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yotsukura喜一  メニュー完全制覇の価値あり!

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小皇帝くくぅ人形「あの窓辺の席にいたんだ。」


住所 福島県いわき市四倉町字5丁目218 道の駅よつくら港 2階フードコート内
電話番号 0246-32-8075
営業時間 10:00~18:00
定休日 第3火曜日
喫煙 不可
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こくまくくぅ「主体化は、動物的な生の自己充足的再生サイクルを断ち切る。」
人形くくぅ「つまり、自由とは、この、自然から解放された、空無、のことだ。
こくまくくぅ「かくして、われわれは、自由と身体(自然)との中間、としてある。こうして、中庸(アリストテレス)とは、原初的な創始の身振り(主体化という狂気)に、直接向かうことの回避、と、身体的な経験的現実性の宇宙に直接浸ることの回避、との、間にある、ということだ。」
人形くくぅ「つまり、主体性としては、人は、少なからず、一切の制約に束縛されない、乱暴な自己主義的自由、への個人的な執着、としてあり、要するに、それは、自由な主体性が、動物的な利己主義と合体した中間状態としてある、ということだ。
こくまくくぅ「自由という空無が、身体を通してあらわれる、という、あり得ない地点、として、主体性はあり、そのために、社会的道徳が制約するのは、利己主義への固執だ。しかし、まさに、その強固に規則に(自然に)従わないところは、他ならぬ道徳(普遍的な法)そのものをもたらす、主体化という自由の可能性、でもあるのだ。」
人形くくぅ「このために、人間には、道徳や教育が必要不可欠なわけだ。中庸を、つまり、すべての可能性を、ほどほどにしなければならない、という度量を、教える必要があるのだ。秩序においては、ある種の変数の枠内で、管理された自由(変化)が望まれることになる。
こくまくくぅ「自由について譲歩しないと、身体的な破滅(自己破壊)に至る(死に至る病)。しかし、自由をあきらめると、人間性(主体性)を喪失する。」
人形くくぅ「この不可能な中間(両義性)を維持しなければ、ならないわけだ。
こくまくくぅ「こうした、二つの選択肢の間に引き裂かれたダブルバインド状態こそが、人間なわけだ。」

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塩チャーシュー 850円

こくまくくぅ「これで、全部のメニューを食べたぞ!
人形くくぅ「完全制覇の価値あり、だ。
こくまくくぅ「完全制覇に意義を見出せる店は、そうそうない。たいてい、数品は、ぱっとしなくて、そのために、全体の印象も弱くなる。特に基本のラーメンのぱっとしないのは、致命的だ。」
人形くくぅ「やはり、名店は、隅々まで、カチッとキマッテいる、というのがその定義だろう。
こくまくくぅ「新しめの、色物のラーメンを食べて、なんとなく面白くても、基本形がぐだぐだなことは、意外に多い。ただなんとなく、醤油ラーメンとかおいている、みたいなの、よくある。まずいだけでなく、ラーメンへの冒涜、なのだ(二度と行かない)。やっぱり、基本形はデコレーションの誤魔化しが効かないから、食べてみるべきは、一番質素なノーマルなラーメンだ。それを馬鹿にしている店は、ラーメン店じゃあない。」
人形くくぅ「特製を頼む人も多いけどね。やはり、基本がなってないと、がっかりだ。
こくまくくぅ「喜び組(喜一×喜元門)によって、ラーメンは、生まれ変わっている。最近、古いラーメンを食べる気がしなくなってきた。ここへ来ると、安堵する。」
人形くくぅ「ある種の解放感がある。
こくまくくぅ「何でも、古い分野が終わる、ということは、もっともっとの欲望に対して、そのポテンシャルを使い切る、ということだ。だから、終わり頃になると、欲望を満たせない閉塞感から、すでに顕在化した可能性を、とっかえひっかえつぎはぎして、いじくりまわすようになる。」
人形くくぅ「そうなったら、終盤のサインだ。出尽くすまで、加速度的に、順列組合せを試すほかはなくなる。
こくまくくぅ「喜び組は、別のポテンシャルを開発することに成功している。まだ、こんなやり方があるのか! というところが、順列組合せではなくて、質的な変換として起きているのだ。」
人形くくぅ「基盤そのものを変えている。旧態依然の小手先、ではない。
こくまくくぅ「だから、まるで、はじめてラーメンを食べているかのような、初々しさがあるのだ。」
人形くくぅ「手詰まり感がない。既存の座標軸の上で一生懸命アイデアをしぼりだしたのではない、まるで、一からやり直している、かのような、優雅な、すがすがしさがあるのだ。
こくまくくぅ「つまり、20世紀レジームからの脱却だな(笑)。まあ、どうなるかわからないけど、20世紀文化には、傾向的な徴候はある。大衆社会化の徹底だ。」
人形くくぅ「ジャンク化だ。キッチュの横行を良しとする傾向に拍車がかかってきた。
こくまくくぅ「ところが、すでに、終盤に差し掛かっているような、爛熟-退廃ぶりだ。たとえば、歌謡界で言えば、今は亡きブルースの女王、淡谷のり子さんの世代は、ちゃんと声楽をマスターしたような歌手だ。淡谷のり子さんは、よく後輩の歌唱のなってなさを嘆いてらした。しかし、その頃よりも、はるかにそういった事態は進行しているだろう。たぶん、どんどんまします素人に近くなってきている、し、それがむしろ好ましい、とされる、のだ。上手い下手ではなくて、フィーリングが、大衆化しているのだ。」
人形くくぅ「カラオケ素人も上手い人続出だし。その延長上くらいの歌手が流行る。超うまい人から素人に毛が生えたのまでが、ひしめいて爛熟する。プロと素人との二元論が成り立たなくなる。そういう民意を反映する戦略が練られている。故郷を想う演歌も流行らなくなってきたしなあ。
こくまくくぅ「歌は世につれ世は歌につれ、だ。ある意味、ネットやコンビニや通販やケイタイや車などの普及で、どこに住んでていても変わらなっくなってきた。」
人形くくぅ「だから、都会-田舎の二元論の問題設定はすたれる、だろう。いま、まだ、それやっているけど、終わり頃、なのだ。問題は、情報の共有とあらゆる偏差の是正だ。
こくまくくぅ「政治でも、官僚(エリート)より、庶民の民意で政治を、というスローガン、なわけだけど、それも、爛熟して、すでに、ややこけているところもある。やはり、もしかすると、20世紀レジームからの脱却が必要かもしれない。」
人形くくぅ「生まれ変わり、やり直す、創意が必要なわけだ。過渡期かもね。古いお題が頭打ちだ。まだ、一見、華やかに見えるけど。
こくまくくぅ「と、喜び組を食べながら、思うわけですよ(笑)。いいんじゃあないですかね。ラーメンからインスパイアされるのも。重大なヒントもありそうだ。」
人形くくぅ「新しいやつでね。再吟味して、出直す。ラーメン再編。
こくまくくぅ「21世紀ビジョンは必要だ。欲望は、ずっと同じではない、のは明らかなのでね。」
人形くくぅ「新しいものを提示できなくて、根本的に欲望の対象が間に合わないから、百花繚乱の狂い咲きのようになる。
こくまくくぅ「さて、見た目は驚くほどオーソドクスな(笑)、塩スープのチャーシューメンなのだけれど、やはり、醤油スープのチャーシューメンと同様に、チャーシューがスープに、大きな影響を与えているので、ただの塩スープの時と、まるで、味わいの印象が違う。」
人形くくぅ「なんか、見た目も、妙に無色透明で、違うスープみたいに見える。
こくまくくぅ「一口目、表面のスープをすすると、おや、これは鶏スープではなくて、豚ガラスープか、と思うくらいだ。どうやら、チャーシューエキスに影響され支配された上層と、鶏スープの下層との、二層構造になっているもようだ。」
人形くくぅ「二層構造スープは、時々あるけど、福島では、三春の丸信ラーメンがそうだ。上は、無色透明な塩スープみたいなのに、下は、醤油スープだ。食べているうちに、だんだん混ざってくる。あの店長さん気合が入っていて、いい人だなあ。ロック・スターみたいだ。目指せラスベガス、だけあって、そういうド派手なアメ車が店の前に停まっていたなあ。ラーメンの代金は、自分で勝手に籠の中に入れて、帰る。度量が大きい。
こくまくくぅ「チャーシューの影響で、ノーマルの鶏スープとは、全然違う味わいだ。おもしろいなあ。魅せるなあ。本当に、これは豚ガラなのかな、と途中まで思った。最後の方で、やはり鶏スープだな、と思った。ギリっとした旨味から、マイルドな旨味になったのだ。」
人形くくぅ「こういう、繊細さで魅せるあたりも、次世代型だろう。大ぶりでなくて、些細なところから、じわじわと直撃してくるインパクトなのだ。
こくまくくぅ「大見得切って攻めるのではなくてね。だから、一見おとなしく見える。騒々しいラーメンに慣れてしまった目には。しかし、目から鱗が落ちるのだ。倦み疲れた鱗が。」
人形くくぅ「まだ誰もやっていない、という線で攻める、の、もう終わり頃、だろう。

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熟成味噌ラーメン 750円

こくまくくぅ「掲示板の貼り紙が、赤魂、から、この味噌ラーメンに変わった! フレンチ・シェフの作る味噌ラーメン、とある。いよいよ本格始動か。」
人形くくぅ「今年あたり大ブレイクあり、かもねえ。こんな味噌ラーメン、他にない。
こくまくくぅ「たぶん、他でまねできない。まあ、なんでもすぐにまねされるからね。たぶん、ネット上で見ただけも、インスパイアされちゃう。でも、そういう軽薄な焦燥感とは、無縁の転生を果たしているので、次元が違うはずだ。」
人形くくぅ「底の浅い、手垢まみれの新感覚、ではない。
こくまくくぅ「第五、だか、第六、の、未知のスープ、とかいうノリもやめてもらいたいなあ(笑)。話題作りのための安易な新味。醤油で、塩で、味噌で、やってみろ、って話だ。」
人形くくぅ「マジックみたいなの、いらない(笑)。げんに、やりきっているからなあ、喜び組は。
こくまくくぅ「この、ありふれたスタンダードなままのスタイルで、生まれ変われるかどうか、じゃあないかねえ。力量だけが試される。アイデア勝負は、実がない。空回りする古い欲望だけを当てにしているやり方だと、21世紀に乗り遅れるだろう。」
人形くくぅ「久々に、そのまま、いただいた。赤魂は今日はなしだ。
こくまくくぅ「もちろん、このままで十分だ。本当に薫り高い。なんだろう、この、いきなりスタンダードみたいな名品感。」
人形くくぅ「これだけ、続けて食べても飽きない、この品のいいうまさの麺。古いタイプの麺から解放される透明感だ。
こくまくくぅ「クリーミーな口どけへの、このコクのある深い味噌風味感の裏打ちが、一流品、だ。従来の味噌ラーメンのスタンダードの絶品感も好きだけど、このうまさは、あまりにも異質だ。」
人形くくぅ「一朝一夕のにわか仕込みではない、どころではない。数千年来の郷愁を感じるような、深みだ。マジで(笑)。
こくまくくぅ「ジャンクや素人ウケのホンモノが乱立している。しかし、確実に別次元が台頭してきているのだ。しかも、フードコート、ですからねえ。作家的個人店の形態すら、もう古い、のかもしれない。」
人形くくぅ「シブい隠れ家みたいな店で店主と顔馴染みになる、なんて古い。そういう通ぶり方自体が、手垢まみれで、安っぽくて、通っぽくすらないのだ。何もかもが、模倣犯の薄っぺらい表層雪崩のようになっているのだ。
こくまくくぅ「ラーメンっていうと、脂ぎったドカ食い、とかね。パターンが古すぎ。」
人形くくぅ「みんな飽き飽きするよね。

❦ ❦ ❦ 四倉海岸春霞


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ここくまくくぅ人形「晴れているのに、なんだか大気が霞んでいるなあ。」
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こくまくくぅ人形「引き潮のようだ。湿った砂浜に、奇妙な三角の突起がいっぱいあるぞ。」
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こくまくくぅ人形「大きなクレーンだ。堤防工事をしているからなあ。」
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by dasenkadasenka | 2014-02-26 18:32 | いわき市