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やまりすがたべるもの

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天高盛

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こくまくくぅ人形「来た。このボーリングのピンが目印だ。この前に店はある。」
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住所 喜多方市豊川町米室アカト5246-115
電話 非公開
営業時間 11:00~14:30(スープがなくなり次第終了)
定休日 火曜日
P 店舗前にあり
禁煙

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こくまくくぅ人形「やっている。この前の臨休は、店内カレンダーに書いてあった。よく見ればよかっあなあ。時折、不規則に臨休はあるようだから、要チェックだ。」
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小皇帝くくぅ人形「ててててて。」


今、喜多方が熱い  ・ ・ ・

こくまくくぅ「前回、遅ればせな初回の、天にも昇る、強烈な衝撃的な印象の中で、冷静に吟味しえなかった分が、今日は、落ち着けて、きちっと構えて、初めからその気で、検証できたと思うけど、やはり、ため息もののうまさ、だ。」
人形くくぅ「ノーマルとスペシャルも、よくよく違いを確認した。
こくまくくぅ「正式メニューは、ノーマルの一品のみ、なので、まずは、これからいただくことを、完全に、おススメするね。」
人形くくぅ「スペシャルは、あくまで、非公認の裏、と考えた方がいいだろう。
こくまくくぅ「はじめに、スペシャルを食べるのはお勧めしない。」
人形くくぅ「スペシャルは、食べ続けてちょっと飽きた時の味変、くらいに考えた方がよさそうだと思うけど。
こくまくくぅ「ノーマルとスペシャルは、同時に食べ比べると、かなり、味や食感が違う。スペシャルは、やや多めに、醤油ダレが入っているので、その分、ノーマルの精妙なバランスが、崩れている。」
人形くくぅ「やはり、スペシャルは、表メニューにはすべきではないだろう。あくまで、裏で、二郎の、お好みでの、増し増し、扱いだろう。
こくまくくぅ「ノーマルのスープは、淡いうまさの極致、なので、それに、加えられる醤油ダレも、当然、それに見合うものになっている。」
人形くくぅ「ノーマルは、けっこう、かなりな抜群のバランス感覚を切り出している。
こくまくくぅ「釣り合うものでなければならない醤油ダレ量を、スペシャルは、やや超過してしまっている印象だ。圧巻の見事なバランスが崩れ、やや凡庸な味になってしまっている。急に、普通のチャーハン・スープみたいになってしまっているのだ。」
人形くくぅ「もちろん、それがいいなら、それだ。
こくまくくぅ「しかも、ノーマルな味が、薄い、と言われるので、そうした客の反応に対応して、応急的にそうしているのだろうけど、逆説的にも、淡麗スープの中で、醤油味が出張ってしまった分、スープのうまみ感が、むしろ逆に、より薄く感じられてしまう印象なのだ。むしろ、味がない感じがしてきちゃう。」
人形くくぅ「ノーマルでは、醤油風味と淡麗スープとが、ぎりぎりと張りつめて、最適のうまさでせめぎ合っているわけだからね。醤油が強くなると、その分、邪魔しちゃうので、スープのピーンと張りつめたような緊張が崩れちゃう。
こくまくくぅ「チューニングの失敗している楽器みたいだ。肉を細切れにして、そのだし味や塩味を出して、スープに足しているわけだけど、それでも、うまく合っていない。きっと、もちろん、それでうまくいけばいいのだろうけれど、実際、バランス感が壊れて、うまくいってなくて、精巧さが欠ける印象だ。」
人形くくぅ「微妙にだけどね、大きいよね。うまい、まずいの印象の差が出るくらいだ。

ラーメン好き必食の極上極薄味 全国から来たれ  ・ ・ ・

こくまくくぅ「まあ、客自身が、自分で、味の濃い薄い、あっさり、こってり、などを調整できる柔軟なシステムをありがたがる人がいるけど、店主のプロとしての絶対線をこそ、望みたいけどね。その絶妙なさじ加減のために、プロに金払ってんだからなあ。」
人形くくぅ「まあ、基本、客もなめているよね。自信のない店主さんが、やることだ、フレキシブル対応。お客さんが、お好きなようにって。どんなふうにしても、うまい、フレキシブルな逸品を作ってるならともかく、まあ、そんなわけではないのだし。まあ、バランスなんかどうでもいいんだろう。
こくまくくぅ「二郎なんかは、まあ、フレキシブル感は高いのかも。あれは、傑作だから、というか、化け物だ。」
人形くくぅ「まあ、たいていは、客も、味なんかわかんないんだし、ラーメンなんか、しょせん、ぐだぐだでもいいのかもしれないけどね。こしょうだって、味見する前に、どばどば入れる、デリカシーない人多いし。
こくまくくぅ「要するに、味って濃いとか薄いとか、どこでも、個人差で文句の多いところだけど、単純に、濃い薄いというよりも、どんな濃さのレベルでも、バランスの強度、があればいいわけなんだよね。」
人形くくぅ「まずいものは、濃かろうが薄かろうが、バランスの強度が低い、のだ。強度がない、というか。
こくまくくぅ「ノーマルは、バランス強度が高く、スペシャルは、ややずれて、変調をきたしている。」
人形くくぅ「とってつけ、やっつけだからね。肉を細かく切った分に合わせてあまり、うまくバランスとれていない。あちら立てればこちら立たず、みたいになっている。
こくまくくぅ「まあ、面倒だから、勝手に、卓上の濃いダレを、自分で足すようにすればいい。他の店でも、よくあるように。」
人形くくぅ「細切れにした肉の変則的になった分を、うまくカバーしきれていないわけだけど、逆に言えば、ある意味、こうした微妙なバランス感や、そのむずかしさが分かって、むしろ、楽しめて、すごくおもしろい、とも言えるけどね。ので、ぜひとも、このエキサイティングな食べ比べはオススメしたいところではある。違った角度の反応もあるだろう。そうやって、味わいの楽しみが倍加する。できれば、2杯同時に食べるといいだろう。ただ、最初から、スペシャルは、精度を欠く分、インパクトに欠ける、ので、ファースト・コンタクトの印象的には、もったいない気がする。

ラーメン精神論序章  ・ ・ ・

こくまくくぅ「まあ、絶妙なバランスを照らし返す鏡としてね、活用できるわけだけど、スペシャルはスペシャルで、崩しの妙もあるし。次は、スペシャルに、たっぷり、一味とブラぺをいれて、激辛、ジャンク・モードで食べてみたいと思っている。味変は、飽きの解消にはいいだろう。」
人形くくぅ「要するに、スペシャルはジャンク・バージョンだよね。遊び、崩し、実験。
こくまくくぅ「まあ、ひょっとして、喫煙者などは、舌が麻痺ヒしている分を、補ってくれて、余剰分を相殺して、それでちょうどいい醤油加減になっているのかもしれない。」

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らーめん 500円

ストイック・・・からだから余分なものをたたき出せ」  ・ ・ ・


こくまくくぅ「まあ、ヤニで汚れきった身体をきれいにフレッシュしてくれそうなラーメンの時代が来ている気もするんだけど、なので、このラーメンの味の薄さは、稀有な、強力な武器だ、と思うけど。」
人形くくぅ「これから、来そう、だよね。これからの、という感じがする。従来のは、もう飽和しているし。
こくまくくぅ「この、ぎりぎりまで切り詰めた、最小限の、張りつめた、淡いうまさ、は、スープ自体のうまさ、なだけではなく、その淡麗なスープの中で、驚くほど、麺が、それ自身の、ピュアなうまさとして感じられる。」
人形くくぅ「麺のゆで汁感まで、感じられる、というかね。釜揚げうどんや、水そば、の麺感に匹敵する。このそれ自体、突出してうまい感じの喜多方麺が、すごく、うまく感じられる。これも、発見だ。強い味の染み込んだ麺の味ではない。
こくまくくぅ「喜多方麺の持ち味が100パーセント堪能できて、なんだか、やたらに、新鮮な感じなんだよねえ。今まで食べた喜多方ラーメンの中で、最も、喜多方麺をおいしく感じた瞬間だ。」
人形くくぅ「このスープのために、喜多方麺があったのだ、といえそうなほどにね。
こくまくくぅ「味、ではなく、限りなく素材感、へ接近している。無科調なのも、このことと無縁ではない。ただでさえ、喜多方ラーメンは、もとより、概して、濃い味、どぎつい味、で、ウマさのレベルを押し切っているきらいがあるし。」
人形くくぅ「この麺のピュアな味わいを、このスープがもたらしている。これ、けっこう驚愕すべき事実で、こんな、ラーメンは、そうそうないだろう。よくぞ、できた、えらい!
こくまくくぅ「生(き)のうまさが味わえるのは、麺だけではない。肉にも、同様のことが言える。チャーシューじみていない、チャーシューくさくない、このシンプルな塩味の肉が、肉そのものの味わいとして、この淡麗スープの中で、すごくうまい食感となって活きてくるのだ。」
人形くくぅ「実は、この点でも、ノーマルの方がよさそうだ。このノーマルな方の肉片を、その大きさのまま、一気に口に押し込み、頬張って、いっぺんに食べると、えもいわれぬ肉の味わいの至福感だ。細切れは、それができない。ちまちました味わいになる。醍醐味が、やや、小ぶりになる。まあ、口の小さい人、あごの弱い人、は、食べやすくていいかもしれないけどね、やや、面倒くさくもあるし。かかずらって、スピード感がそがれる。
こくまくくぅ「わしわし食べるリズム的にも、一口で頬張るのがベストだ。肉の味わいが、じゅわーっと出る。うまい! 肉のかたさもいいんだよね。肉らしい歯応えが、最適で、憎らしい、くらいだ。」
人形くくぅ「一応、音をかけて、洒落たんですよね。脂身も、まったくいやみがなく、食感もよくて食べやすい。
こくまくくぅ「前回よりも、今日はちょっとだけ、肉がかたいような気もするけど。この方法論で、最適なかたさや味わいを叩き出して、ブレなく確立すれば、スゴうま、の爆発力になるだろう。」
人形くくぅ「このラーメンは、とにかく、肉が、ポイントだからね。肉のバカウマ感が出せていれば、間違いがない、だろう。
こくまくくぅ「この肉のシンプルな味つけも、うまいよねえ。」
人形くくぅ「まあ、どの、ラーメン店でもそうなんだけど、こういう風に、肉が多いと、冬場は、スープがぬるくなりがちだ。しかも、このあたり、寒いんだろうし。頭を悩ませるとところだろう。今は大丈夫だ。みなさん、今のうちが、よりいい、ですよ、たぶん。

完全なシンプル・イズ・ベスト  ・ ・ ・


こくまくくぅ「麺は麺に、肉は肉に、戻ることに、必要なことだけを・・・、というスープ・コンセプトだ。」
人形くくぅ「薄い、などと言われても、めげずにやってこられた信念が素晴らしい。地方だと、けっこう、往々にして見かけることだけど、お客さんに、この辺じゃあ、こんな感じはウケないよ、なんて言われると、すぐに、びびって、めげて、びくびくしちゃう、弱気なない店主さんが、数人の客の意見に惑わされて、味変えて、それまで、いい感じだったのに、結局、どんどん凡庸になって、最後には、店自体ダメになっちゃうケースがよくある。地元民のアクの強さに潰されちゃう。例は挙げないけど、あるんだよねえ。スープや麺、変えちゃうの。お客さんの意見を反映させて、とか言って。
こくまくくぅ「やっぱり、矜持や信念は貫かないとね。それでだめなら仕方ない。たかが、二、三の知り合いの忠告がすべてじゃあないからね。」

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special 500円

あなたも遅れずにテンコモリアンに・・・、今でしょ  ・ ・ ・

こくまくくぅ「メンマや、ナルトにさえも、そういうことが言える。淡いうまさのスープが、具材をそのものの味として、強烈に引き立てている。ちょっと、目から鱗、だ。」
人形くくぅ「ほんの一振り塩のさじ加減で、食べ物って、劇的にうまくなる。あの感覚だ。繊細かつ大胆だ。
こくまくくぅ「味わいの粒立ちのようなものがあらわれて、生きる。このシンプルな味わいの衝撃は大きい。濃い味つけは、結局その味だけを単に食べている。その味が好きだ、っていうなら、それだけど。」
人形くくぅ「無化調は、完全にそこに絡んでくる。
こくまくくぅ「化調の強いベースが抜け落ちた、そのあざとさの代わりを務めるのは、非常に緊密なバランス強度だ。この見事は、ラーメンそのものの核心をついた見事さだ。」
人形くくぅ「喜多方は、肉は、概して、とろけるタイプ一辺倒だから、このかための肉感の新鮮さで、惹きつけられている人も多いだろう。肉量からいっても、男子のハートをつかんでいるだろう。
こくまくくぅ「肉そのものの味わいを引き出すだけの塩味だ。へんに甘い醤油ではない。このこざっぱりした、シンプルなストイックな硬派感はウケるよねえ。軟弱でない肉感、薄味、男気受けするスタイルだ。男は、黙って、これ、だろう。」
人形くくぅ「ストイックに鍛えている人のからだにもいい、しね。心身ともに、シェイプアップを目指す人は、これ、だろう。すっきりシンプルな、昔ながらの、白い帽子と白い白衣に向かって、ややぶっきらぼうに、いつもの、と、言いたくなる雰囲気だ。まあ、一個しかメニューないけどね。
こくまくくぅ「とにかく、うまいっ!気に入り過ぎて怖いくらいだ。遠すぎるのが泣けてくる・・・・・」


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こくまくくぅ人形「店の近くにて。きれいな色の実がなっているなあ。」

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こくまくくぅ人形「店の近くにて。ふるさとの、山も川も、美しい。・・・さて、ここで、問題です。この文句が書かれた暖簾が店内にある、福島県内のラーメン店は? 」

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by dasenkadasenka | 2013-10-23 18:35 | 喜多方市