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やまりすがたべるもの

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麺 一直

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こくまくくぅ人形「われは、屋外専門班だけど、今日は、ちょっと待合室におじゃまして、記念撮影。足をちゃんと拭いてもらいました。」

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住所 茨城県水戸市見川2267-3
電話番号 029-241-1330
営業時間 11:30 ~ 14:30/17:00 ~ 20:30
定休日 月曜日
駐車スペース 有
https://twitter.com/menittyoku
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幼年時代小皇帝くくぅ人形「て、て。一直のテーブルデビューであります。ててて。われは、室内専用班なのであります。てってってってっ。

こくまくくぅ「現実における、事物の連鎖は、主体性という空無を中心に構造化されている。この空無が実体化されると、現実は消滅する。」
人形くくぅ「動物にとっては、人間的な意味での現実は存在していない。
こくまくくぅ「事物の連鎖は、首尾一貫した連鎖として、円環を閉じていなければならない、ので、この空無は、現実を構成する要素の一つとして、数えられなければならない。」
人形くくぅ「0を1として、強引に数えなければならない。
こくまくくぅ「秩序の、一つの閉じた全体性に、その外側は、あってはならないからだ。」
人形くくぅ「外部として主題化されるものは、すでに内部だ。外部は無限後退する。主体性こそが、この例外的な外部の役目、なのだ。
こくまくくぅ「この空無を、穴埋めし、代位する、例外的な要素、こそ、幻想だ。例外的な要素となるある対象は、現実の一部である、と同時に、幻想的な空想の対象として、重なり合う。」
人形くくぅ「要するに、神話、であり、歪像的な欲望の対象、だ。
こくまくくぅ「欲望の対象は、何でもない現実の何か、なわけだけど、人によって、そのなんの変哲もない対象が、突如、魅惑的に見えてくることがある。それが、幻想の効果だ。」
人形くくぅ「何でもない一般物である、と同時に、現実の外側のようなオーラを身にまとう。キリストがその好例だ。神人という幻想的な形象なのだ。
こくまくくぅ「欲望の対象は、ありふれた現実物が、崇高性を身にまとっているように、見える、ということだ。」
人形くくぅ「それは、集団的な、あるいは、主観的な、空想的な幻想、だから、いわば、錯覚として、そう見えたり見えなかったりするわけだ。誰かが、魅惑の虜になっているものも、傍から見ると、なんでもないものなのだ。
こくまくくぅ「人によって異なるのは、それが、実体のない見かけだからだ。想像的な観念の効果なのだ。」
人形くくぅ「幻想から覚めると、今まで魅力的だった対象が、急に、つまらないものに見える。幻滅だ。
こくまくくぅ「熱に浮かされたようになったり、醒めたりするわけだけど、その状態は、対象をシフトして、常に起こる。」
人形くくぅ「この世には、亡霊のように、実体のないものが、常に、徘徊し、浮遊しているわけだ。
こくまくくぅ「あってはならない、が、なくてはならない、対象として、絶え間なくスイッチしながら、欲望を永遠に宙に吊るのだ。」
人形くくぅ「そうして、主体性の、居場所のない空無の代役として機能するわけだ。
こくまくくぅ「主体性とは、すべてを擲つ、自由の獲得だ。一方、身体的な自己は、主体性に直接、繋ぎとめられているのではなく、周囲の物質的世界に、自然の環境に、繋ぎとめられている。」
人形くくぅ「自己とは、その分離した二重性だ。
こくまくくぅ「主体性とは、この身体性(動物性)から、不断に身を引き剥がそうとする、絶え間ない、主体化の過程、としてある。そうすることで、純粋な、中身のない、空っぽの主体性となり、あらゆる実質的な関係を断ち切った、視点そのものになろうとする意志なのだ。」
人形くくぅ「自由とは、出自としての環境からの自由であり、つまり、根無し草的な存在たろうとすることだ。
こくまくくぅ「この主体性の空無がなければ、運命は動かないまま、であり、自然に、無窮に縛りつけられたまま、になる。」

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中華そば 650円

こくまくくぅ「一直に変化が。店主さんが、茶髪に。」
人形くくぅ「何らかの意思表明かもなあ。秋のラーメン、に向けての、意気込みか。
こくまくくぅ「中華そば、これ、飽きないなあ。飽きのこない、非常に安定した、かつ、刺激的な、うまさ、だ。」
人形くくぅ「今日は、いつもより、やや生姜の香りが効いている。いつもくらいの方がいいけど、これはこれでおもしろい。とはいえ、はじめに強く感じたけど、食べ進めると、慣れて、あまり感じなくなった。
こくまくくぅ「日によってか、時間によってか、多少、スープ感が違う感じ、かな。多少、だけど。うまいことにかわりはない。」
人形くくぅ「シンプルに張りつめたうまさで、やはり、冴えがある、と毎回、確認するところだ。
こくまくくぅ「自家製細麺の力は大きい。これがなければ成立しない、だろう。この細麺が、いま、どこよりもうまい。麺の風味も、スープの風味の一部だ。スープの風味も、完全なバランス、ではないだろうか。」
人形くくぅ「完成度が高いよね。それが、ひき、だ。これ、いつまでも、あってほしいなあ。
こくまくくぅ「揺るぎない、カチッとしたハマり具合だ。必ず、少しずつ、いろいろと、なにかと、ずれているものだ。奇跡的だよ。これまで、数えたこともないけど、数ある食べたラーメンの中で、そうそうあることではないんだからね。自分的には、奇跡的な出会いのように感じられる。」
人形くくぅ「他で、替えは、思いつかない。
こくまくくぅ「何か、凝った味、とかなんとかというんでなくて、構成バランスだ。結局、ブランド品を使おうが、高価な素材を使おうが、構成バランスが悪いと、グダグダになる。」
人形くくぅ「構成の微妙なズレが、まずい、と感じるところだ。やりすぎや、やらなすぎや。
こくまくくぅ「安価な素材でも、構成バランスが上手なら、うまい。でも、揺るぎない構成は、そうそうできない。なにしろ、レシピも、お手本もない。すべて、作り手の感覚で、微調整を詰めていかなければならない。組み合わせは無限通りだからだ。構成を、どこでキメる、かは、作り手の感性以外にはない。料理人次第だ。きびしいところだ。緊張感あふれる千載一遇だ。そう思うと、やはり、カネを払って食べる価値のあるもの、とは、そういうものだという気がするけど。もはや、うまさを食べる、というより、見事さを食べる、というか。」
人形くくぅ「ま、作り手でなく、食べるだけで、よかったですね。真剣になったら、神経擦り減らす、だろう。
こくまくくぅ「水、だって、成分の構成バランスなんだからね。その水に、醤油やだしを足していく。どこが、一番いいかは当人次第だ。未熟なら、未熟に、だ。」
人形くくぅ「まあ、食べ手も未熟なので、助かるわけだけどね。
こくまくくぅ「決まった答えもない。結局、ランキング投票も、自分の感性や判断への固執ではなく、多くの人が選びそうなところを予測する。」
人形くくぅ「美女コンテスト、でも、審査員は、他の審査員が、どれを高評価するのか、を予測して、考慮に入れて、投票するようになる。誰が一位になるかを予想して動く。
こくまくくぅ「フィーリング、好感度など、トータルでウケそう、なものを、みんなが予測して加味すると、いいものってなんだかわからなくなる。互いに様子を見合っていると、真ん中が空洞のような。結局、一般妥当な線の、幻想の強さ、が、強くなる。ウケるって、他人の欲望の読み、だからね。内実は、わりと、空虚なのだ。」
人形くくぅ「だから、流行がある。あるいは、ローカル・ヒットとか。よそ者がいくと、なんかわからない。
こくまくくぅ「点数つけると、当人の自己評価にも跳ね返ってくるから、平均値を探す。自分の独断で動かない。自分がいいと思うか、よりも、不特定多数の人がどう思いそうか、だ。」
人形くくぅ「まあ、ランキング参考にして、行ってみて、がっかり、は、あまりによく目にするところだ。
こくまくくぅ「さて、チャーシューが変わった。ここで、ずいぶんいろいろな種類のチャーシューを食べた(笑)。」
人形くくぅ「いまひとつ、試行錯誤で、定まらないようだ。これが、キメテになるのかも微妙だ。肩ロースで、前のしっとりよりも、脂身のない、ややバサッとしたタイプだ。
こくまくくぅ「まあ、チャーシューは可動的でも、麺とスープのバランスのいいうまさは、独立的に安定している。」
人形くくぅ「チャーシューも、けっこうむずかしそうだよね。どうキメるか。
こくまくくぅ「ここは、スープと麺は、すぐに、間違いなく、見事に、キメちゃう才能が光っているけど、チャーシューだけは、ぐらついているのかな。」

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つけそば 醤油 680円

こくまくくぅ「この、麺、つけだれ、も、構成バランスがキマッている。今日はかなり、唐辛子が多くて、ピリ辛だし、甘酸も強い感じだ。全体に、強調された、強いインパクトになっているけど、構成バランスは、どの状態でもいい。」
人形くくぅ「強い味、になってきているね。うまい。ひき肉も増えて、充実度が増している。ただ濃度があって、どろどろまったりしているだけの、へたな鶏白湯などよりも、味わいの強さ、冴え、がある。清湯でも、最強のインパクトだ。
こくまくくぅ「まあ、チャーシューが、一枚、ペロッと入っているんだけど、この前いただいた郡山大勝軒のキューブ・チャーシューのこなれた絶品さ、を思うと、やはり、王道のキューブかいいかなあ、とも思うかな。」
人形くくぅ「脂身が溶けて、さすがの、よくできたうまさだった。チャーシューなど、具を別盛にするかどうか、とか、つけ麺って、スタイリッシュなもの、だから、けっこう、それで印象変わるよねえ。やり方次第で、センスがすごく問われる。見た目で、食べる気なくすこともしばしばだ。最近は写真判定で行かない。
こくまくくぅ「ただ、ここは、郡山大勝軒に比肩しうるできばえのつけ麺だ。ぜひ、食べ比べをおススメするなあ。麺も、清湯系つけダレも、好比較だろう。互いのいいところがよりよくわかるし、攻めるべき場所も見えてきそうだ。」
人形くくぅ「何よりも、構成バランスの強度がわかる両店だ。まだ、店できてから、1年経たないんだからねえ。大御所に肉薄している。硬派、だよねえ。
こくまくくぅ「味のメリハリがあり、見た目の美しさも、インパクト大だ。まず、食欲をそそる。」
人形くくぅ「へんてこなオードブル並べたみたいな盛りつけのつけ麺も、いやだよねえ。地方って、ごちそうっぽく魅せようとするきらいもある。しょぼい演出より、まずは、麺とつけダレ、のゴージャスな立派さ、だけ、考えてくれえぃ。
こくまくくぅ「ラーメンもだけど、とりわけ、つけ麺、って、ハイクオリティに限るよね。」

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by dasenkadasenka | 2013-09-02 18:22 | 水戸市