。栄養バランスのいい感じで、満足感があるのだろう。」
こざるききぃ「結局、料理は、海の物と山の物の組み合わせだ。バランスよく栄養たっぷりなイメージがごちそう感なのだろう。鶏や豚骨と魚粉とかね。」
こうまひひん「まあ、素材の組み合わせは、無限だけど、組み合わせの妙を目指して、ラーメン店は、次々と個性的な異種混合に余念がない感じだ。」
こざるききぃ「安易な軽いノリも多くて、やや見え透いているところもある。これぞという確信の深さもほしいよね。でないと、結局、説得力がない。」
こうまひひん「最後に物を言うのは、店主さんが、それに惚れ込んでいるという情熱だろうね。ウケ狙いじゃあなくて。伝わるからね。」
こざるききぃ「この煮干しと背脂がよく合っているところに、やはり細ストレート麺がよく合う。とはいっても細縮れ、太麺でも、よく合う。まあ、食感の好みかな。」
こうまひひん「スープと麺の間に緊張感がある。張りのある一杯だ。」

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トンコクらーめん 太縮れ麺 550円

こうまひひん「トンコクスープは、いわゆる豚骨白湯よりは、濃度が軽めの、おもしろい中間的な形態だ。豚骨臭はない。でも、今日は豚骨白湯感が増しているように感じるかな。」
こざるききぃ「マイルドで、くどい感じはない。確かに、今日は、白くクリーミーなような。」
こうまひひん「ふわっとあまくて、すっきりしたコクがあり、食べやすい。」
こざるききぃ「太麺は、平打ち状で、味、食感ともに、うまい。このクリーミーなあまいスープによく合っている。けど、上と同様、他の麺でも合う。麺は、いずれも、くどくなく、すっきりと落ち着いた味わいの中に、独特の個性もあり、どこかクセになる感じだ。自家製麺らしく、ここならでは、という感じがある。」
こうまひひん「ここは、スープも麺も、飽きがこない、後を引く感じなんだよね。リピーターを獲得する術を心得ている感じだ。」

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by dasenkadasenka | 2012-10-22 17:39 | 須賀川市

らーめん好房

住所 福島県須賀川市小作田字谷地1-2
電話 024-879-2012
営業時間 11:00~19:30
定休日 不定休(主にいちのつく日 1日11日21日31日)
P あり
禁煙



こくまくくぅ「久しぶりに来た、けれど、やはり、朝の開店前ともなると、行列ができている。」
りすざる「まあ、いつものことながら、駐車場が数台なので、文字通りに、次々とやってくる、というか、押し寄せてくる、車があたりにあふれて、右往左往する車でやや騒然とした感じになる。」
こくまくくぅ「慣れない人が、間の悪い時にやってくると、車をどこに移動したものやら、困惑することになる。」
りすざる「本当に、時として、驚くほど、お客さんが、次から次へとやってくるよねえ、こんなローカルな町の一角なのに、だ。」

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こくまくくぅ「ここのラーメンは、、すべて、味、値段、ともに、親しみやすい。しかも、プロフェッショナルな風格がある。本当に、優雅なラーメン工房という感じなのだ。」
りすざる「職人的なエレガントにあふれているね。自家製麺、スープ、ともに、味がよく、気取った感じもない。」
こくまくくぅ「味のキレがいい、というか、詰めがしっかり、きっちりしている感じだ。」
りすざる「自家製麺は、細ストレートが、スタンダードだけど、中太麺、細縮れ麺、の選択ができる。この自家製麺のクオリティが高く、一見、なんでもないような感じだけど、独自のシャープなうまさがある。」
こくまくくぅ「おもしろい麺の触感が楽しめ、本当に、ラーメン工房という感じの、手作りの、モノづくり感がある。」
りすざる「スープも、もちろん、工房的で、うまい。煮干しだしの効いた醤油ラーメンが、看板だ。まあ、喜多方の長谷川、や、大勝軒系、など、超人気店に、煮干しだしは多い。やはり、日本人の心の琴線に触れる味なのだろう。」
こくまくくぅ「他に、とんこくラーメン、というのがあり、これもうまい。ほどよい中間的な濃度の豚骨だしの醤油ラーメンを出す。おもしろい微妙な濃さを味わえる。」
りすざる「味噌と塩は、たっぷりの野菜載せなので、ややローカルな感じの仕上がりかな。おいしいけどね。」
こくまくくぅ「ここのスープ品切れ次第終了は、だてではない。おそらく、連日の、常態だろう。だいたい2時くらいでなくなるんじゃあないかな。何度か、その憂き目にあっている。早めに来た方がいい。~19:30とあるが、夜は来たことないので知らないが、夜やっていることあるのだろうか。」

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らーめん 細縮れ 450円

こくまくくぅ「このノーマルな煮干しラーメンに、背脂とチャーシューが盛りよく入った、好房ラーメンが、たぶん、一番出ている、看板メニューだ。たいていは、それをたのむのだけれど、今日はシンプルに、ノーマルでいただいた。スタンダードでは、細ストレート麺なのだけれど、そして、たいていはそれ、次に、中太、なんだけれど、今日は、麺は、細縮れで。」
りすざる「とはいえ、この細縮れも、スープに、すこぶるよく合っていて、うまい。どれでも、失敗はないんじゃあないかな。」
こくまくくぅ「この煮干しスープは、味わい深く、何度食べても飽きない。馴染みやすく、かつ、洗練された煮干しだしだ。」
りすざる「煮干しスープも、店により異なる味わいが、いろいろあるけど、そして、どこでも、うまいものだけれど、ちょうどよくおいしいところをうまくつかんでいる。引きも切らぬ常連客の多さが、何よりの証拠だろう。」
こくまくくぅ「長年にわたって変わらぬ安定感もあるしね。とにかく、人々に親しまれている、という感じだ。実績に裏打ちされている。煮干しのあるべき姿じゃあないかなあ。気取った感じ、じゃあなくて、次から次とお客さんが食べて、出ていく、みたいな。」
りすざる「東池袋大勝軒なんかも、そういう感じだしね。この細縮れは、ややかための波打った形状の食感がおもしろく、おいしい。どんどん、のびていくけど。自家製なので、他で食べたことないような食感だ。」
こくまくくぅ「このノーマル・ポジションに、すごくよくフィットしている。味もいいし、この、淡い醤油色のスープと縮れ麺の、シンプルなルッキングが、また、いいなあ。これぞラーメン、と胸を張っているかのような。」
りすざる「原点回帰的な、由緒正しい感じが、うれしいね。実に、ラーメン心をくすぐる。小池さんというか。」
こくまくくぅ「こういう、形態は大事だ。ニューフェイスに対する反照でいいなあ。正しいたたずまいだ。正しすぎると、時代遅れで素朴な、つまらない内容なことも多い、けど、もちろん、これは、違う。ただごとではない、奥深い存在感を湛えている。」
りすざる「ありふれた煮干しラーメンとは、プロ感覚が違うね。」

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つめめん 1・5玉 550円

こくまくくぅ「ここは、巷につけ麺が溢れかえる以前から、つけ麺を出していて、しかも、本格的だ。めずらしく、細麺で、気を吐いている。一つ覚えのように、つけ麺ていうと、太麺で濃厚ダレでしょ、という紋切り型など、あっさり無視して、しかも、つけ麺の何たるかを射ぬいている。」
りすざる「梅本(鬼子母神)の細麺つけ麺を思い出す感じの、通っぽい、細ストレート麺だ。判で押したような太麺一辺倒ではなくて、そろそろ、創意あふれる、つけ麺の細麺時代が来そうな気もするけどね。この間、頑者のチルド麺の、細麺のつけ麺を食べて、そう思ったなあ。創意あったなあ。」
こくまくくぅ「ざる中華というか、二流のラーメン店で、その店のラーメンを、ただそのまま安易に、つけ麺にアレンジしただけの、安直な細麺とは、まったく違う。その手は、いっぱいあるんだけどね。たいてい、食べると後悔する。」
りすざる「一見、普通の細麺のようだけど、ちゃんとつけ麺の体をなしていて、食べれば、麺の力のすごさがわかるだろう。なんか、コマーシャルみたいだけど。」
こくまくくぅ「つけダレも、文句なくうまい。やや薄めの味だけど、絶妙な薄さと言うべきだろう。もちろん、すごく薄いわけではない。さらっとしたコクがあり、バランスがいい。最近いただいたシャバ系の中では、一番うまい。」
りすざる「まあ、大勝軒的な感じの正統派だけどね。この、やや薄めと思われる、まさに、つけダレ的なうまいつけダレで、細麺をすするのが、粋な気がする。とろとろのキューブチャーシューが入っていて、その甘さが、王道のアクセントになっている。これは、通人のつけ麺だろう。」
こくまくくぅ「つけ麺は、味、ではなく、食感だ、という側面もある。もともと、麺を楽しむというコンセプトで進化している。この、細麺を、次から次へとすすると、なんとも極上の触感が楽しめる。その時、つけダレの味はちょうどいい、のだ。」
りすざる「なんていうか、つけダレは、それを邪魔しないんだよね。わんこそばに通じるか。無我夢中の回転運動の快楽というか。」
こくまくくぅ「甘辛酸のバランスも黄金比率で、無心な透明感あふれる回転運動に、ひっかからない、というかね。麺をすする潤滑油だ。」
りすざる「こうした、気持ちのいい回転運動は、えなみ(福島)でも味わった。大盛り無料の麺量が半端ないから、本当に無我夢中になる。梅本の狂気のメガ盛りも、この果てしない回転運動n快楽を実現するためにこそある。」
こくまくくぅ「別に、大食いのため、じゃあないんだよね。そこのところ、勘違いしている店が多いなあ。大勝軒系もこの回転運動の雄だ。とにかく、食感に還元されたうまい麺を、惜しみない、たっぷりの量で、がんがん食べる、ところに、何よりの醍醐味がある。それが、つけ麺の粋な楽しみだろう。」
りすざる「単なる大食い対応ではなくてね。甘辛酸も、太麺も、大盛りも、セオリー通りにやっているだけの店は、そこのところ理解していない。」
こくまくくぅ「これぞ、と思う、工夫のある、うまい麺を自家製麺で作ってほしいしね。」

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こくまくくぅ「価格も、自宅、自家製麺、の利点を生かして、往年のラーメンファンも納得の、大衆のごちそう的値段で、嬉しい限り、というより、もはや、美しい。」
りすざる「ラーメンも800円台以上になると、ラーメンという形態として、心なしか、何か、違和感を感じ始めるよねえ。」
こくまくくぅ「この2品で、なんと千円ちょうどだ。感動的だ。前回の、かまや食堂とはしごして、合わせて連食するといいんじゃあないかね。かまやとの距離は車で10分ほどだ。」

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by dasenkadasenka | 2012-10-16 18:28 | 須賀川市

かまや食堂

仮店舗 須賀川市八幡町20-6 八幡荘1F
電話 0248-76-2864
営業 11:00-(スープがなくなり次第終了)
定休日 不定休
P あり
分煙

こくまくくぅ「前回の記事で、かまや食堂について書いたら、なんだか無性に食べたくなった、ので、今は、やまりす町は茨城モードなのだけれど、最低でも、一年に、一回くらいは行かなければ、と、行ってまいりました次第でございます。」
じりす「行ってみると、店の前に行列がない。おや、と思ったが、目の前が須賀川警察署だけに、歩道の混乱で注意を受けたのか、入口や待ち人の並ぶスペースが、表からは見えない、お店の裏手のエリアになっていた。」
こくまくくぅ「まあ、やはり、店内の待合スペースには、常時、待ち人ありだったね。10台ほどの駐車場も満杯だ。」

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じりす「まあ、店内は、なんといっても、非常事態、仮店舗の、その場しのぎ的な、やや雑然とした風情の、とりとめのないスペースではあるが、さすが、かまや、というのか、妙に、サマになっている、といえなくもない感じだ。喫煙部屋と禁煙部屋の、完全に分かれた2室がある。」
こくまくくぅ「待合所の壁に、新店舗の完成予想図が張り出されていた。おもしろいなあ。」
じりす「みんな、楽しみにしている感じだよねえ。待ち人がみんな、しげしげと眺め、店主さんにあれこれ聞いたりしている。」
こくまくくぅ「常連さんが多いからね。一番乗りで来なきゃなあ、などと冗談を飛ばしている。」

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じりす「この仮店舗の営業は、来年の3月いっぱいだそうだ。もとの角地はさら地になって、重機が入っていた。4月から、そこで、新店舗での営業となるそうだ。楽しみだなあ。」
こくまくくぅ「広くなるのか、とのお客さんの質問に、いやあ、前とおんなじだよ、などと店主さんが答えていた。」

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中華そば 油多め 550円

こくまくくぅ「母体が、おそば屋さんのようなので、まあ、そばメニューもいくつかあるのだけれど、サバ節やかつお節など、節の扱い、使い方、には、当然、長けているのであろう。えもいわれぬ、節系の濃厚な味わいがうまい、正統派的、かつ、斬新な、醤油ラーメンを出す。」
じりす「ラーメンは、その一種類のみで、おそらく、ほぼ全員がそれを食している。ほんとうに、そばメニューが用意されているのかと、いつも疑問に思う。」
こくまくくぅ「かつお節がメインなのだと思うけど、味わったことのないような、驚くほど、濃厚な節系だし、だ。」
じりす「単に、濃い、というだけではなく、当然のことだけど、なんとも絶妙なうまさの、とっても濃いコクのある味わいを醸し出している。他の店では、まずないだろう味わいだ。」
こくまくくぅ「かつお節は、様々な、たくさんの種類があるからなあ。何をどう使うのかは、秘中の秘なのだろうなあ。そう思わせるほど、他所では、食べたことのないような、独特のかつおだしの味わいだ。」
じりす「濃いかつお風味、というと、印象的なお店では、銀節屋(自由が丘)がある。ヒノキみたいな香りのかつお風味で好きだったなあ。」
こくまくくぅ「勇次(町田)は、シンプルかつ強靭な、かつおだし、と、煮干しだし、の、斬新な和風系ラーメン二題を提供しているね。」
じりす「荻窪の丸長は、かつお節のつけ麺のつけダレだ。それに、粗挽きの黒粒胡椒が効いている。だから、凝った、変わった味だと思った。ずいぶん、昔の話だけど。」
こくまくくぅ「旭川ラーメン系も、濃い節系の出汁だよね。ここのラーメンも、ちょっと、旭川ラーメンの濃厚さに似ている。まあ、とにかく、はじめて、かまやのラーメンを食べる人は、おそらく、間違いなく、初めての味覚体験を味わうんじゃあないかなあ。他で、同じようなものは、たぶん、ないはずだ。」
じりす「濃すぎて、くどくて、苦手だという人も多いかもしれないけど、とにかく、オリジナリティの高い、かつおだしだ。もちろん、すごくうまい。やみつきになるうまさだ。なにしろ、いつ行っても、常連らしき人々で賑わっているのが、なによりそれを実証している。」
こくまくくぅ「中年のサラリーマン風の方が、大盛り、ではなく、普通盛を続けて2杯出してもらって、食べているのを見たことがある。通だなあ。」
じりす「常習的な反復性の強いラーメンだし、また、そうした中で、輝きをいや増すような味わいだよなあ。くどいといえば、けっこうくどいが、この、くどさこそが、まさに、クセになる。」

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中華そば 550円

こくまくくぅ「食べたことないようなラーメンではあるのだけれど、なおかつ、これぞラーメン、という、王道の醤油ラーメンの貫禄に満ちている。このラーメンらしいラーメンの安心感の満足度は高い。やたらな新しめのラーメンなど、ちゃちな、浅はかな冒険にすぎない、と思わせる風格がある。」
じりす「繰り返し戻るべき場所のようなね。結局、最後に生き残るのかなあ、というような安定感があるよね。もちろん、外観からして、どっからどう見ても、純正なラーメン、なのだけれど、決して、素朴派、ではなくて、非常に凝った、独創的な味わいを誇っている。ナイーブな昔ながら愛好者を撥ね返すような凄味があるといってもいいね。」
こくまくくぅ「麺も、製麺所の麺で、見た目、オーソドクスな感じ、なのだけれど、この麺が、また、極めて独創的なうまさをまとっているのだよねえ。麺自体のうまさもさることながら、麺が、この、思いっきり色の濃い醤油と、思いっきり濃い節系だしに出会うと、なんらかの成分的な化学反応で、質的変化を起こして、さらに、いっそう、独特のうまさに変貌するんじゃあないかねえ。」
じりす「そうね、つけ麺で、同じ麺をきのままで食べた時は、意外と、けっこう、普通っぽい表情になっていたかも。」
こくまくくぅ「このスープの中で、麺が、魔法のように、うまくなる、のだよ。食べ合わせ、だからね。」
じりす「チャーシュー、ナルト、メンマ、なども、ザッツ・ラーメンという感じで、必須アイテムもばっちりキマって、予定調和的で、過不足ない。ここのナルトは、歯応えがよくてうまい。」
こくまくくぅ「知っている時からずっと、青みがインゲンだと思うけど、これが、また、味、におい、食感、ともにシャープな味わいで、ちょうどよく、粋だなあ。」
じりす「今日は、油多めと普通、をいただいて食べ比べた。ほぼ同じに見えるが、よく見ると、倍ほどの油浮きだ。そして、外観以上に、味は、かなり、趣を変える。」
こくまくくぅ「まあ、どちらも、同じうまさは、張りつめているのだけれど、普通の方が、醤油の風味が勝って感じれる。油多めは、節だしの強さが際立って感じられる印象だ。」
じりす「油多めの方がいいような気がしていたけど、あらためて、同時に食べ比べると、甲乙つけ難い感じだ。あたりまえかもしれないけど、普通は、シャープなうまみ、油多めは、まろやかなうまみ、といったところか。」
こくまくくぅ「節の迫力は、油多めの方がいいかもね。油自体にも、節の香りがあるのかな。気になるのは、油少なめ、もあることだ。これは、次回、ためしてみたい。」
じりす「何年経っても、味の品質が、微動だにしない、印象だけど、人気の強さが、それを物語っているだろう。味の認識の枠組みの変化、パラダイム・シフトを潜り抜けて、名店として存続する、普遍的な射程を獲得しているかのようだ。」

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by dasenkadasenka | 2012-10-15 18:18 | 須賀川市

ら~めん好房 (こうぼう)

住所 福島県須賀川市小作田字谷地1-2
電話 024-879-2012
営業時間 11:00~19:30
定休日 不定休(主にいちのつく日 1日11日21日31日)
P あり
禁煙

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らーめん好房の不思議

それは

過去何十回となく(地元の方はもっとですよね)通っているにもかかわらず
ご主人の御姿を一度も観たことがない


はやっ うまっ やすっ を実践されているご主人は厨房の鬼でしょうか いや ラーメンの守護神か?凡人のわたしなどにはその御姿は見せられない






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らーめん 太麺 背油 500円

この組み合わせもすごく好きです
煮干しが今回強烈に香ってて頭がくらくら 背油が甘み増しで旨味増強の点火材に
太い麺に絡んでからんで これがワンコインとは 驚愕の事実です








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つけ麺 1.5玉 550円


つけ麺も福島県屈指ではないでしょうか
逸らさない甘み酸味辛味 そしてブレがない
ああ 厨房の守護神さまはいったいどんなお方なのか
すごく尊敬してしまいます

キューブのチャーシューもつけ麺マストアイテム こちらもきっちり押さえてますから
一時期 毎週のように いえ週2ぐらいお世話になったことも
大好きなお店の一つです



ごちそうさまでした
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by dasenkadasenka | 2011-09-24 15:30 | 須賀川市

かまや食堂

仮店舗 須賀川市八幡町20-6 八幡荘1F
電話 0248-76-2864
営業 11:30-(スープがなくなり次第終了)
定休日 不定休
P あり
分煙


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移転先のお店へ

以前の店舗とは目と鼻の先です 市役所の真ん前
入口になっているカウンター席が喫煙可能席 そして横の広い店内が禁煙席です
お水は もちろんセルフサービス






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中華そば 550円

濃い醤油 濃い節出汁 ぱきぱきの麺 やわらかい味の染みたチャーシュー

なんら変わることのない 永遠のスタンダード かまや!

おいしいですーーーーーーーーーーー安心しました~~~~~~~~

と プチよそ者ですが この深い味わいにまた出会うと感慨もひとしお
福島を自慢したくなるそんな一杯です










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つけめん(しょう油) 800円


お初のつけ麺 この個性的な麺が冷えてしまったらどんな感じだろう


なんて 思わないでもなかったけど なんせ暑すぎて涼を求めました~~~~~




あったかい中華そばだと独特な歯ごたえのある麺ですが こうして提供されると 普通におとなしくなるのが不思議でした
ですが! さすが『かまや』さんです いままで「つけめん」のタレで少しがっくりしてきたわたしですが気を取り直すこと一瞬

ん?これは・・・・・なんか ケチャップ?


なんて入っているわけはないのですが 出汁の旨味成分と甘さそれに酸っぱさがまさに「ケチャップ」とかぶる

あの濃い醤油と濃い出汁の元ダレに甘辛酸が重なると濃厚を通り越してなにか別なものに発展している
この濃さこそかまやスタイル?
他では味わうことのできないつけダレを体験してほしいです 好き嫌いはこの際無視


それに つけ麺のうれしい点は 割スープが別に出されること ブレンドされた状態で堪能することしかできない丁寧にとられたスープを楽しめる
いろんなお店の独自の味 ここではまたまた割スープが濃厚な鰹節とくちびるがべたつくほどとられた鳥出汁コラーゲンがおいしめる←変な言葉^^;





ごちそうさまでした
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by dasenkadasenka | 2011-08-18 14:42 | 須賀川市