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やまりすがたべるもの

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麺や 虎ノ道(とらのみち)

住所 茨城県ひたちなか市松戸町1丁目1−1
電話 029-276-1016
営業時間 11:30-15:00/17:30-22:00(材料切れ終了、大体-20:00位)
定休日 火曜日
P 共有スペース30台
禁煙

ひたちなか市の町の一角の、とある空間が、突然、陽炎のように、ゆらゆらとゆらめきはじめ、光の通過が、そこだけ乱屈折する。その歪んで見える透明な空間の中から、まさに、透明な歪みそのもののような塊が湧き出てきて、その透明なゼリー状の塊が、次第に、物質的な形状を帯びはじめ、少しずつ不透明に色づいてくる。
ひどくゆっくりに見えたが、時間にして、あっという間に、その物体は、明確な実体的な姿形をとりはじめ、そのあらわれ出でた場の路上を走り出す、自転車となる。
その、突如あられたとは思えない、何事もなかったかのような風情で走っている自転車には、のりすとこりすが二人乗りしている。

のりす「りすの道、と呼ばれる、空間の歪みを通り抜けて走破したから、楽に来られたな。」
こりす「うん、体力はそれほど使わないけれど、念力を使うから、少し疲れたけど。」
のりす「さあ、着いた。お店に入って、ゆっくりするとしよう。」
こりす「そうだね。」

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のりす「きれいなお店だ。」
こりす「新店のようだけど、この店には、なんで来たの?」
のりす「さあ、わからない。やまりす先輩が、オフィスやまりすのパソコンで見つけてくれたんだ。」
こりす「予備知識なしか。」
のりす「もっぱら、虎、という文字に惹かれたんだ、と思うよ、たぶん。」
こりす「知らない店だから来てみた、というわけだ。楽しみだな。」
のりす「虎ノ道、ってなんだろうね。」
こりす「なんとなく、謎めいているな。」
のりす「ミステリアスで、人の気を引くようなところがある店名だ。まさに、われわれがそうだ。」
こりす「東京には、虎の門、っていうのがある。」
のりす「うん。郡山には、虎丸町、っていうのがあるな。」
こりす「虎の穴、っていうのもある。」
のりす「確かに、タイガーマスクを連想させる、ところもある。最近では、やたら、伊達直人が出没している。」
こりす「白河にも伊達直人、いや、タイガーマスクがいる。やまき、のご主人はタイガーマスクの覆面を被っているんだ。」
のりす「おもしろいよね。でも、ラーメンは、ちゃんとした、おいしい、白河手打ちラーメンだ。」
こりす「虎洞、っていう、ラーメン店が、吉祥寺にあった。」
のりす「あったね。麺屋むさし、の系列店だ。」
こりす「あの場所には、元は、長い間、天文館、っていう、鹿児島ラーメンのお店があったんだ。」
のりす「だいぶ前の古い話だな。」
こりす「稲城には、虎心房、っていうラーメン屋があった。トリプルスープがウリだったけれど、油そばがうまくて、ファンだったなあ。」
のりす「威勢のいい、若い女将がやっていて、げんきだま(福島)の東京版といったところだ。今は、町田に移転して、店名も胡心房に変わったけど。」
こりす「平井和正の小説、犬神明が主人公の狼男シリーズに、虎4(フースー)、っていう、魅惑的な、かっこいい美女が出てくる。あれはどうなったんだろう。」
のりす「虎に変身する中国特殊部隊の工作員の、グラマラスな美女だ。確かに気になるが、それも古い話だなあ。」
こりす「でも、ぼくは、時々、石神秀幸、を、つい、犬神明、と言ってしまうよ。」
のりす「なるほどね、それは、間違いすぎ、だろう。」
こりす「とら食堂、は、もちろん、関係ない。」
のりす「話が、とりとめもないな。まあ、とら歳生まれの方が、やっているお店なのかな?」

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煮干しそば 700円


のりす「もう、10年以上前くらいからだけど、最先端のラーメン、っていうと、こういう、縁の円の小さい、凝った器で、出てくることが多いね。」
こりす「器も含めて、旧来のラーメンとは、ちょっと違う、おしゃれっぽい感覚のラーメン、っていう感じでね。ひと頃から、流行っているけど、いまや、多いね。」
のりす「麺屋武蔵、や、一風堂、なんかが、おしゃれっぽい、走りかね。まあ、ラーメン店のグレードを上げたんだろうね。」
こりす「ラーメン屋、でなくて、麺屋、になってね。イメージアップさせて、ファン層もより広がったんだろうね。」
のりす「府中の、無帽、なんかを思い出すなあ。やっぱり、こういうどんぶりで、やまくらげが、のっていて・・・。」
こりす「ん? これは、やまくらげ、じゃあなくて、くきわかめ、だろう。」
のりす「あ、そうか。あと、この店の近くだけど、勝田の、もろ駅前にある、Friday、っていう店、地雷源(杉並)の姉妹店だけど、今は、店名も地雷源になったのかな。あの地雷源も、こじゃれた感じでやっているラーメン店の走りかな。照明に凝って、ジャズなんかが流れててさ。」
こりす「あのマスターは、いわき出身らしいね。あそこで、初めて、炙りチャーシューを食べたなあ。衝撃的だった。」
のりす「この、ラーメンも、高技術、高品質、おしゃれ、って感じの一杯だね。」
こりす「煮干しが濃くて、浮き脂も多めだ。それに、さっぱりした麺をあてている。」
のりす「硬くて、ぼそっとした、蕎麦っぽい、硬質の麺だね。」
こりす「これは、器もかわいいし、おしゃれなラーメンの王道、って感じだね。」

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つけめん 780円

のりす「つけ麺は、券売機のトップにあるから、ウリなのだろうね。」
こりす「この自家製麺は、かためでおいしい。」
のりす「スープは、ああ、なんか、懐かしい味だ。」
こりす「ほんとだ、ダブルスープだね。斑鳩(九段下)、とか、青葉、を思い出すなあ。」
のりす「うん、そんな感じかもね。最後にいただいたの、だいぶ前だから、ちょっと忘れかけているけど・・・。」
こりす「最近では、めずらしい感じだよね。濃厚魚介、って感じじゃあない、から、むしろ、個性的かも。それに、甘い感じがいいな。」
のりす「ああ、おいしかった。他にも、新店が多いから、ちょっと楽しみだね。」
こりす「うん、そうだね。また茨城に来よう。ちょっと前まで、茨城っていうと、ラーメン不毛地帯、とか言われていて、まあ、確かに、古臭いような店が多かったけれど、最近は、こういった新しめのお店が、増えているようだね。」
のりす「まあ、だからこそ、って感じで、近年、新店ラッシュみたいだね。赤プルの、これ、ちょっと、かっこよくね、みたいな、凝った感じのラーメン店ね。」
こりす「仙台もそういう新しい店が増えていたね。とら食堂さえ、縁の円の小さい丼になったし。」
のりす「個人的には、昔のラーメンどんぶりの方が好きだけど。」




(オフィスやまりす サイクリングクラブ主宰 のりす)
by dasenkadasenka | 2011-10-02 17:39 | ひたちなか市