人気ブログランキング | 話題のタグを見る

やまりすがたべるもの

dasenkakc.exblog.jp
ブログトップ

年貢町茶釜 × 茶釜本店(元町)  レトロ白河ラーメン 前半

年貢町茶釜 × 茶釜本店(元町)  レトロ白河ラーメン 前半_b0219835_1233053.jpg
ぶんぶく茶釜になったくくぅ (ガメラではありません)

こくまくくぅ「茶釜 年貢町店は、何年も前、ずいぶん前から知っている。うまい店なので、何度も行っている。代替わりしたようだし、近年禁煙になっていい感じだ。実は、はじめて行った時から、・・・うーん、ってことは、本店もあるんだよなあ・・・、と漠然と思い、そこも行ってみたいなあ、と考えた。ところが、ラーメン店に置いてある、白河ラーメンのカタログ案内地図やラーメン本を見ても、どうも載っていないのだ。で、そのまま、もやもやしたまま、何年も過ぎていった。」
人形くくぅ「まあ、むきになって探すこともなく、なんとなく、どこにあるのかなあ、と思っていたのだ。
こくまくくぅ「そしたら、近年、今は引っ越してしまった、いわきの精鋭ラーメン・ブロガーのKDさんが、なんと、茶釜本店に行ったのだ。そこで、おお、やっぱりあるのか、と思い、よく探してみたら、見つかったというわけだ。」
人形くくぅ「まあ、KDさんの置き土産というか、それ以来、宿題店だったので、それを果たすべく、今回、ようやく、行ってみることにした。どうせなので、ダブル茶釜食べ比べ、とした次第。
こくまくくぅ「らーめん好房で食べた後、そこから、白河に向かった。須賀川牡丹園の横を通り抜け、須賀川-矢吹線を行く。途中ともゑ食堂がある。ラーメンの暖簾が出ているが、行ったことはない。本宮家のところで、44号線に出る。」
人形くくぅ「本宮家は、いっとき、けっこう通った。かなりうまい店だ。スープ(牛だしかな?)が独特。白河ラーメンではない。数年前、ある時、麺が変わり、それ以来行っていない。そろそろ、また行ってみようか、と思っているところだ。
こくまくくぅ「もう少し行くと、44号線には、ごっつんこ、がある。ここも数年前に行ったきりだ。わりとこってりした感じのオーソドクスな白河ラーメンだったかな。が、よく覚えていない。この先のおとめ食堂に似ていたかなあ、でもこれも、記憶が定かではない。」
人形くくぅ「その両店の間に、ふくみやがあり、そこは再訪してみたいんだけど、この前、同じ曜日で休みだったので、今日はパスした。44号線をふくみやよりずっと手前の十字路で右に曲がり、白河へ向かう。途中に、きんぞう、とかがある道だ。きんぞうは、開店直後くらいに行ったことがある。ちょっと新しめかな。そして、11号線に出ると、雅や、要屋がある。両方行ったことがある。まあ、だいぶ前だけど、最近できた方の新しめの店だ。要屋は、同じ店舗の前身が、昭和軒という店だ。味噌ラーメンが有名で食べたことがある。やはり、昔ながらで、要と交替したのは、象徴的かも。ちなみに、雅の前の店舗は、今は、花心凪になっている。雅の裏手の奥の方には、菊忠がある。昔ながらの老舗だ。確か製麺所もやっている。
こくまくくぅ「そして、さらに11号線を行くと、年貢町茶釜に着く、というわけだけど、さらに、通過して、ずっとその先へ行って、東邦銀行の前の道へ右折すると、茶釜本店がある。わりと、近くにあったのだ。」
人形くくぅ「はじめて本店を見た、ので、ちょっと感激。自分的には幻の店、だったのだ。

年貢町茶釜 × 茶釜本店(元町)  レトロ白河ラーメン 前半_b0219835_1235538.jpg
年貢町茶釜 × 茶釜本店(元町)  レトロ白河ラーメン 前半_b0219835_1236735.jpg

住所 福島県白河市年貢町50
電話 024-823-2706
営業時間 11:00~19:00(品切れ次第終了)
定休日 木曜日
P あり
禁煙
年貢町茶釜 × 茶釜本店(元町)  レトロ白河ラーメン 前半_b0219835_12471371.jpg


こくまくくぅ「白河ラーメンも、近年新しくなっているのだろう。でも、自分的には、今一つ、新しめが、ぱっとしない印象だ。象徴的なのは、とら食堂で、かつて大ブレイクした時、2時間以上待ちくらいで食べて、感激、興奮したものだった。その後、麺もスープも丼も新しめになった。こっちが、どうも、ピンと来ない。」
人形くくぅ「やはり、象徴的なのは、とた食堂門下の、活力屋だ。広野山中時代に、やはり、感激、興奮した。けっこう行った。その後、植田に移転して、超モダンな進化系へとがらりと路線替えした。それもピンと来ない。最近閉店してしまった。
こくまくくぅ「それらの路線変更と軌を一にする感じで、白河ラーメンの新しめ、が多くなった気がする。要屋ができたころからかな。やはり、とら弟子の天空(いわき)も、海沿いの自宅でやっていたのが、鹿島街道に移転し、感じが変わったかなあ。今の家分店(いわき)も、魚系など新しめのものを出している。余談だけど、ふと思ったんだけど、白河ラーメンの店って、移転が多い。活力屋も天空もそうだし、今の家分店もだ。麺匠は、白河の関から、大正のところに移転して、また移転したようだ。大正は先代のとら食堂のお弟子さんだ。あの店がなくなったのも変わり目かも。彩華も移転している。郡山のヱビス屋も勝栄も創も移転している。いずれも、旧店に行ったがある。あの頃がよかったなあ、という、古い白河ラーメンのファンなのかなあ。」
人形くくぅ「自分的には、新しい感じの導入でもがいているように見えるかな。古いスタイルも変えたいけど、新しいとイマイチしっくりこない、みたいな、伝統と進化のジレンマというか。
こくまくくぅ「今風への要請となんとなくうまく折り合いがつかないような。なんとなく、白河麺自体がネックなんだよね。それをどうするか。麺がつまずきの石というか。事情は喜多方麺も似ているかもしれない。」
人形くくぅ「進化系の喜一は、やはり、麺をシャープにしてきている。白河麺もシャープになってきている感じなんだけど、そうすると、なんだか、白河らしさがなくなるような。
こくまくくぅ「白河麺が、進化のポテンシャルを備えているのかどうかだよね。喜多方麺使用の天高盛は、うまく未知の領域に踏み込んだ感じだけど。」
人形くくぅ「スープも、ゴマ系、味噌系、魚系、激辛系、などが、今一つ心はずまない感じだ。つけ麺(ざる中華)もちょっと、という感じだし。雅は激辛や背脂を出している。太鼓のぼお、は、琥珀スープだ。あれは、味噌の上澄み、かなあ。じつは、今日、はじめて、移転先を発見した。雅の近くだ。やはり琥珀で押しているようだなあ。
こくまくくぅ「やたべ門下のせきた(新白河)では、極太白河麺も出している。食べたけど、もはや白河麺ではない極太手打ち麺だし。新鮮でおもしろいけどね。ちなみに、あと、やたべのお弟子さんで知っているのは、11号線のマルコーだけど、ここは、水がうまくて、スープも至極すっきりしている。」
人形くくぅ「まあ、というわけで、なんとなく、新店も気が向かず、今日は、いっそ、新しめを追うのではなく、レトロな白河探訪で、攻めることに。
こくまくくぅ「なにしろ、年貢町茶釜から、前身へと、さらにレトロな遡行ですからねえ。遅れ馳せにやっと、辿り着いた。前半が年貢町で、後半が本店です。」

年貢町茶釜 × 茶釜本店(元町)  レトロ白河ラーメン 前半_b0219835_12405133.jpg
年貢町茶釜 × 茶釜本店(元町)  レトロ白河ラーメン 前半_b0219835_12412136.jpg
中華そば550円

こくまくくぅ「年貢町店です。まあ、オールドファッションといっていいのだと思うけど、でも、昔からずっと同じスタイルなのかは知らないし、今風へのアレンジもあるのだろう。今日は、麺が、前より繊細になった気もするけど、気のせいもしれない。」
人形くくぅ「喜多方麺をここのところ食べたせいもあるかも。やはり、喜多方麺より、ずっとやわらかく、細い印象だ。喜多方麺でもそうだけど、やや重い小麦粉くささが、気になるといえば気になる。
こくまくくぅ「それに、らーめん好房を食べてきた直後なので、やはり、古い感じはひとしおなのかな。スープは、生姜が効いている。これがここの特徴だけど、やはり、本店も、生姜が効いていた。本店の方がより醤油感が強い。」
人形くくぅ「ここも、本店もブラックだ。白河ブラック。ちょっと、白と黒で、ちぐはぐと座りが悪い感じだけど。
こくまくくぅ「昔からブラック。しかも、いわゆるブラック系と違い、醤油そのものの、風味、味、酸味などが強い。醤油オンリーの味わいともいえそうなほどで、麺も茶色く染まっている。なんていうか、そばつゆっぽい仕上げなのかな。昔の人は、そばつゆをまねてるのかもしれない。」
人形くくぅ「関西人が、関東のそばつゆは醤油を呑んでるみたいだ、と揶揄するけど、まさに、そんな感じに思うだろうなあ、という感じ。
こくまくくぅ「もちろん、この醤油色に、のれれば、ハマる味わいなのだろう。自分は、半々かな。醤油の角が立ったラーメンは、白河に多い。そばどころでもあるから、その方がウケるのかな。まあ、それは、それ、だけど、一般論では、自分は、醤油は前面化しないタイプがいい、とは思う。気になり過ぎちゃうんだよね、醤油風味が。」
人形くくぅ「まあ、それが、魅力、ともなりうるわけだろう。強烈な醤油味を求めている人は、ぜひ、だ。インパクトはある。
こくまくくぅ「生姜もね。いいねえ、生姜の香りは。さぶちゃん(神保町)みたいに、もっとあま濃く効いててもいい。この店のくせになるところだ。」

年貢町茶釜 × 茶釜本店(元町)  レトロ白河ラーメン 前半_b0219835_12415083.jpg
年貢町茶釜 × 茶釜本店(元町)  レトロ白河ラーメン 前半_b0219835_12422350.jpg
しおらーめん650円

こくまくくぅ「塩スープでもねえ、生姜が強く効いていて、そこがうまいねえ。こんなに生姜効かせている塩味、他にあるかねえ。」
人形くくぅ「塩味だと、風味は淡白だから、より、際立つ感じかな。へんなたとえだけど、芳香剤くらいの感じはある。強烈なインパクトで、これがいい。生姜の苦手な方にはおススメできない。
こくまくくぅ「ただ、塩スープ、少し変わったような。麺も繊細になった気がするけど、まあ、手打ちなので、日により、季節により、変わる、ということはあるかもね。スープ、もっと素朴だった気がするんだけど、なんだか、垢抜けたような。ちょっと、ラ王の塩スープ、鶏胸肉スープ、に似ているような。すっきりして張りのある、今風になったような。気のせいかな。」
人形くくぅ「なんとなく、全体に垢抜けた気もするね。微妙に、古っぽいのも懐かしいんだけど、記憶違いかもしれない。
こくまくくぅ「でも、野菜が入っていないのがいい。これ、買える。けっこう斬新な塩ラーメンなんだよねえ。麺がもう少しかたくて太くてもいいような。存在感として、スープに馴染み過ぎている気がしないでもないかな。でもうまい。ナルトもおいしい。見た目もきれいだ。」


♠ ♠ ♠

こくまくくぅ人形「ラーメンの後は、南湖で休憩。おや、鳥が寄ってきた。」
年貢町茶釜 × 茶釜本店(元町)  レトロ白河ラーメン 前半_b0219835_1253431.jpg
年貢町茶釜 × 茶釜本店(元町)  レトロ白河ラーメン 前半_b0219835_12532538.jpg
年貢町茶釜 × 茶釜本店(元町)  レトロ白河ラーメン 前半_b0219835_12535681.jpg
年貢町茶釜 × 茶釜本店(元町)  レトロ白河ラーメン 前半_b0219835_12542253.jpg
年貢町茶釜 × 茶釜本店(元町)  レトロ白河ラーメン 前半_b0219835_12544934.jpg

by dasenkadasenka | 2013-12-06 18:37 | 白河市