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やまりすがたべるもの

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麺 一直

住所 茨城県水戸市見川2267-3
電話番号 029-241-1330
営業時間 11:30 ~ 14:30/17:00 ~ 20:30
定休日 月曜日
駐車スペース 有



こくまくくぅ「評論家って、たぶん、本当のことを言う、というより、むしろ、トータルバランスを考慮に入れて話すことのできる人なのだろう。本音と建前の使い分けと言うか。本音を言えばいいというのでもない。本音って、けっこうテロルだから。建前って理念だ。」
こくま赤くくぅ「まあ、本音の暴力性の方がウケる、ということもあるのだろうけど。必ずしも、正直に話せばいい、というものではない。特に価値評価に関しては。そもそも、諸々の有形無形の圧力も大きいだろうし。
こくまくくぅ「裸の王様、という寓話の教訓は、そういうことだ。軽はずみで愚直でおっちょこちょいの子供が、馬鹿正直に本当のことを言ってしまうと、その場を構成していた、嘘も方便としてある、仮想の秩序が崩壊してしまう、わけだ。」
こくま赤くくぅ「空気を読まない、不用意な、うっかりした失言で、場の雰囲気が一変し、周りにいる人が、一瞬にして凍りついてしまうパターンだ。まあ、裸の王様は、革命が起きて王政や村社会が崩れる寓意でもあるんだろうけど。解釈は視点や立場によるわけだ。
こくまくくぅ「現実は、必ずしも、それほど本当のことでできているわけではない。虚実入り乱れた、本当らしさ、の物語体系として構成されている仮想の虚構でもある。特に、ネットなどでは、風評は増幅されやすい。商売は、なおさらのこと、それを利用するだろう。流行り廃りは、必ずしも、内実や実質の問題である以上に、はるかに、欲望の操作に掛かっている。」
こくま赤くくぅ「そもそも、欲望は、妄想や空想だ。
こくまくくぅ「もともとある欲望の流れが、何らかの拍子にある特定の場所に集中することがある。」
こくま赤くくぅ「そうしたホットスポットに、たまたま、さしかかると、そのものが人々の欲望の対象になる。

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こくまくくぅ「人々の欲望の対象となって、ウケるものは、そのものに、何か、内在的な要因があって、そうなる、というばかりではない。」
こくま赤くくぅ「実力があれば、必ずウケるというわけでもないからね。逆も然りだ。
こくまくくぅ「そうした素質や条件は持ち合わせていなければならないのは、まあ、もちろんだけど、さらに、その上で、ある意味では、まったく偶然に、人々の欲望の集中しているポジションの構造的な空欄に、それがさしかかると、にわかに、それが魅力的に見えてくる。」
こくま赤くくぅ「たとえば、英雄待望論が、あらかじめあり、誰かが、たまたま、それにふさわしそうな任意の候補として、急に持ち上げられたりするようになる、というわけだ。
こくまくくぅ「アイドルスターなんかもそうだろう。狙ってもウケるわけじゃあない。偶然の作用が大きい。その構造的な場所を占めることが重要なのだ。」
こくま赤くくぅ「そのポジションこそが、そのものに、崇高性を与える。何らかのきっかけで、ひとたびそうなると、そのものが、もともとそれを持っていたように見えてくる、あるいは、そう見做される。
こくまくくぅ「しかし、実際には、そうしたオーラは、そのものの内在的な特質ではない。それを、ゆめゆめ忘れてはならない。すべてを自分の実力と思うと悲惨なことになりかねない。」
こくま赤くくぅ「ある意味では、そのような力がある、ふり、を演じることが肝要なわけだ。それが、裸の王様、だ。
こくまくくぅ「そうしたオーラや魅惑的な力は、人々の幻想の効果、なのだ。だから、愚直な子供の迂闊な一言のように、何らかのきっかけで、人々の幻想(欲望)が醒めてしまうと、ぱっと魔法が解けたように、色褪せて見え、幻滅がはじまる。」
こくま赤くくぅ「百年の恋も、一瞬で醒める。なぜか、急に、欲望の対象だったものが、色褪せてしまう。この場合、相手(対象)の内実は、何も変わっていないのだ。持ち上げていた側の、欲望のポジションの方が、勝手に、ずれてしまうのだ。
こくまくくぅ「流行り廃りとは、主に、こうしたものだ。長く続くわけではない。理由はわからないが、流れが変わる。実は、人が真に求めているものは、この、欲望の対象のポジションとしてある、空っぽの場所そのものなのだ。だから、たまさか、そこを占めるものは、常に、仮初の代理物なのだ。」
こくま赤くくぅ「いずれにも、そこにふさわしい、その資格があるわけではない。過渡的な、偶然の代用品なわけだ。
こくまくくぅ「偶然の現実のもの、が、たまたま、幻想的な欲望の対象の場所に入ると、求めていたもが、それだったように錯覚するが、遅かれ早かれ、それは求めていたものではない、と、思われるようにもなる運命だ。」
こくま赤くくぅ「欲望は、ないものねだりだからね。結局、あれでもない、これでもない、となる。

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こくまくくぅ「流行り廃りとは、そうしたものだ。商売としては、願わくば、人為的に計算して、何とかそれを有利に操作しようとするわけだ。」
こくま赤くくぅ「突然熱を帯び、突然冷める。その、一種の勘違いを、うまく使いたい。欲望を煽り、捏造し、誘導操作する。
こくまくくぅ「ネット空間や機械が発達したので、飛びついて、情報操作として、何でも戦略的に利用しようと。民主主義的な双方向性などのコンセプトが先行しているので、効果は過渡的だけど、それにとりあえず乗っているけど、必ずしも使いこなせているわけじゃあない。振り回されていることもある。」
こくま赤くくぅ「一般人とのツイッターが面倒くさいことになって、怒ってやめてる芸人もいる。北野武氏のように、目下の芸人に、おいらのことを見るんじゃない! 気安く話しかけるんじゃあない! と言っている方が正解かも。みだりなレベルの混同は、必ずしもいいことにはならないだろう。まだ、過渡期なので、安易に使うけどね。
こくまくくぅ「人々に開かれている、のを良しとして、舞台裏事情などが丸見えなのも、商売の効果として問題ありそうだ。冷やかしやクレーマーの温床になったりね。見ている方の気分も混乱する。多くの人が、それを見て、どう反応するかも、考慮に入れなければならない。」
こくま赤くくぅ「ランキングなども振り回されると、ムードに流されやすくなって、流行り廃りが激しい気がするし。一過性の話題性の疲弊も早くなるかもしれない。それに、食べた人の全員が投票するわけじゃあないから投票率も低いし、まあ、出口調査もやってもらいたい感じだ。
こくまくくぅ「そこで、のし上がっても、まさに、そこが、脆弱性になる。手軽だけど、消費も早い。」
こくま赤くくぅ「てっとり早いけど、衰えも早い。揺り返しによって、硬派から軟派への、あるいは、メタボ系への、リバウンドもあるようだしなあ。欲望の流れは読みにくい。

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辛つけそば醤油 780円

こくまくくぅ「メニューボタンに、新たに(と思うが)、辛つけそば、とあるので、それにした。辛し玉というボタンは、もともとあるので、たぶんそれが加わったつけ麺なのだろうと思ったが、案の定、やはり、そのようだ。辛肉みそがついてきた。」
こくま赤くくぅ「今日は醤油+辛。味噌+辛の方は、前にいただいた。ので、期せずして、これで、全メニュー制覇かな。
こくまくくぅ「まあ、豚骨つけダレ+辛、も、未食の組み合わせとしてあるね。」
こくま赤くくぅ「ああ、そうか。ほむらみたいな感じだ。それもいいかもなあ。
こくまくくぅ「味噌つけダレと辛は、抜群に相性のいい感じだったけど、果たして、これも悪くないなあ。この超うまい醤油つけダレに辛子味噌が加わっても、やはり、かなりうまい。」
こくま赤くくぅ「まあ、醤油つけダレがベースの辛いバージョンとして、麻辣つけめんもあるわけだけど、だから、なんと、辛い版が二種類だ。唐辛子の扱いが得意なのだろう。
こくまくくぅ「ざっと、比較をすると、麻辣の方が、やはり、かなり辛く、シャープな感じだ。こちらは、マイルドな辛さだ。」
こくま赤くくぅ「流行りの(?)女性たとえ、で言うと、麻辣は、ちょっと妖しい魅力の、小股の切れ上がった大人の女だ。こちらは、わかりやすい雰囲気の、ぽっちゃりした若い娘かな。お好みで。
こくまくくぅ「麻辣は、深みのある唐辛子の味わいだ。こちらは、唐辛子とひき肉の風味なのか、ちょっと不思議なフルーティな味わいだ。」
こくま赤くくぅ「軽やかな、独特のフルーティな風味のラー油、という感じだ。ちょっと心惹かれるエキゾチックな感じだ。
こくまくくぅ「ひき肉はくせがなくてうまいし、もともとつけダレにひき肉が入っている上に、ひき肉プラスなので、たっぷりのひき肉がちょっと贅沢なごちそう感だ。まあ、もう少し辛くてもいいかなあ、と個人的には思うけど、これくらいがコモンセンスなのかな。」
こくま赤くくぅ「一般的にはこれくらいの辛さが一番いい線なのかな。安心して食べられるし、うまい。麺は、今日は、いつもと違う席なので、いつもと光線が違う関係で、いつもより黄色っぽいんだけど、この方が本物に近い。いつも白っぽく写るんで、ちょっと気になっていた。味は、もちろんいい。飽きないし、かなりうまい食感だ。これ、スタンダードになりそうな、本当に出来のいい感じだ。

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中華そば 650円

こくまくくぅ「品のいい鶏だしのあまさなんだけど、白河の、海、という手打ち中華そば屋さんの鶏だしが、こんな芳醇なあまさで、大好きだったなあ。ところが、ある時から、鶏だしの感じが変わってしまった。今はどんなかわからない。」
こくま赤くくぅ「あの店の水がうまい。というか、白河全体が水どころで、信じられないほど水がうまい。だいたい、水がうまい土地は酒どころで、酒どころは、ラーメンどころでもある。
こくまくくぅ「意外と、スープは、水勝負のところはある。川越シェフも、料理に硬水などを使用しているようだしね。」
こくま赤くくぅ「あと、醤油のセンスね。これ、最重要じゃあないかなあ。ここのこの醤油は、かなりうまい。だしをとる技術は、人から学べるけど、醤油をチョイスするセンスは、やはり、料理人独自のものだ。どんな醤油を見つけて持ってくるか、で、ラーメンは、かなりのところ、勝負が決まるんじゃあないかなあ。この醤油は、さすがあ、という感じだ。
こくまくくぅ「だしも重要だけど、醤油には決定力がある。だしがよくても、醤油がぱっとしなければ、台無しだ。逆に、醤油がものすごくうまければ、お湯でもいい、だろう。」
こくま赤くくぅ「そう。醤油、あるいは、醤油ダレ、大事だよね。醤家みたいに、醤油ダレがよければ、後はお湯で割るだけでも成り立つ。
こくまくくぅ「二郎のカネシ醤油とかね。そこがクセになる。やみつきの大元だ。だいたい、焼き鳥やうなぎは、秘伝のタレが、かなりのとこ、人を惹きつけるもとだ。神田やぶそばは、この間、火事になって、秘伝の元ダレが消失して、店主さん、泣いてたなあ。思うに、東京のそばは、そばつゆがうまいんだよねえ。人を虜にするのは醤油だ。」
こくま赤くくぅ「全国まわって、うまい醤油をゲットする必要は絶対にあるだろう。それで、半ば成功だ。もちろん、味噌、塩もそうだ。ここの味噌も、いいところを入手しているなあ。
こくまくくぅ「この醤油は、かなり垢抜けた味わいで、センスのよさを感じる。喜乃壺の支那蕎麦の醤油もえるびすの醤油も絶品だ。」
こくま赤くくぅ「このあまい鶏だしとこの醤油の風味との組み合わせは、かなりいいなあ。そこに、もう一つ、麺の風味も加わって、揺るぎない三位一体という感じだ。ごくごくシンプルで、強力なトライアングルだ。
こくまくくぅ「この自家製麺は、企業秘密の武器、だろうなあ。ハイレベルな攻め方で、人の心をつかむだろう。欲望が、人を絶えざる活動に駆り立てるわけだけど、その成果だ。」

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by dasenkadasenka | 2013-06-09 18:46 | 水戸市